ヘキサギア バルクアーム λ ジャッカル レビュー

 今回のレビューは、1\24スケール ヘキサギア より、“バルクアーム λ ジャッカル” です。


 第二世代ヘキサギアの雄、バルクアームシリーズに最新鋭機となる “λ(ラムダ)” が登場。

 α(アルパ)標準機と同じダークブルーの外装を纏った市街地戦仕様、“ジャッカル” が発売されました。


 第二世代型はもちろんのこと、人型ヘキサギアの元祖としてシリーズでも屈指の任意を誇るバルクアームシリーズ。

 最初期型の α は、生物モチーフの第三世代機のリリースが一段落した頃に登場したキットですが、それまでの近未来SF風味とは異なる武骨なミリタリ感を醸す機体の登場で、シリーズの世界観に厚みがもたらされました。

 さらにアーリーガバナーの登場で一気に裾野が広がった印象です。

 僕個人は、当初HMMゾイドの代替品というような感覚でヘキサギアに触れたところもあるので、依然として生物モチーフの第三世代機のほうが好みではあるんですが、いわゆるヒーローロボット系のデザインではない、純粋な兵器の延長と思えるバルクアームやその後のディフィニッションアーマー、それらとアーリーガバナーの組み合わせにはわくわくしましたね。

 デザイン的に洗練しきれてない・・というと語弊があるかもしれませんが、無駄なスタイリッシュさがないところに魅力を感じたというのかなぁ。

 もちろんスタイリッシュなロボットモ嫌いではないんですが、それをヘキサギアでやる必要はないというか・・そういう意味では、ブイトールはちょっと期待していたものではなかった。

 あくまで個人的な嗜好の話ですよ。

 キットとしての出来のよさ、単体での格好よさに文句はまったくありません。

 で、今回のバルクアーム λ 。

 バルクアームシリーズ待望の完全新規型となるわけですが・・いや、わかるんですよ。

 元祖の α  、そのマイナーチェンジである β から λ まで、現実のギリシア文字とまったく同じ順番であるのなら間に8段階あったわけですから、大きく進化はしたでしょう。

 でも、ちょっと格好よくなり過ぎじゃない?

 設定的になん柄くらい経ってるんでしょうね。


 それでは、レビューしていきます。

 キットはパチ組みしたのみです。


バルクアーム λ ジャッカル

 軍産複合体 MSGによって開発された第二世代型高性能量産ヘキサギア群のうち、市街地戦闘に調整された仕様が “ジャッカル” 。

 すでに第三世代型の登場で旧態化しているバルクアームシリーズの新型を開発した理由としては、長時間の任務に有効な装甲密閉型コクピットを持つこと、まだ第三世代機に慣れていないガバナーでも容易に運用できることなどが挙げられます。

 BMI(ブレインマシンインターフェイス)を採用したことによる操縦の簡略化、人工筋肉と新型エアマニューバスラスター装備による機動性の向上で第三世代機戸もある程度渡り合える性能を有しています。

 これまで多数のバリエーションが発売されてきたバルクアームシリーズですが、今回は完全新規でパーツの流用は一切ありません(ヘキサグラム除く)。

 スマートかつマッシブなプロポーションが格好いい。

 正直以前の面影はほとんどなく、人型という以外に共通点はない・・かなぁ。

 まぁ細かく見ていけば、なるほどこのへんは踏襲しているんだなぁとか、いろいろ発見はあるのですが、パッと見は全然別物に見えます。

 なんとなくレイバーっぽい?

