今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー より、
“TLー39 クラッシュバー” です。
組み替え可能なウエポナイザー能力持ったジャンキオンの新戦士、
“クラッシュバー” が、
レガシーで発売されました。
バラバラにされても修理、復活できるジャンキオンの特徴をウエポナイザーに落とし込んだ新キャラクターの2人め。
まぁ、ウエポナイザーといっても元祖のシージで登場したもののように、分解したここのパーツが武器になるわけではなく、あくまでバラバラにできるだけで、それぞれが特別なにかに見立てられるという雰囲気もあまりないです。
基本的に同じレガシー ジャンキオン同士でパーツを組み換える、合体させるという遊び方が提案されているようで、そこはまさにジャンキオン的だと思いますが、あまりほかのキャラクターとの組み合わせは想定されていない感じかな。
もちろん5㎜径の接続でジャンキオン以外のキャラクターにパーツを組付けることはできますし、実際スクラップフックではホットショットへの合体例が紹介されていますが、まぁまぁ強引であまりしっくりきませんでした。
でもそれがジャンキオン同士ならば、多少デザイン的に破綻していても、まぁジャンキオンだし、なくはないかな・・と思ってしまうという(笑)。
なので(?)もうクラッシュバーではスクラップフックとの組み合わせしか紹介されてませんしね。
それでは、レビューしていきます。
ジャンキオン 戦士 クラッシュバー
公式ページいわく、オートバイに変形する一般的なジャンキオン戦士。
一般的てなんやねん・・(笑)
しかし進化したジャンキオンであり、ボディを分解することで仲間と合体して新たなビークルモードに変形したり、武装パーツとしてほかのトランスフォーマーをパワーアップさせることもできます。
ロボットモード
オレンジメインにとブラウンやベージュといったジャンキオンカラーに比較的シンプルなデザインは、なるほどザ・ムービーや2010でモブとして登場していてもおかしくない感じです。
さすが、一般的なジャンキオン(笑)。
タイヤを含むオートバイの前後パーツが左右の脚になるという構造は、ユナイテッド版のレックガーを彷彿させますね。
そのため左右非対称な脚部デザインが特徴的ですが、肩の棘の大きさや数も左右で違っていたりでジャンキオンらしい感じ。
上半身もライトが三つ並んだで案と泣く顔っぽく見える胸部や、妙にボリュームのある腹筋もなかなか面白いデザインだと思います。
バストアップで。
目許はこれまたジャンキオンらしいバイザータイプ。
そして遠目では少しわかりづらいのですが、口周りに髭があります。
胸部は全塗装。
中央のライトにはオートボットマークがプリントされています。
ジャンキオンは正式にはオートボット所属ではないんですけどね。
彼らにもオリジナルのマークを作ってあげてもいいんじゃないかな?
背面。
わりとフラット名背中にはエグゾーストパイプを取り付けておくのがデフォルト。
脛裏にタイヤが配置されたデザインは、直近だとアニメイテッド プロールとか、このところよく見る気がします。流行ってるのかな。
後頭部以外は肉抜きもないですね。
付属武装・ギミック
ボックスタイプのロケットランチャーが2丁付属。
形状は左右対称型。
砲口は5㎜穴になっています。
また、右脚のタイヤ(ビークルの後輪)は
5㎜軸で腕部などに接続、あるいは手に持たせたることで円盤型の武器やシールドとして使用できます。
なお、画像で正面を向いているネジ留めされている部分は5㎜軸ではありません。
ちなみにこのタイヤのギミックについては、パッケージ裏にこのような展開状態の画像は載っていますが、説明書では一切触れられていません。
なんでや・・?
