ヘキサギア オルタナティブ スニークサイト & クロスレイダー レビュー

 今回のレビューは、1/24スケール ヘキサギア オルタナティブ より、

“スニークサイト” と、

“クロスレイダー” です。


 ヘキサギアに新カテゴリ、

“ヘキサギア オルタナティブ” が登場。

 第1、2弾アイテムとして、

“スニークサイト” 、“クロスレイダー” が同時発売となりました。


 ヘキサギアに小サイズ、低価格帯の新シリーズ、オルタナティブが登場。

 第1弾となるスニークサイトと第2弾クロスレイダーが同時発売されました。

 本来は一月開けて順番に発売される予定だったのですが、おそらくは新型コロナの影響でスニークサイトの発売が一月遅れ、結果的に同時発売ということになりました。

 クロスレイダーは当初の予定通りに発売された格好ですが、一方でこちらと同時発売予定だったろうアーリーガバナーVol.3は延期となったので、もういっそクロスレイダーも一緒に延ばせばよかったのに・・と思ったりもしましたが、色違いがあるからいいのか。


 単体でもヘキサギアらしい要素が詰まっているのでヘキサギア初心者の入門キットとしてはもちろんのこと、ヘビーユーザーにはより世界観を拡げてくれるサブアイテム、組み換え用素材として重宝できるものになっているオルタナティブシリーズ。

 今回は2つまとめてレビューしていきます。



スニークサイト

 ガバナーとほぼ同サイズの小型ヘキサギア。

 もちろんガバナーが搭乗するタイプの機体ではなく、主機となるヘキサギア、あるいはその制御システムKARAの遠隔操作によって半自立行動が可能な無人機・・いわゆるドローンという設定です。

 モチーフは鳥ですが、こういった素直な動物型は意外にもヘキサギアでは初めてですね。

 実写版トランスフォーマーのレーザービークのような雰囲気です。サイズも似たような感じ。

 ガバナーとほぼ同サイズだけあって各パーツはなかなかに小さく、一方で可動にはキツい部分もあり、動かすときにはけっこう気を遣います。


 キットはダークブルーの単色成型。

 頭部に計4つある目(センサー)くらいは塗装済みパーツにしてくれるのかと思いきや、そんなことはなかった。

 さすがにそのままだとあんまりなので、目と右側面の羽根型のアンテナだけゴールドで塗装しました。

 

 脚部の爪の開閉は差し換えで再現。

 閉じているほうにはガバナー用の武装などを持たせることができます。

 ただ、アーリーガバナー付属のサブマシンガンなど、一部の武装はグリップ部分が薄過ぎて保持できませんでした。

 なお、開いているほうの爪に取り付けるボールジョイントと脚部関節用の打ち込みピンはそれぞれ1つずつ予備が付属します。

 また、胸部のヘキサグラムは長短2種類が付属し、長いほうを取り付けるとそのまま各ガバナーの背部コネクタに接続もできます。


クロスレイダー

ヘキサグラムを主動力として採用した第1世代ヘキサギアの1種で、見たまんまの戦闘用バイクです。

 今回発売のモノはフォレストカラーということで、バルクアームα密林戦仕様やフォレストジープと共通のダークグリーンがメインカラー。

 キットはそれ以外にメカ部分にガンメタ、タイヤなどにブラックという3色成型。スニークサイトとの差が・・(笑)

 パーツ構成もなかなか凝っており、小型ヘキサギアとしてのキャラクター性はもちろん確保しながら、バイクのスケールモデルを組み立てるような感覚も味わえます。

 やはりスニークサイト同様パーツが小さいので、可動部の渋み含めて注意が必要な部分もありますが、パチ組みなら30分もあれば完成させられると思います(スニークサイトよりは多少時間がかかるかと)。

 今回はフロントフォークのシリンダーやミラー、後部サスペンション、シート側面のバー部分をシルバーで塗装しました。

 フロントフォークに関してはなにも考えずに塗ってから組もうとしたらパーツが入らなくて苦労しました。下処理はちゃんとしましょう(当たり前!)

