創彩少女庭園 結城 まどか レビュー

 今回のレビューは、1/10スケール 創彩少女庭園より、

“結城 まどか【桃桜高校・冬服】” です。


 ガール系キットの雄、コトブキヤが贈る新シリーズ、

“創彩少女庭園” がついにスタート。

 トップバッターを飾るのは、桃桜学園1年A組、出席番号37番、結城 まどか。

 コトブキヤショップ限定のカラバリキット、

“結城 まどか【桃桜高校・冬服】 ドリーミングスタイル フレッシュベリー” 、同時発売のオプションパーツシリーズ、“アフタースクール” より、

“カフェテーブル” も併せてレビューしていきます。


 “私たちはキャンバス、何にだってなれる。”

 ・・をコンセプトに、ついに、メカ要素もなく、武器も持たない普通の女子高生がプラモデルとして発売されることになりましたよ。

 新たな時代の幕開けだ(笑)。

 こうなると、もはやなんの言い訳もできない・・

 FAGにしろメガミにしろ、他社のガール系キットだって、おおよそメカ、武装といった要素が内容の半分近くを占めており、ともすれば、ロボットに少ーし女の子要素が付け足されているだけなんだ! と言い張ることもできた(まぁ、すでにかなり無理筋ですが)のですが、創彩少女庭園には端から女の子要素しかない、可愛い要素しかないのに、もうなんの躊躇いもなく買ってるもんなぁ。

 いつの間にやら、部屋にも格好いいよりも可愛いのほうが溢れているような気がする・・


 コトブキヤとしてもガール系の新シリーズがメガミ以来およそ4年振りということでかなり力を入れているようで、時勢柄、新製品の発売延期も相次ぐなかでこちらはしっかり発売日を遵守してきましたね。

 おそらくはその煽りを受けてエロ姉妹・・もとい、エクスキューショナーとエクソシストとはそれぞれ2ヶ月もの延期を余儀なくされたのだと思います。

 もちろん力の入れようはそれだけでなく、メインキャラの3人それぞれに担当声優を決定し、ボイスドラマの収録、YouTubeチャネル開設など、これまでのコトブキヤキットシリーズにはなかった新たな展開も。

 一般販売の通常版と同時発売された公式ショップ限定のドリーミングスタイルもその1つ。

 のちに限定でカラバリ発売・・というパターンはこれまでのシリーズにもありましたが、同時発売というのは珍しいと思います。

 普段、そういうのは買わない僕なんですが、今回はつい勢いで購入してしまいました。コトブキヤショップでの買い物は初めてです(以降、けっこうな額を使うことになってしまうのですが、それはまた別の話)。し

 かし今回だけかと思いきや、2人めの小鳥遊 暦も同様に通常版の限定版のアナザーカラーが同時発売。となると3人めも必然的に・・

 しかもこの3人、それぞれ夏服、冬服の2パターンン発売が決まっているようで、ひょっとししたらそのときも? と思うと、すでにちょっと後悔している自分がいます(笑)。


 それではレビューしていきます。

 キットは素組みに一部塗装のみで済ませています。


 まずは話題(?)のパッケージについて触れずにはいられません。

 通常版のパッケージ(箱絵)がこちら。

 キャラクターデザインを担当した森倉 円氏描き下ろしの美麗イラストになっています。

 ・・が、まるで18禁のパソコンゲームのパッケージみたい、という声もあったような。

 もちろんエロ要素はまったくありませんが、確かにそう見えなくもない。

 サイン入りとか、なんとなくいかがわしいもののような気もする・・(笑)

