TL ドラゴンメガトロン レビュー

 今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー より、

“TLー21 メガトロン” です。


 “ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー” に登場したプレダコン(デストロン)のリーダー、メガトロンの最終形態、

“破壊大帝 トランスメタルⅡ メガトロン” が、

レガシーでリメイク。

 1年めのトリを飾るリーダークラスで発売されました。


 といっても、日本では2年めのエヴォリューションWAVE1と同時発売ですし、そもそも無印もエヴォリューションもシリーズとしては同じ扱いでナンバリングも共通なので、あまりキリがよい感じではないんですけどね。

 今回のメガトロン・・いわゆるドラゴンメガトロンですが、コンボイと違ってメガトロンは日本でも海外でもメガトロンで、さらに姿かたちが変わってもだいたいメガトロンなのでややこしいですね。

 このレガシー版の場合、海外では一応商品名に先の通りトランスメタルⅡと付いているようなのですが、日本ではたんにメガトロン。

 キングダムのときのように(ビースト)のような但し書きも付かなかったですね。

 先日、マイクロン伝説(アルマダ)版のメガトロンの発売も正式に発表されましたが、彼はメガトロン(アルマダ)として区別するのかな? 前月のスタースクリームみたいに。

 しかし、今後レガシーでほかの世界線のスタースクリームが来る予定はあるんだろうか?ないなら、なんで彼は最初から(アルマダ)と付けられたのか?

 プライムのアーシーはただのアーシーだったのに・・

 そのへんの統一見解を訊きたいけど、たぶんないんだろうな。

 とりあえずこのレビューでは、今回のメガトロンのことは基本的にドラゴンメガトロンと呼ぶことにします。

 ビーストウォーズが始まってメタルス終了までに、都合2回姿が変わったのはメガトロンとコンボイ、チータスの3人だけですね。

 それぞれのリーダーは当然として、それ以外では唯一チータスもというところで、実は彼が主人公格だったことに気付かされます。

 実写映画のバンブルビーみたいなポジションなんですよね。

 日本の吹き替え版だとあんまりそんなイメージなかったけど。

 て、チータスの話はいいよ(笑)。

 ドラゴンメガトロンはその名の通り、それまでのティラノサウルスからメカティラノを経て、ついにドラゴンへと進化したわけですが、これはちょっと意外な感じでしたね。

 コンボイが、初代コンボイのスパークと融合したことでよりメカメカしい姿のメタルスパワードコンボイ(オプティマルオプティマス)になったのはまぁわかるんですが、同様に初代のスパークを取り込んだメガトロンはなんでドラゴンになったのか?

 溶岩の中に落ちたことが作用したようですが、どんな作用が?

 ともあれ、今回のレガシー版が初のリメイク。オリジナルトイを買い逃した僕にとっては初のドラゴンメガトロンです。

 パワーオブザプライムでパワードコンボイがリメイクされてからおよそ4年半、ようやくビーストウォーズの最終決戦が再現できます。

 え? リターンズ? なんのことかな・・

 レビューしていきます。


 せっかくなので(?)、久々にパッケージを見ておきましょう。

 リーダークラスは窓なしの密閉箱で、迫力あるイラストが全面に描かれているのが嬉しいですね。

 というか、全クラスこの仕様にしてください。


破壊大帝 トランスメタルⅡ メガトロン

 日本での呼称はメタルスドラゴンメガトロン。

 クォンタムサージを浴びてメタルス化したメガトロンが、初代のスパークと融合進化したパワードコンボイに対抗すべく、同様に初代メガトロンのスパークを取り込んでパワーアップした姿。

 ドラゴンの姿になったのは、先の通り溶岩に落ちたことが理由のようですが、これはタランスとクイックストライクの裏切りによるもの。

 結果としてその裏切り行為のおかげで予想以上のパワーアップを遂げることができたわけですね。

 実際、実力ではパワードコンボイを圧倒する場面もありましたが、オリジナルの人格が影響し始めたメタルスダイノボット(死亡したダイノボットのクローン)の裏切り(またか・・)で敗北。

