アルカナディア ユクモ レビュー

 今回のレビューは、1/1スケール アルカナディアより、

“ユクモ” です。


 コトブキヤの4大ガルプラシリーズの一角、ファンタジー系ガルプラ、アルカナディアの第3弾、

“獣人型ディアーズ ユクモ” が、

発売されました。


 天使族のルミティア、悪魔族のヴェルルッタに続いて、第3の種族、獣人族のユクモが登場。

 これにて3種族のディアーズが一通り揃いました。

 純粋なファンタジー系のガルプラは案外珍しく、そんななかでも和風テイストとなる今回のユクモはとくに希有な存在だと思います。

 まぁ、キツネおよび巫女(?)モチーフということならば、同じくコトブキヤのメガミデバイスで朱羅 九尾、玉藻というと前例があるんですが、彼女たちは比較的メカ要素多めでしたし、キャラクター的にも今回のユクモとは随分違う感じなので、しっかり差別化はできているかと。

 それにしても、先日発表されたコトブキヤのガルプラ累計売り上げ。

 FAG、メガミ、創彩、そしてアルカナディアの4シリーズの合計600万個のうち、20万個がアルカナディアだったそうですね。

 全体の1/30で最下位ではありますけど、考えてみてください。

 シリーズ開始から1年半ほどしか経ってなくて、おそらくまだユクモの出荷前でその数字です。

 カラバリや限定版もなく、天使と悪魔の2人だけで20万個売れているわけですよ。

 これは驚異的なのでは?

 もちろん、日本国内でも相当数売れているのだと思いますが、なんとなくアルカナディアは海外人気が高そうという気がします。

 今回のユクモ発売でさらにブーストがかかるのか?

 次のイレーネもすごいことになりそうですが、その前にまさかのカラバリ天使が来ましたね。

 ということはいずれ悪魔のほうも、ユクモもか。

 しかし、やはり気になるのはイレーネさんの発売日。

 ルミティアからヴェルがおよそ1年。そこから半年ほどでユクモ発売と、今回はかなりペーズアップしたのですが、黒ルミティアを挟むということはイレーネさんはまだしばらくかかりそうですね。

 来年の夏頃かな?

 すでに第5弾のキャライラストも公開されてますが・・彼女も来年来るかなぁ。


 それでは、レビューしていきます。

 キットはパチ組みに一部塗装、付属の水転写式デカールを貼っています。


パッケージ

 第3弾にして、アルカナディアも大判パッケージを導入・・

 もう置き場がないよ(笑)。

 まぁ、ルミティアやヴェルルッタと較べて特別パーツが多いというわけではないのですが、とある部分のパーツがとにかく大きいので、そのせいだと思います。

 実際、中にぎっちりランナーが詰まっているという感じではありませんでした。

 ともあれ、大きく描かれた美麗イラストが楽しめるのもこの大判サイズのよさではあります。

 季節は秋か。紅葉散る夕暮れときにポーズを決めるキツネ巫女。

 和風のビジュアルに金の箔押しアルファベット表記が映えます。

 なお、箱の厚みはヴェルよりも少し薄い程度です。


獣人型ディアーズ ユクモ

 優しく争いごとを好まない、穏やかなセカ機の獣人型ディアーズ。属性は自然。

  恥ずかしがり屋かつ引っ込み思案で人と話すのが苦手。

 でも一度決めたことは最後まで諦めない、心の強さも持ち合わせているようです。

 一方でけっこうミーハーなようで、テレビやネットで見た情報をすぐ信じてしまうところもあるそうで。

 うむ。きっちり押さえるところは押さえたキャラ設定ですね。


ノーマルモード

 今回、いわゆる通常顔の目線が右向きなので全身像の向きをいつもと逆にしてますのでご了承を。

 さて、キツネ耳の巫女服ガール・・ですが、前から見ても主張が強い大きな尻尾にどうしても目がいってしまって、ほかの情報が入ってきづらいですね(笑)。

 なので、一旦尻尾外します。

 うん。可愛い。

 しかしこれは・・尻尾のせいで気付くのが遅くなりましたが、けっこうけしからん格好ではないですか?