 ともかくも、一見してプラモデルのパッケージには見えません。


 一方の限定版、ドリーミングスタイルのパッケージはこちら。

 描き下ろしイラストではありませんが、設定イラストを使ったフルカラーになっています。

 まぁ、パッケージだけを見ると通常版のほうが限定版っぽくはありますね。

 しかし、これまでの他シリーズの限定版が2色刷りのパッケージがほとんどだったことを思うと、やはり力が入っていると思います。


 説明書も、表紙はパッケージと同様のフルカラーイラスト。

 最初と最後のカラーページはそれぞれ個別のイラスト、画像が掲載されています。

 組み立て説明はモノクロになり、内容も共通。

 どこか既視感のあるマスコットキャラクター(?)、ナビ子が開設してくれる工程は図版も大きめで見やすく、初心者にも非常に丁寧でわかりやすいになっています。

 まぁ、プラモ初心者がこのキットを手に取る確率がはたしてどれほどのものか・・わかりませんが。

 裏表紙も通常版(左)と限定版(右)で微妙に色味の違うものになっています。


結城 まどか

 公式設定によると、


 将来の夢が見つからず、どんな道に進めばいいか悩んでいる普通の女の子。

 明るく天真爛漫な性格で友達には子犬のように可愛がられている。将来の夢を見つけるためにどんなことにも「楽しそう!」と首を突っ込みたがり、時にはトラブルに発展することも……。

 今の目標は友達をたくさん作ること。かわいいものが大好きで気に入ったものは何でもスマホで撮影してしまう。


「暦ちゃん、リツカちゃん、私すっごく良いこと考えちゃった!」


 ・・うん、確実にトラブルメーカーだ。この台詞とか、完全にどっかの司令官やし(笑)。


 そんなこんなで完成した結城 まどか、冬服バージョン。

 紛れもない、普通のJK(女子高生)です。

 今回は冬服ということで、桃桜学園の制服であるセーラー服の上からカーディガンを着たスタイルでのキット化。なお、カーディガンの着脱は不可能です。

 セーラー襟とスカーフ、カーディガン、スカート、ソックスといった異腹パーツはすべてツヤ消し加工されています。ローファーと髪パーツはツヤあり。

 セーラー襟のラインは塗装済み(デカールも付属)です。

 こちらで塗装したのは前髪の左側に付けているヘアピンのみ。

 普通の女子高生なので、素体モードから武装モードへ、といったモードチェンジギミックなどはありません。

 そのぶんパーツ数も控えめで、パチ組みだと完成までに2時間かからないと思います。

 ただ、合わせめ消しなどしようと思うと、なかなか複雑な形状になっている髪パーツやカーディガンの脇、袖などはけっこう苦労するのではないかと。

 そこまではしないとしても、やはりカーディガンの側面やいわゆる萌袖など、パーティングラインが目立つ部分がけっこうあるので、そのあたりはちょっと処理したほうがいいかもしれません。

 そういうことや部分塗装などやっていたら、結局は3時間くらいかかりましかね。

 それでもかなりあっさり完成してしまうことには変わりありません。

 本体の構造はFAG以上に造形重視という感じで、可動性はそれほど高くありません。


 頭部はFAGと同じ径のボール接続。

 首に可動部はありません。

 肩間接は若干引き出し可能で可動範囲がわずかに拡大。

 胴体も上半身と下半身がボールジョイントで接続されているだけ。メガミとのように胸部と腹部の間に可動部はなく、スカートも固定なので、腰部は多少の回転と捻りができる程度です。

 武装の取り付けは基本考えられていないので、拡張用のアタッチメントパーツなどはありませんが、唯一、背中にベーススタンド差し込み用の3㎜穴が空いています。


 肘の曲げは90度強です。

 また、手首パーツの構造が特徴的で、平手、握り手など前部で6種類 ✕ 両手分あるパーツすべてにいわゆる萌袖を再現したカーディガンの袖口が付随したものになっています(下の画像は右手のみ)。

 関節もFAGやメガミ、他社のガール系キットでも一般的な球体関節ではなく、ハンドパーツに直接可動パーツを取り付けたものに、袖口パーツをはめ込むというかたち。

 なお、手の形ごとに袖口の形状も変えるというこだわり・・

 握り手などはまさしく萌袖という感じで、拳のうち半分ほど出ている部分しか造形されていないのですが、これはさすがに若干の違和感があります。

 ちなみに、これらハンドパーツ含めた両腕の組み立てだけに、説明書は見開き2ページを割いています。


 脚の付け根は最新のメガミ(メガミMSGボトムスセット)に近い引き出し可動が可能ですが、やはりスカートが固定なので可動域はかなり限られます。

 逆にスカートを脱がすとそれなりに動かすことができるのですが、公式がセンシティブな内容の投稿などを遠慮してほしいようなので、画像は割愛します。


 膝関節の構造はFAGやメガミのそれとは大きく異なり、のちほど紹介する座りポーズ用パーツとのパーツとの交換ギミックの関係もあって、軸接続で簡単に取り外せるようになっています。

