HG ガンダムシュバルゼッテ レビュー

 今回のレビューは、1/144スケール ハイグレード より、

“HGTWFM 25 ガンダムシュバルゼッテ” です。


 “機動戦士ガンダム 水星の魔女” より、ジェターク社が開発したガンダム、

“MDXー0003 ガンダム・シュバルゼッテ” が、

HG水星の魔女シリーズで発売されました。


 第2期放送前の新作キット情報公開時に、デミバーディングとともにビジュアルと名称が早々に発表されていたシュバルゼッテ。

 同時にビジュアルは公開されていたものの、名称は実際に登場するまで伏せられていたガンヴォルヴァや、最終回まで新商品Bとしてビジュアル含め伏せられていたキャリバーンとは対照的。

 というか、ガンヴォルヴァの名称が伏せられていた理由はなんだったんだろう・・

 ともあれシュバルゼッテ、当初はまだガンダムとは付いてなかったはずですが、そのデザインからジェターク社が開発したガンダムであろうことは大方で予想されていました。

 で、実際そうだったわけですが、今度は誰が乗るのか? が話題に。

 しかし、2期の放送が始まり、話数を数えていくなかで大勢の予想も二転三転しましたね。

 最初は当然グエルが乗るものと誰しもが思っていたことでしょう。

 でも、2期開始直後の状況含め、どうも彼がガンダムに乗ることはなさそうだ。

 そう思っているうちに、スレッタがエアリアル(とプロスペラ)と決別するような流れになり、ならば彼女が乗るのか? と考えた矢先に寝耳に水の新ガンダム登場。

 そして、結局ラウダ。

 それも完全な逆恨みで、まさしく「なんでラウダが攻撃してくんだよ!?(byオジェロ)」でしたね。

 いやまぁ、ラウダも散々な目に遭ったわけだから、気持ちはわからないでもない・・いや、あの状況でミオリネに矛先を向けるのはやっぱわからんな(笑)。

 パパを殺したのは兄グエルだけど、その状況を作ったのはシャディクで、ペトラが重傷を負った原因を作ったのも、やっぱりシャディク・・

 ミオリネがガンダムを持ちだしたからペトラが傷付いた・・は、けっこう無理筋だと思う。

 それもこれもおまえが来てからおかしくなったんだ! という当初からの感情でスレッタを狙うならまだしも。

 まぁ、様々なすれ違いが悲劇を生む・・というような物語が描かれてきた水星の魔女。

 みんな言葉が足りないというか、思いが至らないというか。

 ちゃんと話して、解り合おうよ。ということなんでしょうね。


 それでは、レビューしていきます。

 キットはパチ組みに最低限の墨入れ、付属のシールを貼ったのみです。


MDXー0003 ガンダム・シュバルゼッテ

 ダリルバルデの後継機の次世代コンセプトモデルとして開発されていたものの、操縦系の技術的問題で凍結状態にあったところをシン・セーからのGUNDフォーマット技術の提供を受け、ガンダムとして完成した機体。

 ヴィムが死亡するまでその存在が秘匿されていましたが、グエルが社を引き継いだ際に組み立て途中の機体が発見されました。

 プロスペラがジェターク社とシン・セーの共同開発として売り出すことを提案するも、グエルはあまり乗り気ではなかった様子。

 ただ組み立て作業はそのまま進められていたようで、クワイエット・ゼロ決戦時にラウダが持ち出し、ミオリネ襲撃に使用。

 それを阻止するグエルのディランザと交戦することに・・

 早々にビジュアルが公開されていたことでラスボス機ではないだろうと踏んではいましたが、そこはかとなく漂う禍々しい雰囲気から、まぁ敵方だろうとは思っていました。

 しかし、まさか敵としては主人公と一切絡まないとは・・

 ツインアイにマスクのいわゆるガンダム顔(ただ正統派ではない)という時点で、これまでのジェターク社製MSとはまったく雰囲気が違うのですが、ダリルバルデと似たような部分はちらほらと見受けられます。

