今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー ヴェロシトロンスピーディア500コレクションより、
“TL EXー11 ギャラクシーシャトル” です。
“トランスフォーマー ギャラクシーフォース(トランスフォーマー サイバトロン)” の舞台の一つ、惑星スピーディア(ヴェロシトロン)で開催されるスピードレースをモチーフにしたレガシーのサブライン、VS500コレクションに、“戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマーV” に登場した
“星間輸送戦士 ギャラクシーシャトル” が参戦。
タカラトミーモール限定で発売されました。
VS500コレクションのWAVE2ですね。
限定のサブラインで第2弾まで続くのは珍しいですが、第1弾が8アイテム(日本では2ヶ月に分けて発売されましたが)あったのに対し、今回は3アイテムのみとラインナップは半数以下になっています。
ホットロッドは、結局お蔵入りになったのかな?
TL EXー09は、TL ドラッグストリップのリカラー、シャドウストリップ。
EXー10がKD ミラージュを流用したディセプティコンの女性兵士、クラッシャー。
ですが、その2つはスルーしました。
いずれ蔵出しされたときに余裕があれば買うかも・・
とまぁそんなわけで、今回はギャラクシーシャトルのみ購入。
なかなかリメイクに恵まれないV登場キャラですからね。確保しておかないと。
クラファン デスザラスも間もなく届きますし。
ただまぁ、あくまで既存アイテムを流用したお手軽リメイクなので、再現度については・・
レビューしていきます。
基型からほぼ変更点がないので、サクッといきますよ。
詳しい仕様についてはアストロトレインのレビューをご参考に。後ほどリンクを貼っておきます。
パッケージ
同じVS500コレクションのリーダークラス、スカージと同じ形状、サイズのブラインドスタイルのパッケージですね。
イラストは昨年のクラファン ビクトリーセイバー同様、アニメ調のものになっていますが、当時の姿ではないので誰? 感が強い・・
星間輸送戦士 ギャラクシーシャトル
ビクトリーユニバースからの参戦。
その肩書きの通り、仲間の輸送を主な任務とする大型戦士。
普段はロケットベースでシャトルモードで待機していることが多く、ロボットに変形することは希でした。
今回のスピードレースには、当初新たに獲得した機関車モードで参戦していましたが、途中からシャトルに変形、さらにロボットに変形し、新形態 ビクトリーモードにて優勝しています。
ロボットモード
変形モチーフが共通ということで、シージ アストロトレインのリカラー、頭部変更での再現となっています。
リーダークラスですが本体はボイジャークラス相当。
多数のオプションデリーダークラスのコストに見合うものになっています。
頭部は新規造形で、当然ギャラクシーシャトルのデザインが再現されているわけですが、それ以外の造形はアストロトレインのまま。
背中に翼を背負ったシルエットがなんとなく似ているだけで、実際にはまったく違うデザインです。
本来のギャラクシーシャトルは、シャトルの機首が胴体正面に来ています。
まぁ、VS500コレクションは限定ラインということで既存アイテムの流用が前提。
ほとんどがリカラー、よくて頭部変更で済まされていましたからね。
ブラーはけっこう新規パーツ多かったですが。そもそもがその程度で問題ないキャラがラインナップされていたわけで。
そんななか、コスモスとオーバーライドだけは例外で新規造形されましたけれど、彼らについてもハズブロでは当初はなんとか流用で済まそうと考えていたところをタカトミ側の努力で完全新規で出すことができたんだそう。
ならばギャラクシーシャトルも・・さすがに無理か。
とはいえ成型色、塗装の変更でかなりギャラクシーシャトルふうには見えるようになっています。
脇腹部分の青い塗装なんかは、機首のウインドウをイメージしたものですよね。
ただ、白色成型に黒色塗装されている部分が多いのですが、もともとけっこうタイトな設計なのに可動や変形で接触しやすい箇所にも容赦なく塗装されているので・・
意外と少年っぽい顔付き。
なんとなく不敵に微笑んでいるようにも見えますが、とくにそういう造形というわけではありません。角度の問題かな?
