MG ガンダムF90 Hタイプ レビュー

 今回のレビューは、1/100スケール マスターグレードモデル より、

“MG ガンダムF90用ミッションパック Hタイプ” です。


 フォーミュラ計画のすべてを紐解くA toZ PROJECTから、地上での機動性を向上させた高速陸戦仕様のH(HOVER:ホバー)タイプのミッションパックが発売されました。


 全26種のミッションパックコンプリートまであと11個・・ですが、なんだかんだでここまで3年・・長いね。

 せめて、新作が発売されるときには同時に次の予約が始まるとかいうパターンなら、少しくらい時間がかかろうがまさに繋がっているのが目に見えるからまだ頑張ろう・・という気にもなるけど。

 最近全然そういう流れじゃないからなぁ。

 まぁこのシリーズに限らず、プレバン限定って、急になんの脈絡もなく新作予約始まりますよね。

 ついこの間のストライクダガーとかもさぁ・・知ったときにはもう終わってたよ。

 本当、思いつきでやってんのか? 

 さて、F90用のミッションパック。

 当初は2つセットで2000円という売り方が主軸でしたが、さすがにその縛りも難しくなってきたのか、今回のHタイプも単独での発売となりました。

 いや・・もう3000円になってもいいから2つセットの仕様は維持してほしかったかなぁ。

 まぁ、すでにWやL(木星決戦仕様)も単品だったわけですが、もう今後単品ばかりになるとしたらさらにコンプリートまでの期間が・・

 レビューしていきます。

 キットはパチ組みに最低限の墨入れ。付属のシールとデカールを貼っています。

 今回はパック1つだけということなので、サクッと、ショートレビューになりますよ。


 過去の関連キットについては以下のレビューをご参考に。

 まず恒例の展開図。

 今回のH型はほぼ全身のハードポイントを使用する、機動装備だけでなく武装も込みのフルパッケージタイプのミッションパックになっています。

 バックパックも丸ごと換装する仕様ですね。

 あとライフル(ピストル)とシールドも専用のものを装備するかたちになります。


ガンダムF90 Hタイプ

 今回のH型はほぼ全身のハードポイントを使用する、機動装備だけでなく武装も込みのフルパッケージタイプのミッションパックになっています。

 バックパックも丸ごと換装する仕様ですね。

 あとライフル(ピストル)とシールドも専用のものを装備するかたちになります。


 換装完了。

 高速陸戦仕様。

 ジオンの傑作機、ドムを参考に、地上における高速移動と一撃離脱戦法を目的に開発されたミッションパックです。

 バックパックから腰部、そして脚部に大推力のホバーユニットを装備。

 武装は固定装備として大型の実体弾兵器を積むほか、手持ちの射撃兵器、シールドは逆に小型で取り回しのよいものが選択されています。 

 初期段階からデザインされていたパックのうちの一つですが、旧1/100スケールキットでは立体化されませんでした。

 SD等も含めて立体化は今回が初かしら?

 マーキングは例によって水転写式デカールです。

 では、各部をチェック。


ホバーユニット

 バックパックと一体化しているものはリアスカート、そして左右サイドスカートまで覆うようなかたちで装備されます。

 後部のユニットは直接リアスカートには接続されておらず、バックパックとの連結部分でわずかに上下スイングが可能です。


 左右サイドアーマーに取り付けるものはバックパックからパイプで繋がっています。

 このパイプは各節がボールジョイント接続になってはいますが短いためほぼ動かせず、そのため腰もわずかに捻れる程度で固定に近い状態になっています。

 ちなみにこのパイプパーツですが、なんとMG グフ Vre.2.0のヒートロッドのパーツを流用したものになっています。

 こちらがそのがランナー。すでに組むのに必要な分はカットしてますが。

 いやしかし、よく思い出したな・・

 でも、使用するのはわずか12個で、同じパーツが32個と、ロッドの先端部分のパーツ3個(一番先っぽは付いてこない)が余るという・・なんだろうこの大胆な流用。


 脚部のユニットは独立したものになっています。

 なんというか、強引に推力を上げてる感が実験機っぽくていいですね。

 水中用っぽいデザインでもあるなぁ。


4連装ミサイルポッド

 両肩に装備する大型のミサイルポッド。

 でかい長方形の箱をそのまま積んでいる状態で、向きも正面に固定。

 全弾撃ち終えたあとはパージするのかな?

