SS オプティマスプライマル レビュー

 今回のレビューは、トランスフォーマー スタジオシリーズ より、

“SSー118 オプティマスプライマル” です。


 実写映画最新作、“トランスフォマー/ビースト覚醒” に登場したマクシマルのリーダー、

“オプティマスプライマル” が、

 スタジオシリーズで登場。

 リーダークラスで付属品多数、本体もリッチな仕上がりで発売されました。


 ついに真打ち登場。

 これで映画に登場したマクシマルは全員スタジオシリーズで発売されましたね。

 オートボット連中が日本で揃うのは、いったいいつになるのか・・

 人気キャラクターの実写版初登場、もちろん主役級ということもあって、関連追いも多数・・たぶん一番多いくらいかな? 発売されたプライマルですが、今回のスタジオシリーズ版が最後発だけあってその再現度、トイとしてのクオリティはダントツです。

 映画公開から半年経っての発売・・そもそもの映画公開が何度も延期されたことを思うと、デザインや設定が判明してからもけっこう開発期間があったでしょうから、同じスタジオシリーズでも公開とほぼ同じタイミングで発売されたチーターやバトルトラップ、スカージなどとは作り込みにかなりの差が出てしまっています。

 初期のものはコンセプトアートを参考に開発されているので、そりゃあ仕方ないですよね。

 とくにスカージは・・あれはあれで決して悪くはないんですが、やっぱりもう少し発売を待ってほしかった感がありますね。

 バトルトラップも、とりあえずメインラインで出しておいて・・スタジオシリーズはあとでじっくり・・というわけにはいかなかったんだろうか?

 まぁ、今さら詮ないことですが。

 話を戻してプライマルですが、思い返せばコンボイがゴリラ? というビーストウォーズ初見で感じた違和感は、もはやビースト覚醒では一切感じないほどに格好いいキャラクターになってましたね。

 むしろプライムよりリーダーに相応しい感じだった・・

 ゴリラの時点でめっちゃイケメンだし。

 キングコングから、アメリカではゴリラ=ヒーローというイメージがあるんでしょうね。そして紳士でもある。

 ビースト覚醒におけるプライマルの戦い方はけっこう野蛮でしたが。

 レビューしていきます。


マクシマル 司令官 オプティマスプライマル

 故郷の星をユニクロンに襲われた際、エイプリンクからリーダーの座とトランスワープキーを託され、時空を超えて地球に到達。

 その後はキーを2つに分割し、自らはチーター、ライノックスのとともにペルーの密林地帯に潜伏、原住民の協力を得て、長年にわたってキーの欠片を守ってきました。

 もう一方のキーの欠片をテラーコンに奪われたオートボットとノアたちがペルーを訪れたことで邂逅。一触即発となりますが、エアレイザーのトリなしでひとまず協力することになります。

 伝説の戦士であるオプティマスプライムにちなんだ自らの名前を誇りに思っていたようですが、実際に逢ったプライムは創造と違ったと落胆するシーンもありました。

 しかしその後、エアレイザーの死を乗り越え一同は団結。

 テラーコンとの最終決戦ではロボットモードにマクシマイズ(変形)し、プライムを狙ったバトルトラップの鉄球を奪い、それを使って撃破。

 プライムにオレの獲物だと言われて、不敵に微笑み返すくらいの関係性となりました。


ビーストモード

 まずは劇中のほとんどを過ごしたこちらの姿から。

 ちなみにパッケージにはこの形態で入っていました。

 ロボットモード以外の状態で入ってたのって、ひょっとして始めてかな?