 伸ばした状態で正面から見ると、関節パーツが目立たないデザインになっているのも特徴的。

 まぁ、曲げてしまうと丸見えになってしまうのですが。

 曲げ角度は肘と同じく90度ちょい。正座はできないですね。


 スカートは先にも言ったように可動しませんが、立ちポーズ用には通常タイプと、

動きのついたなびきタイプの2種類が用意されています。

 座りポーズの再現には、専用のスカートおよび腰部パーツを使用します。

 腰部パーツについては通常の立ちポーズ用のものでもさほど支障はない(ただジョイントの長さの関係で、実際には座りポー素性スカートとの組み合わせでは接続はしにくくなっている)のですが、そこは変態企業(褒め言葉)コトブキヤ龍の深いこだわりがあり、座りポーズ用腰部パーツ(太腿含む)は可動しない代わりにしっかり座った状態の形状が再現されています。

 ただ、立ちポーズ用パーツ同様、膝を曲げると間接が丸見えになってしまします。

 まぁ、これは仕方ないですね。

 ちなみに立ち、座り用ともに腰部パーツ・・つまりパンツももちろん塗装済みで、造形にも抜かりありません。

 おそらくは過去最高のクオリティになっています。

 画像については、は先ほどと同じ理由で割愛します。実際に手にとってお確かめください。なお、色はピンクです。


 頭部は、髪型違いのものを3つ組むことができます。

 選択式ではなく、耳や顎が造形された内部パーツに、造形が共通の前髪パーツも3つ付属し、ちゃんと3つ同時に組むことが可能。

ロングヘアー

 デフォルトの髪形ですね。

 左右のモミアゲが可動します。

 後ろ髪が固定のため頭部の可動に干渉しまくることを考えると、このモミアゲの可動は感情表現の手段という感じですね。


ポニーテール

 シュシュでまとめたポニーテール。

 テールは球体関節で自由に可動します。


ツインテール

 こうするとかなり幼い感じになりますね。

 髪を縛る位置は実際はこれくらいが現実的なのかな。

 ヘアゴム部分は塗装しています。

 こちらはボールジョイント接続なので、多少角度を変えつつ回転できるくらい。ポニーテールほどの自由度はないです。


 なお、前髪パーツは3つとも共通の形状なので、どうせならとヘアピンの色をちょっと変えてみました。

 それぞれの髪パーツの造形も素晴らしく、跳ねっ毛などかなり細かく分割もされています。ただそれゆえに破損には注意が必要。


 交換用フェイスパーツは4種類が付属。

笑顔

驚き顔

照れ顔

怒り顔

 すべて造形が違うというこだわり。

 とくに頬を膨らませている怒り顔は今までにないパターンで新鮮。当然、可愛いです。

 さらに、それぞれのっぺらフェイスパーツも付属。アイデカールももちろん付属するので、目線変更などのカスタマイズも可能です。

 説明書の見開きカラーページには今回付属のものも含め8パターンの表情イラストが載っていますが、残りの4パターンについてはデカールを使っても再現できないので、今後発売される夏服バージョンやオプションパーツでの付属が期待されます。