 人型の機体デザインとしては、むしろブイトールよりも完成されているんじゃないでしょうかね。

 でもあくまで第二世代型なので、間接部など一応人工筋肉が使われているらしいのですが、わりと控えめというか、メカっぽさがまだ強いですね。


 背面。

 軽量化のためでしょうか、背面にはあまり外装がなく、ガンメタ色のフレームが剥き出しの部分が多いです。

 背中や太腿に配置さえているエアマニューバスラスター含め、なかなかにエロティック・・と感じる人もいるらしい。

 まぁ、わからなくはないな(笑)。


 では、各部をじっくり見ていきます。


 まず頭部。

 けっこうシャープでヒロイックなデザイン。

 α 標準型の頭部ユニットとはまったく違いますね。強いて言うならBタイプの頭部にやや近いかも。

 バイザーっぽく見える部分はその下のマスク部分と同じシルバーなので、いわゆる目ではないのかも。

 だとしたらカメラはどこにあるんでしょうね。額や側面のクリアオレンジ部はセンサーだと思うんですけどね。

 額のセンサーに代えて通信用アンテナを取り付けることで隊長機を再現することもできます。

 ヘキサギア世界でも隊長機といえば角なんですね。


 顎下の位置には六角穴があり、クリアオレンジのヘキサグラムを装填。

 その前方の装甲のスリットにもクリアオレンジのパーツを裏打ち。

 額側面のセンサー部もですが、今回けっこう細各成型色で色分けされてますね。


 胸部左右にあるダクト(?)パーツにはシルバー成型と、

クリアオレンジ成型が付属。どちらかを選択して組み立てます。

 起動前はシルバー、起動後はクリアオレンジを使い分けたいところですが、挟み込む構造なので簡単に交換できないんですよね・・


 胸部側面左右にある外装は可動するのですが、腕部可動やコクピットハッチの開閉に干渉しがちで、下手をすると破損の可能性もあります。

 これは正直不要だったな、と思いますね。


 コクピットハッチ後部の上面にはメンテナンスハッチっぽいディティールがあり、

パーツも分割されていて取り外すことが可能。

 外すと5㎜穴になっています。


ポリゴナルブラスト

 新型のエアマニューバスラスター。

 内蔵コンデンサに蓄積したエネルギーを瞬間的に開放することで爆発的な推力を得ることができるものの、一度使うと次回まで数秒の充電時間が必要とのことで、使いどころが難しいようです。