 最後はアークのシャトルに括り付けられ、サイバートロン星に連行されることになりました。


ロボットモード

 メガトロンの名を持つキャラクターのなかでもとくに異彩を放つデザインですね。

 赤いというだけでもかなり珍しい気がします。

 ほかにいないんじゃなかな。こういうカラーリングのメガトロン。

 だいたいグレーか紫のイメージ。

 いやぁ、これがドラゴンメガトロンかぁ。

 アニメ放送時、オリジナルトイを買い損ねたことを長年悔やんできましたが、それももう終わりだな。

 無印ビースト⇒メタルス⇒そして最終ドラゴンと、劇中で3つの姿を見せたメガトロン。

 片腕がビーストの頭部(首)になっていることもあり、大まかな印象は直近のメタルスよりもむしろ最初の姿に近いですね。

 というか、より生物的なデザインになっています。

 ただそれは今回のレガシー版でアレンジされている感じですね。オリジナルトイは、劇中のCGモデルをイメージしたこともあってメッキなどが多用され、もっとギラギラと金属的な印象でしたし。

 メインカラーの赤も、グラデーション塗装されている紫も、メタリックな感じはあまりなく、生々しい雰囲気になっています。

 カラー以外でも、オリジナルトイはかなりずんぐりむっくりでしたが、今回のレガシー版は現代ふうの小顔脚長、そしてほどよくマッチョなプロポーションに調整され、ぐっと格好よくなりました。

 いや、強者感がすごい・・


 雰囲気はそのままですが、随分と凶暴さが増したような顔付き。

 表情のせいもあるかもしれません。

 目は塗装で再現されている一方で、頭頂部の球体部分はクリアパーツ製で集光ギミックが組み込まれています。

 画像ではわかりにくいですが、実際はこれがかなり明るく光ります。

 頭のてっぺんに懐中電灯乗っけてるみたいで、ちょっとシュール・・

 オリジナルトイではここにミサイル発射ギミックがあったようですね。


 後頭部からはビーストの尻尾が生えています。

 辮髪みたいですね。

 日本語吹き替え版のアチョー! という口癖もそのイメージなのかな?

 尻尾は4節に分かれていて、それぞれがボールジョイント接続で可動します。

 あまり柔軟には動きませんが。

 先端の三つ叉クローは一体成型で可動しません。

 なお、この尻尾と背中の翼が干渉するので、頭部は左右60度ずつくらい回せる程度です。

 ここはなにか救済措置がほしかったところですねぇ。


 ドラゴンの頭部・・というか首そのままの左腕。

 後ほどビーストモードでも見ますが、こちらも尻尾同様多数の間接に分かれていてそれぞれがボールジョイント、付け根と先端(頭部)は軸で可動するようになっています。

 内側には曲げやすいんですが、外側に反らせるような動きはほとんどできないので、ロボットモードではちょっと表情付けがしにくいかも。


 胸部中央のコアのような部分は内側にディティールが施されたクリアパーツ製で妖しくも美しいです。

 でかい一つ目みたいにも見えます。


 腕以外にも、膝の装甲など一部が左右非対称のデザインになってます。

 サイボーグビーストっぽい雰囲気もあるんですね。


 背面。

 やはり背中に生えた翼、そして後頭部から生える尻尾が目を惹きますね。

 翼はたたんだ状態でも十分に映えるデザインです。

 中央にはビーストモードで腹部になるガワパーツが配置されるのですが、デザイン的にちょうど背骨のように見えてることもあって違和感はなし。

 ちょうどお尻まで隠れるような感じですね。

 正面から見たときもそうでしたが、後ろ姿はさらにロボ感がありません。

 むしろウルトラ怪獣とか、怪人っぽいですね。


 ただ一点、欠陥とまでは言えないまでも気になる点として、頭部から背中のガワパーツまでがパネル状のパーツすべて繋がっていて、ロボットモーではそれらを折りたたんで固定しているわけなのですが、

