今回のレビューは、ノンスケール フレームアームズ・ガールより、
“FAG ハンドスケール アーキテクト” です。
フレームアームズ・ガール(FAG)をおよそ半分のスケールにまで縮小したハンドスケールシリーズに、
“アーキテクト” が登場しました。
ハンドスケールも汎用素体のプライムボディを含むとこれで7種類めですか。
ウィ-ゴとのコラボも入れると8種類かな。
まぁまぁいいペースで継続していると思います。
たぶん、いずれバーゼやフレズも出すんじゃないかな。
実質的に1/24スケールなので、ヘキサギアのガバナーとしてもその世界観の拡がりに貢献してくれますし、もちろんノーマルサイズのFAGやその他ガールキットと絡めててもいろいろ楽しめますしね。
今回のアーキテクトならオフホワイトやガンメタのカラバリも出すかも。
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みしたのみです。
本家フレームアームズの基礎フレームであるフレームアーキテクトをガール化したフレームアームズ・ガール アーキテクト・・のハンドスケール化。
ということで、小っこいアキ子です。
各部のバランスなど、基のサイズと完全に相似形というわけではなく、ある程度デフォルメされている部分もあるのはこれまでのハンドスケールと同様。
しかし、このサイズでは最適なバランスになっていると思います。
FAG アーキテクトは轟雷やスティレット(ともに初期型)から大まかなパーツを流用したものでしたが、今回のハンドスケール版はハンドパーツ以外新規造形になっています。
まぁ、轟雷からスティレットの段階でも流用はハンドパーツだけだったかな。
相変わらず非常に小さいパーツが多いですが、轟雷やスティレットと比較して随分と組みやすくなった印象です。
耐久性、保持力等にも一定の自信が持てたということなのか、轟雷などでは腕部がもう一組予備に組めましたが、今回は予備なしとなっています。
あと、抜けやすかった股関節のジョイントも、仕様はそのままですが抜けにくくなっているような・・
パーツでの色分けについてはとくに向上している感じはありませんが、もともとが色数の少ないコなので、あまり気になりませんね(と、部分塗装してない言い訳をしておくww)
特徴的な足パーツはボールジョイント接続で接地面積も広いため、これまでのシリーズでもっとも自立させやすくなっています。
ハンドパーツはイノセンティアからの流用で、2種類の平手、握り手、持ち手の4種類が左右分付属します。
武器持ち手のみ、ほかのハンドパーツよりも一回り大きくなっていますが、さすがに仕方ないですね。
なお、接続軸が非常に細いので扱いには注意が必要。
幸い軟質製なので折れることはないと思いますが、ねじ切れる可能性はあると思います。
ここは轟頼やスティレットと同じボールジョイントでもよかった気が・・
フェイスパーツは2種類付属。
通常顔
やはりインクジェット印刷だと思いますが、よほどアップにしないとドットは気にならない程度。
のっぺら状態のフェイスパーツもそれぞれの造形で一つずつ付属し、アイデカールももちろん付属します。
後ろ髪は2分割されており、左右に可動します。
前後には動かないのですが、そもそも頭部(首)も前後にはあまり動かないので、とくに可動には干渉しません。
背部パーツは通常の2㎜穴が開いているもののほか、
交換することでスタンド使用やオプションの取り付けが容易になります。
付属品
インパクトナックル
FAG アーキテクトにも付属したM.S.G インパクトナックルの縮小版が2つ付属。
専用のアタッチメントを使い、前腕を挟み込むかたちで装着します。
ナックルパーツは3㎜軸接続で回転させることが可能ですが、さすがに基のM.S.Gに搭載されている伸縮ギミックまでは再現されていません。
なお、ナックルのみでエッジのパーツは付属しません。
カラバリが出るなら、そのとき追加で欲しいですねぇ。
装着!
腕部の保持力も十分で、インパクトナックルを装備した状態でも早々にへたることはなさそうです。
もちろん自立もこの通り問題なし。
ほか、これまでのシリーズにも付属した2㎜軸⇒3㎜軸への変換ジョイントパーツや、3㎜穴に取り付け可能なグリップパーツも2つずつ付属します。
比較画像
FAG アーキテクトと。ナックル装備状態で。
ノーマルサイズのほう、インパクトナックルのナックルパーツが片方しか見当たらなかったので、一方はエッジで申し訳ございません。
バランス的には、やはりハンドスケールのほうが頭が気持ち大きめ、なのかな。
しかしうちのアーキテクト(大きいほう)、もう間接がゆるっゆるですわ。
なんとか自立はできましたが、油断すると股裂き状態になる。もちろんナックル装備で腕なんか上げられませんよ。
彼女もVer.2が出ないかと待っているんですが・・ないのかなぁ?
