今回のレビューは、1/144スケール ハイグレードアフターコロニー より、
“HGAC239 ガンダムデスサイズ” です。
“新機動戦記ガンダムW” に登場する5人のガンダムパイロットの1人、デュオ・マックスウェルが駆る漆黒のG、
“XXXGー01D ガンダムデスサイズ” が、
ハイグレードアフターコロニー(HGAC)で発売されました。
ガンダム4機確認!
というわけで、ガンダムWぶ登場する5Gの初期バージョン、ようやく4機めです。
ともあれ、サンドロックが発売されたのが2019年の9月。およそ1年後の2020年10月にヘビーアームズが発売され、そして今回2021年5月のデスサイズ発売と、半年ほどスケジュールが早まってますから、シェンロンも今年中に来る・・かな?
だとしたら、そろそろ発表されてないといけないんだが・・
それにしても、人気の低い順に発売されている(酷いww)と思っていたので、てっきりデスサイスは最後だと思ってたんですけどね。
シェンロンのほうが人気あるんだろうか?
機体はともかくパイロット的には・・(これまた酷いww)
五飛はある意味ネキャラなので、愛されてはいると思う。
しかしシェンロンには流用できそうなキットもあるのに・・ここまで引っ張るということは、ほぼ新規になるのかなぁ?
まぁ、ジーエンアルトロン持ってないので、そもそもどれくらい流用できそうかも知らないんですが。
あと、デスサイズが出るならその前後でまた量産機を出してくれるかな? という機体もあったのですが、今のところそんな気配はなし。
トーラスはヘルと被せてくるのかな。となると1年後か・・
レビューしていきます。
キットは素組みに最低限の墨入れ、一部塗装と付属シールでの仕上げです。
L2コロニー所属。開発者は5人のガンダム開発者の1人、プロフェッサーG。
電磁波を吸収する外装と背中の特殊装備、ハイパージャマーによる高いステルス製で気付かれることなく目標に接近、巨大なビームサイズで仕留める隠密仕様のG。
その風貌から、自他ともに “死神のガンダム” とも呼ばれます。
5機のGのなかではウイングガンダム同様、比較的細身のシルエットで、アビリティレベルではスピードの値が突出しています。
反面、パワーやアーマーのアビリティはリーオーより少し高い程度。
今回のHGACでは劇中でのイメージからさらにスタイリッシュにアレンジされています。
正直、サンドロックやヘビーアームズは細過ぎるかなぁ・と思ったんですが、今回のデスサイズはいいですね。非常に格好いいです。
間接などのフレームの一部はサンドロックおよびヘビーアームズと共通ですが、膝や足首の間接はほぼ新規で余剰もそこそこ出ます。
色分けはほぼ成型色で賄われていますが、腰の赤いV字はシール。
ほか、肩のマシンキャノンの砲口、足の甲のバーニア(?)など、わずかに色の足りない部分があるので気付く部分で塗装しています。
構造的には基本的に先のサンドロック、ヘビーアームズと同一のフォーマットになりますが、プロポーションと可動の両立という部分で、いくつか新たな試みがなされています。
まず肩間接。
接続はいつもの共通ポリパーツ、可動方向は前後タイプになりますが、ポリパーツが斜め後方にスライドできるようになっており、腕部を前方向に引き出せる範囲が拡がるようになっています。
続いて肩アーマー。
そのままだと腕部の可動に干渉する内部の台形スラスターですが、
外側の丸形スラスターを押すことで内側に入り込み、腕部可動のクリアランスが確保できる構造になっています。
ただこれ、腕を横に開く場合常に外側のスラスターが内側を向いてしまうということでもあるので、スラスターの噴射炎なりが腕に当たる感じになるのはちょっとなぁ・・という気はします。
最後に膝。
通常は膝アーマーと脛外装はジョイントされているのですが、そのジョイントを外すことでより深く膝を曲げることが可能になります。
ジョイントしたままだとこの程度。
まぁ、これについてはあくまで見ため重視の構造という感じで、サンドロックやヘビーアームズ以上によく曲がるようになったわけではありません。
また、脛側の接続がポリパーツを使ったものではなく、関節パーツを外装パーツへ直接挟み込む仕様になったため、塗装派の人には面倒なことになったのではないかと。
膝アーマー自体の接続はボールジョイントで、独立してある程度可動します。
付属武器等
ビームサイズ
機体名にもなっている、鎌状のビーム刃を発振させる大型の格闘兵器。
本体の全高を超えるほどの長さがあり、先の肩関節の可動域の広さもあって無理のない両手持ちが可能です。
保持は汎用持ち手のほか、サンドロックからそのまま流用されている親指を立てた角度付きの持ち手でももちろん可能。
この特殊持ち手、説明書ではヘビーアームズのときと同様、お好みで組み立てくださいという扱いになっています。
ビーム刃の発振口は可動するので、刃を真っ直ぐに向けたナギナタのような状態にもできます。
ただ、シリンダーは可動しません。
ビーム刃は微妙に大きさの違う2種類が付属。
完全にヘルを見越した構成です。
しかし、一昔前だとわざわざスイッチを設けて省いてたような気もするけど・・面倒臭かったのかな(笑)。
これをサービスと受け取るかもまた微妙なところではありますね。
形態時のコンパクトに縮めた状態のものは別個に付属。
リアアーマーにマウントできます。
もちろん手に持たせることもできますが、
裏はガッツリ肉抜きされており、ビーム刃を取り付けることもできません。
