今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー より、
“TLー47 メガトロン(アルマダユニバース)” です。
“トランスフォーマー アルマダ(超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説)” に登場するディセプティコンの
“破壊大帝 メガトロン” が、
レガシーで発売されました。
10月発売のレガシーのトリを飾る大物・・なんですが、もう12月に入っちゃったよ。
11月発売のライバルも届いちゃったし、なんならそっちのレビューも早いこと上げなきゃならないのに・・
いやほら、10月の物量、すごかったですからね。
全部を一月で消化するなんて無理無理・・
今回についてはライバルが届いてくれたおかげで画像のパターンも増えるし、かえってよかったんじゃないかな。うん。
まぁ言い訳ですが(笑)。
もともと速報性のない、個人的な感想をつらつら書いているだけのブログで筆も遅いのですが、もう最近は本気で手が回らなくなってきましたね。
なんでもかんでも手を出しているわけじゃないし、むしろ最近はジャンルは絞っているつもりなんですけど。
トランスフォーマーはいっぺんに出し過ぎなんですよ。
ジェネラインとスタジオシリーズ、その他含めて一月に5個くらいがちょうどいいと思うんです。
それでも年に60個と考えればすごい量ですよね。
さて、すでにレガシーにおいてアルマダユニバースからスタースクリーム、ホットショットの2人がリメイクされており、今回のメガトロンで3人め。
3人とも過去にもリメイクされていますが、ホットショットがヘケヘケで、スタースクリームがジェネレーションズ、さらにスーパーモードがレジェンズでそれぞれ日本でも一般販売されているのに対し、メガトロンはレジェンズ版のG1メガトロンを流用したものが、限定で発売されたのでしたかね。
立場的には両軍2番手であるキャラが、新規かつ一般だったのに、トップが流用かつ限定・・それでも過去に一度もリメイクされていないオプティマスよりハマしか。今回のレガシー版は、端からメガトロンとして新規で造られテイルので、そういう意味では初リメイクと言ってよいと思います。それでは、レビューしていきます。
ディセプティコン 破壊大帝 メガトロン
宇宙支配を目論むディセプティコンのリーダー。
軍人気質ながら喜怒哀楽の感情が激しいタイプ。
オプティマスプライムとは単純な敵同士という以上の、熱いライバル関係にあるようです。
また、部下のスタースクリームとは師弟のような関係性もあり、厳しく接しながらもその成長を期待している節があります。
最後はそんなスタースクリームの決死の行動に心動かされ、打倒ユニクロンのためオートボットと共闘しました。
前後4分割履帯の大型戦車に変形。
リーダー ワン(日本名バレル)という名前のパートナーマイクロンがいますが、今回は付属せず。
ロボットモード
今回はリーダークラスでの立体化。
通称 “クワガタンク” の由来である頭部左右のブレード状のパーツや、上部に大きく張り出した肩の履帯パーツが特徴的。
その肩と脛がわりとゴツめですが、それ以外は案外スマートというか、けっこうすっきりとしたプロポーションになっています。
ライバルのオプティマスが、少なくとも通常のロボットモードではカラー林含めてG1の初代オプティマスへのオマージュを強く感じるデザインなのに対し、子のメガトロンは初代感があまりないですね。
どちらかというとG2版のメガトロンに近いかな? カラーリングとかも。
当時のオリジナルトイはギミック盛り盛りの反面、可動性がかなり犠牲になっていたようですが、今回は最新フォーマットに沿って可動性、可動域が確保されています。
ただ構造はかなりシンプルになっていて、オリジナルトイになった内蔵ギミックの類いはほぼオミット。コストカットの影響も大きいと思われます。
まぁ、それは昨今の流れなので仕方ないですかね・・
頭部アップで。
先にも言った、左右側面に生えているクワガタの大顎のようなノコギリ状のブレ-ドが特徴。
顔付き自体はかなりイケメンで若々しいです。
やはり初代メガトロンとはちょっと違うか・・
ブレード軟質製で取り外すことができます。
ただ現状、これといった用途はなし。
外した頭部はこんな感じです。
ちょっとスタースクリームっぽい?