ビークルモード
ジャンキオンらしい世紀末的なオートバイにトランスフォーム。
タンク部のファイヤーパターンがいいですね。
ウエポナイザー枠ですが、スクラップフック同様本体は分解せずに変形が可能です。
若干前後にキュッと詰まった感じで、見ようによっては可愛いです。
フロント部分が恐竜とか、馬とか鹿の顔っぽくも見えますね。
腰部を90度回転させ、脚部を前後にたたむという大まかな変形パターンはやはりユナイテッド版のレックガーがベースになっているようですね。
エグゾーストパイプとロケットランチャーのみ、一旦外して本体の変形後にまたべつの位置に取り付けることになります。
それぞれがジョイントの役割も果たしており、かっちりと形状を維持できるようになっていますね。
まぁ、なくても破綻することはないですが。
エグゾーストパイプにロケットランチャー、さらにシート後部(右脚のつま先)裏の5㎜穴含めてすべてが排気口のような印象で、かなりのスピードでかっ飛ばせそうです。
なおとくにスタンドはないので、ちょっと斜めに傾いた状態でしか自立できません。
スタジオシリーズのジャンキオンでは、ロボットモードの同型を登場させる際、シートに固定できるジョイントがありましたが、クラッシュバーにはとくにそういったものはなく、そもそもご覧のようにちょっとサイズ感が合いません。
ハンドルも5㎜軸ではなく普通に保持できるかたちではないので、その点は少し残念ですね。
あ・・今回も2個買いしてますよ。
当然、スクラップフックを乗せてもこのありさま。
完全に玩具のバイクだな・・
それでは、パーツ分解。
箱裏の画像では頭部まで外しています(なのに、なぜか腕は外してない)が、ボールジョイント接続で外すのも、そして外したあと再度取り付けるのもちょっと面倒なので、もう付けたままにしてあります。
そもそもとくに使い途もないしね。
スクラップフックもそうでしたが、組み換え時には胴体をけっこう持て余す感じがありますね。
胸部と腰部で分解できれば、さらに可能性も広がったと思うんですが・・
エヴォフュージョン
説明書に掲載されている、スクラップフックとの組み換えが、クラッシュバーのエヴォフュージョン。
大型バイクということのうようですが・・
まぁ、それぞれ1体ずつ使った組み換えということで、このような中途半端な状態になってしまったのでしょう。
クラッシュバーを2体使う、この状態が本来の完成形になります。
レガシー エヴォリューションのメインヴィジュアルにも描かれてるビークルですね。
なお、クラッシュバーのビークルフロント部(左脚)、
このようにそれぞれジョイントで並列に固定することができます。
無限連結も可能です。
さらにパーツをいろいろ追加して、モンスターバイク完成。
うむ。このままヘキサギア世界に放りこんでも違和感ないな。
サイドカーみたいなのものも描かれてましたね。
これはちょっと違うけど・・
2連装ミサイルみたいな武器も付いてたし。あれはどこから持ってきたパーツなんだろう?
比較画像
TL スクラップフックと。ロボットモードで。
クラッシュバーが一般的なジャンキオンというならば、スクラップフックはそうではないのかな?
実際、ザ・ムービーや2010に出てきたモブジャンキオンのふんいきではないですよね。
ビークルモードでも。
アニメでバイク以外に変形したジャンキオンていたのかな?
頭の左右から角生えててグラサン装備、そしてバイクに変形とそれなりに共通点のある2人ですが・・やはり並ぶとサイズ的な違和感は拭えませんね。
でかいんだよ、SS ジャンキオンは。
まぁ、アニメのレックガーは大柄だったから、その流用で出てくるほかのキャラもでかくなってしまうのは仕方ないんだけども・・
ちょっとレガシー勢との差があり過ぎますね。
ビークルモードでも。
ただ乗る場合はこれくらいのサイズ感がちょうどいいですね。
可動性はおおむね良好。
肘は180度曲げることができ、手首ロールも可能。
脚部は、両脚とも足首が左右どちらにでもスイングできるので、入れ換えて取り付けても問題ありません。
ただ可動はに付いてはそれぞれにクセがあり、デフォルトの右脚は脛パーツが干渉するため足首の左右スイング幅が狭く、つま先はそのまま前後スイング可能。
左脚のほうは足首の左右スイング幅は広いのですが、つま先を前後に動かす際はハンドルパーツを一旦開く必要があります。
膝はそのままだと90度ほど曲げられるだけですが、変形のための二重ヒンジを使えば俯角折り曲げることができ、立て膝もばっちり。
武装面はスクラップフックよりも充実していますね。
軸は多いけど穴がないんだよな・・
ロケットランチャーの側面にも穴があれば、汎用性はぐんと上がったんでしょうが・・
スタンドを使って。
バイクに変形できるヒトたちでは定番のローラーダッシュモード。
さすがに自立できないのでスタンドでの補助は必須です。
それではお待ちかね(?)の組み換えチェレンジいろいろ。
まずはクラッシュバー2体合体のロボットモード。
通常のロボットモードからまり印象を変えずに、そのままパワーアップさせた感じにできました。
脚部は両方とも右脚にしてデザインを統一。
ロケットランチャーを使って延長することでプロポーションも向上しました。