 フェイスパーツはおでこまで造形されている珍しいパターン。

 でこ出しカスタマイズヘアーも可能、ということですね。

 また、フェイスパーツ上部は隙間が空いや構造になっており、交換が容易になっています。

 地味ですが嬉しい仕様。


付属品

スマートフォン

 JKの必需品(?)スマホが付属。

 通常版、限定版ともにピンクのケースに入った状態で造形されています。カメラや画面部分はマーカーで塗装しました。

 イメージ重視の薄いもの(画像下)と、持ち手での保持がしやすい厚めのも(画像上)の2種が1つずつ付属(画像では通常版と限定版を一緒に撮影)。

 裏面に貼る白水玉模様のデカールも付属しますが、今回は貼っていません。


スクールバッグ

 通学用の少し大きめの鞄も付属。

 衣服パーツ同様のツヤ消し加工が施されています。

 こちらも通常版と限定版で成型色は同じ。

 手で保持する場合は2種類あるうち、指の開きが広いほうの持ち手を使用します。


展示用ベース

 新規造形のベーススタンド。

 FAGやメガミのスタンド同様、ポールはボールジョイント接続で可動し、取り付け軸パーツは高さの調節が可能です。

 本体に挿し込むメインの軸のほか、左右に短い軸が付いており、本体にカスタマイズ要素のない創彩少女もこれを使えば手軽なカスタマイズができそうです。

 また、ベースはパズルのピースのような形状になっており、複数を連結することが可能。

 右は限定版に付属のベース。

 本体とのカラーバランスを考えてか、白色成型になっています。


ドリーミングスタイル フレッシュベリー

 通常版と同時発売になった、公式ショップ限定のアナザーカラーバージョン。

 髪は濃いめのピンク、カーディガンが薄めのピンク、セーラー襟とスカートが赤に、スカーフが白に成型色変更されています。

 ソックスとローファー、展示用ベースを除く付属品の成型色は通常版と共通。

 フェイスパーツの表情、瞳や眉毛の色なども一緒です。

 しかし、一気に非現実感が増しましたね。一昔前のアニメキャラっぽい。

 というか、この配色にTo Heartを思い出したのは僕だけではないはず・・

 まぁ、完全なカラバリキットなので、全塗装派の人はわざわざ買う必要はないかもしれませんが、最初に紹介したようにパッケージ、説明書もそれぞれフルカラーで専用のデザインになっていますし、記念的な意味合いでもコレクションしておく価値はあるのかな。

 ただ欲を言えば、4つあるフェイスパーツのうち2つくらいは通常版と違う表情にしてくれたりしたら、もっと価値が上がったかも。

 まぁ、ホイホイ買ってる僕が言ってもなんの説得力もないですが・・


アフタースクール カフェテーブル

 こちらも同時発売となった、創彩少女庭園用のオプションパーツシリーズ、“アフタースクール” の第1弾。

 その名の通り、放課後でカフェに寄り道する・・というシチュエーションを再現するためのアイテムのセットになっています。

 今回は2セット購入しました。


ラウンドテーブル & チェアー

 小さめの円形テーブルと、共通デザインの椅子が2脚で1セットになっています。

 成型色がツヤツヤのプラ丸出しなので、そのままだと安っぽく見えるのは少し残念です。

 しかし、いかにも小洒落たカフェの店舗外に置かれていそうなデザインで、それこぞJKが座ってキャッキャしてそうな雰囲気。

 そう思うと、むしろこれくらいツヤツヤしてるほうがいいのかもしれない(偏見ww)。


クレープ

ドリンク

 カフェメニューとしてクレープとドリンクが2つずつ付属。

 クレープは単色成型。イチゴとアイス(生クリーム?)にチョコソースというのがデフォルトなので、今回は忠実に筆塗りにて対応しました。

 アップは少々厳しいですが、まぁ及第点は貰えるかな。

 色を変えたり、イチゴ部分の造形をちょっと弄ったりしてクレープの具材を変更似するのも面白いと思います。

 ドリンクのほうはカップと蓋(ストローが一体成型)が無色クリア成型。

 中身はクレープと同じランナーで、丸いツブツブがディティール再現されていますので、とくになにとは言及されていないのですが、とりあえずタピオカミルクティーということにしました。