 おそらくヴィムは、本体の堅牢さや出力で信頼を得ていたディランザまでの機体から、ダリルバルデで実装された意思拡張型AIを搭載することでより多角的に運用できる機体の開発へとシフトしていこうと考えていたんでしょうね。

 MS本体はスマートにして軽量化を図り運動性を向上。防御面(攻撃面もですが)はAI制御によるオプションでカバーするというような。

 そんなわけで本体はかなりスリムです。

 むしろルブリス・ウルとかの見ためのほうがジェターク社っぽいですよね。

 しかし間接部など、基本フレームにはディランザ等従来機との共通点も。

 なお、キットは完全新規。

 色分けもほぼ成型色で再現されており、シールはシェルユニット内部に貼るものだけ。

 ツインアイも成型色で再現されています。

 ただ本体メインカラーの色味なんですが・・劇中イメージより随分と明るく、ほぼ白です。

 まぁ、劇中はずっと宇宙空間だったから、ちょっと暗めの色が塗られているのかな? と思ったんですが、説明書にも載っている公式画像は完全に全身グレーです。

 なんでキットではこうなった?


 頭部アップで。

 こめかみから生えた円環状のパーツが特徴的。

 ダリルバルデにも同様のパーツがありましたが、後頭部に近い位置でしたね。

 顔付きは先にも言ったようにガンダム顔で、ほかのジェターク社製MSとがまったく違います。

 ファラクトよりもガンダムですね。

 でもマスクのスリットが横向きではなく縦に3本だったり、やはり正統派ではない感じ。

 色味もあってなんとなく骸骨っぽくも見えます。

 ツインアイのほか、円環パーツ根元のバルカンらしい部分も成型色で再現されてます。

 額のシェルユニットの構造はほかの水星系ガンダムと共通で、内側にシールを貼り、クリアパーツで蓋をするかたち。

 シールについては画像の発光状態のもののほか、起動していない状態を再現する真っ黒なものも付属します。

 胸部や肩アーマー、

太腿も同様ですね。

 紫から赤(ピンク)の変色は本来グラデーションっぽい感じなんでしょうが、わりとくっきり変わっています。


 つま先は馬の蹄のようなデザイン。

 踵部分にあるパーツはそれぞれ可動。倒すことで自立安定性が向上します。


 背面。

 本体のみの状態だと非常にシンプルな後ろ姿です。

 バックパック左右のスラスターは軸接続で可動します。


 あと、左のみですが平手が付属します。

武装等

ビームブレイド

 ビーム刃を生成する刀剣型の近接武装。

 ディランザのビームトーチよりも刃渡りが長く、芯となる部分もあるので威力、強度ともに優れていると思われます。

 なお、アニメ劇中ではビーム刃は青く発光していましたが、キットではピンクです。

 このへんの摺り合わせはもっとちゃんとやってほしい・・

 あと、軟質パーツとKPSパーツの相性にもよるのか、ビーム刃パーツは付け外ししにくいです。


回転式炸裂弾発射装置

 左右の前腕に固定装備されているリボルバータイプの射撃武装。

 名称から発射されるものは実体弾だと思われますが、説明書では一切触れられていません。

 前腕自体もモナカ構造で、リボルバー部の回転もできません。


ガーディアン

 GUNDフォーマットを利用した多目的攻撃プラットフォーム。

 エアリアルのエスカッシャンを参考にしたものですが、あちらが盾をイメージたものなのに対し、こちらは剣をイメージしています。

 長方形に近い攻撃用のビットステイヴ4基と、丸みを帯びた三角形の防御用ビットステイヴ2基の計6基で構成。

 攻撃用ビットの先端部にはビームバルカンが備わっていますが、そこの色分けはされていません。

 同じく攻撃用ビットの裏面がGUNDフォーマットリンク時に発光するところはプラスチックシールで再現されます。

 これも理想としてはシェルユニットと同じく、シールを貼った上にクリアパーツを被せたかったんでしょうが、サイズや厚みがネックで実現しなかったのかな? と思います。

 でも普通にホイルシールだと質感に乏しいから、プラスチックシールが採用されたとか。

 なお、シールを貼らない状態だととくにディティールもありません。

発光していない状態の黒いシールも付属します。


ガーディアン・シース

 ビームブレイドを基部として、6基のビットステイヴを鞘のように合体させた基本モード。

