今回のレビューは、1/10スケール 創彩少女庭園 より、
“佐伯 リツカ【聖アイリス女学園高等部・冬服】” です。
創彩少女庭園の看板である3人娘のトリ担当、“佐伯リツカ” が、冬服姿でようやくの登場。
今回も一般販売の通常版と公式ショップ限定となるドリーミングスタイルの2か月連続リリース。
いつも通り2種類併せてレビューしていきますよ。
まどか、暦は1周目ともに冬服だったのに、リツカでか夏服スタートだったので、季節感がちぐはぐな時期が少し続きましたが、まどか、暦の順に夏服版は発売されて、とりあえず夏の装いは揃った。
次は冬かと思いきや、急にまどかが水着に着替えたり、別の世界の子が割り込んできたり・・まぁいろいろありましたが、やっとリツカも冬服を着せてもらえました。
実際の季節はこれから夏に向かおうという頃ですが。
しかし早いものですね。気が付けばもうシリーズ開始から2年以上が経ち、一般に限定、コラボも含めるとリリースされたキットの総数は18。
今月と来月連続リリースの水着暦でちょうど20ですか。
今月20日に水着リツカの予約解禁となりますが、そこまでで一区切りというところですかね。
エマちゃん先輩の予約も待ったなしというところで、その次は王子かおかん系JKのどちらか・・と思ってたら急に出てきた新キャラ(おい!)。
ボディは暦の流用ということらしいですね。
そういうやり方もあるのか・・とついにコトブキヤも気が付いてしまったようです(笑)。これはまた大変なことになる・・
新シリーズのメガロマリアとの関連も含め、今後も興味は尽きません。
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みに一部塗装、付属の水転写式デカールを貼っています。
パッケージ
恒例の描き下ろしイラスト鑑賞・・なんですが、ついに創彩も大判パッケージになってしまいました。
いつもの生写真風の描き下ろしイラストも描く面積が2倍以上になったことでより大胆な構図となり、まこと眼福であります。
というかこのポーズ、完全にアイドル気取りですね。なんとあざといことか・・(笑)。
さすがに店頭でこれを買う勇気はないなぁ。
ちなみに、今後これがサイズが標準となるわけではありません。
今回の冬服リツカ、創彩にしてはパーツが多めではあるのですが、それ以上にボリュームのある造形の髪パーツの保護のために大判パッケージになったようです。
箱の中でパーツを重ね過ぎるとやはり破損の可能性がありますし、そのために厚みを増すと、今度は空気圧の関係で蓋が開けにくくなるとか、もろもろの理由でこのサイズにせざるをえなかったそう。
なおご覧の通り、厚みは夏服以下ですが、
縦横の通常サイズの箱を二つを横に並べたものよりわずかに大きいです。
いやまぁぶっちゃけ、シリーズキットの箱の縦横サイズは統一してほしいとは思うんですがね。
これだけ可愛いと許してしまいますね。
ドリーミングスタイルにも、今回は一般用と同じイラストの色違いが使われています。
これまでは設定画が使われていましたが、大判だと空間が寂しくなるからでしょうかね。
バックはいつもと同じ感じです。
水着暦のときはどうなるんだろう?
佐伯リツカ【聖アイリス女学園高等部・冬服】
長袖のブラウスの上から丈の短い上着、ボレロを羽織る聖アイリス女学園の冬制服。
そこに、冷やしちゃいけないのでタイツを履くリツカお嬢さまです。
正直なところ、まどかや暦ほど夏と冬で印象の違いはありません。
というのも、スカートを含む下半身は基本的に夏服版と同じ構造なんですよね。
まどかと暦では、上着の丈の関係でスカートが新規造形になっていましたが、今回のリツカの上着は丈が短いため、スカートも夏服版のものをそのまま流用。
タイツ履きの脚部は新規造形ですが、脛から下は実質的に夏服と同じものと考えてもらっていいでしょう。
腰部は成型色のみ変更したものです。条例に抵触するのでお見せできませんが。
上半身は新規造形。ボレロはスカートと同色で、おそらく素材も同じものなんでしょうね。
袖のラインはデカール。
袖の金ボタン、ブラウスのボタンには塗装が必要です。
ウエストのボタンとスカートのラインは塗装済みになっています。そこは夏服と同じですね。
髪形・・頭部は、まず夏服版と同じものが3種類。
ポニーテール
そして第4の髪形として髪を後ろでゆるめのお団子にまとめた髪形(頭部)が新規造形で付属。
お団子の造形はさすが。
まぁ、あの長い髪がこのサイズにまとまるんだろうか? ゆるめと言いつつかなりの密度のお団子になっている気はしますが、少なくとも見ためは非常に可愛らしいです。