 ノースリーブで超ミニの巫女服とか、誰かに無理矢理着せられてるんじゃないかと心配になります。

 まぁそれは冗談として、実際に左合わせの胸元や腰の帯、袴のようなスカートのデザインなど、色使い含め和風感満載で新鮮です。

 なお、帯の中央の縄(?)は塗装済みですが、上下にはみ出している襦袢についてはこちらで塗装が必要。

 ほかにも胸元の合わせの縁部分や、上腕のリングパーツなど、ちょいちょい色の足りない部分があります。

 それがまた微妙な色合いばかりなんですよねぇ。

 僕はもう前部赤のマーカーで塗ってやりましたが(塗ってから、べつに塗らなくてもよかったかな、とか思ったり。アップで見たらまぁまぁ雑・・)

 プロポーションについては帯のせいでちょっと寸胴気味に見えるところとか、絶妙な太さの脚とか、なんというか、強いこだわりを感じます(笑)。

 ユクモ自身は脚の太さを気にしてそう。

 特別太いとは思いませんけどね。ちょうどイイですよ。


 背中には星型の魔方陣パーツを装備。

 ルミティアやヴェルルッタでは翼の基部パーツも兼ねていた部分ですが、ユクモには翼はないので完全に装飾扱いですね。

 中央にはスタンド等の使用のための3㎜穴が開いています。今回蓋パーツはありません。

 もちろん接続は六角。

 ユクモもまたヘキサギアでもあります(違う)。

 魔方陣を付けない状態を再現できる蓋パーツも付属しています。

 ただ、付けると今度外すのがちょっと大変でした。


 ハンドパーツは基本の5種に加え、新規造形で指をキツネの形にしたキツネ手が左右分付属。

 ぶっちゃけこれだけでも非常に価値が高いと思います。

 やはりハンドパーツは重要。

 それを理解れ!(どこに言ってるの?)


 スカートは前部分が3分割されていてそれぞれ前方に可動。

 左右も開くようになっています。

 後ろ側は固定です。

 なお、スカート左右のパーツの菱形部分下側の紺色は塗装済みです。

 それはいいとして、上半分の肌色はどういうことなんでしょうかね?

 わざわざ肌色のパーツをはめ込むんですけど、肌が見えているというわけではないよなぁ・・?


 脚部付け根の構造はシリーズ共通で股関節の上下スライドに加え、脚側の接続部が引きさせるので、スカートの可動も手伝って座り姿勢や立て膝も可能です。

 膝も、関節パーツを引き出す(少し下に引っ張る)ことでより深く曲げることができるようになります。

 ただ、関節部分がけっこう目立つんですよね・・

 素立ち状態だと綺麗なんだけどなぁ。


 足許もこれまた独特で、白い足袋にいわゆるぽっくり下駄というコーディネイト。

 鼻緒も成型色で色分けされています。


 ではあらためて尻尾を付けて。

 後ろから。

 巨大なモフモフ。

 おそらくはこの尻尾こそがユクモの本体・・といってもいいくらいに存在感がありますし、かなり思い切ったデザインだと思います。

 さすがにこの状態での自立は難しく、新たにアームパーツが追加された専用スタンドの使用を推奨されます。

 スタンドついてはまたのちほど。


 本体と尻尾に挟まれるような位置ある注連縄・・

 これは尻尾の根元に括り付けてあるということなのかな? 

 構造としては尻尾の接続軸を注連縄パーツに通したうえで本体に取り付けるかたちですが、一応注連縄パーツ単体だけで本体に取り付けることも可能です。

 端部分は軸接続で可動。

 断面の造形がなかなかキモイ・・

 鈴は中心からずれた位置から生えているボールジョイントで可動します。

 左右に開くことで尻尾を大きく上に上げることができます。

 この状態から、

ここまで

 尻尾は根元と先端が球体ジョイント(青丸)、中ほどがボールジョイント(緑丸)でグリグリ動きます。

 真ん中の尻尾パーツの裏側にスタンド用の3㎜穴があります。

 カバーパーツも付属。

 これまたちょっと外しにくいんですが。

 というかほとんどの場面で尻尾を支えてないといけないので、このカバーパーツを付けることはほとんどないかもしれませんね。


ユクモ絶対防御モード

 ・・違います(笑)