 劇中のマッチョなメカゴリラを完全再現・・とまでは言いきれませんが、しかしこれまでに発売されてきた関連トイの中ではやはり頭1つ、いや、2つくらい抜けた完成度だと思います。

 少なくともシルエット的にはかなり近いんじゃないかな。

 直立姿勢でのプロポーションも不自然さが少ないです。

 また、メカメカしい部分はしっかりメカで金属的な艶があり、有機的な部分はちゃんと生々しくマットな質感でコントラストが美しい。

 ただ、胸や肩の造形は毛皮といよりも硬い皮膚っぽく見えます。

 今回はリーダークラスになっていますが、サイズ的にはちょっと大柄なボイジャークラスというところ。

 そのぶん非常に密度のある造りになっています。ただ、重量的にはそれほどずっしりくる感じはないですね。


 頭部アップで。

 非常に精密な造形。

 ただ顔面はこんなにシルバーはキツめだったかな?

 色のせいでちょっと骸骨感が強まってしまった気もしますが、彫りの深いイケメンゴリラです。

 頭部は上を向けるようになっていますし、口も開閉します。

 SS マクシマルには全員口の開閉ギミックが実装されてますね。

 そのなかでも一番劇中のイメージに近い開き具合だと思います。

 まぁ、さすがに口内ディティールまでは再現されていませんが、表現の幅がぐっと広がりますね。


 逞しい胸筋。

 ただ先にも言ったように、恐竜とかの表皮っぽい造形なんですよね。

 あと、顎のすぐ下にマクシマルマークがあります。

 シルバー地の上にちょっと明るいシルバーでプリントされているのであまり目立ちませんけども。


 腹部から下はわりとメカニカルなデザイン。

 ウェザリングっぽい塗装がされています。


 腕部は付け根から大きく前方に動かすことが可能。

 ゴリラらしいドラミングポーズなどが自然に決まります。


 これまでの関連トイでは、ビーストとロボットの両モードで腕部はほぼそのまま変化がありませんでしたが、今回は腕部もしっかり変形します。

 ざっくり言うと、前腕側面の外装の位置がビーストモードでは内側、ロボットモードでは外側に来ることで前腕の形状を変えています。

 また、拳もそれぞれの形態で専用のものが露出する構造です。

 ただ、このビーストモードでは、

このように肘を曲げたときに外装パーツの一部がはみ出してしまうのが少し気になりますね。


 拳は手首位置でロール可動でき、さらに指が可動します。

 親指は固定で、人差し指中指、薬指と小指がそれぞれ2本一体で動くという・・ちょっと珍しいパターン。

 分けるにしても、人差し指と残り3本、というのはよく見るんですけどね。

 なんで2本ずつ?


 背面。

 正面よりもメカ成分強めですかね。

 とはいえ、がっつりマッチョな背中。

 ボリュームはありつつ綺麗に引き締まっていて格好いいです。


 一方、やはり気になるのは脚の処理。

 基本的にはキングダム版の直立姿勢時と同じ考え方で、ロボットの脚部を縮めものになります。

 つまりは膝を逆に曲げているんですね。

 もちろん、本来のゴリラの脚の構造ではないですし、可動も根元と足首の二箇所に限られます。

 見ためもけっこう不自然・・

 まぁ、ここは難しいですよねぇ。

 後ろ側にはロボットの足の裏が丸見え状態です。

 つま先を倒すことでできるだけ露出を減らしてはいるんですが、肉抜きもあるからどうしても目立ちます。


 ビースト足の裏は肉抜きなし。

 なんでここはしっかり埋めてきたんだろう?


 頭部と足首の動かすことでナックルウォーク姿勢にもできます。

 キングダム版や覚醒版のように脚を変形させる必要がないので手軽な一方、胴体の反りが再現できず、結果的にやや猫背気味になってしまいます。

 あと、脚の形状の歪さもまた際立ってしまう感がありますね。

 難しいんだなぁ。

 目下、一番の解決策は後ろから見ないことですね(ダメじゃん・・)。


ロボットモード

 なんだこれ?

 非変形のアクションフィギュアばりにプロポーションいいじゃないの。

 むしろ劇中イメージよりもずっとスタイリッシュになってませんか?

 めっちゃ格好いいんだけど? どうした?