肩アーマーはビークルモードの前方履帯ほぼそのままで、変形都合もあって左右にはスイングできます・・
というか、ここの可動部はわりと緩めなので、触っているといつの間に撫で肩になっていたりします。
そして、前後には動きません。
腕部自体の可動は独立していて、前に伸ばしたい場合はアーマー下部のパネルパーツを開く必要があります。
後ろ側には動かせません
TL レーザーオプティマスの肩アーマーと同じ構造ならまだよかったんですが、こちらはアーマーと繋がっているの自由度は劣りますね。
拳は手首位置でロール可動できます。
ただ変形時にその拳を収納するために前腕内側には大きな空洞が・・
リーダークラスなんだからここには蓋が欲しかったですね。
左の拳は指が開いた造形になっています。
現状とくに意味がないのですが、オリジナルトイではマイクロンとの連動でナイフが飛び出すギミックがあったようで、そのために左の拳は指が開閉できたようで、そのオマージュということなのか・・
ならナイフも付けてほしい。
背面。
ビークルの砲塔部分をそのまま背負っています。
砲身は斜め右側に下ろした状態がデフォルト。
というか、この角度までしか動かせません。
小さいですが踵パーツもあるので自立は安定。
気になる肉抜きも、先に振れた前腕内側以外はありません。
リーダークラスなんだからそこは当然と思いたいけど・・
エヴォフュージョン
背面の砲塔を正面に回し、主砲と副砲を展開した、オリジナルにおけるフルバーストモードへの移行が今回のエヴォフュージョンとされています。
そもそもできていたことを進化融合と言われても・・
ともかく、変形さていきます。
まず砲塔を90度倒し、
なおこのとき、本来はボディを上にスライドさせるのですが、、そのままでも砲塔パーツをこまめに動かせば干渉なく回せます。
で、正面に回したあと砲塔を戻し、
本来はマイクロンと合体することでこの形態になれるはずのものなんですけど、今回のレガシー版ではこれまでのホットショット、スタースクリーム同様単独で変形が可能という・・そういう意味では進化しているのかな?
なお、主砲の咆吼は5㎜穴、2連装の副砲の先端は3㎜軸になっています。
もうワンパターン。これはエヴォフューションということではなさそうですが、砲塔は背中に置いたまま、砲身のみ右の脇の下から前に向けることもできます。
やはりオリジナルトイでもできていたことですけどね。
また、レガシー版での新規ギミックとして、砲身先端を取り外せ、
拳を収納すると現れる5㎜軸に接続することで武器腕とすることができます。
左右どちらの腕にも取り付けられます。
ビークルモード
前後分割履帯の大型戦車にトランスフォーム。
なかなかにディティールの濃いSFタンクという雰囲気です。
前方履帯の上面や砲塔の左右非対称デザインが格好いい。
4基の履帯底面にはコロが付いていて、転がし遊びもできるようになっています。
まぁそこはさすがに、リーダークラスですから・・
まぁ、パッと見ただけでも想像できると思いますが、変形はかなりシンプル。
正直リーダークラスとしては物足りないです。
正面にはロボットの頭部がそのまま露出しています。
まぁ顔は下を向いていて、さらにカバーで隠されてはるんですが。
頭部・・というかブレードがそのまま露出しているいみはなんなんでしょうか?
この位置だと敵の捕獲や障害物の排除の役には立たなそうだし・・
単純にインパクトかな?
なお、明らかに開きそうな左履帯上部の3連ハッチは固定。
オリジナルでは開閉するミサイルポッドだったのかな?
砲塔中央のハッチもいかにも開きそうな造形ですが、
やっぱり開きません。
各部に多数5㎜穴が開いているのがせめてものというところでしょうか。
マイクロンの代わりにバトルマスターを盛ればそれなりに遊べますかね。
さすがに砲塔は回転しますが、360度回転はできず、時計回りにはおよそ120度。
副砲は真上にまでしか動かせません。
比較画像
TL アルマダオプティマスと。ロボットモードで。
ライバルであり、友でもある(?)両者。
アルマダオプティマスはコマンダークラスで発売されていますが、本体のみだとボイジャークラス相当なので、この時点ではメガトロンのほうが一回り以上大きく、破壊大帝としての威厳を感じさせてくれます。
ビークルモードでも。
前後の長さは同じようなものですが、横幅と高さでまだメガトロンのほうが優勢。
オプティマスにコンテナを連結して。
一気に雲行きが怪しく・・
あらためてロボットモード。オプティマスはスーパーモードで。
見事に逆転されました。
まぁ、開いては価格もほぼ倍なわけですから、無理もないところです。
なんか既視感があると思ったら、レジェンズのときのゴッドジンライとオーバロードですね。
ゴッドジンライは現行のコマンダークラス相当ですし、まさしく同じ構図です。
オーバーロードもコマンダークラスでの再リメイクしてほしい。
TL アルマダスタースクリームと。ロボットモードで。
いいサイズ感だと思います。
2人とも、G1の初代とはガラリと違ったイメージになっていますね。
ビークルモードでも。
こちらもいいサイズ。
変形はどちらもわりとシンプルですね。
可動性は、先にも触れた通り肩周りがちょっと特殊ですが、ほかは至って標準的。
特別よく動くわけではないですが、必要十分といえるのではないでしょうか。
股関節と膝関節にはクリック機構があり、保持力も十分。
自立も安定します。
つま先を伸ばせるので、立て膝も綺麗に決まります。
なお、スタンド用の3㎜穴はありません。
なんか最近多くなってきた気がするけど・・
そもそもリーダークラスなので3㎜穴があっても強度的に不安なんですが。
ヴェスバー!
