今回のレビューは、トランスフォーマー ビースト覚醒 より、
4月に発売された覚醒ウエポン2アイテム、覚醒チェンジ2アイテムをまとめて紹介したいと思います。
8月に日本での公開も決定した実写映画最新作、“トランスフォーマー/ビースト覚醒” 。
登場キャラクターの一部についてはすでにスタジオシリーズでの発売が決定していて、わりと早い段階で予約も始まっていたんですが、どうやらそのほかにも関連トイはいろいろ発売されるようなのに日本ではアナウンスがない・・と思っていたところに、一気にやってきましたね。
情報解禁となったのは、第1弾が発売される4月15日のおよそ1ヶ月前。
通常、発売の半年ほど前に情報解禁、予約開始となるなかで異例のスピード・・まさにサプライズでした。
よくリークされなかったな。
これまでも実写映画公開時にはいろいろなパターンのトイが大量投入された(バンブルビーのときはそうでもなかったのか・・)ものですが、今回も同様にバラエティに富んだラインナップとなっています。
まずは今回の映画のタイトルにもちなんだ名称が付けられた “覚醒チェンジシリーズ” 。
まぁこれは日本独自の名称で、海外ではビーストアライアンスとよばれているもよう。
日本版ではさらに4つのシリーズに細分化され、ナンバリングも分けられています。
ビーストモードウエポンモードに変形する “覚醒ウエポン” 。
ロボットからビークル、あるいはビースト簡易変形する “覚醒チェンジ” 。
覚醒ウエポンと覚醒チェンジのセットアイテムとなる “覚醒チェンジセット” 。
簡易変形するロボットにビーストが変形するアーマーを装着できる “覚醒チェンジアーマーセット” の4つです。
そして、3ステップで文字通りパパパッと変形する “パパパッとチェンジシリーズ” や、ビークル、あるいはビーストモードをくるんと引っ繰り返すことでロボットに変形する “クルッとチェンジシリーズ” は、低齢層向けの新たなチャレンジといえます。
さらに、海外ではメインラインと呼ばれているジェネレーションラインやスタジオシリーズとほぼ同等のフルアクションタイプの変形トイシリーズは、日本では “デラックスクラスシリーズ” 、“ボイジャークラスシリーズ” とクラスごとにナンバリングが分けられています。
ただこのメインラインに関しては、価格的にもスタジオシリーズと変わらないので位置付けがよくわからないのですが・・
ともかくも界隈が一気に賑やかになったのは喜ばしい限り。
ただ懸念としては、先の通り肝心の日本での公開が8月ということで、まだ3ヶ月ほどあるんですよね。
それまで勢いが保たれるのかということと、今回発売されたトイのデザインが必ずしも劇中のものとは一致していないこと。
おそらく遅れて発売されるスタジオシリーズのほうが劇中再現度は高いと思われますが、このデザインの差異はどういう理由によるものなのか?
確実に混乱を招くことにもなるでしょうし・・
まぁ、メインラインについてはまたいずれ個別にレビューしていくとして、まずは覚醒チェンジシリーズについて、3回ほどに分けて見ていきたいと思います。
劇中デザインに似ていないという意味ではメインライン以上のものがある覚醒チェンジシリーズですが、これらについて僕は、劇中再現というよりはギミック重視で、どちらかというとトランスフォーマー初心者向けの入門用に近い、気軽に遊ぶためのトイだと思っています。
価格的にも手に取りやすいものですし、これらをきっかけにメインライン、さらにスタジオシリーズやレガシーなどのジェネレーションラインといったよりディープな世界に引き込むための撒き餌・・言い方が悪いな(笑)。
それではまずは4アイテム、まとめてレビューしていきます。
まず最初に。
カタログ入ってるのっていつぶり?
ちょっと小さいのは残念ですが、やっぱりこういうものが入ってるとワクワクしますよね。
関連トイすべてに封入されており、5月発売の第2弾ラインナップまでが網羅されています。
さすがにトイザらス限定アイテムは載ってないか・・
覚醒ウエポンシリーズ
海外ではビーストバトルマスターと呼ばれているようですね。
まさにシージのときに発売されたバトルマスタークラスと同等のアイテムです。
ただロボットではなく、その名の通りビーストモードが基本形態となっています。
パッケージについては海外版に日本語表記のシールを貼るという、最近のパターンを踏襲しています。
中身剥き出しです。簡単に抜き取れそう・・
海外の子供向けおもちゃのパッケージって、こういうスタイルのものが多い印象ですが、そういった盗難はあんまり起きないんでしょうか?