  弾頭部分は色分けされていますが、取り外したりはできません。


2連装グレネードパック

 右前腕に装備。

 こちらも弾頭は色分けされていますが取り外しは不可です。


ビームピストル

 標準タイプのライフルより小型で取り回しのよいビーム射撃武装。

 保持には銃持ち手を使用。

 手での保持以外でどこかにマウントすることはできません。

 とくにギミックもなし。


シールド

 こちらも標準型のものより小型でシンプルなシールド。

 とくに拡張性もなく、標準型のように裏面にライフル用のエネルギーパックをマウントできたりもしません。

 左前腕のハードポイントに接続したうえでグリップを保持するかたちで装備します。


サーチライト

 フロントアーマーに装備。

 しかしこれ、なんのために要るんだろう? 夜間運用が前提なのかな?

  ライト部分は内側にシールを貼ってから無色クリア製のレンズパーツをはめる仕様です。

 こういう部分、これまではただシールだけで終わらせる場合が多かった気がするので、ちょっと嬉しいですね。

 ただ、内側のモールドに沿わせようとシールこすったら傷だらけになってもた・・


以下、画像

 ぶっちゃけ本体のみの状態と較べたら全然動けなくなってます。

 まず先に言ったように腰がほぼ回らないし。

 肩も、でかい箱邪魔になるし。

 まぁ、コンセプト的には運動性よりも加速性なんでしょうし、まっすぐ高速で突っ込んでいってミサイルぶっ放してそのまま通り過ぎる、というような運用が正しいのでしょうね。

 まさにドム的な。


 立て膝も、サーチライトが邪魔で腿が上がらないからバランスがとれません。

 MG F90といえば股関節周りの可動がウリでもあったのだけど・・


 アクションベースを使って。

 推力に任せて低空飛行に近い姿勢突撃とかはできそうですね。

 それこそWタイプやAタイプとの併用装備もいけそう。

 後ろ姿二もなかなかロマンがあるな。


 ザクとは違うのだよ! ザクとは!

  うん、本当に違うよ(笑)。

 まったく関係のないものを引っ張ってきて違うものに見立てて流用するという、ね。

 ちょっとほかに思い当たるものがないです。正直びっくりしました。

 使えるものはなんでも使え、ということなんだろうか。

 ほんのちょっとでも、そもそもが全然別のものでも、過去の金型から使い回せるものがないか探す専門の部署でもあるんだろうか?

 そうでもないと思いつかんでしょ、こんなの・・なんか怖いわ。

 無理くりヒートロッドを装備してるタイプをでっちあげて、それと抱き合わせにするとかならまだしも・・


 火星独立ジオン軍絶対殺すタイプ。略してMZKタイプ。

 複数のパックを併用しようとすると、結局こういう頭悪そうな感じになってしまうんだよなぁ・・(笑)


 以上、“MG ガンダムF90 Hタイプ” でした。


 シリーズキットとなると、F902号機の火星独立ジオン軍仕様以来ですが、ミッションパックとなるとW(ウォーバード)タイプ以来、およそ1年振りとなります。

 ・・うん、極端にペースが落ちてきた。

 残るはA、C、J、L、N、P、Q、T、X、Y、Z。

 うち、デザインおよび機能が判明しているのはA、L、Pの三つか。

 まだ8つも未知のものがある・・というのを楽しみに待つしかないのだろうけど、マジであと何年かかるのだろうか?

 こんなの勢いで出さないとどんどんしんどくなるのわかるだろうになぁ・・

 今回の強引なパーツ流用にも深い闇を見た気がするんですよね。

 考え過ぎかなぁ?

 とりあえず、今年中に次のパックの予約始めてほしいです。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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