背中のガワをしっかり固定しようとすると頭部側が浮いて胸部とのジョイントが外れてしまうという状況になりがちです。

 折りたたむパネルパーツ同士のクリアランスがギリギリなのか、パーツ自体が少し反ってしまっているのか・・個体差かもしれませんが。

 胸部と頭部基部のジョイントもなんか甘いんですよね。

 かっちり感がないので遊んでいるうちにけっこう外れてイラッとします。


ビーストモード

 真紅のドラゴンに変身。

 トランスメタルスと冠していますが、やはり今回はメカ感はあまりなく、生身のドラゴンの雰囲気が強いです。

 しかし、見てくださいよこの威容を。普通にドラゴンのアクションフィギュアとして成立するクオリティです。

 長い首と尻尾、大きな翼を拡げた表面積が凄まじく、迫力は満点。

 やはりずんぐりむっくりだったオリジナルトイとは違い、スマートでタイリッシュなドラゴンになっています。

 ここ数年のリーダークラストイのなかでもそのインパクトは随一といっていいでしょう。

 コストカットの大波が来ているなかでもこれだけのものが作れるんだから・・

 まぁ、案外変形が単純だったり、オリジナルのギミックを一部オミットするなどしてなんとか実現させたというところではあるんでしょうけれど。


 頭部の造形も、鱗のごつごつした感じとかがいいですね。

 体型的には西洋のドラゴンなのに、顔だけ見ると東洋の龍です。麒麟っぽくもある。

 面白いですね。

 左側はネジ穴があるのがちょっと残念ですが・・

 口は開閉。

 口内には5㎜穴があり、付属の火炎放射エフェクト、ファイヤーブレスを取り付けることができます。

 ちょっと角度がおかしいですが、まぁいいでしょう。

 ちなみにこのエフェクトパーツ、ロボットモードではそのまま右手に持たせることもできます。

 炎を纏った棍棒という解釈でいいかな。


 なお、パッケージ裏の宣材画像では後頭部の角が可動している感じで、口もより大きく開いているのですが、

 実際は角は固定、口もここまで開きません。

 当初は、それぞれこれだけ動かせる予定だったのかもしれませんね。

 オリジナルトイでは角を立てると口が開くという連動ギミックがあったようですが。


 首は、先ほどロボットモードでも触れましたが、このように上下(前後)に大きく可動。

 左右はもちろん根元でロール可動できますが、根元を動かさない状態でのスイングはほとんどできません。

 中の4節はボールジョイント接続なんですけど、あまり自由度はないんですよよね。


 腕部は5箇所で可動するので小さいながら多彩な表情付けが可能。

 ちょっと爪のパーティングラインが目立ちますけど。


 脚部はロボットモードそのままですが、脛の真ん中で折り曲げて逆間接状態にします。

 可動性、接地性ともに十分です。


 背面。

 背中もすっきりと綺麗にまとまっています。


 尻尾もロボットモードのとき同様に可動。

 首とのバランスを考えるともう少し長くてもよかった気がするけど。


 蝶の翅のようにも見える独特のデザインが美しい翼。

 5枚に分かれた翼面は半透明のオレンジ色で軟質製。

 しかし造形はそれなりシャープでひとまず変形などもありませんでした。

 一番外側の翼のみ、根元から紫のグラデーション塗装がされています。

 5枚それぞれが可動するのですが、展開時は一番外側のパーツを開くとそれに引っ張られるようにしてほかの4枚も開いていきます。

 連動可動というわけではなく、互いの摩擦で一緒に動く感じですかね。

 最終、微調整は必要です。

 根元部分で羽ばたき可動も可能。

 爪も可動します。


 変形はけっこう大味。

 ざっくり言ってしまえば、左右の腕を身体の中心線を支点に90度回して、

ロボット頭部および尻尾を背中側からぐるんと下に回す・・だけ。

 もちろんその他細かいパーツの展開、移動はありますが。

 説明書ではビーストの腕部展開を 枚もイラストを遣って懇切丁寧に説明していますが、根元から引っ張り出せば1ステップで済むんだけどな・・


 オリジナルトイでは第3の形態としてビークルモード・・グランスピーダーモード(ドラゴンライダー)への変形も可能でしたが、今回それはオミットされています。

 太腿や踵からタイヤが出るだけなんだから、なんとかできそうな気もするけど、それだけギリギリのコストでやってるということなんだろうか。

 まぁ劇中で変形するわけではないし、いいか。

 一応姿勢だけそれっぽくしおこうかな。

 でも、膝が逆に曲げられないので脚の向きも逆なので、これだとただ正座してるだけですね・・


比較画像

 地球に降りてからの最初の姿。KD版のメガトロン(ビースト)と。ロボットモードで。

 同じリーダークラスでのリメイクなのでサイズ感に少し不安もあったのですが、横幅こそ若干スリムになったものの、背は頭一つ分ほど今回のドラゴンメガトロンのほうが高くなっており、ちゃんとパワーアップした感じになっています。

