今回のレビューは、トランスフォーマー シージ より、
“SG-24 サウンドウェーブ” と
その部下のカセットロンたち、
“SG-16 サウンドウェーブ スパイパトロール(レーザービーク & ラヴィッジ)” 、
“SG-41 ランブル & ラットバット” です。
実は今回ちょっと手抜きをしていまして、旧サイトで載せたサウンドウェーブおよびレーザービーク、ラヴィッジのレビューをほぼそのまま転載し、そこにランブルとラットバットに関することを追加した内容になります。
ランブルとラットバットだけだと書くことほとんどないし、かといってスピニスターと一緒にするのもしっくりこないし・・そもそもスピニスターはどうせならシンジと一緒に書きたいし、ということで。
まぁ、大目に見てください(笑)。
転載の本文については一部修正している箇所もありますが、ほとんどそのままです。ただ画像に関しては基の画像を消してしまったためにコピー & ペーストしたものなので、多少画質が悪くなっているかもしれません。始めからそんないい画質の写真じゃないけどね。
一応、以前のレビューの枕も載っけときます。
「いやぁ、待ってましたよ、サウンドウェーブ。
トランスフォーマーのなかで1番好きなキャラクターです。
小学校入学前に買ってもらった旧オリジナルトイをいまだに持ってますからね。
まぁ、保存状態はお世辞にもいいとは言えませんが、処分せずに手許に残している者のなかでは当然一番古いです。次に古いのがブロードキャストかな?
一般的にも人気のあるキャラだけに、過去にも度々リメイクされてきましたが、いわゆるサイバトロンモードをイメージしたシルエットでSFカーに変形するタイプが続いたり、レジェンズでようやくテープレコーダーに変形する型が出ると思ったら、ブロードキャストのリデコでイマイチサウンドウエーブに見えないうえにヘッドマスター仕様だったりと、なかなか個人的に納得のいくアイテムは出てきませんでした。
マスターピース(MP)版はかなり理想に近いものでしたが、あれはやはり別格ですからね。
コレクションサイズでサウンドウェーブらしいサウンドウェーブが現れるのを、けっこう長い間待っていたような気がします。
なので、まさにようやく、といった感じですね。
とはいえ、今回のシージ版はオリジナルのテープレコーダーに変形できないので完璧とは言えないところが残念ではありますが、その代わりにニッチな第三形態が加わり、開発陣のこだわりが感じられる内容になっています。」
以上、ではいきます。
サウンドウェーブ
ロボットモード
ディセプティコン(デストロン)エンブレムのモチーフにもなっている印象的なフェイスはもちろんのこと、箱型の胸部全面を占めるカセットホルダーに、腰の各種スイッチモールドは、まさしく僕が長い間待ち焦がれていたサウンドウェーブそのものです。
もちろん腕部や脚部の形状も、G1アニメやオリジナルトイのイメージを強く残しつつ、細部にわたってディティールアップしたものになっています。
背面にバックパック(ブースター部分が上を向いているように見えますが)が追加されたのが、今回のシージ版のロボットモードほぼ唯一の独自要素といってもいいくらい、サウンドウェーブです。
頭部にはショックウェーブ同様の集光ギミックが搭載されていますが、出力面が広いため、ショックウエーブほどの効果は得られないのが惜しいところ。
胸部や前腕、脛にはけっこう派手めのウェザリングが施されています。とくに胸部カセットホルダーはバキバキに割れたスマホ画面みたいでちょっとやり過ぎ感が……
正直、ここまでのダメージ表現はサウンドウエーブのイメージじゃないんだよなぁ。
サウンドウェーブとしては当然再現されるべきギミックとして、胸部カセットホルダーの開閉が可能です。
ちゃんと左肩のスイッチを押すことでホルダーが開きます。
さらに、左の拳は人差し指を少し伸ばした状態で造型されており、肘が深く曲げられることも手伝って「イジェ~クト!」ポーズもばっちり。