 劇中では最終決戦時にようやくこの形態に変形しましたが、ビーストモードから大きく見ためが変わるチーターやライノックスと較べ、ゴリラが人型になるプライマルの変形はインパクトという意味では少し弱かったかもしれません。

 これまでに発売されたトイも、モチーフであるビーストウォーズ版のオリジナルトイからおおむね踏襲された、わりとシンプルな変形で劇的なシルエット変更もなかったのですが、今回はもう全然別物になってますよ。

 確かに、おおまかな変形パターンは今回も踏襲されています。しかし細かいパーツ移動が増えていますし、なにより大きく違うのがビーストとロボットでボディの正面の向きが完全に逆になること。

 これまでは下半身を180度回すということは多かったのですが、今回は全身がそのまま逆を向くんですね。


 頭部アップで。

 ビースト頭部は凄まじい造形でしたが、こちらも負けず精密に劇中デザインが再現されています。

 ただ、なぜかマスクオフ状態なんですね。

 劇中では戦闘シーンでしかロボットモードになっていないこともあり、多分ずっとマスクオン状態だったはず。

 設定上はプライム同様マスクのオンオフができるのでしょうが、なんであえて今回はオフ状態にしちゃったのか・・

 覚醒版みたいに切り替えできればよかったんですけどね。

 まさか、あとからなんらかの限定版をマスクオン状態の頭部で発売するとか? やめてよね・・


 胸部には有機的な要素がほとんどなくなっています。

 中央にはマクシマルのマークがありますが、やはりシルバー on シルバーなのでわかりにくい・・

 鎖骨周りなどのシルバー部分はウェザリングふう塗装になっています。

 バキバキに割れた腹筋がセクシー。


 ビーストモードから前後の向きが変わっているので腕部付け根の可動も当然前後逆・・つまりは後ろ向きにしか動かせません。

 う~ん・・やっぱり前向きに動いてほしいなぁ。


 肩アーマーは腕部付け根とは別軸で動くので、腕部可動を妨げません。

  メインライン版や覚醒版ではロボットモードで肩アーマーを上げていましたが、今回はビーストモードと同じで下ろしたままが基本ですね。


 ロボットモードの拳も指が可動。

 やはり親指は固定。人差し指と中指、薬指と小指の組み合わせで2本ずつ一致で可動します。

 ビーストモードと違って親指は曲げた状態で造形されているので、ほかの指を開いた状態はちょっと不自然ですね。


 脛前面の装甲もウェザリングふうに塗装されています。

 さらに左脛の装甲は一部が欠けた形状になっていて、ユニクロンの襲撃含め、これまでの過酷な生き様が顕れています。


 背面。

 かなり盛り上がった背中が特徴的。

 一方で下半身・・お尻などがキュッと引き締まっていて格好いい。


 背中はビーストモードの背面パーツが肩越しに移動し、折り重なることでボリュームが出ています。

 ビーストモードとは上下が逆になっているのですが、不自然さは感じません。


 脛裏はフレームっぽいパーツが剥き出しでちょっと張りぼて感があるかも。

 ビーストの足の裏がそのまま引っ付いてるのも、ちょっと気になる・・


付属武装等

サイバーブレード

 メイン武器となる二振りのブレード。

 オリジナルのBW版のブレードに近い形状になっています。

 刃はシルバーで塗装。

 グリップは別パーツになっており、しかもわざわざピン打ちで固定されています。

 2振りは基本同じ形状ですが、柄部分にある3㎜軸の位置、グリップ末端が3㎜軸になっているか、穴になっているかの違いがあり、連結も可能です。

 ついナギナタって言っちゃう。

 非使用時は背面にマウントできます。


エナジーアックス

 劇中ではプライマルではなくプライムが使用した斧。

 ボーナスパーツという感じですね。もちろんプライマルでも持てますが。

 これもグリップが別パーツで、ピン打ち固定されています。

 ピンの位置からして、ひょっとして可動ぎみっくであるのか? と思いましたが、そんなことはありませんでした。