手持ち武装の類いは一切なく、基本的にビークルの主砲くらいしか武器がないので、もう少しいろいろと遊べる余地があればよかったかなぁ。
フルバーストモードで!
あらためて見るとけっこう面白い姿ですね。
いっそ砲塔がごっそり取り外せるとか、そういったアレンジがあってもよかったかも。
メ「くわがた~
いや、そもそもクワガタだよあんた・・
しかし、この頭部デザインは謎ですね。
なんでこんなことになったんだろう? どういうイメージだったんでしょうね。
メ「フフフ。このように仮面で顔を隠せばワシだと気付かれまい・・
いや、むしろ顔以外に特徴あり過ぎてすぐバレるわ。
数いるトランスフォーマーのなかでもシルエットクイズの難易度がかなり低い部類にはなるでしょうね、このヒトは。
メガトロン スタッグビートルモード!
インセクトロンの親玉みたいになりました。
これもねぇ・・砲塔や前方履帯にもう少し自由度があれば、よりそれっぽいフォルムにできた気もするんですが。
履帯はともかく砲塔が360度回せないのはなんでなのか?
メ「そんなだからオメは駄面なんダスタースクリーム!(ワシはおまえに期待しておるのだ。だから厳しくせっするぞ!)
ス「ちっ・・!(なんだよこのパワハラ上司! いつかこんなところ出て行ってやる!
言葉って大事ね。
ス「なにしてんすか? メガトロンさま。
メ「スターセイバー探してるんだ。これ、けっこう当たるらしいぞ。
ス「まさかのダウジング!?
メ「やったぞ! ついにスターセイバーを手に入れた・・けど、思ってたより小っちゃい!
一連のレガシーでのアルマダ系リメイク、総じてマイクロンがスルーされてるのがやはり納得いかない部分ですよね。
ただ、日本ではモール限定発売になったスーパーモードのホットショットには新規造形でジョルトが付属するようで、同じくスタースクリームもメガトロンも、限定版のスーパーモードでマイクロン付属とかやりそうで怖い・・
メ「ディセプティコン軍団、オートボットを攻撃せよ!
スラストも新規でリメイクしてほしいなぁ。
個人的にマイクロン三部作の頃はトランスフォーマーから完全に離れていたので、当時のオリジナルトイも持っていませんし、今回のレガシー版もほとんど新キャラに近い印象で、むしろG1系のリメイクよりも新鮮な気持ちで触れるのは嬉しいところではあるんですよね。
VS オプティマスプライム。
奇しくもレビューが遅くなったおかげでこんな対決画像も撮れました。
まぁ、オプティマスのときにも撮るんですが、また違う構図を考えないとな・・
メ「フンッ! 貴様の力はそんなものか?
オ「くっ・・このままでは。よし、スーパーモードに変形だ!
メ「え・・ちょ、それずるくない?
メ「ゴフッ・・! タイダルウェーブ! 早く来てくれー!
以上、“TL アルマダメガトロン” でした。
流用ではなく、完全新規でのアルマダメガトロンリメイク。
オリジナルの姿形がしっかり再現され、かつ最新フォーマットで可動性も約束されているはずということで、期待が高かっただろ今回のレガシー版ですが・・どうなんでしょうね、これは。
当時のファンからすると、膝が曲がるというだけで好評かとする向きもあるようですが、一方で肩周りの可動の制限や、なによりマイクロン関連含む多数の内蔵ギミックがほとんど再現されていないなど、昨今のコストカットの流れを鑑みてもちょっと残念な内容に思えます。
変形もかなりシンプルですし、かといって密度感もそれほどでもない。
前腕の空間とかね。なんで蓋できなかったのか? と。
ぶっちゃけ、それなりにでかいくらいしか取り柄がないですね。
ライバルのオプティマスがコマンダークラスで、まぁあちらも相応にオミットされているギミックはあるものの、スーパーモードへの合体変形、コンテナの基地への変形など、ある程度のプレイバリューが確保されているだけに、このメガトロンの簡素な感じがより目立ってしまったというか・・
まぁでも、彼の本領発揮はタイダルウェーブ発売後だと思います。
来年度のタイタンクラスとして発売されるだろうタイダルウェーブと合体して、バーニングメガトロンになれる・・はず。
サイズ感がちょっと想像できないのですが、そこは考えているでしょう。
大胆なアレンジがされる可能性もあるけど。
まぁ懸念されるのは、タイタンクラスも最近はただでかいだけ、ということが多くなっているところですけども。
アーク然り、ネメシス然り・・
大きさはほどほどでいいから、もうちょっとギミックを盛り込んだものに・・これはタイタンやコマンダー以下のアイテムでもですが、どうにかできないものですかねぇ。
そんなにコストかかるのかな?
体感的に価格は上がっても内容は維持どころか、どんどん低下していってるんですが・・
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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