今回のレビューは、1/144スケール ハイグレードユニバーサルセンチュリー より、
”HGUC リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)” と、
“HGUC ゼータガンダム[U.C.0088]” です。
“機動戦士Zガンダム” より、
反地球連邦政府組織 “A.E.U.G.(エウーゴ)” の主力量産機、
“RMS-099 リック・ディアス” 、
そして劇中後半の主人公機、
“MSZ-006 ゼータガンダム” 、
それぞれのアップデートキットがプレミアムバンダイ限定で発売されました。
リック・ディアスはHGUCでもかなり初期に発売されたキットということもあり、REVIVEを望む声も多かったと思うのですが、“ガンダム ビルドダイバーズブレイク” に登場するリック・ディアスベースの改造ガンプラ、“ビルドガンマガンダム” が従来のHGUCをベースに一部新規パーツ加えたキットとして、やはりプレバン限定で2020年の1月に発売。
外装の変更だけでなく間接構造まで新規に作り直され、基キットに較べて可動性能が大きく向上したものになっていたようです。
それからおよそ半年、その仕様を本家にフィードバックしたものが今回のリック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)ということになります。
いわば、HGUC版のVer.1.5ですね。
ちなみに、旧HGUCはリック・ディアス(クワトロ・バジーナカラー)として2002年8月に発売されていますから、実に18年を経てのバージョンアップということになります。
なお、さらにその基キットである黒いリック・ディアスの発売は2000年6月。記念すべきHGUC10番めのキットでしたね。
そしてもう1つ、ゼータガンダム[U.C.0088]ですが、こちらは2017年4月に発売されたREVIVE版ゼータガンダムのリニューアルキットです。
幾多の戦場を経て、マイナーチェンジされた機体をイメージしたということで、一部新規造形による外装の形状変更とともに色分けの精度が向上しています。
ただ、リック・ディアスとは違って基本的な構造は基キットを踏襲しています。
初版の発売は2018年9月発送で、今回再販されたものを購入しました。
まぁ、リック・ディアスのついでですね(笑)。
それでは、レビューしていきます。
リック・ディアスのほうは素組みに最低限の墨入れのみ。
ゼータガンダムも同じく素組みに最低限の墨入れ、それから付属シール、一部塗装による仕上げです。
リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)
エウーゴとアナハイム・エレクトロニクスが共同開発した、初の第2世代型MS。
ドムシリーズをベースに連邦系の技術も取り入れられた高性能量産機で、当初はガンマガンダムという名前になるはずが、クワトロ(シャア)のこだわり(?)で改名させられたようです。
ベースとなっているキットはHGUCでもかなり初期のものですが、腕部や脚部は間接含めほぼ新造されており、プロポーションも最新キット並べててもほぼ遜色はありません。
正直、普通にREVIVEされたのかと思えるくらいのレベルです。
具体的には、赤色成型のパーツはすべて、グレー成型のパーツも大半が新規パーツに置き換えられています。
茶色のパーツや武器類はそのまま流用。
新旧パーツの精度差は少なからずありますが、造形的には違和感なくまとまっています。
それだけ基キットの出来がよかったということでもありますね。
武装類
付属する武装はすべて基キットからの流用です。
クレイバズーカ
リック・ディアスのメインウエポンで、エウーゴの他の機体でも幅広く使われている実体弾式のバズーカ。
左右モナカ割りの単純な構造で、とくにギミックもなし。グリップも可動しないので、わりと持ちづらいです。
REVIVE百式やディジェに付属のものはグリップが可動するので、こっちもアップデートしてほしかったかなぁ・・
側面のフックを使って背面・・バインダーを接続するアーム部分にマウントすることが可能。
なお、ハンドパーツも流用なのですが、
左右ともに人差し指のみが可動するという、独特の仕様になっています。
ビームピストル
サブウエポンではありますが、通常時は背部にマウントしていることも含め、けっこう印象深い武装。