 ジャッカルでは背面に2基、肩アーマー側面に2基ずつ左右で4基、脚部付け根に1基ずつ2基の、計8基を搭載。

 背面のものはボールジョイントで若干ですが可動します。


 肩アーマーは腕部と独立して可動。

 側面のスラスター(ポリゴナルブラスト)が可動するほか、上面のパーツは3㎜穴のあるパーツに差し換えることができます。

 イメージ的には装甲が上にスライドしてハードポイントが出てくる感じですね。


 腕部の基部となるフレームはわずかですが開くことがでます。

 さらに上下方向にも可動。

 この構造は α から踏襲したものになりますね。

 ただ、可動域はあまり広くありません。


 腕部可動はこのように、

肩アーマーのスラスターが可動することで、水平方向にはこの程度上げることができます。

 肘は二重関節で深く曲げることが可能。

 手首も前後、そして左右に可動します。

 ハンドパーツは握り手、平手、剣持ち手、銃持ち手の4種が左右分付属。

 接続は3㎜軸です。

 指の形状などはブイトールのハンドパーツに似てますね。

 流用かとも思いましたが、新規型でした。


 腰部フレームは通常折りたたまれた上体ですが、

伸ばすことで下半身を大きく動かすことが可能。

 今回の仕様ではとくに必要性のない構造ですが、オリジナル組み換えの際に大きな可能性を感じさせます。

 ちなみに、通常のフレームをたたんだ状態だとこのように、

フレームと腰部外装と干渉するためわずかに上体を捻ることしかできませんが、

フレームを伸ばすことで360度回転させることができます。


 股下のこのパーツを外すと、

六角穴があります。

 基本はスタンド用ですね。

 しかし、付属のアタッチメントはご覧の通り筋があるフライングベース・ネオ専用のもので、通常の5㎜軸ははめ込めません。

 なんでこんな余計なことを・・

 筋がなければ六角⇔5㎜変換ジョイントになったのに。


 開脚はこの程度。

 思いのほか開きませんね。

 というのも、ヘキサギアではたいがい剥き出しになっていることの多い脚部の付け根間接部が、この λ では太腿フレームに内蔵された感じになっているんですね。

 脚部付け根部分にポリゴナルブラストが配置されたことによる弊害ともいえます。

 まぁ、デザイン的にはいいんですが、可動との両立は難しかったかな・・

 なお、足首も左右に可動するので、この幅ではしっかり接地はできます。


 その脚部付け根のポリゴナルブラスト。

 1基あたりのサイズはもっとも大きく、わずかですが下方に可動します。

 側面のスラスターは360度回転可能。


 膝も二重関節ですが、まぁ外装形状もあってあまり深くは曲がりません。

 足首も前後に可動しますが、前方向には脛外装と甲部分の外装が干渉するため動かしにくいです。

 つま先も可動します。

 踵パーツは六角軸接続なので固定です。


 なお、肘関節は上腕、膝関節は太腿にそれぞれ挟み込む構造になっているのですが、

それぞれ前腕、

脛への接続は六角軸になっています。

 ちなみに、肘関節には脛をそのまま繋げられますが、膝関節に前腕は繋げられません。

 膝関節が分厚くて、前腕外装の間に入らないので・・

 惜しいなぁ。


コクピットハッチ開閉

 完全密閉型のコクピットは、初期型の α や β の初期型とほぼ同じパターンで、まず後部ハッチを開き、

続いて前部外装を開きます。

 初期型の場合は頭部が前部ユニット側に付いていましたが、今回は後部側に付いているのが特徴。


 内部のレイアウトはかなりシンプルで、初期型にレバーやフットペダルはなし。

 前方にレバーのようなものが1つありますが、これが一応操縦桿ということなのかなぁ?

 雰囲気的には脱出装置用のレバーっぽくもあるけど。

 左右側面にはコンソールっぽいディティールがあります。


 ガバナー搭乗。

 ただ座らせるだけなので非常に楽。

 レバー等を握らせる必要もないですしね。

 ただ、結構狭いですね。

 男性ガバナーとしては比較的小柄なプライムでもほとんど余裕がありません。

 当然、背部の装備は外した状態でないと乗れませんよ。

 頭部のアンテナも心配でしたが、ちゃんとハッチは閉じられました。


付属武装

ヘヴィサブマシンガン:モータードッグ

 大口径弾に対応した対ヘキサギア用の短期間砲。

 市街戦用に短銃身となっているのですが口径が大きいために反動が大きく、あくまで近距離の制圧戦用とのこと。

 マガジンは取り外し可能。

 まにた、グリップの位置をある程度前後に動かすことができます。

 専用のマウントラッチパーツが付属。

 パーツ自体は3㎜軸接続なので、付属のヘキサグラムを使って好みの位置でマウントできます。

 グリップの根元部分で固定します。


プラズマロッド:ハングリーバイト

 近接戦闘用のロッド。

 シャフト(中心のシルバーの部分)に多数配置された端子から瞬間的にプラズマフィールドを形成、対象にプラズマキャノン並の熱、電磁気的ダメージを与えることが可能とのこと。

 剣持ち手で保持します。


シールド:バリケードシェル

 λ 系列の標準装備となるシールド。

 小型軽量ながら強化炭素繊維と高弾性樹脂による複合装甲で耐弾性のみならず、第三世代ヘキサギアの格闘攻撃にも効果のある防刃性能も備えています。

 基本はグリップパーツを取り付け、剣持ち手で保持するかたちになりますが、

3㎜軸付きのジョイントパーツもあるので、

前腕に直接取り付けることもできます。

 ヘキサグラムを介せば背面へのマウントなんかもできますね。


 裏面は各種武装マウントとしても機能し、プラズマロッドを収納したり、

ヘヴィサブマシンガンの予備マガジンを取り付けておけます。

 マガジンは前部で3つ付属。

 シールドへの取り付けには3㎜軸ジョイントを使用します。


 また、ランナー都合でいくつか余剰パーツが出ます。

 あまり使いどころのないパーツばかりですね。

 そんなこと言うのも贅沢か・・


比較画像

 バルクアーム α 標準型と。

 いや・・本当に系列機ですか?