MP版では指が可動しましたが、さすがにそこまでは再現できす。常に左の人差し指だけちょっと伸ばしてるのは不自然ではありますが……
もちろん、カセット(ウエポン?)モードに変形したレーザービークやラヴィッジを収納することもできます。ただし、一度に収納できるのは1体のみ。
左右の前腕には小さなダボ穴があり、レーザービークの脚部を固定して留まらせることができます。
これもMP版でもあったギミックですね。
ちなみに、ラヴィッジとはとくにこうした遊びはできません。
そしてラットバットも、留まらせられませんでした。MPだとできたのに・・
ビークルモード
古典SFに登場しそうなスペースシップにトランスフォーム。
過去のサイバトロンモードモチーフのサウンドウェーブは世紀末感漂うマッスルカーに変形するパターンが多かったように思いますが、今回はオートボットとの対比の意味もあるのか、飛行タイプのビークルモードとなりました。
艦橋に当たる部分はクリアパーツで再現されていますが、そのサイズ感から察するに、本来はかなり大きなものとしてイメージされているようです。質量保存の法則は無視です(笑)。
ロボットモードの胸部が機体の真後ろに配置されるところなんかは、スタースクリームと共通していて面白いですね。もちろん、この状態でもカセットホルダーの開閉は可能です。
底面にはこの形態でディスプレイするためのスタンド穴も完備されています。
外灯モード
アニメの惑星サイバトロンのシーンで登場した、街灯に擬態した姿を再現した第3のモード。
一応公式の仕様なんですが、説明書には一切記載がなく、パッケージの折り返し部分に完成図の線画のみ描かれています。
また、パッケージのイラスト面にブラックライトを当てることでも同じものが浮かび上がってくるそうです。
でもこれ、少なくとも日本の公式サイトなどではまったく言及されていませんし、普通に購入しただけではほとんどの人がまず気付かないと思います。
なんでこんな仕様にしたのか、意味がわかりません。そもそもブラックライトってそんなに身近にあるものなの?
街灯モードのことに話を戻しますが、変形は至って簡単で、頭部を収納してバックパックを被せ、下半身を前後に180度回したあと腕部を後ろにたたむだけです。
アニメのシーンがあまり記憶にないので、その程度忠実に再現されているのかはわかりませんが、これで騙されるやつはよっほどだと思いますよ(笑)。
だって、ほとんどそのまんまだし。サウンドウェーブ要素丸出しだし。ディセプティコンマーク書いてあるし。
まぁ、らしいといえばらしい形態で、ネタとしても面白いからいいんですけどね。
レコーダーモード
こちらは非公式。
とはいえ、誰もが試したくなるテープレコーダーへの変形ですが、腕部が邪魔で画像の位置が限界。腕部を取り外せば、それらしい形にはできます。
あとちょっとなんだけどなぁ。当然発想としてはあるはずだし、やろうと思えばできるはずなので、意図してできない構造にしてるんでしょうね。
そこはサイバトロンモードということで、なにか譲れないこだわりがあったのかもしれない。その代わりの街灯モードなのかも。
でも、オートボットのビークルモードはほとんどアースモードじゃないか! というツッコミもあろうけれど。
付属武器
HI-KEP コンカッション ブラスター
手持ち武器その一。
デザインはもちろんオリジナルを踏襲。サウンドウエーブの武器といえばこれですよね。
銃口部は後方にスライドし、乾電池のような収納形態にすることができます。
LR-HD ソニック キャノン
右肩に装備する武器で、これもまたサウンドウェーブ似なくてはならない要素。
見ためは小型のミサイルランチャーっぽいですが、名称から音響兵器のようです。
接続軸は引き出すことで角度を付けることができますが、バックパックとは干渉しがちです。
EMXT ブリッツ チャージ ブラスター
手持ちの武器その二。
カラーと形状から、おそらくはオリジナルのメガトロンが変形する銃(ワルサーP-38)をイメージしたものかと思われます。
