今回のレビューは、トランスフォーマー ビースト覚醒 より、
“BDー01 デラックスクラス バンブルビー” です。
実写映画最新作、“トランスフォーマー/ビースト覚醒” に登場するオートボットの若き戦士、
“バンブルビー” が、
ビースト覚醒デラックスクラスシリーズで発売されました。
映画公開に先駆けて様々な形態のトイが発売されているビースト覚醒。
いわゆるメインラインと呼ばれる、スタンダードな変形トイシリーズもこれまで通り発売されることになります。
前回のバンブルビー(映画のほうね)のときはスタジオシリーズに組み込まれるようなかたちだったので、今回もそのようになるのだろうと思っていました。
実際、先行してスタジオシリーズで発売されるものが発表されましたからね。
なので、その後にメインラインも発売されるとなってちょっと混乱しています。
実写関連のトイは、ある程度公開とタイミングを合わせて発売する必要があるため、どうしても再現度の部分で詰めの甘い物は出てくる可能性がありました。
そういったものを、より劇中に近いかたちでリメイクするというのが、スタジオシリーズの方向性でもあったと思うのですが、スタジオシリーズの開始後に公開されたバンブルビーは最初からスタジオシリースに組み込まれたため、ちょっと微妙な出来のものもちらほらあったのは事実。
公開から随分経ってから発売されたサイバトロン星での戦闘シーンに登場したキャラたちは、おおむねよい出来ではありましたけどね。
おそらくバンブルビーでの教訓(?)から、ビースト覚醒ではまず以前のようにビースト覚醒としてのメインライントイを発売して、その後スタジオシリーズでより再現度の高いものを出し直そう・・というようなことになったのではなかろうか、と。
しかしここで状況をややこしくしたのが、肝心の公開時期の延期。
全米公開がほぼ1年延期され、当然日本での公開も同様の状況となりました。
延期になった理由について明確には発表されていませんが、まぁコロナ絡みでしょうね。直接的か間接的かはわかりませんが。
ただ関連トイは当然当初の予定に合わせて開発されていたはずなので、その発売もおそらく1年延期。
そうこうしているうちにスタジオシリーズの開発も間に合ってしまった・・ということなんじゃないかなぁ。
でもせっかくだから、どっちも発売するよ。
時期重なるけど、べつにいいよね? みたいな?(笑)
しかしだとしても、一部のキャラクターの見ためが全然違うのはどう解釈したものか・・
なお、メインラインもスタジオシリーズやジェネレーションラインと同様に、デラックス、ボイジャーといったクラス分けがされているのですが、なぜか日本展開ではクラスごとにナンバリングが分けられています。
価格はスタジオシリーズと共通です。
では、レビューしていきます。
パッケージは例によって海外版に日本語表記のシールを貼る仕様。
もう剥き出しパッケージにも慣れてきたな・・
外箱の形状は真四角なので保管しやすくてよいです。
レガシーも・・(しつこい)
中身はこんな感じ。
あと説明書(海外版と共通)とカタログが入ってます。
バンブルビー
前作バンブルビーの正統続編という前提ですと、オートボットの若き戦士で、正式名称はBー127。サイバトロン星におけるディセプティコンとの戦闘から脱出し、地球に漂着。
直後のブリッツウィングとの戦闘で発生機能や記憶を失ったものの、オンボロのビートルをスキャンしてどうにか難を逃れます。
その後地球人の少女、チャーリーとの交流を経て回復。
追跡者のシャッター、ドロップキックを退け、最終的にオプティマスとの合流を果たしました。
その際にカマロをスキャンし、実写版でお馴染みの姿に。
今回のビースト覚醒ではロボットモードの姿にあまり変化はないようですが、ビークルモードはオフロード仕様のカマロに変わっているもよう。
なお、人間側の主人公の相棒ポジションは新キャラのミラージュに奪われているようで、彼がどの程度活躍するのかはわかりません。
当然チャーリーは出てこないだろうしなぁ。
ロボットモード
少年っぽい雰囲気が強かった前作のデザインをベースに、ベイバース版のシルエットに近付けたような姿です。
ビーという名前の通りハチっぽい頭部デザインに、ビークルのドアがをウイングのように配置されるなど、実写版特有の要素は共通するところですね。
今回は、各部のディティールはしっかりしていますが、塗装箇所が少ないのでかなりあっさりした印象になっています。
スタジオシリーズよりもむしろジェネレーションラインに近い造りで、あまり繊細さはないので安心して触れますね。
長靴を履いてるのか? というくらいに大振りな足がチャームポイント(笑)。
顔面も塗装が少ないので、ちょっとチープに見えますね。
せめて目の周りはちゃんとシルバーで隈取りしてほしかった。