そしてエグゾーストパイプをジョイントにもう一つの胴体を逆さに取り付け手バックパックに。
右脚はブースターポッドのような機動装備に見立てました。
以前のレビュー時に、同様に2体合体させたスクラップフックと比較。
今回のクラッシュバー2体合体のほうがバランスもいいし、格好いいな。
続いて2体合体ビークルモード。
先ほどのロボットモードからの変形ではありません。
あくまでビークルモードとして組み換えたものです。
完全変形合体できるように組み換えられればいいんですけどね。そこまでの技術はない・・
でもまぁ、これもまたけっこう上手くまとまったと思います。
陸上戦艦をイメージしたんですが、船っぽい感じにもなったかな。
こちらも以前組んだスクラップフック×2のビークルモードと比較。
スクラップフックでは合体のためにヘキサギアから5㎜ジョイントを複数借りてこなければなりませんでしたが、今回はジョイント追加なしで合体できました。
クラッシュバーとスクラップフックを1体ずつ使って組み換え。まずクラッシュバーメインのロボットモード。
こちらではクラッシュバーのタイヤを活かしたいと思って、ちょっとアンバランスなプロポーションになりましたが。
メガロコンボイ(メトロプレックス)のワークモードみたいな作業機械っぽいイメージ。
パーツはすべて使う方向で考えると、やはり胴体がなかなかのネックなんですよね。
でも、エグゾーストパイプがジョイントとしてなかなか優秀なので、このようにポン付けでバックパックっぽくできるので助かり(?)ました。
こちらはスクラップフックメイン。
脚長小顔おじさん(笑)。
やっぱりとくに活かそうと思える要素が見出せないと、こんな感じでそれなりのものにしかなりませんね。
ゴチャゴチャ感がどちらもジャンキオンらしいかな?
さっきのエヴォフュージョンの余剰で、クラッシュバーの胴体にスクラップフックの手脚を付けたバギーとか。
クラッシュバーの2体合体ビーストモードです。
ビークルのフロント部分が恐竜とか草食動物の顔っぽく見えるなと先にも言いましたが、そう思っていたところにX(急Twitter)でそんな感じの組み換えをしている画像を見かけたので、僕も挑戦。
思った以上に恐竜にできましたね。
というか顔の下にタイヤがある・・これもう、初期型の第3世代ヘキサギアやん。
せっかくなので相方も欲しい・・とスクラップフック2体を使ってこちらは草食恐竜ができないかとこねくり回していたら、古代の大型草食獣になりました(笑)。
バルキテリウムとかそのへんのイメージですね。
というか、顔はもうほぼカバですけどね。
そして意外とスリムな後ろ姿。
ちょっと自立は不安定なんですけども。
2体を並べて。
いやぁ、面白いなぁ。
我ながらこれは巧くできたと思いますよ。
むしろクラッシュザウルスよりスクラップテリウムによくぞ至れたものだ。
時折こういう天啓のようなものが下りてくるからやめられませんよね。
いや大袈裟だよ・・(笑)
レ「またロディマスから厄介な依頼が来たアル。そろそろ報酬アップを要求するアルか・・
これまでもジャンキオンの戦士は何人かリメイクされては来ましたが、レックガーのリカラーくらいのものでこんなふうに明らかに別人のジャンキオンが複数並ぶ様子を再現できるとは思いませんでしたね。
ク「いくぜ野郎ども! デセプティコンのチキン野郎どもを蹴散らしてやるぜー!
世紀TF伝説・・
以上、“TL クラッシュバー” でした。
ウエポナイザー枠ですが、個々のパーツを武器として見立てることはあまり考えられておらず、どちらかというと同枠のジャンキオン同士、それもビークルモードでの合体がメインの遊び方という感じですね。
ただ、もちろん5㎜経接続でほかのキャラクターに強引に接続、合体させることはできますし、そんな無理矢理感がジャンキオンらしいという感じもします。
パーツのデザイン的なことだと、前回のスクラップフックよりも今回のクラッシュバーのほうがわりとわかりやすくインパクトのあるパーツが多いので、ワンポイントでも使いやすいかな、という印象です。
クラッシュバー単独でも、高い可動性に豊富な武装で分離ギミックを別にしても十分遊べるものになっています。
変形もシンプルですし、スクラップフックより断然扱い易いですね。
見ためもまだおっさん感低めだし・・
さて、同枠のジャンキオンではこのあと唯一のボイジャークラス、トラッシュマスターが控えていますが、彼を中心とした5体合体の特殊形態も存在しているようです。
おそらく説明書には載らないものだと思いますが、完成させるためにはスクラップフック型、クラッシュバー型ともに2体ずつ必要なのに、スクラップフックには同型でアクセルグリースがいるのに、クラッシュバー型には今のところ同型がいないので、これはどういうわけかと・・
まぁ、ジャンキオンカラーで統一したいのならばスクラップフック、クラッシュバーともに2体用意しておかなければなりません。
うちはもう、すでに準備万端ですね(笑)。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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