 いったい何年経ったのか? というかこの間にいったいなにがあったのか? というくらいに進化してますね。

 ほぼ面影ないです。

 武装も全然違います。

 まぁ、きっと λ にもこの α の直系のような砲撃戦仕様もあるんだと思いますが。


 真正面から。

 λ はかなり大型化していますね。

 プロポーションもまったく別物。

 コクピットハッチの開きかたとか、腕部の基部フレームとか、基本構造では踏襲していると思われる部分はいくつかあるんですが。


 後ろからも。

 あらためて見ると、α には推進装置らしきものがほぼないですね。

 移動は、ただ脚部を使って歩くしかできないんだな。

 ちなみに、この α は何度も組み換え部材に使われた末にスクラップ状態になっていたものを急遽レストアしたものなのですが、右手がどうしても見つからず、そこだけ密林戦仕様のものを借りてきています。

 あと、左太腿裏側のシリンダーパーツを付け忘れてますね・・


 コクピット開放。

 パターンはほぼ一緒ですが、頭部ニットの位置が変わっています。

 やはり最新型のほうが合理的という気がする。

 ブイトールと。

 人型ヘキサギアの行き着く先という感じのブイトールですが、こうして見ると、やはりかなりクセの強いデザインですね。

 λ のほうが人型ロボットとしてはシンプルで堅実なデザインだと思います。

 ゆえにこそブイトールの特異さがまた際立つのでしょう。


 コクピット開放。

 ハッチの開き方も違えば、ガバナーの搭乗スタイルもまったく違います。

 第二世代の最新型と、第三世代の発展型の違いですね。

以下、画像

 足回りが、正直思っていたほど動かないのですが、まぁ普通に立て膝は綺麗に決まりますし、

腰部フレームの可動を活かせばスーパーヒーロー着地もなんとかいけます。

 同じ人型ということでどうしてもブイトールと較べてしまうわけですが、キットとしては後発ながら、λ は第二世代、ブイトールは第三世代以上の機体なので、設定上技術的な差は相応にあるはずですし、λ がブイトールほどに動いてしまうと、なら λ でいいやん・・となってしまいますしね。

 そこはあえて制限をかけているのかも?


 マシンガン装備で。

 見ためも装備も、ガバナーをそのまま大型化したような感じですね。


 プラズマロッド装備で。

 腕部可動はかなり優秀で、とくに手首のスナップに関してはブイトール以上なので、格闘武器が似合います。


 隊長機でも。

 シールドは肩アーマーに付けてみましたが・・この肩アーマーのハードポイント、λ のキット単体だけではイマイチ活用しにくいですね。

 3㎜軸ジョイントも、シールド裏にマガジンをマウントするための2つしかないですし。


 スタンドを使って。

 付属のアタッチメントはフライングベース・ネオ専用でちょっと使いづらいので、適当な六角ジョイントを挟んで3㎜軸接続のスタンドで浮かせました。

 実は以前から使っていたフライングベース・ネオ、支柱が折れちゃったんですよね。

 強度的にはまぁまぁ丈夫なフライングベース・ネオの支柱ですが、支えなしの1本だけで大物を浮かせるのは、やはりかなり負荷がかかっていたようで。


 ハッチオープン!