 前輪後輪はもちろんどちらも回転。

 通常時はスタンドを立てることで自立します。


 ガバナーを乗せて。

 男性ガバナーだとまぁ、ちょうどいいサイズ感なんですが・・

 女性ガバナーやハンドスケールにはちょっと大きいですね。


 ガバナー用ヘルメットが付属。

 そのまま頭部と交換するかたちです。

 色的にアーリーガナバーVol.1密林戦仕様に乗せるのが1番しっくりきますが、実は微妙に成型色が違ったり・・

 バイザーはブラックで塗っています。



比較画像

 まずガバナーを鋏んでのサイズ比較。

 スニークサイトはボディだけならガバナーと同程度のサイズですが、翼があるぶんボリュームがあります。

 こんなのに複数で襲われたら怖いなんてもんじゃないね。


 同じ色のモノたち(第2世代まで)で並べて。

 あらためてジープがでかい気もしますが。

 ミリタリー色がどんどん強くなっていく。

 さらにスティールレイン、そして昨日正式発表されたハイトレーガーと、どんどん緑成分が増えていきますね。

以下、画像

 まずはスニークサイト。

 可動部はガバナー以上。翼にも多数の可動軸があり、様々な表現が可能です。

 翼をたたんで休憩モード。

 ライフル、さらに刀も扱う器用な鳥さん。

 上空からガバナーを急襲。だから怖いって。


 続いてクロスレイダー。

 前後輪の回転のほか、フロント部分の左右可動、グリップ、ミラーにスタンドも可動と、バイクモデルとしては十分な可動を再現していると思います。

 とくにミラーはボールジョイントでぐりぐり動きますが、なにぶんアーム部分が細いうえにジョイントもキツめなので破損には注意。こちらに予備はありませんので。

 2人乗り。本来バージョン。

 2人乗り、アオハルバージョン。

 彼女にもメット貸してあげて。


組み換えいろいろ

 簡単にいくつか挑戦していました。

 ちなみに、このためにスニークサイト、クロスレイダーとも2つずつ購入しています。

 以下に使用しているものは組み換え用ということで、基本的に塗装はしておりません。


 まずはスニークサイト。

 説明書やパッケージでも紹介されているガバナーとの合体パターン。

 胸部ヘキサグラムを長いものに交換し、背部コネクタに接続。頭部もガバナーと交換しています。

 スニークサイトの頭部には通常のジョイント穴のほか、このようにガバナーのボディに取り付けるためのジョイント穴も空いているのでそのまま取り付けが可能です。ただし、後ろから見てはいけません(笑)。

 ガバナーのボディには色味が1番しっくりきたナイトネロを使いました。得物はビアンコの大剣ですが。


 ミラーの手脚をスニークサイトのものと交換してパーピー型改造人間(ミラーはパラポーンだから人間じゃないか・・)。


 翼は付け根にボールジョイントをはめ込んだ状態なら各ガバナーの肩間接に取り付ることができます。

 ただ、あまりかっちりとは接続できません。

 脚はそのまま交換可能です。


 FAGの上腕以下とスニークサイトの翼を交換してもよい感じ。

 もちろんメガミでも可能です。


 続いてクロスレイダーにフォレストジープを組み合わせて、ケッテンクラート的なビークルにしてみました。

 最初はほぼそのまま連結させようかと思ったのですが、やはりジープがでかいのでかなりバランスの悪いものになってしまったので、メインフレームを2枚だけ使い、荷台部分をジープから半分以下にまで縮めました。