 とはいえ、計4つ全部タピオカミルクティーというのもつまらないので、2つはディティール部分を黒く塗ってそのように、

残り2つはマーカーで塗装して、タピオカグリーンティーとイチゴタピオカドリンクにしてみました。

 そんなものが実際にあるのかどうかは知りませんが・・

 なお、カップには軸が生えており、まどか本体に付属する専用持ち手に挿して保持することができます。

 また、ボーナスパーツとしてまどか対応の

ぺろり顔

が付属。

 もちろんのっぺらフェイス、アイデカールも付属します。


比較画像

 まずは通常版と限定版で。

 違いは成型色のみ。

 別の世界線の同一人物、あるいはヘアカラーでイメチェンした、という感じですかね。

 もちろん、制服の上下の組み合わせを変えてオリジナルコーデを楽しんだり、髪パーツを一部入れ替えたりしても面白と思います。


 FAG、メガミとの比較。

 なんとなくピンクな人たちで統一してみました。そしてせっかくなので全員ツインテールに。

 レティ子のこの髪形、組んだときに1回やって以来かも。

 サイズとしてはFAGとメガミの中間くらい。微妙な差ではありますがね。

 創彩少女、てっきりこのテのキット、フィギュアでは定番の1/12スケールだと思っていたら1/10だったので、意外と大きく感じます。

 ちなみにコラボアイテムを除き、FAGは基本ノンスケール、メガミは1/1スケール。

 デザイン面では、創彩少女はやはりメカや武装要素のない普通の女子高生・・人の姿なので、間接だったり制服の生地の感じだったりはもっとも自然で違和感のない構造を目指しているのかな、と思います。首に可動部がないところとかは、とくにそう感じます。


 可動性比較。

 なんか妙な図ですが・・(笑)

 しかし、比較にレティシアも持ってきたのは失敗だったな・・平均的なFAGよりはるかによく動く、マシニーカ素体に匹敵しますからね。

 なににせよ、創彩少女の身体が非常に硬いことは一目瞭然かと。これが限界ですから。

 まぁ、端から可動では勝負していないのでいいんです!

 触った感触としては、創彩少女はfigmaに近いですかねぇ。

 肘や膝の関節構造や座りポーズでの下半身差し換えとか、共通点は多いです。


 頭部差し換え。

 まずFAGと。

 ジョイント径が同じなので、そのまますげ換えることが可能です。

 こうしてみると頭部の大きさやプロポーションにけっこう違いがあることがよくわかりますね。

 創彩ボディにFAGヘッドは十分アリだと思いますが、FAGボディに創彩ヘッドは・・なんか妙に生々しいな(笑)。

 まぁ、ボディにもよるとは思いすが。

 レティシア ✕ まどかの女子レスラー感・・

 メガミと。

 こちらはジョイント径が違うので、創彩ボディはメガミヘッド用の首パーツ、メガミボディはFAG用の首ジョイントパーツにそれぞれ交換する必要があります。

 創彩ボディにメガミヘッドを乗せるとたちまち小顔感がすごい。やっぱりサイズけっこう違うんだなぁ。

 マジ子がなんかイタいJKに・・

 まどかは、やっぱ女子レスラーに見えるな(笑)。


以下、画像

 まず、いくつかイメージカットを。

 時をかける少女・・的な。

 スカートは座りポーズ用のものを使用しています。


 座りポーズ用スカートを使ってもう1枚。

 正面からは倫理的なものに抵触しますのでね。


 タピオカ、美味い!

 ぺろり顔も可愛い。 

 

 地団駄まどか。

 本当、表情豊かですね。


 照れ顔でも。

 なんかいかがわしい雰囲気になった・・


結城まどかの平日

 以下の画像は、公式設定をチェックする前に勝手なイメージで撮ったものです。

 しかし、そもそものコンセプトが、

“私たちはキャンバス、何にだってなれる。”