 そのまま大質量の近接武装として使用したり、先端のビームガトリングでの射撃、防御用ビットが展開する電磁バリアの使用が可能。

 射撃攻撃時などは防御用ビットのカバーを開いてサブグリップを展開、両手で保持することもできます。

 サブグリップは、後述する本体との合体時に3㎜軸として使用する場合もあります。


ガーディアン・ドロウ

 6基のビットステイヴを分離展開し、遠隔操作するモード。

 普通にビットとして使うたちですね。

 各ビットには3㎜穴が開いているので、ウエポンディスプレイベースほか、各種ディスプレイスタンドで展開状態を再現可能です。


ガーディアン・マリオネット

 ビットスティヴをシュバルゼッテ本体各所のハードポイントに装着し、攻撃防御能力を維持したままビットへの電力、推進剤の急速チャージを可能とするモード。

 エアリアルやルブリスのビットオンフォームに相当するものですが、シュバルゼッテ独自の仕様として、ビットの装着箇所に多数のバリエーションがあります。

 では、説明書に掲載されている4パターンを順番に。


 まず、6基のビットすべてをまとめてバックパック左側に装着するパターン。

 片翼の堕天使を思わせる、禍々しいシルエットですね。

 生憎とそれほど可動しないので、マントのように正面に持ってくることはできません。

 以降、各パターンともにまぁまぁ後ろに重心が傾くので、踵パーツを基本の位置にしておくと後ろ向きに倒れやすいかもしれません。


 なお、バックパックにパーツを取り付ける際は、下の画像のようにグレーのパーツを回し、3㎜穴を露出させます。

 次に、バックパックにX字状に取り付けるパターン。

 ガンダムXを思わせるシルエットですが、サテライトキャノン的な射撃武装はないんだなぁ・・

 この形態は劇中未登場ですね。


 続いて、バックパックとリアスカートにそれぞれ攻撃用ビットを取り付けるパターン。

 こちらも劇中未登場かな。

 上(バックパック)と下(リアスカート)で攻撃用ビットの表裏が違いますが、どういう意味があるのかは不明。


 最後に2パターンめと似たかたちですが、こちらはバックパックではなくリアスカートにビット6基をX字状に取り付けたパターン。

 これは機動性重視の形態なのか、グエルのディランザに止めを刺そうというシーンで使用されました。

 バックパックへの装備時とは防御用ビットの向きが違いますね。


 各ビットとビームブレイド、さらに本体への取り付けには、主に長さの違う3㎜軸ジョイントを使用します。

 単純な軸接続なので、先の4パターン以外にもいろいろ組み換え可能。エアリアルやルブリスよりもプライバリューは高いですね。

 さすが、最新型のガンダムです。

 ただ、軸接続ゆえに保持力にはあまり期待できません。

 というか、この撮影中に早くもへたってきました。そもそも緩めっぽいですね。


オムニ・アジマス・レーザー

 全ビットの出力を開放することで使用可能な全方位攻撃。

 ガーディアンの形態を問わず使用が可能なようで、劇中ではこの片翼形態のほかガーディアン・シースの状態でも発射していました。

 ビットの表面から細い青色のレーザーが複数、ランダムに放射されているような感じでしたね。

 原理はよくわかりませんが・・


比較画像

 ジェターク社製MS進化の系譜。

 まぁ、ディランザからダリルバルデの時点でかなり思い切った感じではありますが、そこからのシュバルゼッテでさらなる飛躍を目指したような。

 大まかな見ためにGUNDフォーマット技術はたぶん関係ないですからね。

 顔も関係ない・・はず。

 それにしても、ダリルバルデでかいなぁ・・


 なお、先にも言いましたが、間接フレームには共通部分もあり、肩間接はまったく同じ形状です。

 ディランザは本体との接続位置がかなり下に来てますけどね。

 一方、脚部の付け根パーツはシュバルゼッテのみ一回り小さなものになっています。

 各社の最新型ガンダムと。まずファラクトと。

 やっぱり全然違うなぁ。

 やはりファラクトは完全にペイル社だけで造られたガンダムですから、その持ち味というか特色がとくに色濃く出ている感じです。

 ファラクトにももう少し活躍の場が欲しかったけど、ガンダム=呪いと考えると、あまり華々しいシーンも相応しくないか。

 というか、なんで誰も乗る予定ないのに採取決戦の場には持ち込まれてたんだろう?