ここへ来て新たな魅力を垣間見せるリツカ、さすがですね。
まどかも暦も、それぞれデフォルトで3種類の髪形を選べるようにはなっているのですが、夏と冬の制服、そして水着も毎回同じ3種類なのはさすがに飽きてきますし、毎度1種類くらいは新しい髪形に変えてくれないかなぁと思っていたところにようやくです。
交換ではなく追加なので、結果今回は頭部が4つ組めるようになりました。
フェイスパーツも4つなのでちょうどいいですね。
なお、前髪はほかの3種と共通です。もちろん新規造形でもう1つ付いてきます。
お団子は軸接続で回転できます。
また、1つだけですが、メガネ取り付け用の前髪パーツも新規で付属します。
付けた眼鏡が悪いのか、微妙に位置がずれてる気もするけど・・
フェイスパーツはいつも通り4種類付属。
微笑み顔
すべて新規表情。
とくにジト目顔と泣き顔の威力が半端ないですね。
しかし、パッケージで描かれている右目でウインクしてる表情が付かないのは如何なものか・・
スカートは通常状態のもののほか、風に靡いた状態のものが付属。
スカートと腰部(太腿まで)を交換することで座りポーズを再現可能。
シリーズ共通ギミックですね。
夏服版と同じく、脚を組んだ状態で固定です。
夏服のときとは組む脚の向きが逆とか、変化も欲しかった気がする・・
まぁその場合、座り用のスカートパーツも新規造形にする必要がありますが。
新規に靴を脱いだ状態の足パーツが付属。
これで室内でのシチュエーション再現が捗ります。
また、タイツではなくニーハイを履いた下半身も一式付属しています。
要は夏服版の下半身がそのまま同梱されているわけで、腰部パーツも当然タイツを履いていない状態のものが別個に付属。
ちなみに色は白ですが、夏服版と違って粒子感のある成型色だったりします。
座りポーズ用ももちろん付いてますが、
このように少し下から覗き込むようにしないとタイツ履きとの違いがわからない・・
せっかくなので(?)タイツ履きの脚もアップで。
という感じで、下半身が2種類付属するのも今回パッケージが大判になった原因の一つなんでしょうが、個人的にはこれは蛇足だったなぁと思うのが本音。
先の通り、まどか、暦と違ってリツカの場合は夏と冬で下半身の構造が共通、つまり互換性があるわけです。
夏服版を持っているならそちらの下半身と交換することで冬服にニーハイ、夏服にタイツというパターンも可能。
逆に言えば、今回の冬服の内容に夏服版の上半身も付ければリツカオールインワンパッケージになってしまうわけですよ。
まぁ、その場合価格は誤桁になるでしょうが、パーツ総数ならばまどかや暦をオールインワンにするより少なく済みそうです。
1つのキットでいろいろなパターンを楽しんでほしいという意図なんでしょうが、ただでさえいつも髪形が被るのに下半身まで・・とは思いますよね。
ニーハイタイプの下半身を付けないぶん価格を下げてくれればいいのにと思うし、その場合パッケージもいつものサイズになってた・・ら、あのイラストは描かれなかったかもしれないなぁ。
複雑な気持ちになる。
・・と、まだ追加要素はあります。
まどかと暦の冬服版ではそれぞれハンドパーツが専用のものでしたが、夏服リツカ以降はシリーズで共通のハンドパ-ツが使われています。
それがこちら。
平手に4種類の持ち手、握り手、指差し手の7種類。
これだけでもけっこうなバリエーションですが、ここに水着まどかでピース手が追加され、今回さらに形状の違うピース手と指差し手、○印手、いじいじ手、両手ハートマークの5種類が追加されました。
併せて実に13種のハンドパーツが付属することになります。
手首ジョイントも22個組まないといけない・・
とくに注目は両手でハートマークですね。
接続軸を含む一体成型なので、左右独立していたFAGレティシア付属のものより自由度は下がりますが、そのぶん綺麗なハート型になっています。
この新規造形ハンドパーツだけでも複数欲しいなぁ。
ちなみに、夏服まどかの屈み姿勢用胸部パーツや、同じく夏服暦に付属していた左肩を上げた状態の胸部パーツといった、特別な体勢を再現できるパーツは冬服リツカには付属していません。
それに代わる、新規髪形、追加ハンドパーツというところなのかもしれません。
そもそも脚を組んだ状態の座りポーズ用下半身が特別な体勢といえなくもないですし、そのへん含め、やはり3人娘のなかでもリツカはちょっと優遇されている感がありますよね。
贔屓されているとまでは言いませんが、実際3人のなかで一番人気があるのは誰なんだろう?