 グリップ末端には3㎜軸があります。

 画像の向き、刃にモールドされている “1” が気になる・・

 非使用時はグリップ上部にある3㎜軸で太腿側面などにマウントできます。


 SS版プライムはまだ来ないので、とりあえずメインライン版のプライムに持たせてみました。

 やっぱり司令官には斧が似合うな。


チェーン

 鎖というよりは節で折れ曲がる棍のような感じですが。

 劇中でこのような武器を使ったシーンはないのですが、予告編では鎖を振り回していたシーンがあったようで、これもまた一種のボーナスパーツですね。

 4箇所で可動するのですが、すべて同じ方向に曲げられるのではなく、

このように1節ごとに90度曲げられる向きが変わるため、やや癖があります。

 なんで普通に同じ向きに曲がるようにしなかったのか・・

 3㎜軸で2本を連結することも可能。

 拳での保持は指の可動を使って握る格好になります。

 サイバーブレードやエナジーアックスを連結させることも可能。

 非使用時は適当に曲げた状態で背面の3㎜軸などを使ってマウントできます。


 SS バトルトラップの鉄球を付けることもできるので、彼を完全対にすることもできます。

 というか、実質彼のためのアップグレードパーツですね。

 各可動部のキツめなので、よほど重いもの、大きいものを付けない限り、画像のように空中に浮いた状態でもしっかり保持できます。


 なお、各武装はビーストモードでもそれぞれ同じようにマウント可能です。

 チェーンはもうちょっとなんとかならんかな・・


トランスワープキー

 物語の、まさしくキーアイテムとなるトランスワープキーも付属。

 小さいながら精密に造形されています。

 しかもちゃんと(?)2つに分割可能。

 3㎜軸接続になっています。

 軸付きのほうはノアに持たせられますね。

 このときまだ生身だけど・・


 なお、説明書には書かれていないのですが、プライマルの本体内部に収納することができます。

 ロボットモードだと背中側になりますね。

 ちょっとわかりにくいのですが、キー両端の突起部分が挟まるような溝が造形してあって、

このようにぴったり収めることが可能です。

 ただ、一旦はめ込むとちょっと外すのが大変です・・

 しかしこれも、XのTLに流れてきたポストを見て初めて知りました。

 これだからXはやめられない・・

 というか、盛り込んだギミックは全部説明書に載せといてよ・・


 中台紙の簡易ディスプレイベースの背景は、マクシマルとオートボット、ノア立ちが初めて邂逅したジャングル。

 すでにお馴染みの景色ですね。

 早くSSプライムと対峙させたい。


比較画像

 メインライン版とビーストモードで。

 劇中再現度については言わずもがな。

 サイズもSS版が一回り大きくなっています。

 ただ後肢の処理がなぁ・・後ろ側のすっきり具合ではメインラインのほうに分があるかと思います。


 ロボットモードでも。

 あぁもう、全然別人・・

 SS版はあらためて、本当に変形トイか? と思わせるプロポーションのよさですね。

 覚醒オプティマスプライマルとビーストモードで。

 日本独自の覚醒版はさすがの存在感ですが、やはり少しオモチャ感が強めかも。

 でも、ゴリラとしてのプロポーションは悪くないですね。

 同じ種類のオスとメスに見えなくもない。


 ロボットモードでも。

 さっきのメインラインとの比較で、SS版はかなり大きくなったと思いましたが、当然のようにその上をいく覚醒版。

 ただやはりプロポーションは全然違いますね。なんだろう、SS版のこのメリハリは・・

 せっかくなので、同じマスクオフ状態にしておきました。

 ちなみに価格は一緒です。

 SS スカージとロボットモードで。

 なかなかいいサイズ感じゃないでしょうか。

 ただこの2人、劇中で直接対峙するシーンってないんですよね。