本体のボリュームに対して随分と小振りですが、百式のライフルと同じエネルギーパックが使用されています。
形状は左右対称(側面の突起の位置のみですが)で、背部へのマウント位置はそれぞれ固定。
バズーカ同様、とくにギミックはありません。
ビームサーベル
デバイス自体は百式などとも共用で、リック・ディアスは腰部リアアーマーに1本のみをマウント。
ビーム刃はクリアグリーン(光量の関係でイエローに見えてしまっていますが・・)。多色成型ランナーに含まれています。
基キットが発売された当時はまだ、汎用パーツのなかった時代。デバイスとビーム刃が色分けされているのも珍しかったものです。
クレイバズーカもマウントした状態の背面レイアウトはこんな感じ。
ビームピストルはこの状態でも射撃が可能で、キットでもある程度の角度変更ができます。
なお、マウント方法は基キットのまま・・つまり、ジョイント部分は剥き出しのポリパーツのままなので、そこもやはり新規パーツに交換してほしかったです。
また、ビームサーベルを抜く場合は一旦バインダーを外したほうがいい・・というか、外さないとたぶん抜けません。
バルカンファランクス
頭部に内蔵された2連装のバルカン砲で、使用時にはカバーが展開します。
これもリック・ディアスならではの武装ですね。キットでも差し換えなしで展開可能。
個人的にこれがリック・ディアスの目玉ギミックだと思っているのですが、今回アップデートはされず・・つまり内部パーツが流用なので、砲口部分のディティールがありません。
今の技術ならちゃんとディティール彫れるはずだし、ここも新造してほしかった・・
基キットとの比較
では、ベースとなったHGUC33 リック・ディアス(クワトロ・バジーナカラー)と比較していきます。
左が基キット、右が今回のキットです。
改修の1番のポイントは可動性能の向上だと思うのですが、当然、同時にプロポーションの見直しとディティールアップも図られており、よりメリハリのあるバランスに調整されています。
肩アーマーは若干コンパクトになり、腕も全体に少し細くなったようです。肘や前腕側面のパイプディティールはボリューム感が増しました。
腰部フロントアーマーは、フンドシ部分も含めてシャープに。リアアーマーそのものは流用ですが、内部のスラスターは新規でより精密なものになっています(画像ありません。すみません)。
脚部は太腿、脛ともに長くなり、やはり少し細身に。膝アーマーは薄くシャープになり、爪先は大型しています。
脚が長くなったので、当然全高も高くなっていますね。
腕部の可動範囲比較。
肘は2重関節になり、より深く曲げられるようになっています。
胴体部分の構造はそのままなんですが、肩の関節パーツが少し長めになったことでわずかにではありますが、腕の前後スイング幅が増しました。
すみません、画像ではちょっと下がってしまっていますが、ちゃんと今回のものも腕を横方向にほぼ水平まで上げられます。
続いて脚部の可動範囲比較。
これはもう一目瞭然ですね。
膝も二重関節になったことで90度以上に曲げることが可能になり、股関節の上下スイングとも相まって立て膝が可能なまでになりました。
また、脚部付け根にはロール軸が追加。基キットではほぼ動かせなかった腰部サイドアーマーも外側に開けるようなっています。
ゼータガンダム[U.C.0088]
リック・ディアスの完成後、エウーゴとアナハイム・エレクトロニクスが新たに立ち上げたMS開発計画、“Z計画(プロジェクト)” によって生み出された初(だよね?)の可変型ガンダム。
当時としてはかなりオーバースペックな機体で、逆シャア時のアムロも所望していた(結果としてリ・ガズィで我慢した)くらい。
派生機も多く輩出した、まさに伝説級のMSですね。
旧HGUCが発売されたのが、2003年の10月(なんと、ジオよりあと)。
2017年4月にREVIVEされ(いや、もうこの段階でREVIVEとは付かなかったんだったか?)たわけですが、そこから1年ほどでさらにリニューアルされるとは・・
しかし、劇中で大規模な改修を受けたとか、作画面でのブラッシュアップがあったとか、そんなことってあったんでしょうか?
戦場でアップデートされた、幾多の戦場を経てのマイナーチェンジをコンセプトに・・というのがよくわかりません。ただ最初に出したやつにイマイチ納得がいかなかったから、作り直したってことなんだろうか?