 まぁ、間にもう一段階あるんですが、そっちは当分リメイクされそうにないけど・・

 顔はだいたい同じだと思ってましたけど、並べて見るとけっこう違うなぁ(笑)。

 全体の見ためも生身感の強いものになり、片腕がビーストの頭というくらいでほとんど共通点はないですね。

 その片腕も左右が逆になってますし。


 ビーストモードでも。

 ティラノサウルスからドラゴンへ進化。

 こちらもボディはスリムになりましたが首の延長、そして翼の追加で表面積が拡がり、ド派手にパワーアップしています。

 直近の姿となるメタルスメガトロン・・アニメ放送当時に発売されたオリジナルトイですが、ロボットモードで。

 メタルス化したことでメカ要素が増したメガトロン。

 特徴的なのは、両腕ともに普通の手になっていること。

 代わりに尻尾を武器として持っています。

 この状態を挟んでおいて、なんで再パワーアップでまた片腕があぁなってしまったのかは謎です。

 サイズ的なことはともかく、やはり腕のこともあるので最初の姿のほうがまだ似てますね。


 ビーストモードでも。

 メカティラノサウルスとドラゴン。

 やっぱりメタルスメガトロンはだいぶ小さいなぁ。今のボイジャークラス相当ですからね。

 仮にリメイクするとなると、普通に考えてリーダークラスになるんだろうな。

 さっきのKD メガトロンの流用でいけそうな気もするんですが・・


 PP オプティマルオプティマスと。ロボットモードで。

 いわゆるメタルスパワードコンボイですが、PPでいきなりリメイクされたときは驚きましたね。

 こちらもオリジナルトイは持っていなかったので、リメイクされたこと自体は嬉しかったのですが、出来はねぇ・・正直微妙ですよね。

 それというのも独自の合体ギミックを組み込んだからですが、同じPP版のオプティマスやロディマスと較べると合体方法が少々雑というか・

 ともあれ両リーダーの最終形態(リターンズ? はて・・?)が揃ったことが喜ばしい。

 サイズ的にはどうなんでしょう? パワードコンボイはかなり大きかった印象だから、これくらいでちょうどいいのかな?


 ビーストモードでも。

 コンボイは縮み、メガトロンが伸びてロボット時とはサイズ感が逆転しているのは面白いです。

 しかしゴリラとドラゴンか・・普通に考えたらドラゴンの圧勝だけど。

 ちなみに、ドラゴンメガトロンのビークルモードがオミットされているのは先にも言いましたが、パワードコンボイもジェットとタンク、2種のビークル変形できるなか、PP版ではタンクモードはオミットされています。

以下、画像

  まずロボットモードで。

 基本的な可動は見ための派手さとは裏腹に(?)わりと平凡。

 頭部は左右に振れるだけ(範囲が狭いのは先の通り)ですし、腕部の付け根も単純な軸接続で、前方へ引き出したり上方に跳ね上げたりはできません。

 ドラゴンの首そのままの左腕の可動も、案外自由度がないんですよね。

 なので格好いいポージングがけっこう難しい。

 一方脚部の可動は優秀で、とくに変形用の可動無含め足首周りが非常によく動くので接地性は抜群。自立も安定します。

 立て膝も綺麗に決まりますね。


 もちろんロボットモードでも翼を拡げることができるので、ケレンミたっぷりのポーズも。

 強度的にも不安要素はないので、ガシガシ動かせるのはよいです。

 これが本物のドラゴンハングだ!