ドリーミングスタイル スノーホワイト
いや誰だよ!(笑)
いつも通り、一部成型色が変更されているカラバリキットで、通常版から造形的な変更は一切ないんですが・・
髪は黒髪に、ボレロは白、スカートは青色に変更。
通常版と違って上着とスカートの色が違っているのでけっこう印象が変わってきます。
そこに、新規のお団子ヘアとジト目顔の組み合わせにしてしまうともうほぼ別人。
顔すら見えない後ろ姿だとリツカの面影はまったくないですね。
一応、それぞれの髪形も見ておきましょうか。
後ろからだけでいいよね。
ポニーテール
黒髪と言いましたが、実際の色はネイビーブルーに近いです。
座りポーズも。
もろん通常版同様、ニーハイタイプの下半身も付属。靡きスカートと組み合わせて。
ちなみに水色です(なにがとは言わない)。
付属品
付属品については例によって夏服版とまったく一緒。
通常版と限定版で(スタンド以外)成型色の違いもありません。
スマートフォン
剥き出しっぽいのは、案外大雑把な感じがするリツカらしいです。
ディスプレイとカメラ部分は塗装してます。
ちなみに、通常版のスマホは切り取るの忘れてランナーを捨ててしまいました。
なので夏服から拝借。
いつになったらそういう失敗をしなくなるのか・・
リュックサック
通学用に使っているリュックサック。
エマちゃん先輩も同じものを使っているようなので、学園指定なんだな。
金具部分は塗装してます。
肩ベルトは合皮製で、長さの調節が可能。
そのまま背負うこともできますが、3㎜軸ジョイントを使うことで背中に固定できます。
なお、リュックの底面には3㎜穴があるので、リュックを背負っているときでも専用のアタッチメントを使うことでスタンド使用は可能です。
ベーススタンド
シリーズ共通のパズルピース型のベースが連結可能なスタンドが付属。
通常版がリツカのイメージカラーであるイエロー成型、限定版は全キャラ共通で白色成型となっています。
交換用のアタッチメントが2種付属。
公式限手特典
特製描き下ろしレクリエーションルーム背景シート
公式限定ドリーミングスタイルの購入特典として、B2サイズ背景シートが付属。
前回の水着まどかではビーチでしたが、今回は屋内。
レクリエーションルームといいますけど、これは聖アイリス学園の中の一室なのか、それともリツカの自宅なのか・・?
めっちゃ広いし、窓の外、お庭がまたすごいんですが。
半分に折りたたんだ状態でもB3なので、これのために配送用の箱がでかいでかい(笑)。
それにしても、公式限定のドリーミングスタイルに付けるんじゃなくて、通常版を公式ショップで購入した場合の特典にすればいいのに・・
ということにやっと気付いたのか、今度の水着リツカは通常版にも公式特典が付けられましたね。
引き続きドリーミングスタイルにも背景シートは付くようですが。
比較画像
夏服版と。まず通常版で。
基本的に違いは上半身のみ。
脚も冬服版はタイツにしてますが。
まぁ、上着を来たぶん、ちょっとお淑やかな雰囲気にはなったかな?