ちなみに、バックパックとビームサイズのマウントラッチ部分が干渉するため、せっかくのリアアーマーの可動が死にがち。
あと、やはりバックパックのメインスラスター、一応ボールジョイント接続なのですが、わずかに左右に振れるくらいです。
バスターシールド
左前腕に装備する小型のシールド。
先端に開閉式のブレードを備えるほか、ビーム刃の出力も可能。さらにスラスター内臓で射出しての遠隔攻撃もできるいう、攻防一体の万能兵器です。
ブレードの開閉は左右連動しており、開いた状態でビーム刃を取り付けることができます。
裏面には腕部接続用の3㎜軸のほか3㎜穴も空いており、汎用スタンドを使っての射出攻撃シーンの再現も容易になっています。
ハイパージャマー
背部バックパックに装備する特殊装備。
左右のスラスターのような装置から特殊な粒子を散布することで電波障害を発生させ、電子機器をほぼ無効化することが可能です。
カメラにも写らなくなるため、敵MSパイロットなどは姿が消えたような錯覚を起こし、気が付いたときにはなられている・・という状況に。
今回のキットでは左右の装置が可動し、角度変更が可能です。
ビームサイズを肩に担いだ決めポーズで。
うん、格好いい。
粗を探せばいろいろ出てはきますが、この立ち姿を見ればどうでもよくなるレベルですね。
デスサイスヘルも楽しみだ。
比較画像
まずは同一フォーマットのサンドロック、ヘビーアームズと。
この3機のなかでは、やはりデスサイズがもっとも洗練されたデザインという気がします。
まぁなんにせよ、揃いも揃ってケレン味のある姿だなぁ。
それぞれを開発した科学者たちが、それぞれの趣味と得意分野に振り切った結果がこれです。
ちなみに、今回のデスサイズのパッケージ、サンドロックやヘビーアームズよりも薄いです。
ほかの4機に(うんと)先駆けて2013年、オールガンダムプロジェクトの一環で発売されたウイングガンダム。
唯一変形するGということで、ほかの4機とフレーム構造が異なるのは、まぁ納得できないことではないけれど・・
やはりもう一度作り直してほしいという思いはありますね。
以下、画像
肩の引き出し、胸部と腹部の捻り可動によって、ビームサイズを両手で持って大きく振り被るポーズがばっちり決まります。
さらに振り下ろし。
こちらも腰部フレームも可動による深い前屈、股関節のスライドで体幹の移動が実に自然。
惜しむらくは肩アーマーが独立可動しないので、ポーズによってはすごく撫で肩に見えてしまうところ。
これはサンドロックやヘビーアームズも同じなんだよなぁ・・
足首の可動自体はそれなりですが、大きなアーマーが干渉するため、接地性は微妙。
ポーズによっては自立させるの苦労するかもしれません。
スラスターからの噴射炎エフェクトがあってもよかった・・(ワガママww)
リーオーを一刀両断!
刀じゃないか・・
正面のリーオーの攻撃を受け止めつつ、背後に迫るリーオーをバスターシールドで仕留める。
バスターシールド、ドリルみたいにぐるぐる回転したり、ロケットパンチみたいに戻ってきたり・・個人的にはむしろビームサイズより印象深い武器なんだよなぁ。
なんでEW版ではオミットされたのか・・
あらためて、ガンダム4機確認!
まとまってるなぁ・・
もうシェンロン(というか五飛)要らないんじゃないかな?
嘘です。早く5機揃ってほしいです。できれば後半の強化型のほうも。
以上、“HGAC ガンダムデスサイズ” でした。
サンドロックの発売がつい最近だったような気がしてましたが、あれもう1年半以上まえのことなんですね。
時が経つのが早過ぎる・・
しかしそう思うと、ここまでけっこう時間がかかってるんですよね、
ウイングガンダム発売まで遡れば、実に7年以上の歳月が流れている。
シェンロンが年内に発売されるという希望的観測で数えると、初期の主役機が揃うのに8年。
後半の強化機が揃うのは、それからさらに1年後というところでしょうか。
もっとも、G、Xといった前後のアナザー作品からすると随分優遇されています。種ですら初期のGATシリーズはスルーされてますからね。
しかし、同じ作品に登場する機体で関連性のたかいものについては、できるだけ短期間で揃えて一旦区切りをつけてほしいと思うのが正直なところ。
サンドロック発売から1年以内でほかの3機も発売してほしかったとは思います。
ただ、時間をかけた(かかった?)だけ、キットの質はよくなっている・・というか、今回のデスサイズの場合は、基本のフォーマットは当然流用ながら、本文中でも言及した肩や膝などに、デスサイズのアクションキットとしてより適した構造を取り入れることができたのかな? という気もします。
ヘビーアームズのときは、とくに構造面でサンドロックからの変更やアップデートはなかったですしね。あっちのほうが期間は長く空いていたわけですが・・
ともかくもそういう意味では、組み立てでも少し新鮮な気分は味わえました。待たされた甲斐もあったというものです。
完成した姿も劇中のイメージ以上に怪しくも格好よく、ビームサイズも迫力のサイズ(ダジャレではない)で大仰なポーズもばっちり決まる、まさしく死神を名乗るに相応しい出来映えでした。
これは、トリを飾るシェンロンへの機体も俄然高まります。
ポイントは、ドラゴンハングがどこまで伸びるか。あと保持力をしっかり確保できるか・・ですかね。
その前にヘビーアームズ改が来るかな。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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