 ちなみに尻尾、注連縄ともに普通に艶のあるパーツなので、そのままだとプラスチック感が強いです。

 艶消しコートとかしたほうがいいかな。


 フェイスパーツは4種類。

 今回もとく各表情の名称は付けられていないので、こちらで勝手に付けています。

右向き笑顔

正面向き困り顔

左向き叫び顔

正面向き怒り顔

 キャラ設定にあった4種類の表情。

 とくに眉毛の下がった困り顔と頬を膨らませた怒り顔が可愛いですね。

 というかせっかくの麻呂眉が、残念ながら前髪に隠れてほとんど見えません。

 この通り、ちゃんと表情ごとに形が違うんですけどね。

 ここは一工夫ほしかった。

 それにしても、キツネなんですが、どうも某タヌキっコに近い雰囲気ですね。

 これは改造する人が現れるかもしれないな。


 ちなみに、前髪パーツのはめ込みがけっこうガッチリする感じなので、ジョイントになる凸部分を少しカットしました。

 付け外しがかなりスムーズになるのでお薦め。


 左右で短くくった後ろ髪は、ボールジョイントで可動します。

 ほんの気持ち程度ですけど。


 なお、アルカナディアシリーズは耳パーツが分割されており、シリーズ間で交換可能という独特の使用がありましたが、このユクモにも当然実装されています。

 え? でもユクモの耳って頭のてっぺんにあるキツネの・・

 いいえ、横から見るとわかりますが、人間の耳もあるんです。

 獣人キャラあるあるですね。

 どっちの耳が本物なの?

 とまぁそんなわけで、耳パーツは取り外せ、ほかのキャラの耳と交換できます。

 とはいえルミティアとは同じ普通の耳の形なので、ここはヴェルの耳と交換。

 さすがにヴェルの耳だと正面から見ても確認できます。

 これはこれで可愛い。


 キツネ耳のほうもパーツ交換で耳がない状態を再現可能です。

 尻尾および注連縄を外し、背中の魔方陣も外してしまうと・・

 これはもう、家が神社の女子高生ですね。

 休日に巫女の仕事をさせられてるんでしょう、きっと。

 宮司の父親に騙されてこの衣装着せられてるのかな。


エンゲージリング

 ディアマスターとのエンゲージの証となるリングは、ルミティア、ヴェルルッタともにティアラタイプが付属し、実際に我々マスターもリングとして指に嵌めることができましたが、今回のユクモのリングは首輪タイプになっており、残念ながらマスターの指に嵌められません。

 なんだろう? チェーンに通してネックレスとして身に着ければいいのかな?

 なお、中央の宝石っぽい星型は塗装しました。

 背中の魔方陣もそうですし、左上腕のリングパーツにも同様の意匠がありますね。

 ユクモのトレードマークのようなものなのかな。


ウィライズモード

 本気を出したキツネ巫女。

 尻尾と注連縄のボリュームがさらに増し、巫女服もいろいろと装飾が増えて豪華になっています。

 また一旦尻尾と注連縄は外しましょうかね。

 頭部はノーマルモードから変化ありません。

 神職らしい烏帽子みたいなの被ってもよかった気がするけど、まぁキツネ耳生えてますしね。

 それにしてもちょっとスカートが短いけど、どこかで見た感じがするなぁ・・

 某最後の幻想の・・

 もとい、本体部分の変更点は、まず首許と腰帯に鈴やリボンなど、さらにスカートにも前垂れが追加。

 この前垂れパーツも塗装済みですが、設定カラーだと左右の三角は白いはずなのに、なぜか中央の四角(菱形)と同じオレンジで塗られています。

 剥がすのもあれなんでそのままにしましたけど。


 前腕には振り振り袖が追加。

 オレンジのラインはデカールです。

 

 ルミティアでは両方、ヴェルルッタでは右のみ交換するかたちだった脚。

 今回のユクモは左脚だけタイツを穿く格好です。

 付け根と足は共用。

 あと、両脚ともにぽっくり下駄が上げ底されてます。


 換装はまぁまぁ面倒です。

 前腕や左脚はほぼ丸ごと付け換えるだけですが、帯の鈴は一旦ボディをバラし、帯から非常に小さいパーツを外して代わりにウィライズモード用の鈴パーツを付けるかたち。

 ノーマルモード用の小さいパーツは予備と合わせて2個付いてきますが、フン異質には十分ご注意を。

 