フェイスのシルバー塗装に傷が・・(悲)
シャトルモード
スペースシャトルにトランスフォーム。
白い本体に鼻先や翼縁取りなどが黒い、スペースシャトルといえば思い浮かべるカラーリングは当然ギャラクシーシャトル準拠。
ちょっと機首が短く、丸みを帯びていますが、ロボットモード時よりはギャラクシーシャトルっぽいかと思います。
後部のごちゃごちゃっとした感じも成型色の黒であまり目立たないですね。
側面や尾翼の青いランもしっかり再現されています。
オリジナルではもっと鋭角だった機首先端部ですが、
まぁこれはこれで可愛らしくていいかな。
トレインモード
蒸気機関車にもトランスフォーム。
新生したギャラクシーシャトルはトリプルチェンジャーに進化し、新たに機関車に変形する能力を得た・・
まぁ、基はアストロトレインなので、当然そのまま変形できますよね。
こちらは表面がほぼ真っ黒で、実際のSLっぽい雰囲気。
なるほど。ギャラクシートレイン・・銀河鉄道か。
奇しくもマッチしてますね。
そう考えると、後部のブースターノズルもそれっぽくて面白い。
黒くなってより機関車らしく見える先頭部分。
おかげで全体が締まって見えますね。
なお、車体がまんなかからやや歪んでいますが、基型でもこんな感じでしたね・・
付属武器等
アストロトレインい付属するオプション類はすべてそのまま付属。
武器のうち一つは黒く塗装されているのですが、これはギャラクシートレインの武器であるムーンライトガンをイメージしたのだと思います。
ムーンライトガンはシャトルの尾翼部分が分離したものなので、形状はまったく違うんですけどね。
ほか、左右対称のライフルとキャノン砲、ミサイルポッドが付属しますが、これらは赤い成型色のまま。
というかこの赤い成型色、武器にしか使われていません。
つまり5種類の武器だけで一つのランナーということですよね。
なら黒色成型でよくない?
ちなみに、各武器にはアストロトレインのときに長ったらしい名前が付いていましたが、今回は割愛。
各武器は本体に多数ある5㎜穴を使って各部に取り付け可能。
もちろんこの配置はあくまで一例。
こういった、いわゆるウエポナイズがシージのシリーズコンセプトでありました。
武器はすべてを連結させることも可能。
ほんとう、なんで赤色で成型しちゃったんだろうな・・
シャトルモードでも。
トレインモードに連結可能な石炭車をイメージしたコンテナが付属。
そのままトレインモードに連結できます。
こちらもただの輸送用機関車から列車砲的な戦闘車輌になりました。
さらにコンテナを展開することで、シャトルモードを搭載可能なベースや、
このコンテナ、なんでメインのカラーリングがブルーなんだろうと思っていたんですが、劇中でギャラクシーシャトルが待機していたロケットベースをイメージしているんですね。
確かこんな感じの配色でした。
しかし設計ミスなのか、展開時にパーツ同士が干渉するため底がまっすぐにはならず、微妙に沿っています。
アストロトレインの時点で反っていたのですが、今回とくに金型改修などはされなかったようですね。
残念・・
なお、パネルにあるジョイントはAIRロックシステムという名称で、アースライスのモジュレーターや一部大型アイテムと連結させることが可能。
最近とんと見なくなったと思っていたら、今年のタイタンクラスのネメシスにも採用されていてびっくり。
また、コンテナ内に武器をすべて収納できます。
石炭車じゃなくて武器庫だったか・・
さらに、分解変形させることでロボットモードにも装着可能。
シルバーのパネル部が分離、さらに左右に分かれてスリッパになり、
残りの部分はまた箱組みすることで背負子になります。
今回新たに設定されたオリジナルモード・・というか、タカトミモールの商品ページ内で公開されていたコミックで描かれた姿ですね。
先ほどのコンテナ装着形態から背負子を変形、パネルパーツをV時に開いてウイングに見立てた形態ですね。
公式だけど公式じゃない・・説明書に載っている形態ではないので、正解がよくわからないんですが、たぶんこういうことだと思います。
ただジョイントが固定できないのでバランスをとらないとくっるくっる回ってしまうためかなり不安定。
あくまでオマケの楽しみ方とわりきったほうがいいですね。
比較画像
基型のアストロトレインと。ロボットモードで。
グレーと紫から白と黒にカラーリングを一新。
造形的には頭部しか代わっていないのですが、ガラリと印象の違うものになっています。
見事に悪から正義に生まれ変わりましたね。
コンテナ装備に武器も合体させて。
オリジナルの追加要素ですが、やはりシージの頃のものは汎用性が高いですね。
シャトルモード武装付きで。
ただの色違いですが、配色のパターンやマーキングの有無など細かい違いがちらほら。
発射台にセットした状態でも。
アストロトレインのコンテナの反りが酷いことになってる。
こんなに反ってなかったのに・・
トレインモードでも。コンテナ武装付きで。
ほぼ黒一色に合っているギャラクシーシャトルのトレインモードのほうが高級感がある感じ。