 エアリアル(改修型)と。

 結局戦闘面で絡むことはなかった両機。

 こうして並べてみると、以外にシュバルゼッテは小柄なんですねぇ。

 設定ではエアリアルより頭頂高は50㎝高いはずなんだけど・・

以下、画像

 本体だけを見ると比較的シンプルな機体なので、可動性は良好。

 特筆すべき点はないですが、肩の引き出しや胸部の捻り可動など、水星HG系共通フォーマットの可動を高いレベルで実現。

 足首もボールジョイント接続につま先と踵側が一体のスイング可動に踵パーツの可動で自立も安定します。

 立て膝も綺麗。


 ガーディアン・シースで。

 さすがに重いので腕はともかく手首が若干へたり気味。

 両手持ちはできなくはないのですが、柄の断面が長方形なこともあってちょっと持たせにくいですね。

 なお、スタンド対応穴はいつも通り股下にあります。


 射撃モードで。

 これもちょっと構えにくいなぁ。

 パッケージ画像には少なからず嘘があるように思う・・


 ガーディアン・ドロウ!

 ガンダムを扱うには、強化人士とまではいかずとも、なんらかの処理が必要なんだと思ってたんですが、そういうわけではないんですね。

 ラウダにも乗れたし、ビットも扱えたもんなぁ。

 もちろん、あれ以上頑張ってたら精神や肉体に致命的なダメージを負っていたんでしょうが。


 ガーディアン・マリオネットで。

 やはりこの片翼形態が格好いいですよね。

 あのでかい剣にはなにかしらギミックがあるとは思ってたけど、こんなにいろいろなパターンに変化できるオプションだったとは。

 明らかにエアリアルより汎用性高いと思うなぁ。

 まぁ、劇中における最新鋭機ですからね。それも当然か。

 普通ならラスボスでも十分通用する機体だったのに・・


 組み換えいろいろ。

 ガーディアンのビットだけでなく、バックパック左右のスラスター、太腿側面のアーマーもすべて3㎜軸接続なので、それら含めていろいろと組み換えて遊べます。

 ビットをスカートアーマーみたいに太腿に付けたり。

 シュバルゼッテキャノンとか、

ヴェスバーにしたり。

 さらにMAモードに変形・・

 これはさほど組み換えていつわけではありませんが。

 まぁだいたいどんなMSもガザ系っぽいMAにできるんですよ(笑)。


 物語の本筋である世界の命運を懸けた姉妹対決の横で、超個人的なすれ違いで起こる兄弟対決。

グ「やめろラウダ! なんであの船を狙うんだ!?

ラ「兄さんこそ、どうしてあの女のそばにいるんだ?

 ラウダのシュバルゼッテの熾烈な攻撃で、またもダルマにされるグエルのディランザ・・

 というか、グエルディランザもまさかの再登場でしたね。

 さすがに1話でダルマにされたものを修復したとは考えにくいので、新たに同じ仕様で造っておいたんでしょうね。どのタイミングでかはわかりませんが。

 羽根飾りはなかったね。


ラ「何故父さんのことを黙っていた!?

  そんなにも僕は頼りないか!?

グ「違う!父さんことは俺の罪だ。

  俺が全部背負うべきなんだ!

ラ「その高潔さが! 傲慢さが! 兄さんの罪だ!!

ラ「僕がジェタークの誇りを守る。僕がすべての罪を背負う!

 僕が! ラウダ・ジェタークが!