 ではあらためて、尻尾と注連縄を付けて。

 後ろから。

 尻尾のボリュームが増した・・と言いましたが、実はそれほど大きくなってはいません。

 ノーマルモードでは縛られていた先端部が解けて少し広がった感じですね。

 注連縄は明らかに大きくなっています。

 新たに追加された神垂(白い菱形を連ねたパーツ)も、ボールジョイントで可動します。

 なお、尻尾および注連縄パーツも、鈴や尻尾の根元部分などがノーマル、ウィライズ両モードで共用になっており、換装時に組み換える必要があります。

 まぁ、前部ごっそり交換だとそのぶんパーツも増えて、価格もさらに上がって・・と考えると難しいところですけどね。


 尻尾の可動は基本的にノーマルモードのときと同じです。

 注連縄の末端部分が大きく製で干渉が増し、ノーマルモードほど上には向けられなくなりましたが。

 尻尾はやはり真ん中パーツの裏側同様にスタンド用の3㎜穴があり、

カバーパーツも付属します。

 これもまた外しにくい(3回め)。


ユクモ超絶対防御モード

 これはもう普通に妖怪です(笑)。


付属品

錫杖

 巫女らしい武器・・というか神事用の道具という感じかな。

 先端の装飾部分に通された4つの輪っかはそれぞれ可動します。

 後端は取り外し可能。

 刃の付いたパーツも付属しています。

 実は仕込み杖なんですね。

 たださすがに細過ぎるために実際に刃を収納することはできず、それぞれ別パーツで付属します。

 ヴェルルッタにも付属した、角度の付いた手首パーツも付属します。


専用スタンド

 シリーズ共通デザインの円形ベースを使用したスタンドが付属。

 先にも言いましたが、アームパーツが新規で追加されており、本体の背中と尻尾裏側の2点でかっちり固定することができます。

 ただご覧の通り、本当にガッチリ固定されるのでかなり自由度は低いです。

 やはり尻尾の1点だけで支えるほういいかなぁ。

 その場合はこういう感じで。

 でも浮かせようと思うと背中に挿すべきでしょうね。


比較画像

 ルミティア、ヴェルルッタと。ノーマルモーで。

 西洋ファンタジーの世界に急に日本昔話から迷い込んだようなユクモ。

 やはりまぁ、ちょっと浮いてる感じはありますかね。

 ユクモは厚底のぽっくり下駄、ルミティアとヴェルルッタもそれぞれヒールを履いているので、身長差はほぼ見たまんまだと思います。

 ユクモとヴェルルッタはほとんど変わらず、ルミティアは2人より頭半分ほど長身ですね。


 ウィライズモードでも。

 それぞれに持ち味をより強めた感じのウィライズモード。

 みんな派手でいいですね。

 同じキツネモチーフのメガミデバイス 朱羅 九尾と。素体(ノーマル)モードで。

 九尾はまだ初期のマシニーカベースなので、かなり細身ですね。なのに胸部のボリュームがすごいのでバランスが悪い・・

 ユクモは健康的でいいと思います。


 武装(ウィライズ)モードでも。

 ボリュームのある尻尾。前腕に振り袖(九尾はブレード)。そして長物の手持ち武器と、案外似た雰囲気でまとまってます。

以下、画像

 今回、ちょっと縦長の画像多めです。

 まずノーマルモードで。

 まぁ、正直なところ可動性はほどほどなので、その範囲でどれだけ可愛さを表現できるかが勝負になってきます(なんの?)。

 尻尾をどう活かすかというところで、ノーマルモードはウィライズモードよりも尻尾が動かしやすいので、感情表現もしやすい感じ。

 これはご機嫌なユクモ。

 これはおこなユクモ。

 全然怖くないけど(笑)。


 万が一、高いところから落ちても尻尾がクッションになってくれるから大丈夫。

 衝撃吸収どころか跳ね返ってしまいそうですが。


 ぺたんこユクモ。

 尻尾が邪魔で普通の椅子には座れませんので、彼女は地べたに直接がデフォルトです。


 あざとユクモ。

 自分が可愛いと思ってなければ、こんなポーズはできませんね(そうでもないだろ)。


 世を忍ぶ仮の姿で高校に通うキツネ巫女。

 創彩の夏服まどかのボディにユクモの頭部と脚を付けてみたのですが、重心がしっかりしてそうですごく安心する(失礼)。

 アルカナディア、創彩、FAGは頭部接続径が共通なので、頭部のすげ替えが楽でいいですね。

 なお、今回もちゃんとメガミの頭部を取り付けるための首ジョイントパーツは付属しています。


 ウィライズモードでも。

 大型化した注連縄があちこち干渉するので、ノーマルモードよりちょっと動かしづらいですね。

 実際機敏な動作とかは苦手そうですね。

 絶対重いもんな、尻尾も注連縄も。

 RPGのプレイアブルなら、間違いなく後衛で回復と補助を担当してます。


 アンデット相手には異界送りで・・

 おっと、言ってしまった(笑)。


 式神の召喚とかもできそうですね。

 というか、すでに2体の式神が付いてましたか。

 行け! コンビット!(違う)。


ヴェ「ちょっとなにこれ? 変なモノ見つけたわ!