ハンドスケール 轟雷およびスティレットと。武装状態で。
オリジナルのほうだと流用パーツの多い3者ですが、ハンドスケールではそれぞれがほぼ新規造形。
轟雷とスティレットはハンドパーツが共通ですが、アーキテクトのハンドパーツはイノセンティアからの流用なので、共通パーツはなし。
構造面もアップデートされており、膝の可動域アップ、全体の安定感アップとかなり扱いやすいものになりました。
ハンドパーツが共通。
シンプルな素体ガールという意味では近いコンセプトの両者ですが、デザインの方向性は全然違いますね。
まぁ、そもそもイノセンティア・・その前身であるマテリア、後継のレティシア含め、ベースとなるFAがありませんからね。
なお、フェイスパーツはハンドスケールシリーズ全般で共通仕様なので、それぞれ交換が可能です。
以下、画像
膝が二重関節になったことでかなりできることが増えました。
スカートが固定なので、さすがに立て膝は少し不自然ですが、
この通り正座に近い姿勢も可能です。
そして胸部がけっこう反れるようにもなっているのでこんなポーズも。
これは膝関係ないけど・・
本体がシンプルなこともあり、パーツのポロリもなく、自立させやすいことも含めてハンドスケールシリーズでは一番扱いやすいですかね。
さすが最新作。
ナックル装備で。
ナックルの重みで腕がへたるようなこともないですし、膝、足首の可動のおかげで自立も安定。
しょーりゅーけん!
背中のパーツの交換で3㎜軸タイプのスタンドを使用。
後ろ髪を左右に分ければ、スタンドの邪魔にもなりません。
ナックルパ-ツをM.S.G ヘヴィウエポンユニット アクトナックル(A & B)に換装。
これでもへたらないのすごい。
アクトナックルは文字通りの拳だけでなく、意外な活用法も合あった面白いオプションになっています。
デフォルトの拳パーツとしては、親指以外の4指が横にも広げられたらさらによかったけどね。
クロスレイダーで颯爽登場。
後部に追加したインパクトナックルの作用で瞬間的な超加速も可能だぞ。
オリジナルのM.S.G インパクトナックルを装備・・
さすがに持ち上げられませんでした、とさ。
オーダークレイドル搭乗。
基本的に通常サイズのFAG用なので当然オーバースケールですが、これはこれでアリな気もする(笑)。
頑張って大人の真似をする子供みたいで可愛い。
あなたにはまだ少し早いわね。
今はお母さんの膝の上で我慢しなさい。
結局レビューしてないミクやロービジすち子も呼んで、うちにいる小っこいFAG(ミクはFMGか・・)集合。
近接格闘(アーキテクト)
遠距離砲撃(轟雷)
偵察哨戒(スティレット)
空中迎撃(スティレットXFー3)
拠点防衛(轟雷 & ウィーゴ)
士気高揚(ミク)
マスコット(イノセンティア)
わりといいチーム編成かもしれない。
以上、“FAG ハンドスケール アーキテクト” でした。
実は、膝の2重関節化はスティレットのバリエーションであるスティレット XFー3でも新規パーツ追加により実装されていたのですが、今回のアーキテクトは完全新規ということでそれに加えて各部の構造に見直された部分も多く、耐久性などは初期の轟頼やスティレットよりも向上、同時に組みやすくもなっていました。
可動性も、先の肘の二重関節化に加え、胸部もわりと後方に反れるようになっていたり。
自立もさせやすく、パーツのポロリもほぼないので、扱う際にほとんどストレスを感じなくなったのはよいですね。
ちょっと気をつけなくてはいけないかな? と思うのは、ハンドパーツの可動や、つけ替えの際。
とにかく軸が細いので、捩れたりしないよう、回すときは根元を持ってゆっくり回す、付けるときはまっすぐ挿し込み、外すときもまたまっすぐ引き抜かないと、たぶん軸が曲がってしまいます。
今後もハンドスケールはこのタイプのハンドパーツを使っていくんでしょうかね。ボールジョイントのほうが手首にスナップが利かせられていんですが・・
ともあれハンドスケール、いくつか同じフォーマットで出して適当に終了するのかと思っていたら、まだまだ継続していく気満々という感じですね。
轟雷、スティレットのあとにまったく構造の異なるイノセンティアを出してきたときも驚きましたが、今回また、初期の2人とデザインに類似性のあるアーキテクトでも、パーツ流用はほぼないどころか構造面でしっかりアップデートしてくるんですからねぇ。
そしてアーキテクトにはカラバリもいくつかありますし、これは当然出しますよね。
ひょっとしたら限定になったりするかもしれませんが、新規で別表情とか、ほかの縮小版M.S.Gとか付けてくれたら、また買っちゃうだろうな。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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