ちなみに目は集光ギミックも考慮されたクリアパーツっぽいのですが、塗装されているので意味なし・・
右手は拳を180度回転させることでブラスターに変形させることが可能。
スタジオシリーズでもほぼ再現されていないギミックなのに・・
銃口は5㎜穴になっています。
なお、ブラスターに変形後の見栄えを考慮したのでしょう、右の拳の5㎜穴は貫通していません。
背面。
けっこうガワが目立ちます。
スタジオシリーズの各種バンブルビーでは、わりとコンパクトにガワがたたまれていた印象なので、あれ? どうした? という感じではあります。
タイヤの位置は劇中のデザインに近いんですけどね。その下のガワのせいでなんか違和感・・
後ろ姿全体で顔みたいに見えます(笑)。
でも可愛いので案外気に入ってます。
今回クリアパーツが薄いブルーなんですが、そのためウイングの裏側が妙に綺麗でそれもまた不思議な雰囲気です。
付属武器
ちゃんと変形ギミックで再現されたブラスターのほかにも、手持ちの武装が付属しています。
ナイフ
ビークルモードのバンパーを取り外し、左右に分割することでナイフとして手に持たせることができます。
バンブルビーにナイフというのもあまりイメージにないですね。
たぶん、このBD版トイのオリジナルギミックでしょう。
シールド
ビークルモードでフロントウインドウに取り付けるライト付きのロールバーを、左前腕側面に取り付けることでシールドとして使用。
まぁシールドといっても骨組みだけなんですが。
これもオリジナルギミックだと思います。
ダボ接続なのでほかに流用はできません。
ビークルモード
オフロード仕様にカスタマイズされたシボレー・カマロにトランスフォーム。
GMのライセンスが取得されているので、相応の再現度にはなっていると思います。
通常仕様のカマロよりタイヤが大型になって、その分車高が上がっています。
そして先の通り、ロボットモードでは武器になる大型のバンパー、フロントウインドのロールバーなどのオプションが追加されてかなりワイルドなイメージに。
前作バンブルビーに登場したシャッターやドロップキックが変形したマッスルカーに似た感じですね。
ルーフやドアなどはクリアパーツにイエローで塗装されているので、例によって成型色との色味の違いが目立ちます。
なお、前から見るぶんにはとくにおかしな点はないんですが、横から見ると・・
ロボットの腕や足がけっこう大胆にはみ出してしまっています。
後ろから見ると、もうこれホバークラフトなんじゃないか? というような見ため。
爪先がほぼ地面スレスレですよ。
さすがに処理が雑過ぎませんかね。
もうちょい上手く隠せなかったかな?
まぁこの仕上がりからもわかる通り、変形はスタジオシリーズなどと較べるとまぁまぁシンプルなものになっています。
そういう意味でもジェネレーションラインっぽいんですが。
バンパーとロールバーを外すとこんな感じ。
これはこれでいいデザインだと思いますよ。
とりあえず前から見るぶんには(笑)。
なお、ロボットモードに変形させる際はバンパー、ロールバーともに外す必要があります。
比較画像
SSー16 バンブルビーと。ロボットモードで。
一応前作の姿ですね。
スタジオシリーズでもかなり初期のアイテムとはいえ、劇中の姿にはあまり似ていません。
サイズは今回のもののほうが一回り大きいです。
肩や腰部、足のデザインなど、ちらほら共通するデザインはありますね。
ビークルモードでも。
SSー16が変形するのはビートルなのでまったくの別物。
SSー68 バンブルビーと。ロボットモードで。
こちらはリベンジに登場したバンブルビー。
一応ベイバース版とも比較ということで。
おおよそのパーツ配置は共通なんですよね。
ビークルモードでも。
カマロにもいろんな仕様があるようで、とりあえずメインカラー(の系統)と黒いラインは共通するところ。
ともにライセンス所得されての立体化、クラスも共通というところでクオリティに大きな差はないと思います。
覚醒チェンジアーマーセットのバンブルビーと。ロボットモードで。
同時発売された、一応同一人物です。
覚醒チェンジ版のほうが背は高いんですね。
ビークルモードでも。
先日のレビューで書き忘れましたが、覚醒チェンジアーマーセットのバンブルビーにも、GMのライセンスマークがありました。
個々の商品についていちいちランセンスが要るもんだと思ってたんですが、そういうことではないのかな?
同じBDシリーズで同時発売されたチーターと。ロボットモードで。
ビーが意外とボリューミーなんですよね。
変形して。
すでに公開されている予告でも2人がこの形態で併走しているシーンがありますが、案外いいコンビになるのかもしれない。
まぁ、このチーターは劇中とは別人・・別ネコかもしれませんが。
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