ル「ヴェル! 不用意に触ってはいけません。危険ですよ。

 しゅぽっ!

ヴェ「うおっ!?

ル「なんだ、ユクモちゃんでしたか。驚かさないでくださいよぉ。


 雑なドッキリに使ったことをしかられる巫女。

 あとで油揚げをお供えしてください。


 私たちのマスターになって、一緒に世界を救ってください!

  そんな話だったっけ?

 ともあれ、前衛アタッカーのルミティア、後衛アタッカーのヴェルルッタに、後衛ヒーラーのユクモ。バランスのとれたパーティですね。

 なんかソシャゲ感強い気がするけど。

 いずれはここにエレーナさんが加わるわけですが、彼女は前衛タンクだな。


ユクモ パーフェクトモード

 ユクモをメインに、ルミティアとヴェルルッタをオーバーエンゲージした姿・・みたいな。

 アルカナディアはメガミのように容易に組み換えができるタイプのキットではないですが、まぁこれくらいは。

 九尾のキツネ面はオマケです。


 以上、“アルカナディア ユクモ” でした。


 3種族めの獣人タイプで、シリーズ初、他社含めガルプラ界隈でも珍しい純和風キャラということで、なかなかに特別感のあるユクモ。

 正直それだけでもけっこう需要がありそうなのに、加えてでかいモフモフ追加という、なんとも欲張りやキャラですよね。

 まぁ、その尻尾のボリュームにリソースを割き過ぎて、オプションが実質錫杖のみなのは少し寂しいかなぁと思ったのですが、実際は全然そんなことない・・その尻尾で十分に遊べました。

 まぁぶっちゃけ、普通に生やしてる状態だとけっこう邪魔になったり、スタンドなしではほぼ自立できなかったりと厄介なこともあるんですが、取り外し可能なオプションと考えればいろいろと使い途が(笑)。

 ただ、モフモフと表現するにはあまりにもプラスチックな質感がねぇ・・実際、モフモフというよりイガイガなんですよ。

 触るとけっこう痛い・・

 ある意味鈍器です。

 欲を言えばつや消し加工しておいてほしかったかな。それくらいスプレー吹けよ、って話なんですけどね。

 と、気付けば尻尾のことばかりになってしまいますが、本体も素晴らしい出来映えです。

 純和風(?)な衣装のデザインもさることながら、細過ぎず、かといってむっちりというほどでもない、プロポーションは絶妙だと思います。

 もちろんイラストレーターさんのお力も大きいと思いますが、その魅力を損なうことなく立体化する技術・・さすが、長年培ってきたものを感じさせる仕上がりでした。

 惜しむらくは、せっかくの麻呂眉が前髪に隠れてほとんど見えないこと。

 眉毛の形、角度含めた各種表情なので、とくに困り顔は魅力が半減してるように思います。そこだけは残念。

 あとキツネ手。これもまた価値の高いハンドパーツですよね。

 肌色成型だったら、ほかのシリーズキットにも流用できたのに・・

 ともあれ、おおむね満足感の高いキットでした。

 尻尾はヘキサギアとかに流用しても面白そう。


 さて、次は堕天使たルミティアですね。

 “ReACT” として、属性変更された新スタイル・・要はカラバリで、創彩におけるドリーミングスタイルのようなものですね。

 そちらと違うのは、通常版同様一般販売だということと、表情パーツがすべて新規になるということ。髪パーツも2色付属していることですね。

 とくに新規表情は嬉しい(まぁ、僕自身はまだ購入するかは決めてませんけど・・)

 おそらくは今後ヴェルルッタ、ユクモも同様にカラバリキットが発売されることでしょう。

 しかしこれは・・イレーネさんの開発が難航しているのかな?

 なお、公式HPだと彼女まだ名前含めて全部???表記のままですね。

 というか、公式ブログの更新も去年の11月末から止まってる感じだけど・・

 Twitterは更新されてますけどね。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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