しかしこれ、一切余剰パーツが出ないんですよ。
まさか、始めからこのアップデート版を出すことは決まってたの? ますますわからない・・
そんなわけで、HGUC203 ゼータガンダム(一般販売版)から外装パーツの一部が変更されたキットとなります。
1つのウリとなっているのが、一般販売版ではできていなかったフライングアーマーの色分け精度の向上。
ただしこれ、縁の赤色がパーツ分割で色分けされているだけで、内部のウイングの色分けはできていません(一般販売版は黒一色成型でしたが、今回は赤の一色成型に変更)し、上部フィン(?)の白も相変わらずスルーでシールすら付きません。
一方で、本体の基本的なプロポーションは変わらず、しかし細々とパーツのバランスが調整され、よりメリハリの感じられるデザインになりました。
具体的な変更点についてはまたのちほどピックアップしていきますが、単純に格好いいことには違いないです。
なお、機体各所のオレンジのラインの多くは基キット同様、シールでの再現になります。
武装類
リック・ディアスはすべてそうでしたが、こちらも武装類はほぼほぼ基キットからそのまま流用されています。
ビームライフル
砲身の伸縮は設定通りに可能ですが、センサーの収納やエネルギーパックの着脱はできず、色分けもあまりされていません。
変形都合もあってグリップは可動(収納可能)。後部には展開式のジョイントがあり、前腕などにマウントすることもできます。
銃口にはビームサーベルと共通のビーム刃を取り付けることができ、ロングビームサーベル状態を再現可能。
2箇所のセンサー、側面のオレンジのラインはシールです。
保持には汎用の持ち手を使用します。
ビームサーベル
2本が付属。
腰部サイドアーマーへの収納は再現されていません。
ビーム刃はロングビームサーベルと共用の汎用パーツです。
腕部グレネードランチャー
左右の前腕に固定装備されている2連装のグレネードランチャー。
ハッチ開閉ギミックが再現されており、内部にグレネードの弾頭も造形されているのですが・・前腕装甲の形状が変わったために、弾頭が見えにくくなってしまいました。
シールドを取り付けるのと同じ位置に予備のカートリッジを取り付けることができます。画像は取り付けた状態です。
カートリッジは左右分2個付属します。
シールド
ウェイブライダー(WR)形態で機首となる専用シールド。
はめ込み位置の変更で伸縮を再現。側面のオレンジ、そして中央の赤はシールです。
細長い独特の形状で、正直あまりシールドとしての役割は果たせてない気がしますが、そこは目を瞑って。
このシールドのみ、機首部分の赤いパーツが新規造形になっています。
下部の黒いパーツは流用なんですが、ランナーにはスイッチが入っているので、本当はここも新規造形にして中央部の色分け、そしてランディングギアの展開ギミックも追加するつもりだったんじゃないのかなぁ?
裏面にはレネードランチャーが装備されています。
前腕への取り付けには専用ジョイントを使用。3㎜軸接続なので回転は可能です。
ハイパーメガランチャー
ゼータガンダムが誇る最大火力武装。
砲身の伸縮、メイングリップと左右のサブグリップおよびそれぞれのカバーの展開が可能。
大型武装ゆえに取り回しはあまりよくないですが、腕部の柔軟な可動もあって、両手持ちは無理なく可能です。
ライフル同様、砲口にビーム刃を取り付けることもできます。その場合はハイパーロングビームサーベルというんだろうか?