なので、公序良俗に反しない限りはこちらのイメージでのキャラ設定も問題ない、はず。


朝 登校

 基本、朝は弱い。

 ほぼ毎日遅刻すれすれなので、走って登校する。

 ちなみに家から学校までは徒歩20分ほど。

 パンくわえ顔とか欲しくなりますね。

 なお、校門を閉めようとしているのはバイトの用務員、AOIさん(年齢不詳)。


午前 授業

 成績は中の下。不真面目ではないが、どちらかというと地頭があまりよろしくない・・

 しかし、根っからいい子なので、同級生はもちろん、教師からも可愛がられてており、お目こぼしをもらうことも多い。なので、ガチの成績は実はもっと悪いと思われる。

 隣はクラスメイトの愛花ちゃん。可愛い。

 成績はそこそこで、まどかに質問の答えを教えてあげている。優しい。


昼休み 学食でランチ

 大食い。いつも男子高校生か! と突っ込まれる。

 怖ろしく燃費が悪い身体らしいが、さすがに最近体重が微増してきたので気にしている。でも食べる。

 ちなみに料理は滅多にしないが、母親が調理上手なこともあり、やれば普通程度にはできる。

 今日のメニューは大盛りカレーライスと大盛り天ぷら蕎麦。

 隣は、まどかに勝手に大盛りラーメンを注文されて涙目の愛花ちゃん。可愛い。


午後 授業

 お腹が膨れたので、居眠り。

 愛花ちゃんが起こそうと頑張ってくれているが、数秒後、先生にハリセン(結城専用)で叩かれて起こされる。


放課後 寄り道

 いつものカフェでクレープ&タピオカ。

 まどか、最強! ポーズを愛花ちゃんが激写している。

 なお、学校では下校途中の寄り道はとくに禁止されていないが、一部保護者からは禁止にしてほしいという声も上がっている。


帰宅

 夕食まで自室でゲームをして過ごす。

 セガ派(買ったもののすっかり忘れてた、figma PLUSのセガハードを開けました)

 帰ったらすぐ着替えなさい! と、よくお母さんに怒られる。とりあえずローファーは脱いだほうがいい・・


就寝

 部屋を見ればわかる通り、布団派。

 魔法少女になって偽者をやっつける夢を見る。


 以上、“創彩少女庭園 結城 まどか【桃桜高校・冬服】” でした。


 figmaとか、いわゆる女子高生のキャラクターを再現したフィギュアなどは、これまでも世のなかに溢れていたわけですが、完全にオリジナルのキャラクターで、SFやメカ、ミリタリー、ファンタジー要素皆無で、しかもフル可動の女子高生プラモデルというのは、ちょっと過去にはなかったのではないか、と。

 すでに飽和状態ともいえるガールキット業界に普通の女子高生を投入するなんて・・FAG、メガミで確固たる地位を気付いているコトブキヤが業界でも1番貪欲に新境地を開拓していくのだからすごい。

 ともすれば地味とも思えるただの女子高生のキット化。それは一種の賭けだったのかもしれませんが、コトブキヤは見事その賭けに勝利・・いや、これは大勝といっていいでしょうね。

 まどかの発売、そして速攻の売り切れ、そしてわずか2ヶ月後の再販決定という流れからもそれは確実です。

 ただその再販分も瞬く間に売り切れとなったようなので、あくまで応急処置だったのだと思います。

 さすがにここまでの反響は予想していなかったように思います。いずれ落ち着いたら再々販がかかることでしょう。

 企画段階から注目され、情報が開示されるごとに注目度も上がっていったのだろうと思いますが、やはり発売後、現物を手にしたファンがその感動をSNS等にアップし、それを見た人が購買意欲をそそられるというのは理想的な拡散効果ですね。

 当然の結果として第2弾、小鳥遊 暦もほどなく予約完売になったようで、ひょっとしたら転売ヤーに目を付けられた可能性もありますが、やむを得ないところかもしれません。

 第3弾、佐伯 リツカの予約解禁備は戦争必至ですね。

 まぁ、コトブキヤの場合は解禁のタイミングをあらかじめ予告してくれることが多いので、準備できるだけまだマシです。

 メガミバーゼで油断して遅れをとった僕ですが、もう同じ轍は踏まない!