 けっこういいバランスになったかと思います。

 あ・・、運転手のヘルメットのバイザーの色がおかしいですが、気にしないでください。


 スニークサイト、クロスレイダーをそれぞれ1つずつ使ってなにかできないかといろいろ弄った結果、謎のエイリアン型メカに・・

 最初は人型を目指してたはずなんですけどね。今の僕の力では無理だった(笑)。

 2個ずつ使えばいけたもしれません。いずれまた挑戦します。

 なお、翼の接続などにランナーの枠を使っています。


バルクアームβ長距離狙撃重装仕様

 これはオマケ。

一緒に購入したバルクアームβ標準仕様ですが、ずっとやってみたいことがあったので端からそこを目指して製作。

 思った以上に上手くいったと思うので、もうデフォルトの状態に戻す気がなくなり、レビューも見合わせ。

 でも、せっかくだから完成品の姿だけはお披露目したい・・ということでここでちょろっと紹介だけせてください。

 はい。ただの自己満です(笑)。

 
 モチーフというか、目指したモノはザメルです。

 メインの長距離砲には、当初MSGストロングライフルの使用を想定していたんですが、もっといいモノを見つけたのでそちらに変更。

 同じコトブキヤから発売されているアーマド・コアシリーズのウエポンユニット018、大型グレネードキャノン:OIGAMI です。

 ルーデンスを作っていたときに、このコに似合う銃火器ないかなー、といろいろ探していたときに見つけました。

 コトブキヤキットではありますが最近のキットとは互換性がないので、接続基部のみ余剰のジョイントパーツなどを接着して作りました。

 ほかに使用したキットは、デザートバギー×1、マルチポッド×1、それからアグニレイジの余剰パーツ(ボルトレックスからの流用ランナーの余剰)、初期のヘキサギアキットに2枚ずつ付属した汎用ジョイントランナーからジョイントパーツをいろいろ、です。

 キャノンの基部以外はパーツの加工、接着などは一切していません。

 なので、その気になれば全部バラしてそれぞれデフォルトの状態に戻せるのですが、たぶん一度バラすと二度と同じモノが作れない気がした(ちゃんとレシピを残せばいいだけだけど)ので、もうこれはこのまま残します。

 側面図も。

 本体の構造はほぼそのまま。外装パーツの位置を変えたり追加したり、あと腰を前後逆にしたりして印象を変えています。

 ホバー走行でそれなりの速度で移動できる設定ですが、あくまで拠点狙撃用の機体なので、運動性は標準機に較べてはるかに劣ります。

 そのための装甲強化、さらに狙撃時の安定性確保のために全備重量は標準仕様の2倍以上。
 一応接近されたときの迎撃用にマシンガンとヒートナイフも装備。

 ヒートナイフは絶対抜けそうにないところにマウントしてしまっていますが。

 さらにガバナーが直接使用する対人機関銃も右肩に装備しています。


 狙撃形態に変形。

 背部のフレームを起こし、長距離砲の基部を回転。さらに砲を展開していきます。砲の展開ギミックはキットそのままです。

 狙撃の衝撃からメインセンサーおよびガバナーを保護するシールドも追加しています。


 コクピットハッチの展開も可能です。

 いやはや、手前味噌ですが、これまでヘキサギアの組み換えはいろいろ挑戦してきましたが、1番の出来ですよ。

 まぁ、ほぼほぼ外装の位置変更だけなんですけどね。

 ・・と、こいつの解説の分量が本題よりもずっと多い(笑)。


 なお、バルクアームβそのものに関しては以下からどうぞ。

 標準型との違いはカラーリングと頭部、胸部パーツの一部、それに武装です。



 以上、ヘキサギア オルタナティブより、“スニークサイト” & “クロスレイダー” でした。


 ヘキサギア(機体)もそうですが、ガバナーすら2000~3000円するようになってきたところでこのような小サイズ、低価格で気軽に数を揃えられるキットを展開してくれるのは嬉しいですね。

 組み立ても簡単で、まさにヘキサギア入門にぴったりなキットだと思いますが、一方で各パーツが小さく、かつ形状に特徴のあるものが多いため、組み換え素材に使う場合は相応のセンスが必要となる、中級者以上向けのキットとしての側面もあるあたり、さすがコトブキヤだと思います。

 センスがないとこんなことになります(笑)。

 正直、デフォルトの形態でいくつか並べておくだけでもけっこう満足できます。

 とくに、クロスレイダーはガバナーやハンドスケールの数だけ欲しくなる。

 デザートカラーのほうも購入予定ですが、そっちも2、3個買おうかな。

 ヒューマノイド・ジェスターも複数買いすべきか・・


 さて、昨日開催された “エア静岡ホビーショー” 。

 毎度のことながら凄まじい勢いで、明日を生きる希望を与えてくれるコトブキヤには感謝しかありません(笑)。

 ヘキサギア関連も充実のランナップでしたね。

 やはり第2世代が主軸になってはいますが、完全新規の第3世代も発表され、動物メカ好きも見捨てられていなかったことを再確認。

 オルタナティブシリーズの新作については言及がなかったように思いますが、鳥、バイク2色、人型の4つだけで終わるとは思えませんし、また秋にさらなる展開が待っていることでしょう。

 どんどん財布が薄くなるわぁ・・


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。 

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