 激突の瞬間、ビームトーチの出力を切るグエル。

 ラウダが気付くも、無情にもシュバルゼッテのビームブレイドはディランザのコクピットを貫く・・

 そして流れる回想シーン。

 正直、グエルとラウダが異母兄弟である意味があるのか、ずっと気になっていたんですが、すべてはこの対決のために必要な要素だったんだなぁ。

 ラウダが半ば盲目的に兄を慕っていた理由が判明しました。同い年西手というのも絶妙なところですね。


ラ「兄さん、逃げて・・!

グ「俺はもう逃げない。父さんからも、おまえからも。

  だから・・

グ「ガンダムなんて、もう乗るな・・


 まさか、ここでグエル死ぬの?


フェ「2人ともバカなんスか!?

   兄弟喧嘩で死ぬとか、マジ笑えないっスから!

 この状況を見越していたのか、周到に消火財を持ってきていたフェルシーにより、見事死亡フラグをへし折られるグエル。

 ガンダムシリーズでかつてない、最高の働きをしてくれましたフェルシー・ロロ。

 ある意味主人公よりも頑張った。偉い。

 いやまぁ水星の魔女、クライマックスでは案外人死には出ないだろうと踏んでいたんですが、まさかこういうでかたちでお約束の展開を引っ繰り返してくれるとは・・

 そしてこの一連の出来事に主人公は一切絡んでない(笑)。


 しかし、なんだかんだジェターク寮の面々は最初から随分印象が変わったなぁ。

 もちろん筆頭はグエルなわけですが、むしろ主人公スレッタの周りにいる地球寮の面々よりもドラマがあった気が・・

 フェルシーもペトラも、ずっと公式のキャラクタービジュアルが最初の嫌な感じなのちょっと可哀想。

 もともとみんないいコなんですよね、素は。

 グエルも物語り開始時点であんなふうだったのは、親父からのプレッシャーが相当だったんだろうなぁ。

 その親父はなんであんな小物になっちゃったんだろう? 回想シーンだとすごくいい父親っぽいのに・・

 まぁ、嫁にも愛人にも捨てられてるんだから、人間的にはダメな人だったんだろうけど。


 以上、“HG ガンダムシュバルゼッテ” でした。


 最新型のガンダムなのに、主人公機でもければラスボス機でもない。でもむしろい一番派手な戦闘シーンを演じたうえ、最後にはガンダムシリーズらしいお約束をぶちこわす(実際にぶちこわしたのは別の人と機体だけど)という・・かなり特殊な登場で、非常に印象に残った機体となったシュバルゼッテ。

 ビットの多用途性なんかは明らかにエアリアル以上のもので、ダリルバルデの装備なんかを思い返してみても、あれもこれもみたいなところはきっとヴィムの好みなんでしょうね。

 まぁいろいろできるぶん、純粋な性能ではエアリアルには叶わないのかもしれません。

 そのあたり、直接対決がなかったので判断しようがないですが、プロスペラがGUNDフォーマット技術を提供したことで完成したことを考えると、彼女がエアリアル以上のもににするだろうか? とかね。

 さて、キットでは劇中で見せたガーディアンの各形態の再現はもちろんのこと、単純な軸接続にしたことで劇中未登場の形態再現のほか、様々に組み換えも可能なプレイバリューの高さが魅力になっています。

 もちろん本体の出来もシリーズ最高峰といっていいでしょう。

 色分け精度の高さも後発のキャリバーン以上ですしねぇ。

 可動性も良好。とくに足首の接続が普通にボールジョイントなのが個人的には嬉しい。

 ビームブレイドのビーム刃の色が劇中と違うはちょっと気になりましたが、そういうことはほかのキットでもありますからね。

 そのへんはたぶん、アニメ制作とキット開発の意思疎通の問題なんでしょう。

 キットでは解説されているギミックも、結局アニメでは披露されなかったりというのもありますしね。ウルとソーンのフェーズドアレイキャノンとか、デミバーディングのバオリパックの分離とか・・

 まぁ、少なくとも見ためは完全再現されてるんだから、某変形ロボットシリーズと較べたら・・


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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