今回のレビューは、トランスフォーマー キングダム より、
“KD EXー08 ウイングフィンガー” です。
キングダムで新たに登場したフォッシライザー。
その3体めで、初のマクシマル側となる戦士、
“ウイングフィンガー” が、
タカラトミーモール限定のKD EXで発売されました。
ティラノサウルス、スティラコサウルスときて、プテラノドン。
恐竜といえば、の王道のラインナップという感じです。
まぁ、プテラノドンは恐竜ではないですし、スティラコサウルスじゃなくてそこはトリケラトプスだろう、とも思いますが。
また、パレオトレックスにラクトナイト、それにヴァータブレイクも含めて、これまで発売されているフォッシライザーはすべてプレダコンなので、フォッシライザーはプレダコンにしかいないのかと思いきや、ウイングフィンガーは急にマクシマル。
しかも女性ではないか? という話もあるようですね。
そもそもフォッシライザーとはなんなのか? とくに説明もありませんし、謎ですなぁ。
レビューしていきます。
ロボットモード
パレオトレックスやラクトナイトと較べてかなり細身です。
すごい撫で肩・・というか、肩がない?
なるほど、華奢なところは女性型と捉えられなくもないですが・・それ以前に、正直かなり貧相に見えます。
成型色がクリーム色で、頭部や腕部などはわりと細かく塗装されてはいるのですがほとんど目立たないこともあって、少し安っぽく見えてしまいますかねぇ。
なお、トランスフォーマーではたまに(いや、わりと頻繁か?)あることですが、パッケージ裏の画像と説明書のイラストではパーツの向きなどが違っていることがあります。
このウイングフィンガーの場合は、太腿パーツの前後が逆になっていました。
どっち向きで入っていたのか忘れてしまったので、とりあえず説明書の向き(5㎜穴が前)にしていますのでご了承を。
背面。
でかいプテラノドンの頭骨が主張してきます。
この頭骨のせいで重心は後方に傾きがち。そして、足首のスイング可動ができないこともあり、自立は微妙です。
フォッシライザー共通のギミックとして、頭部のバイザーを下ろすことができます。
こちらが通常の状態。
下ろすとこのように。
けっこう印象変わりますね。精悍になる感じ。
マクシマルのインシグニアも目立ちます。
フォッシルモードで翼の先端になるパーツをソードタイプの武器として手に持たせることができます。
もちろん2つ付属します。
非使用時は上腕の後ろ側にマウント可能。
フォッシルモード・・の前に、例によって組み換え変形となりますので、まずはユニット単位に分解します。
各ユニットのボリュームも控えめという印象。
ラクトナイトのようにいろいろと応用が利く可動を仕込まれたユニットもありませんし、どうしても物足りない感じがします。
ではあらためて、
フォッシルモード
プテラノドンの骨格標本にトランスフォーム。
翼を広げた全長はかなりのサイズになり、表面積という意味ではロボットモードから一気に膨張します。
肋骨と尻尾の位置関係がおかしいのと、肋骨の下からいきなり脚が生えていたりとか、再現度としては少々微妙な仕上がりかもしれませんが、雰囲気は十分感じられます。
降着姿勢も一応とることが可能。
でもこれ、指の向き逆じゃない?
翼を広げると、
可愛らしさと不気味さがちょうどいい塩梅かな。
口は開閉可能ですが、かなり大雑把なクリックが仕込まれているため、いきなり大口が開いてしまい、微妙な調整ができません。
しかもこれ以上開けるとゆるゆるになります。
なお、眼窩は抜けており、口内含め内側は黒く塗装されています。
また、この形態で使えるスタンド対応3㎜穴はなく、飛行ポーズでディスプレイしたい場合は下顎の5㎜穴がまだ一番使いやすいかと。
こんな感じ。
ただ高確率で首からへたります。
あと使えるとしたら翼の根元や背中の5㎜穴ですかねぇ。しかしどちらにせよ位置的に使いづらい・・
ウエポンモード
説明書に載っている組み換え例を、説明書通りにホイルジャックに装備するかたちで再現。
パターン1
腰部と太腿、翼先端のパーツを使った、弓に見立てた形態ですね。
使用パーツは少ないですが、よくまとまっています。矢に見立てられるパーツがあればなおよかったですね。
パターン2
背中にウイングを装備し、頭骨など余ったパーツを繋げて鈍器にした組み合わせ。
困ったときの鈍器という感じもあります、フォッシライザー(笑)。
比較画像
先に発売された同種族、パレオトレックス、そしてラクトナイトと。ロボットモードで。
身長はウイングフィンガーが一番高いのですが、ボリューム的にはやはり一番貧相ですね。
コストかかってない感が・・
なんにせよ全員異形には違いない。
フォッシルモードでも。
この形態になると、表面積はでかいんですよね。
意外とラクトナイトが一番小柄に見える。
同じコストで翼竜タイプを作ると、ほかのものよりかなりでかく見えるというのは、ゾイドワイルドのスナイプテラでも感じたことです。
今回は骨だけなので、そこまで極端に大きくは見えませんけども。
以下、画像
可動性そのものは悪くないんですが、フォッシライザーの常でなかなかにクセがあります。
足首の左右スイングができませんが、むしろ思い切り脚を開くと比較的自立は安定します。
立て膝はまったく問題なし。
干渉物のほぼない、それこそ骨格だけのボディなのでね。
腰裏にスタンド対応穴があるのでそれを使って。さらにパッケージ画像でもやっている、プテラノドンを頭骨をトンファーのように持たせて。
変形後の姿が飛行タイプのキャラとしては珍しく、ロボットモードでは空を飛べそうな雰囲気はないですけどね。
女性という説もあるので、ちょっと色っぽい感じで。
悪くないかも(笑)。
そもそもなんで女性型かもという話になったんだったかな? フォッシルモードにメスの特徴があるとか、そんなことだった気がするけど・・
そのフォッシルモードでも。
そもそもの話、骨だけで飛べるのだろうか?
餌をねだる雛鳥のような。
可愛い。
コアクラスだったら複数買ってた。
弱肉強食の世界。
ところでテラザウラーはまだですか?(切実)
2コメント
2021.12.09 13:44
2021.12.09 12:27