なお説明書も当然海外版のままなので、その点子供向けとしてはどうかな? というところですね。
BWー01 覚醒ウエポン チーター
ビーストモード
そのものズバリのチーターですね。
モチーフになっているのはもちろん、ビーストウォーズのチーター(日本名チータス)ですが、ビースト覚醒版のメカ要素が加わったデザインがベースになっています。
小さいながら造形は細かく、チーターらしいスマートでしなやかなプロポーションで格好いい。
四肢と前肢の先が可動します。
スタンド対応穴はなし。画像は引っかけているだけです。
ウエポンモード
ブレードタイプの武器にトランスフォーム。
この覚醒ウエポンオリジナルの形態です。劇中でこの姿になることはないはず。
ブレードに対してグリップが90度下向きに位置しているので、普通の剣のようには持てないのが難点という気もします。
逆手に持たせるほうが雰囲気はあるかな。
なお、保持および接続には5㎜軸を使用するので、原稿のほぼすべてのトランスフォーマートイに流用できます。
BWー02 覚醒ウエポン ライノックス
ビーストモード
やはり同名のビーストウォーズキャラがモチーフ。メカサイですね。
先のチーター以上に細かい造形で、マッシブなプロポーション含めてなかなかにリアルなサイです。
まぁメカなんですが。
相変わらずお尻がキュート。
四肢が関節部分でボールジョイント接続になっていますが、あくまで変形のためのものなので事実上この形態では動きません。
スタンド対応穴はありません。
ウエポンモード
ガトリングガンにトランスフォーム。
ビーストウォーズ版ライノックスの武器もガトリングでしたから、そのオマージュですね。
しかし元ネタとは違って長い砲身があります。
残念ながら回転はしませんが取り外すことが可能。
2つあればダブルガトリングでもできます。
無理矢理付けているだけですが。
覚醒チェンジシリーズ
ロボットからビークル、あるいはビーストに変形可能な簡易変形トイのシリーズです。
価格的にはスタジオシリーズ等のコアクラス以下ですが、サイズは2回りほど大きく、ちょっと小さなデラックスクラスくらいあります。
ただそのぶん肉抜きが多かったり、可動箇所が少なかったり、変形も単純だったりと、あくまで価格相応の内容にはなっていますね。
パッケージはやはり剥き出しスタイル
BCー01 覚醒チェンジ オプティマスプライム
ロボットモード
みんなの司令官オプティマスですが、この覚醒チェンジ版のデザインは見たことがないですね。
おおまかなところは見覚えのある感じなのですが、頭の後ろにタイヤが4つ並ぶレイアウトは初めてです。
まぁ、それは簡易変形ゆえにそうなっただけかもしれませんが。
案外後ろ姿で肉抜きは気になりませんね。
ほぼ脚の内側だけです。
顔は前作バンブルビーに登場したときのオプティマスに近いと思います。
ちょっと悲しげな表情に見えます。
右手からブレードが展開します。
取り外しは不可。
可動性については最低限という感じで、肘も膝も曲がりません。
腰は変形都合もあって回ります。
スタンド対応穴は腰裏にあります。
ビークルモード
これは装甲車・・でしょうか。とにかくトランスフォーム。
このビークルモードも初めて見るものです。
パパパッとチェンジのオプティマスプライムもこのビークルに変形するので、劇中でこの姿になっているシーンがあるのかなぁ。
なお、左右8個あるタイヤのうち実際に回転するのは前後の4つだけです。
あと、ビークルモードでは5㎜穴が一切ないのも寂しいですね。
BCー02 覚醒チェンジ ライノックス
ロボットモード
覚醒ウエポンに続いてこちらでも登場。
彼のように複数のパターンで発売されるキャラは今回けっこういるようです。
しかし、パパパッとチェンジみたくまったくカテゴリの違うトイならばともかく、一応同じシリーズ内での場合はどう解釈したものか・・まぁいいか(笑)。
こちらは脚の裏側はがっつり張りぼて。
太腿からサイの肢が生えてるのがなんか面白い。
顔は、もとのビーストウォーズ版にけっこう似た雰囲気ですね。
劇中では変形するんだろうか? したとてこの姿ではない気がするなぁ。
右手は、これもビーストウォーズ版のデザインほぼそのままのガトリングハンマーが展開するようになっています。
回転も可能。
ただ、オプティマスとは違って通常の拳はありません。
可動性は、変形都合で膝が曲がりますが、肘は曲がらす。
頭部も固定で腰も回りません。
スタンド対応穴は腰裏にあります。
ビーストモード
メカサイにトランスフォーム。
覚醒ウエポン版とは若干プロポーションが異なりますが、デザインはおおよそ一緒。ディティールも細かいです。
前肢はロボットの腕部そのままなので付け根部分から動かせますが、後肢は膝部分から前に曲げられるだけなので全体としてほぼ動きません。
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