 カラーコーデもばっちりだし、ガバナーはプライムで決まりだな。

 まぁ、プライムは単独でも十分戦えそうだけども。


 ポイントに到達した。指示があるまで待機。

 作戦行動イメージで。

 複数機並べるだけでも雰囲気出ますよね。

 しかし、新作のヘキサギア、オルタナティブ以外で複数勝ったのは初めてです。

 λ の発売は先月の中頃でしたが、いつものネットショップで予約していたので月末には届くのに、XのTLでみんなが楽しく組んでるのを見て我慢できなくって、追い λ してしまったんですね。

 で、追いのほうが予約してたものより先に届く、というね(笑)。


 さあさあ、恒例の組み換えタイムですよ。

 まずは単体組み換えで。


バルクスコピオ

 なんか、最近はまずサソリに組み換えるのがルーティーンになってしまったというか、ある種の使命感で(勝手に)やってるところもありますね(笑)。

 まぁサソリにさえできてしまえば、あとはそこからの応用でなんにでもできますからね(できないよww)。

 今回は、接続ジョイントを外した脚の付け根の内側部分がハサミに見えたのが僥倖でした。

 前側の装甲とポリゴナルブラストで完全にハサミですね。

 しかもちょっとだけとはいえ動かせるし。

 下側が抜けてないのはご了承を。

 ただ肢が2対4本しかないので、あくまでサソリっぽいメカですね。

 まぁ、ヘキサギアらしいかな。


バルクビーク

 もう一つなんとか捻り出したのがこの鳥型。

 胸部が、オウムとかの嘴っぽいなと思って、でも翼でできそうなパーツはないので、飛べない鳥イメージでなんとかでっち上げました。

 でも、言わなきゃ鳥とは思われないかな。

 精一杯の威嚇ポーズ。

 けっこう可愛いとは思うんだけど・・

  まぁ、λ の単体組み換え、なかなかムズかったんですよ。

 各パーツのデザインが洗練され過ぎていて、腕は腕に、脚は脚にしか見えないとか、一旦組んでしまうとバラすのが大変とかもあるんですが、パーツ接続の選択肢が少ないんですよね。

 六角穴が多いのに、六角軸で接続できるパーツが少なく、逆に5㎜軸接続のパーツは多いのに5㎜穴はほとんどない・・

 六角から5㎜、3㎜に変換できるようなジョイントパーツもないですしねぇ。

 ともかく、ここまでは1キットのみの単体組み換えでした。


バルクテリウム

 こちらは λ を2キットと、パーツの接続にブースターパック001を使った獣型。

 当初は “ジャッカル” からのイメージで犬っぽいものを目指していたんですが、いつの間にかキリンのような大型草食獣的なスタイルになってしまいました。

 胴体から四肢のプロポーションはけっこう上手く作れたと思うんですけどね。

 首と頭部の構成にはちょっと苦労しました。

 結果的に異形感が加わって、それもまぁヘキサっぽいかな?

 高い目線を活かした強行偵察用の機体、というイメージです。

 もちろんコクピットハッチはそのまま開閉可能。

 なんとなくクレイドル君に乗ってもらいました。


 さて、ここからは λ 系列のオリジナル仕様変更機を。

 ちなみに、ニックネームはジャッカルに合わせてイヌ科の名称で統一したかっただけです。

 とくに仕様と関連があるわけではありませんので悪しからず。


バルクアーム λ ドール

 新開発のレーザーキャノン2基を装備した長距離狙撃仕様。

 メイン武装にはM.S.G ヘヴィウエポンユニット レーザーキャノンをほぼそのまま使用。

 で、高出力長射程のキャノンを撃つのに下半身の安定感は欠かせないということで、脚部に α の脚部装甲を追加してウエイトを上げ、足自体も α のものに換装。

 さらに背中にインセクトレッグを取り付けて展開式のアウトリガーとしました。

 狙撃時には腰部フレームを伸ばして脚部を前方に出し、アウトリガーを接地させた三脚状態に変形します。

 キャノンは前方に展開。

 グリップを手で保持することである程度の斜角調整も可能です。

 アウトリガーは左右に開けるようにして、四脚状態でできた萌芽より安定しただろうな・・とあとから思いました。

 なお、わざわざコストをかけて λ の持ち味である汎用性を損なうのなら、そもそも安定感のある α にキャノンを装備したほうが効率がいいという結論になったとかならなかったとか・・