 プライマルにとってはエアレイザーの仇でもあるので、せめて一絡みくらいは欲しかったなぁ。

 プライムとノアとのトリオでなんとかスカージに勝てた・・とかだったら、スカージの敗北にも納得できたのに。

 急に弱くなるんだから・・

以下、画像

 まずビーストモードで。

 ナックルウォーク姿勢で走るプライマル。

 腕が柔軟に動く一方で腰が固定だったり、脚があまり動かせなかったりするのは残念ですが、足首が動くだけマシというものかな。


 ドラミングプライマル。

 その足首可動のおかげで、脚部の形状を変えることなく直立とナックルウォーク姿勢の移行ができるようになっているのは一つの進化ではあると思います。


 ビーストモードの拳でも各種武装を保持可能。

 まぁ、これは今までのロボットとビーストで腕部をそのまま共用するプライマルすべてできていたことですが・・いや、まさか今回それぞれ専用の拳に入れ換えることになるとは思いませんでした。

 変形でボディの前後が変わるので、拳も入れ換える必要があったからでしょうが、すでにちょっとマンネリになっていたプライマルの変形パターンに軽くスパイスが加わった感じで新鮮でしたね。

 まっすぐにしたチェーン単独で持たせるとドラムスティックみたい・・


 サソリを殴り潰すゴリラ。

 次回は恐竜と戦ってほしい。

 コング VS ゴジラになるか・・


 ロボットモードで。

 可動性は・・まぁ言うまでもないでしょうが良好。

 ビーストモードではあまり動かせなかった下半身も柔軟に動かせるようなりますし、当然腰も回せます。

 太腿ロールのみかなり限定されますが、まぁそれほど支障はないですね。

 立て膝もばっちり。

 スーパーヒーロー着地も。

 片脚立ちだってこの通り。

 指が動くので拳法家っぽいポーズも決まります。


 では武器を持たせて。

 まずはブレード二刀流。

 さっきのビーストモードとほぼ同じポーズ。

 さすがに下半身のどっしり感が違いますが。

 そのまま突進!

 この勢いを止められる者はそうはいないでしょうね。


 ナギナタ状態でも。

 こうなると盾が欲しくなる・・

 アックスと連結も可能。


 チェーンを使って。

 当初はチェーンアクションも予定されていたらしいプライマル。

 ビーストウォーズ版オリジナルトイに付属したモーニングスターをオマージュしていたのかもしれませんが、バトルトラップに盗られちゃったのかな?

 片方はブレードに代えてアックスを連結したり。

 劇中再現重視のスタジオシリーズで、こういったトイオリジナルギミックが楽しめるのも珍しい・・気がします。


 トランスワープキーを連結することもできたり。

 そんな危ないもの振り回すんじゃない!


 覚醒ウエポン装備で。

 マクシマルは射撃武器を一切持たない、格闘戦専門集団でしたね。

 エアレイザーの火炎放射は・・まぁ特別ですよ。

 次回作ではホイルジャックが作ったライフルとか持たされてたら面白いかな。


 つにスタジオシリーズで勢揃いしたマクシマル。

 全員でかいな・・

 なんの怪獣映画だろう?(笑)


 マクシマイズ!

 やはりオートボットとはまたべつの種族であるとわかる、独特のビジュアルの4人組。

 劇中でこの姿での揃い踏みができなかったのは残念ですね。

 エアレイザーは本当にこんな姿だったんだろうか・・?


ゴリラ「なんだ? オートボットはまだほとんどスタジオ化できてないじゃないか・・

    やはり我々のほうがより進化した種であるらしい

プライム「うぅむ・・言い返すこともできないが・・

     とりあえずビー、こっそりそっちに混ざるのはやめろ!


ゴリラ「これがトランスワープキー・・エイプリンクから託された。

    私の生命に変えても護りぬ・・

ゴリラ「あ!

 キーを二つに分けた経緯なんて、案外こんなものなんじゃないですかね(こら)。


ハヤブサ「どうしたのプライマル? なにか落ち込んでる?

