今回のレビューは、トランスフォーマー キングダム より、
“KD EXー04 ラクトナイト” です。
キングダムから登場した新カテゴリ戦士、フォッシライザーの2人め(3人め?)、
“ラクトナイト” が、
タカラトミーモール限定のKD EXで発売されました。
バラバラに分解することでいろいろな形態に組み換えられるという、トランスフォーマーにブロックトイ的な遊び方を提案してくれたウエポナイザーとその派生形たち。
文字通り武器・・重火器要素の強いウエポナイザーに、基地遊びを拡張してくれるモジュレーター、そして今回のフォッシライザーはその名の通り化石がモチーフで、これまでとは打って変わったファンタジー要素を付与してくれる異色の存在です。
どう考えてもビースト戦士と絡めたほうがしっくりくるのに、それは少々困難というところには歯痒さも感じますが、今となってはG1戦士がビースト戦士とタイマン張るために骨を纏うのかもしれない・・という個人的な解釈に行き着きました(笑)。
というか、アニメのほうには彼らは登場するんですかね?
それでは、レビューしていきます。
ちなみに、付属のカードはダイノボットでした。WAVE1と2で絵柄一緒なの? と思いましたが、裏面が変更されてるんですね。
こんな感じで。
見にくくてすみませんが・・
なんとなくもったいなくてこれまでめくってませんでしたが、今後はダブってるのはめくっていこうと思います。
ロボットモード
華奢だったパレオトレックスとは対照的な、ずんぐりとしたアンコ体型。
胸部・・肋骨の造形がいい感じにグロテスク。
ほぼツヤのない白色成型にグレーで全身にわたってウェザリングが施されており、けっこうツヤツヤしてたパレオトレックスより質感がよいです。
ただ肋骨の真んなか辺りに急にツヤツヤの白が塗ってあるのはなんなのか・・
しかし、このまま実写にでてきても違和感のないデザインですね。
背面。
背骨がいい感じ。
なお、パッケージイラストによると腕部先端は銃のような感じなのですが、実際にはただの5㎜軸で銃口っぽいディティールはありません。
デフォルトでは左手のほうの軸にフォッシルモードの尻尾先端を取り付けています。
ほか、接続はおおむね5㎜軸なのですが、個体差か緩い箇所がちらほら。
頭部アップ。
意外にイケメン。
額のバイザーは下ろすことができます。
こうするとまた中世の騎士のようですね。
実写版ダイノボットの新メンバーといわれても信じてしまうな。
では変形・・というか組み換え。
とりあえずバラせるだけバラした状態がこちら。
胸部はこれ、肋骨も外せそうな感じがしたんですが、無理でした。
パーツとしては積層構造になっているので、外せるようにもできたと思うんですが・・
また、頭部フリルからさらに外せる2本の角ですが、一応左右で違いがあるようで、両方同じ向きのエラー品の報告が何件か上がっています。
うちのは・・
うん、わからん(笑)。
フォッシルモード
(勝手にそう呼んでますのでご了承を。)
スティラコサウルスの化石標本にトランスフォーム。
ここは普通、トリケラトプスだろ! と思いましたが、そっちは限定版に回されましたね。
日本での発売は・・ないのかな? 今の雰囲気だと。
ともあれ、どっしりとした角竜のフォルムが見事に再現されています。
とくに背中から腰に繋がる脊椎の反った感じとか、実にリアルだと思います。
前脚が横方向に接続されるのではなく、縦方向にそのまま再込む構造というのもよいですね。
恐竜以外の爬虫類の四肢は胴体に対して横向きに生えているのですが、恐竜は真っ直ぐ縦向きに生えてるんですよね。
可動よりも本来の骨格構造・・プロポーションが重視されているわけですな。なるほど(勝手な解釈)。
一方、眼窩はパレオトレックスのように抜けてはおらず、目にあたる部分はピンク色で塗られています。
安易に黒く塗るのではなく、不気味に光っている感じがしてこれもまた絶妙な色の選択かと。
ウエポンモード
日本でもモールで同時発売となったハッファーを素体に、説明書には3パターンの組み換え例が掲載されています。
画像は先日のハッファーのレビューに載せたものと同じですが。
その1
胸部に脚部や腰部を組み合わせた柄を取り付け、巨大なハンマーに見たてた形態。
全体の半分ほどのパーツしか使われていませんが、それでもこの迫力。
持ち手に(ハッファー)に匹敵するボリュームがあり、当然のように肘が重さに負けます。
自立もちょっと困難になるレベル。
その2
お約束(?)の背中から生えるサブアームにソードタイプの大型武器、そして頭骨ほぼそのままのシールド等、とりあえずすべてのパーツを使った形態。
サブアーム先端(足の裏)にはフリルから外した角を取り付けています。
これも自立困難レベル。
ミニボットにはある意味罰ゲームですな。
その3
また違う形のソードとハンマーの同時装備。
基本的に鈍器への組み換えがメインになってきますね。
体型的にちょっとエイリアンっぽい雰囲気のあったパレオトレックス。
ラクトナイトも異形には違いないのですが、色味も合って骨感がより強く、そういう意味ではこのロボットモードも案外順当なデザインという気もします。
両腕と下半身を入れ替えてみたり。
ウエポナイザーやモジュレーターよりも互換性は高い印象。
色さえ合っていればとくに違和感もないと思います。
フォッシルモードでも。
恐竜化石標本型のロボとしては、ラクトナイトのほうが完成度が上かなぁ。
個人的に1番のポイントは腰部、後脚の接続部ですかね。
パレオトレックスは剥き出しの軸にただ接続しているだけですが、ラクトナイトではしっかり腰骨も造形されていて、そのへんの説得力が違います。
あと、スティラコサウスルって実は意外と小さいんですけど、パレオトレックスもティラノサウルスとしてはなんとなく若い個体っぽいので、サイズ感はまぁいい塩梅なのかも。
肩周りが多少特殊ですが、それ以外は通常のWFCトリロジーシリーズとほぼ同様の感覚で動かすことができます。
足首もちゃんとまともな位置でスイングできますしね。
ドラゴンハング・・じゃない(笑)!