実際、アニメでもサウンドウエーブが銃に変形したメガトロンを手に戦うシーンがありましたし、MP版にもスケールを合わせた銃モードのメガトロンが付属しましたしね。
USW HG ソニック コンプレッション メガ-ブラスター
展開したブリッツ チャージ ブラスターを中継に、コンカッション ブラスターとソニック キャノンを連結した大型武器。
いつものように付属の武器全部を直列に繋げた状態ですね。
画像のように両手での保持が基本ですが、サウンドウエーブの肩周りがとくによく動くと言うわけでもないので、あまり格好良く構えることはできません。
レーザービーク
ビーストモード
日本名コンドル。
サイバトロンモードということで、二つ目ではなく戦闘機のキャノピーのような顔になっていますが、それ以外は馴染みのあるコンドル。
小型化に伴い、いろいろと簡略化されていますが、いわゆる武器部分も含めた完全変形はMP版譲りです。
底面で5㎜軸を起こすことができるので、それを利用すれば飛行状態でのディスプレイも楽です。
ウェポンモード
V1 ソニックサージ ドローン アーマー
一応マイクロマスターのカテゴリに含まれていますが、ほかの同カテゴリアイテムのように単体でビークルモードに変形、さらに2体合体してのウエポンモードという3段変形はできす、単体でこのオリジナルのカセットモードに近い板状の物体に変形できるのみです。
裏面には5㎜軸が収納されており、それを起こすことでデラックスクラス以上のアイテムの各部に取り付けることができます。また先にも言った通り、この状態でサウンドウェーブの胸部カセットホルダーに収納可能です。
名目上、ウエポンモードとしておきますが、なんなんだろうこれ?
アーマーとあるので、増加装甲、もしくは盾のイメージで捉えていますが、ドローンともあるので、この状態で誘導兵器となるのかもしれません。
ラヴィッジ
ビーストモード
日本名ジャガー。
小サイズになった弊害でしょう、全体にずんぐり体型になり、尻尾もなくなったことでジャガーというより熊みたいな見ためになってしまいました。
まぁ可愛いけど。
オリジナルのあのシャープなイメージはまったくないですね。
ウェポンモード
V2 ソニックサージ ドローン アーマー
レーザービーク同様、板状のなにかにトランスフォーム。
やはり裏面に5㎜軸が収納されています。
結局のところサウンドウェーブありきのキャラたちなので、いっそ素直にデバイスモードということにして、武器要素を加える必要はなかった気もします。
というか、カセットロン好きとすればただサウンドウェーブの胸部に収納できるだけで満足です。
レジェンズ版くらいのサイズがあれば、単体でデバイスモードとビークルモードへの変形、さらに合体してのウエポンモードも十分可能だったんでしょうが。
ランブル
ロボットモード
ビーストタイプの多いカセットロンにあって貴重なロボットタイプにして代表選手。
デザインはG1準拠ですが、随分とずんぐりしちゃったなぁ・・地球来訪以前の時系列だし、幼少期ということで納得します(笑)。
レーザービークとラヴィッジはMP版と同じくに武器まで含めた完全変形でしたが、彼は本体のみでの変形。まぁ、そこはMP版も装だったので仕方ないとは思いますが、ゆえに武器も付属せず、
丸腰。やっぱまだ子供なんだ、きっと。
あと、この型だと僕はランブルよりもむしろフレンジーのほうが優先順位高いと思うんだよなぁ。アニメでも絶対あっちの青いほうが出番多いし。
でも、海外だとフレンジーよりもランブルのほうが先に名前が挙がることが多くて、なんでだろうと思ってたら、そもそも初代アニメでランブルとフレンジーの色を塗り間違えてたそうな。日本版は色に合わせて役割をそっくり入れ換えたんだってね。だから日本だとランブルよりもフレンジーのほうが目立ってたのか・・
え? 今さら? とか言わないで・・
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