ゴリラ「いやなんか・・プライムが想像してた感じと違ったから・・

ハヤブサ「わかるわ。

 ショックだったろうな。

 ていうか、時系列がよくわからん・・


 しかし、プライマルとエアレイザーはなんというか、お互いに愛情があったのかな? と思わせるような描き方になっていましたね。

 こういう可能性もあったんだろうか?

 タイガトロンが歯軋りしてそうですが・・


 なんやかんやあってテラーコンとの最終決戦。

 これまでずっとビーストモードで通してきて、まさかこいつらこのまま変形しないんじゃ・・と思っていたところで・・

ゴリラ「ライノックス! チーター! マクシマーイズっ!!

 いや、わかってるねぇ。さすがインテリゴリラだよ。

 最高の変身シーンだったと思います。


バ「誰か、俺と張り合ってみろよ!

 勢いよく鉄球を振り回すバトルトラップ。しかしプライムに向けて投げつけようとした瞬間!

ゴリラ「張り合うだと?

力較べはプライマルが勝り、鎖が引きちぎられたことで体勢を崩すバトルトラップ。

 そこに馬乗りになったプライマルは、奪った鉄球で相手の顔面を執拗に殴りつける・・

 さすがに直接映像には乗りませんでしたが、ここでバトルトラップは退場。

プライム「俺の獲物だ・・

 これまですっと一人称 “私” と名乗ってきたプライムが、ここで初めて俺と言う。

 それを聞いて不敵に微笑むプライマル。

 それまで少しギクシャクしていた関係性が変わったと思う瞬間でした。

 微笑ましいね。1人撲殺した直後だけどね・・


 なんだかんだでビースト覚醒のオプティマスプライマルもいっぱい飼うことになったなぁ・・

 パパパッとチェンジだけは見送りましたが、それでも6匹・・頭かな?

 ウエポン版はもう一つ買っているので実際には7頭ですが、この短期間でこんなにゴリラが溢れることになるなんて。

 なんか1頭だけほぼ人間っぽいのいますけども・・


 以上、“SS オプティマスプライマル” でした。


 リーダークラスのコストを使ってリッチに仕上げられた、プライマルの決定版。

 SS86 ホットロッドに触れたときの感動再びというという感じで、満足感が非常に高いです。

 ただ1人だけクオリティが突出してしまって、ほかのマクシマルメンバーと並ぶとやや浮いてしまう感は否めません。

 でも、それも贅沢な悩みというものですね。

 ゴリラコンボイ型はクラスやシリーズの違いはあっても、ほとんど変形パターンも共通ですし、その点でもはや新鮮機はほとんど期待していなかったんですが、いやぁ、まだいろいろできるもんなんですね。

 でも、確かにこれはボイジャークラスじゃできないわ。

 ビジュアルはもちろんこれまでの関連トイのなかでもっとも劇中イメージに近く、可動性も、ビースト、ロボット両モードでの指の可動や、ビーストの開閉など、細かいパーツを使った繊細な表現も可能であるにもかかわらず、強度面に不安はほとんどない、しっかりかっちり安定感のある造りでガシガシ動かせるのはなによりです。

 付属品の豊富さも嬉しいですよね。

 プライムやバトルトラップの補完オプションも兼ねたものや、物語の文字通りキーとなるトランスワープキーの付属は劇中再現がコンセプトのスタジオシリーズの真骨頂といってもいいかもしれません。

 ただそうなると、簡易ディスプレイベースの背景はキーの起動で出現したタワーのコンソール正面とかにしたほうがよかった・・とか思っちゃいますけど、その場にプライマルほとんど行ってないわ。

 ともあれ、ビースト覚醒版オプティマスプライムのトイとしては文句なく最高峰。

 ゴリラのときの後ろ脚だけちょっと気にはなるけど、部分変形せずに姿勢変更できるのは大きいです。


 しかし2月・・そもそもの発売点数が多いうえにクオリティ面でも非常に分厚い布陣で消費カロリーがえげつないですね。

 もうちょい均等にしてくれてもいいよ。

 というか、3月以降も油断できそうにない・・

 嬉しいけど、疲れるなぁ。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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