ウェイブライダー(WR)形態
ほかの可変機でいうところのモビルアーマー(MA)形態。
宇宙空間における高速移動から大気圏突入、大気圏内飛行もでき、サブフライトシステムとしてほかのMSを運搬することも可能な万能戦闘機形態です。
キットでの変形は差し換えで再現されますが、余剰パーツは最小限で済まされています。
こちらも基本仕様は一般販売版と変わらず、フォルムもほぼ同じです。
しかし、このサイズでこのまとまりのよさは、やはり差し換えならではですね。
裏面はこのように。
本体がフライングアーマーとシールドによって完全に保護されているのがわかります。
このまま巨大なシールドにもなりそうです。
スタンドディスプレイ用には専用のアタッチメントが付属。
ライフルのほか、ハイパーメガランチャー、さらにリアアーマーのダボ穴にグレネードランチャーの予備カートリッジ(ライフルをそっちに付けることもできます)も取り付けることが可能。
ハイパーメガランチャーにはランディングギアを取り付けることもできます。
基キットとの比較
左がHGUC203 ゼータガンダム(一般販売版)、右が今回の[U.C.0088]版です。
変更箇所はアンテナを除く頭部、コクピットハッチ含む胸部装甲と背部装甲、肩アーマー、前腕外装の青い部分、フンドシ部含む腰部フロントアーマー、脛外側の外装、フライングアーマー、シールドの機首部分となります。
全体的に若干小型化され、造形はよりシャープに、ディティールの密度も増した感じになっています。
腕や脚の長さは変わっていないのですが、それぞれ肩アーマー、フロントアーマーの小型化で長くなったように見えますね。
フライングアーマーも、色分けのためだけの新造ではなく、各部のバランスが若干変わっています。
脛外側の外装は、ほかと違ってボリュームアップしてています。ディティールも追加されていますね。
総じてMS形態ではよりメリハリを感じるデザインに修正されています。
あと関係ないですが・・一般販売版のゼータ、けっっこう真面目に塗り分けてたんだな、僕(笑)。
まぁ、筆塗りでムラも酷いですが、ライフルも塗り分けてるし・・
WR形態でも。
同じく左が一般販売版で、右が今回のものです。
こちらはMS形態ほどに違いを感じません。
パッと見てすぐに判るのは、機首が丸みを帯びた形状になったくらいですかね。
明らかに機首部分の厚みが増しています。
脛外装のボリュームアップはわからんではないですが、なんでここも太くしたんだろう?
さらにほかの関連アイテムと並べていきます。
まずは今回の2体を並べて。
造形的に違和感は感じません。
リック・ディアスは背が基キットより高くなったことで、重MS感も増した感じがします。
リック・ディアスとディジェで。
ディジェはリック・ディアスをベースに開発された機体なんですが・・今回のリック・ディアスのアップデートでかなりの身長差が生まれてしまいましたね。
まぁ、実際のデータでもディジェのほうがわずかに小さいんですが。
思った以上に強そうに生まれ変わったな、リック・ディアス。
ともにREVIVE版の百式、Mk-Ⅱで今回のゼータを挟んで。
ゼータガンダムってけっこうでかいんだなぁ・・と、あらためて思うことはそれくらいですか(笑)。
開発系譜的には親子(百式:父、Mk-Ⅱ:母、ゼータ:子)と言えなくもない3機ですね。
以下、画像
まずリック・ディアスで。
可動範囲の拡大で開脚幅が広がり、より力強い立ちポーズが可能に。安定感も増しています。
基キットにはなかったスタンド対応穴が股下に設けられたので、空間戦闘イメージのディスプレイも容易に。
頭部および腰部の可動は基キットのまま。つまり回転ができるだけですが、頭部はともかく腹部に下手に可動を追加して、お腹周りがスカスカになってしまうのも違う気がするので、これでよかったと思います。
立て膝でのドダイ改への搭乗も・・けっこうギリギリではありますがなんとか可能。
そもそもREVIVE Mk-Ⅱや百式でもこのポーズがさほど綺麗に決まらないことを思えば、十分過ぎるでしょう。
彼は頑張ってますよ(笑)。
続いてゼータガンダムで。
ゼータガンダムというと、アニメ放映当時からガンプラでの可変機構の再現に苦労し、強度も含めていまだ完璧なものはできていないという印象。
MS形態での可動性能も、その煽りを受けていまいちなキットが多かったものですが、HGUCでは差し換えによる変形を選択したことでMS、WR両形態のプロポーションを両立しつつMS形態での可動性も確保され、REVIVEにおいてさらに進化しました。
そして今回のアップデートでさらに・・ということはなく、可動に関しては基キットのまま。
もちろん十分に動くのでなんの問題もないんですけどね。
肩間接は引き出し式で前後に広く可動、さらにほぼ真上にまで跳ね上げることができます。
頭部は襟が干渉するためあまりスムーズには動かせません。
胸部から腹部、腰部にかけては2箇所のボールジョイント接続により回転、捻りが可能。ただし、腰の接続が緩めですっぽ抜けやすいです。
脚部は変形の都合もあって膝が前後どちらにでも曲げられるため、極端なS字立ちも可能。
足首はボールジョイント接続ですが、脛外装の形状もあって左右のスイング幅はあまりなく、接地性は微妙。
また股関節も緩いので、上半身の重みに耐えきれず、股裂きの末に転倒・・ということがたびたびありました。
まぁ、バランスさえとれれば画像のようにハイパーメガランチャーを構えての自立は可能です。
腰部リアアーマーは後ろ向きに跳ね上げることができますが、フライングアーマーが干渉するのでほぼ死に可動。そのフライングアーマーもあまり自由に動かせる仕様ではありません。
なんか、十分に動く! とか言いながらできないことばかり羅列してる感じですが、安心してください、
格好いいポーズはいくらでもできますから(喜)。
最後に劇中シーンイメージで何枚か。
地球降下後、アウドムラからの出撃シーンをイメージ・・したんですが、よく考えたらこの段階ではもうクワトロは百式に乗ってるんですよね。
なのですでにクアトロ機じゃない・・ということは、カミーユの乗ったゼータガンダムとクワトロの乗ったリック・ディアスの共闘シーンってないのか?