 話を戻しましょう。

 創彩少女庭園、当然ですが、FAGともメガミともまったく違う種類のキットになっています。

 やはりガール系キットのパイオニアだけあって、コトブキヤはシリーズ毎の取捨選択が秀逸だと、あらためて感じましたね。

 フレームアームズ(FA)のスピンオフとして誕生したフレームアームズ・ガール(FAG)はメカと美少女の融合ということで、どちらかというと造形重視のなか、徐々に可動性、ギミックの向上がなされてきたように思います。

 それまでもいくつか世に出ていたガール系キットの始祖たち(シリーズとしてある程度展開したのはホイホイさんくらいだった気がしますが)をベースに、現在のコトブキヤガール系キットの礎を築いたシリーズであり、その進化がガール系キット全体の進化といっても過言ではない、すべての要素が高い水準でまとまったシリーズだと思っています。

 FAG誕生からおよそ1年、武装神姫のコンセプトを引き継ぐようなかたちで生まれた(と思っている)メガミデバイスは、今や複数のメーカー、シリーズで採用されている汎用素体マシニーカを用い、ビジュアルは多少犠牲(あくまで個人の受け取りです)にしながらも高い可動性と汎用性、拡張性をベースに素体モードから武装モ-ドへの組み換え、カスタマイズなどのギミックの楽しさを追求したシリーズして、今やFAGを凌ぐ勢いを見せています。

 アリス・ギア・アイギスとのコラボを機にビジュアル面でもテコ入れが入り、遂にはプロポーションおよびさらなる可動性の強化を目的としたアップデートパーツ、メガミM.S.G. まで誕生しました。

 しかしそれも、組み換え遊びがメインとなるメガミならではの仕様といえるでしょう。

 このあたり、本家FAが組み換え遊びが基本のシリーズなのに、そのスピンオフであるFAGの初期キットではその点はあまり重視されていなかった印象です。

 フェイスパーツの互換性だけは最初からありましたけどね。

 逆にそこは、メガミデバイスでは完全互換性はないんですよね。

 そして今回の創彩少女庭園。

 可動はそこそこで造形重視という意味ではFAGに近い部分はありますが、あくまで普通の女子高生を再現したものなので、素体モード⇔武装モードといった組み換え要素はありませんし、ならばほかにギミック的な見所はあるかというと、とくにはない・・

 もちろん、これまでに培われた技術は惜しみなく投入されているので、トータルの完成度は非常に高いのですが、キットとしては実にシンプルです。

 では、このシリーズの楽しみ方はなんなのかというと、ズバリ、シチュエーション再現ということになるのだろうと思います。

 デフォルトで4種類付属する表情豊かなフェイスパーツ、のっぺらフェイスパーツにデカールを貼って自作すれば、1キットで8種類もの表情の変化を楽しむことができます。

 髪形も3種類付属。しかも頭部全体をごっそり交換する仕様なので、面倒なパーツの付け換えも最小限で気軽にヘアチェンジを楽しめます。

 単体に付属のオプションこそ少なめですが、同時展開のアフタースクールシリーズは今回紹介のカフェテーブルを皮切りにすでに4種が発売予定。

 漏れなく追加のフェイスパーツも付属と至れり尽くせり。

 これでいろいろなシチュエーションを楽しんでください、ということですね。

 ただアフタースクールというシリーズなので、学校関連のオプションの展開は期待できないのかな? それはまた別枠でもお願いしたいところですね。

 FAGやメガミに服を着せたり、部屋を与えたり、日常風景を演出して楽しんでいるファンはすでに相当数いると思われますが、端からそれを目的としたシリーズが創彩少女庭園なのだと、僕は思っています。

 なので、 創彩版ブロックベースの発売を早ぅ・・(笑)


 2人め、小鳥遊 暦の発売は4月。おそらく延期はないものと踏んでいます。

 彼女の場合も、一般販売の通常版と限定版のドリーミングスタイル クラシカルアイビー、オプションのアフタースクール レトロデスクが同時発売。

 僕も本体1つずつ、デスクは2つ確保しています。

 3人めの佐伯 リツカは近日中に予約解禁されると思いますが・・発売は7月か8月ですかね。夏服みたいやし。

 解禁日は激戦必至だと思うので、今から精神集中しておきます。

 しかしそうこうしているうちに、第4の刺客、“アルカディア” の続報も来そうですね。

 ほんの2、3年前まではプラモ全般の支出にガール系が占める割合はせいぜい2割程度だったと思うのに、今や半々・・いや、6:4くらいでガール系に偏っているような・・

 こんな状況、想像できなかったな(笑)。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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