 スタンド用の3㎜穴はないのですが、太腿の裏や膝の内側にあるネジ穴がほぼ5㎜なので、スタンド穴として応用することは可能。

 もちろん仕様ではないので、自己責任でお願いしますが。

 足裏にも5㎜穴があります(というか、ドラゴンの口内以外には足裏にしかない)が、さすがにそこはスタンド用には使いにくいですしね。


 ビーストモードでも。

 こちらもロボットモードと遜色ない・・いや、むしろロボットのときよりもポージングのバリエーションは多いかも。

 腰部の回転こそできくなっていますが、脚部の可動はほぼそのままですし、胴体をほぼ水平に寝かせてもちゃんと自立します。

 腕が小さいながらもグリグリ動かせるのがいいですね。

 KD版は根元で動くだけでしたし。


 ファイヤーブレス発射!

 ただやっぱり炎の角度がなぁ・・

 口も宣材画像並に開いてほしかったですね。


 飛行ポーズも。

 これも膝内側のネジ穴をスタンド用に使っています。

 バランスをとるのが少し難しいですが。


メ「やれやれ、死んだり裏切ったりで我がデストロン軍団も残りの戦力はこれだけか・・

ワ「ぶ~ん。

イ「ごっつんこ!

ク「ぎっちょんちょん!

メ「ロクなのいねぇな・・

 実際、このメガトロンさまはあまり部下には恵まれてなかったですね。

 でも、それも本人の不徳なんじゃないかなぁ。

 結局全員見捨てますからね、このヒト。


メ「チッ・・余計なこと言うんじゃない! デストロン軍団、へんし~ん!

 そういえば、メタルス要素が一切ない・・


 なお、ファイヤーブレスはインフェルノ用のエフェクトとしてもぴったり。

 もう一本欲しい。


 VS パワードコンボイ。

 どちらもオリジナルを入手する機会を逸してしまったので、こうしてリメイクで揃えることができて感無量です。

 まぁ、コンボイのほうは変形トイとしての出来は微妙なところですが、各モードの見ためはそんなに悪くはないし。

 シン・ゴジラ VS コングかな?

 メガトロンはゴジラというよりはギドラか。首一つだけだけど。

メ「くっ・・離れろこのメカゴリラ!

コ「死んでも離さんっ!


 以上、“TL ドラゴンメガトロン” でした。


 オリジナルトイの発売から実に20年以上の時を経てのリメイクとなったドラゴンメガトロン。

 昨今の例に漏れずオリジナルからオミットされたギミックもあるにはあるのですが、それも含めたコストカットの影響を感じさせない、大迫力のアイテムになっていると思います。

 やはり怪人然としたロボットモードと、リアルなドラゴンのビーストモード、両形態で両立されたプロポーションが素晴らしい。

 ロボットモードは頭部や腕部の可動性がイマイチですが、圧倒的なビジュアルがそんなことは些細なことと問答無用で納得させてしまいます。

 変形トイとは思えない生々しさですよね。

 そして今回の真骨頂、ドラゴンモードは、長い首と大きな翼でまずその表面積に圧倒されます。

 造形も見事で可動性も高く、普通にドラゴンのアクションフィギュアとして遊べるレベル。

 変形トイとしてはやはり大味な部分はありますが、それでもダイナミックなパーツ移動は十分楽しめますし、繊細な構造がほぼないのでさほど気を遣わずにガシガシ動かせるのはありがたいです。

 

 しかしレガシー、デ軍勢の勢いがかなり強いですよね。

 現在発売が判明しているエヴォリューションWAVE3までのリーダークラス5つのうち4つがデ軍、それも全員新規型。

 オートボット唯一のリーダーがレーザーオプですが、流用かつ出来についても賛否あります。

 リーダーに限らずとにかくレガシーのデ軍は層が厚い。

 そんななかでも一際目立つドラゴンメガトロン。控えめに言って最高です。

 けっこうダメも出しましたけど、本当に些細なことです。

 ただこれがリーダーじゃなくコマンダークラスで出ていたらどうなっていただろう? というのは少し思いますね。

 でも、レガシーもたぶん、まだあと1年半ほどあるんでしょうが、このインパクトを越えるのはなかなか大変だと思うなぁ。

 それこそ、ビーストウォーズⅡのガルバトロンとか、マグマトロンとかが来たらわからないけど・・


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。 

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