ならタイトル画像、誰が乗ってるんだろう?(笑)
まぁこっちも含めて、たぶん、アポリーかロベルトでしょうね。
ロベルトといえば、新訳版では戦士シーンがカットされ、いつの間にかフェードアウトという不遇に・・
同じく、新訳版ではまるっとエピソードがカットされたキリマンジャロの嵐のイメージで。
エピソードカットにより新訳版にディジェは登場しなかったので、結果としてHGUC化もかなり待たされることになりましたね。
まぁ、待たされた甲斐のあるキットにはなってたかな。それにプレバンとはいえ、ドダイ改も発売されるとは思いませんでしたし。
あと、久々にサイコガンダム出してみました。でかいわ(笑)。
でかいけどわりと単純な構造で安心感あります。
そして最終決戦。
このなかでは唯一ジオがREVIVEされていませんが、まぁ今後もされることはないでしょうな。
しかしこのジオ、これもかなり初期のキットであるにもかかわらず(そして発売直後に買って組んでいるにもかかわらず)、経年劣化ははぼなく、間接保持力もまったく問題ありませんでした。
造形的にも最新キットと並べて全然遜色ないですし、MGですら2本しか付かなかったサーベル用のビーム刃がちゃんと4本付いててこのでかさで2400円とか、今となっては超破格!
以上、“HGUC リック・ディアス(クワトロ・バジーナ機)” & “HGUC ゼータガンダム[U.C.0088]” でした。
ともに一部新規造形パーツを加えたアップデートキットということになりますが、ゼータのほうが外装のみの変更に留まり、これまでのバリエーションキットの範疇を超えていないのに対し、リック・ディアスは間接構造までもが新規に作り直されており、確かにアップデートがされていました。
REVIVEのような完全新規ではなく、MGのVer.1.5のような一部パーツ(ほぼ半数)を置き換えるかたちでアップデートというものは、ほかではこれまであまり例がなかったように思います。
ひょとしたらビルドシリーズ等への流用で見られたのかもしれません(今回のリック・ディアスの場合も、そもそもはビルドガンマガンダムが先ですしね)が、HGUCでは初めて・・かな?
なににせよ、今後そういうキットは増えていくかもしれませんね。
だって、開発費半分で済むんですよ(そんな簡単な話じゃないだろww)。
少なくとも今回のリック・ディアスは成功していると思いますし、ほかにもHGUCの初期アイテムで、もはやREVIVEはなさそうなハイザックとか、ワンチャンありそうな気はするけどやっぱ難しそうなザクⅢとかバウとかで試してほしいです。
その前に黒いディアスが発売されるかなぁ。
ひょっとしたら、シュツルム・ディアスまで出すかも・・微妙に色とか形の違うパーツがあるから、今回のディアス使って現状のモノを簡単アップデートとはいかなそうなので・・
ゼータ0088に関しては、謎ですね。
色分けは中途半端ですし、外装の形状変更は、基キットも決して悪くはないですし、好き好きという気がします。
どういう意図があって出したのか、本当、謎だ。
まぁ格好いいからいいんですが(笑)。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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