車輪の塗装も効いています。
クラファン ビクトリーセイバーのセイバーと。ロボットモードで。
もちろん実際の劇中サイズとは違うんですが、この段階だとまぁ悪くないサイズ感に思えます。
ビークルモードでも。ギャラクシーシャトルはシャトルモードで。
うん・・まぁ、搭載はできないけども。
スターセイバーに合体して。
はい、逆転。
本来はギャラクシーシャトルのほうがずっと巨大なはずなんですが、まぁ仕方ないよね、これは。
このスターセイバーとサイズを合わせるとなると、ギャラクシーシャトルはタイタンクラスにするしかないですね。
再来年のタイタンクラスで・・ないか。
ビークルモードでも。同じくギャラクシーシャトルはシャトルモードで。
スターセイバーのほうが輸送機サイズになってますね。
LG EX グレートショットと。ロボットモードで。
グレートショットもでかい・・レジェンズ次代のリーダークラスですからね。
今のリーダークラスの比じゃありません。
しかも6段変形とか。
直近のリーダークラスは・・アルマダメガ・・
どうしてこんなことに・・
ジェットモードとシャトルモードで。
飛行タイプということでね。とりあえず並べてみました。
バトルカーモードとトレインモードでも。
可動性は並です。
もちろん腰部回転、足首の内側スイング(ちょっと硬いですが)といったシージ以降の標準フォーマットがクリアしています。
加えて変形のための可動を使えば、画像のような脚を前に伸ばしたポーズでの自立も可能です。
一方で膝が90度しか曲がらないうえに太腿に対して脛がかなり長いため、立て膝はできません。
まぁ、可動性はほどほどでも豊富な武器をいろいろ付け換える楽しみがありますね。
スタンドを使って。
スタンド対応穴は腰裏にあります。
ただそこそこ重いので3㎜だと不安ですね。
パッケージイラストふうに。
なんでここでわざわざ黒く塗ったほうの武器を持たせないのか・・?
コンテナ背負って、武器も合体!
今で言うところのエヴォフュージョンですけど、ここ最近のレガシーキャラより断然エヴォフュージョンしてますね・・
星間輸送戦士の本領発揮だ!
マイクロTFなら2人同時に運べるぜ!
完全に赤ちゃん2人をおんぶするお母さん・・
これが新たな力・・ビクトリーモードか!
飛行速度がアップする感じでしょうかね。
まぁかなり強引ですが、上手いことVになったものです。
最初からここまで考えたとは思えないし、偶然の産物でしょうけど。
単独で簡易的な基地遊びができるのもよいですね。
コンテナのパネルが反ってなければなおよかったけど・・
でも、これが約4年前ですか。
リーダークラスのプレイバリューも確実に落ちてきてますね。
トレインモードでも、ホーリー、ファイヤーのビークルモードとだといいサイズ感。
消防車がちょっと小さいか・・
ギャラクシーシャトル 基地モード!
オリジナルトイにも幻の基地モードがあったそうなので、コンテナや武器も使ってそれっぽい見ためにしてみました。
ス「よしみんな、覚悟はいいか!
間もなく強大な敵がやってくるぞ!
ギャラクシーシャトル小っちゃいなぁ・・
まぁ、ほかの連中がでかいせいもあるんだけども。
以上、“TL EX ギャラクシーシャトル” でした。
なかなかリメイクしにくい状況にある和製作品登場キャラ。
それもメインではなくサブというところで、まぁこういうかたちでないと無理だったろうなとは思いますね、ギャラクシーシャトルは。
シージ アストロトレインの流用ですが、頭部新規造形、そして成型色、塗装の変更でガラリと印象がわかり、実際にはまったく違う姿のギャラクシーシャトルにけっこう近い雰囲気のものにはなってるんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、僕自身は彼のことあまり記憶にないので、これはこれでアリかな? とは思います。
スターセイバーやグレートショットと並ぶと子供くらいのサイズで、ビクトリーレオにすら負けていますが、それはもうどうしようもないので考えないことにします。
ただ、この型自体に対する不満は相変わらずで、とくにコンテナパーツの反りは調整してほしかったですね。
しかしロボット、シャトル、機関車の3段変形に豊富な武器やコンテナを組み合わせた遊びの幅の広さは最近ではなかなか味わえないもので・・なんというか複雑な気持ちになりまね。
さてさて、スターセイバー率いるサイバトロン部隊の陣容がおおよそ固まったところで、お待ちかねのクラファン デスザラスですが、昨日メールで発送予定が報されました。
12月26日。
クリスマスは過ぎてしまいますが、今年中に届くようです。
来年6月に延期とかいう話も流れましたが、あれ、メールの後半に別の商品に関する内容が混ざっていたのが、そのまま送信されてたんですね。
メールチェックとかしないの?
といったところで、今回は終了。またのご訪問を。
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