限定版でも。
やはり、黒髪お団子ジト目で普通に別人設定いけますね。
ついに3人娘が冬服で揃い踏み。
まどかのセーター、暦のブレザーと、やはり冬は厚着になるぶんボディラインが多少隠れる感じなんですが、それを許さない聖アイリス女学園の残酷さよ。
なおエマちゃん先輩・・
以下、画像
では、通常版と限定版で交互にいろいろポージングしていきます。
元気ハツラツ、通学リツカ。
根っから育ちのよいお嬢さまですが、それを鼻にかけるようなことはない、むしろ感覚は的には庶民派という感じがします。
僕のなかでの設定では、3人娘のなかでは一番の常識人でツッコミ役。
落ち込みリツカ。
たぶん、全然レアが出ないとかその程度だと思います。
なお、重課金勢ではないです。
いじいじリツカ。
早速新規ハンドパーツを使ってみましたが、これはあざといですねぇ。
個人的にはあまりリツカっぽくない気はするんですけども。
読書リツカ。
髪の色、制服の色と相まってこれは深窓のお嬢さまっぽい。
いつも以上に通常版と限定版との雰囲気が異なっている印象。
お澄まし眼鏡リツカ。
やはり三つ編みには眼鏡ですかね。前からはあまり見えないけど・・
眼鏡取り付け用の前髪パーツ、夏服まどかでは髪形(頭部)の数に合わせて3つ付いてましたけど、今回は1つだけなんだなぁ。
夏服と冬服に同時に眼鏡をかけさせられない・・
急に後ろから呼び止められて振り向くリツカ。
仮に不審者だった場合は、底に鉄板を仕込んだリュックで一撃かまします。
そうか、いつもそんなリュック背負って走ってるからこその脚線美なんですね。
パパラッチリツカ。
なにか見てはいけないものを見てしまったようです。
なおこの表情、一応照れ顔ということになっていますが、実際は驚き顔っぽいんだよなぁ。
覗き見リツカ。
いや、だからマジでこの組み合わせはもうリツカではない・・
もちろん、新規のお団子ヘアにまだ馴染みがないこともあるんですが、ここまで別人になってしまうとは思わなかったなぁ。
これは嬉しい誤算。
最後に通常版でもう一回、パッケージイラスト再現。
夏服付属のウインク顔は、残念ながら瞑ってる目が逆なんですが、十二分に可愛い。
もうちょっと腰をクイっと捻れたらさらに再現度が増したことでしょう。
リ「ようこそ我が家へ。
このご時世、学園内の施設に他校の生徒が簡単には入れるとも思えないので、特典背景シートのレクリエーションルームはリツカの自室ということにしておきます。
窓の外に見えるお庭の規模がとても個人宅のものとは思えませんが、たぶんお母様の趣味なんでしょう(適当)。
なお、せっかくの室内シチュエーション、今回の冬服リツカも靴を脱いだ状態の足パーツが付属しているものの、ほかの二人にはないので欧米スタイルで通すしかない・・
まどかと暦にも、どこかで靴を脱いだ足パーツをフォローしてもらいたい。
リ「うちで謎の撮影会やめてくれる・・?
以上、“創彩少女庭園 佐伯 リツカ【聖アイリス女学園・冬服】” でした。
水着まどかやFAGコラボの源内 あおなどに先を越されるかたちになりましたが、リツカも無事に夏・冬コーデが揃いました。
まどかや暦とは逆で、夏⇒冬の順番でリリースされたこともあるのか、内容は若干独自色の強いものになり、結果的にシリーズ最大のボリューム、パッケージも初の大判タイプ(ひょっとしたら今後含め唯一?)となるなど、なんとも特別感の強いキットになりましたね。
まぁ、夏服版とまったく同じニーハイタイプの下半身も一式付けたのは、個人的には余計だったと思いますけどね。
新規造形の追加要素としては、とくにゆるめお団子ヘアのポイントが高かったですね。待望の第4の髪形です。
すでに3周・・いや、ZOZOコラボも含めると4周回っていつもの3パターンしかないまどかが可哀想になる・・
でもまだ髪が長いだけ3パターンでもそれぞれ特徴的なだけマシか。暦なんてね・・
限定ドリーミングスタイルとの組み合わせでもいつになく別人感が強く、非常に新鮮でした。
しかしそのお団子ヘア、今度の水着には付かないみたいですね。
また3つだけにするなら、三つ編みやめてお団子にしてくれてもいいのに・・
泳ぐときにわざわざ三つ編みしないでしょ。
一方で、一気に5種類追加のハンドパーツのおかがでさらにシチュエーション再現が捗ることになるでしょう。
第1弾の冬服まどかのときから豊富に付属したハンドパーツですが、実際のところは持ち手のバリエーションが多かっただけで、いわゆるハンドサイン系は少なかったですからね。
まどか、暦の冬服版以外のシリーズキットで互換性もありますし、今後も重宝すること間違いなしです。
ただこれも、今後定番化するわけではないんですよね。
水着リツカに付属するハンドパーツは8種類。この冬服で新規造形された5種類が省かれている格好かな?
今回にしか付かないとかもったいないよ。ハンドパーツだけ売ってくれないかなぁ。
まどかと暦の靴を荷駄状態の足パーツと一緒に、アフタスクール ハンド & フットパーツセットとか・・
とまぁ、いろいろ欲を言っていくと際限がないですね。
あれは要らないけどこれは欲しいとか、我が侭ばっかり・・(笑)
ともかくも冬服リツカ、これまで以上に1箱でいろいろバリエーションが楽しめる、まさに創彩少女庭園のコンセプトを詰め込んだキットだと思います。
初めての創彩にはぴったりなんじゃないかな。
まぁ、美少女のイラスト全面に描かれたでかい箱とか、初めての人が手にするには別の意味でなかなかの覚悟が要るとは思いますが(笑)。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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