左腕は腰骨の展開構造を利用しての伸縮可動が可能ですね。
スタンド対応穴は腰裏にあります。
尻尾パーツを右手に付け換えて。
立て膝で腕をつく格好も腰骨の可動を利用すればばっちり。
銃らしい腕部先端の5㎜軸。さらに3㎜軸も生えていたら、シリーズ共通のエフェクトパーツもそのまま取り付けられたのに・・
ただの5㎜軸なので、大型連結タイプの先端以外のパーツの前後を逆にして取り付けるくらいしか。
でも、まぁ雰囲気はあるか。
腕部の上下を入れ換えて。
頭部の可動に口の開閉、四肢と尻尾もそれなりに動くので、ある程度のアクションシーンは演出できます。
一応、後脚だけで立ち上がることも可能です。
パレオトレックス、ヴァータブレイクと一緒に。
なんか仲良さそう(笑)。
戦いの最中、突如発生した土砂崩れに巻き込まれ、そのまま化石化した3匹の恐竜。
こういう配置の化石発掘現場のレプリカ、あるよね。
では組み換え。
まずは単体でいくつか。
ケラトサウルスっぽい2足歩行タイプの恐竜をイメージ・・
したんですが、あらためて見るとメガテリウムとかのオオナマケモノっぽいな。
首長竜タイプ。
頭部は顎下の隙間に腕部先端の軸を挿し込んでるだけです。
う~ん、パレオトレックスより単体組み換えの難度は高いか・・
特徴的なでかいパーツが多いせいかな。
そして、よくわからないモノが完成。
FFのラスボスみたい(笑)。
パレオトレックスと組み合わせて。
まず、ロボットモードでそれぞれのウエポンモード装着。
そりゃG1戦士に着けるより似合うよね。
そしてバラして組み換え。
ラクトナイトの頭部、フリルを外すとでかい鳥の頭にも見えるので、ディアトリマみたいな恐鳥のイメージで。
今度はウイングフィンガーも絡めてアルゲンタビスだな。
ほかにも。
なんとなくまとまったのはこれくらいですかね。
最後にヴァータブレイクも加えて謎のほねほね巨人。
これもFFのラスボスっぽいな(笑)。
以上、“KD ラクトナイト” でした。
思い込みでハッファーのほうがナンバー先だと思ってレビュー書いたら、ラクトナイトのほうが先だし・・
そんなわけで少し急いで書き上げました、デラックスクラスのフォッシライザー2人め、ラクトナイト。
先のパレオトレックスとはまったく違う触り心地で、また新鮮でした。
ロボットモードはトランスフォーマーとしては珍しいぽっちゃり体型で存在感ばっちり。
でも普通によく動いてくれますし、あくまで変形構造を利用したものですが左腕の伸縮ギミックで意外なスタイリッシュアクションもできたのは驚きでした。
フォッシルモードでは、パレオトレックスよりもさらに一段化石標本としての再現度が増しており、成型色、塗装のおかげもあってよりリアルな質感が感じられるものになっていました。
11月発売のウイングフィンガーを含む3体合体が今から楽しみです。
でも、合体するなら3体の色身を合わせてほしかった気持ちもあったり・・
それにウイングフィンガーのみマキシマルズですが、いったいどういう経緯で合体するんでしょうか?
説明書にも記載されていないようですし、あくまでトイとしての隠しギミックで、とくに設定はないのかな?
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
2コメント
2021.07.03 07:00
2021.07.03 06:55