 使用キットはバルクアーム λ 、バルクアーム α 、ブロッケード・アイビー、ヘヴィウエポン レーザーキャノン×2、メカサプライ エクスアーマーHです。


バルクアーム λ コヨーテ

 スラスターを増設した高機動性近接戦仕様。

 もとより機動性の高いジャッカルですが、背部、肩アーマー、大腿部と、後方に集中させるかたちでスラスターを増設。

 圧倒的な加速力を発揮し、短時間低空ならば飛行も可能な機体をイメージしました。

 ただ、あまりに加速が強過ぎて小回りが利かず、ほぼ直線的に突っ込んでいくことしかできないので、スラッガーブレードなどの大型近接武装を構えたまま体当たりするのが基本運用。

 いや、そんなの運用じゃないだろ・・

 背中にマウントさせたマシンガンは気休めです。

 加速中に撃てるような余裕ないと思う。

 スラッガーブレード以外にプラズマロッドを2本装備。

 両肩のシールドにはスラスターのほかにスモークディスチャージャーを装備。

 大量の煙幕をまき散らしながら戦場を横切るという攪乱作戦にも用いられたとか・・

 使用キットはバルクアーム λ ×2、デモリッションブルート、バルクアーム β ランバージャック、ディフィニッションアーマー ウッドペッカー、ブースターパック005、ヘヴィウエポンユニット ソリッドラプター、同ホイールグラインダー、同レーザーキャノン×2です。


 以上、“バルクアーム λ ジャッカル” でした。


 滞納のバルクアームの新型。

 まぁちょっとね、格好よくなり過ぎたかな? とは思いますね。

 もうちょっと武骨さを残してくれててもよかったんじゃないかな。

 ともあれ、さすが最新キットだけあって非常に組みやすく、初期型バルクアームの難点でもあったガバナー搭乗時の面倒もほぼなくなり(ただ座らせるだけ)、単体キットとしての完成度はシリーズ随一といってよいと思います。

 各部関節強度も十分で、多彩なポージングがばっちり決まります。

 まぁ、思っていたほどには動かないんですけど、設定的にいい塩梅なんだろうと解釈することにします。

 ただ完成され過ぎているというか・・それはまぁ最近のヘキサギア全体に言えることなんですが、ある種の不完全さのようなものがヘキサギアの持ち味でもあり、そこを各ガバナー(我々ユーザーのことね)が組み換えで補っていく、完成形に近付けていく、それこそ醍醐味という気がするんですけどね。

 もちろんより高みを目指すことはできるでしょうし、それこそ各ガバナーの発想力、技術力力次第だとは思うのですが・・

 いや、普通に格好いいからちょっと手を入れるくらいで満足しちゃうというか、それ以上が思いつかないというか・・

 あくまで僕個人の限界ですけどね。

 可変機への組み換えは、また今度だな・・

 まぁちょっと弄りようが思いつかないくらい、よくできたキットということですよ。

 初期型同様、今後どんどんバリエーションが出てくるんでしょうね。

 早速、先日のコトコレで近接格闘仕様が発表されてましたが、なんというか、鉄血みが強い見ためだったなぁ・・

 今回のジャッカルと同じダークブルーで成型した新規外装パーツのみでも発売されるそうで、メガロマリアの例もありますし、今後そういう売り方も増えていくのかもしれません。

 一方初期型のほうも、λ の登場でお役御免ということもなく、異形のバリエーション、ルクスエイプも控えていますし、まだまだ現役で頑張ってくれそうですね。


 といったところで、今回が終了。

 またのご訪問を

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