今回のレビューは、トランスフォーマー マスターピースGより、
“MPGー03 トレインボット ユキカゼ” です。“
合体・巨大化・グレートの三つをコンセプトとするマスターピースのサブライン、MPGの第3弾。
“トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ” に登場したサイバトロン、トレインボットの
“豪雪戦闘員 ユキカゼ” が発売されました。
MPGトレインボットも3人めということで、ちょうど折り返し地点。
すでに4人めのスイケンは6月発売、5人めのセイザンも9月の発売で予約受付中。
トリを務めるカエンは12月発売の予定ですが、予約解禁は5月頃ですかね。
ともかくも今年中に6人全員集合、そしてライデンへの合体が可能になるだろうと思います。
思ったよりは早かった・・かな?
まぁただの6人組ではなく、合体するわけですから、そもそも全体の構造もかなり詰めた段階で発進しているはずでしょうから。
しかし、おそらくは最大の肝になるであろうカエンの発売が最後ということで、結局最後まで安心はできない・・いや、もう不安がどんどん募っていきますね。
でも今さら途中下車はできない。
もうスイケンもセイザンも予約してるもん・・
レビューしていきます。
パッケージ
MPG トレインボット共通の細長い箱です。
こんなふうに形状、サイズを揃えてくれると保管も簡単でいいですね。
本当、レガシーはなんとかならんのか・・
裏面も変わらず。
スピードと勇気以外は平凡な能力値。
ゲツエイも似たようなもんでしたね。
こちらは今回特別に付属するライデンBOOK。
MPG トレインボットに関して開発者のインタビューやキャラクター紹介などが掲載された小冊子ですね。
箱の形状合わせた細長い冊子で、上向きに開くのが面白いです。
中面にはライデンの全体像が。
一番肝心なところが照明の反射で見えてない・・(笑)どうせシルエットですけどね。
次ページに試作品の画像も載っていましたがそちらは実際に購入してご覧ください。
まぁ、すでに試作品はイベントなどで公開されていましたが、あらためて見てみるとけっこうごちゃついてますね・・
カエンがなぁ・・試作品段階ではちょっと酷いですね。
現物がどこまでブラッシュアップされるか。
最後の最後でそれまでやってきたものを引っ繰り返すようなものにならないか不安です・・
豪雪戦闘員 ユキカゼ
指揮官であるショウキの弟でチームでは最年少。
地球人換算では15歳程度らしいです。
兄弟ともども相撲が得意なのは日本生まれだから。
200系新幹線に変形し、チーム6両編成の際は最後尾を務めます。
寒さに強い反面暑さには弱いので、カエンとの連結は嫌らしいのですが、基本位置ではカエンが一つ前というね・・
虐めではなく鍛えられているんだよ、きっと。
ビークルモード
例によって封入状態のこちらから。
東北および上越新幹線の開業に合わせて登場した200系新幹線です。
クリームとグリーンのコントラストが爽やかな印象。
今回もJR東日本の正規ライセンスを取得し、HOゲージサイズとなるおよそ1/87スケールで、細部に至るまでこだわって再現されています。
基本的なデザインは兄であるショウキが変形する0系新幹線とよく似ていますが、顔・・ノーズ部分が長くなっていいるのと、その下のスカート部と一体化したスノープラウ(除雪板)が特徴的ですね。
ちなみに、同じ新幹線型ながらショウキで採用されていたダイアクロン隊員搭乗ギミックはなし。
大基のダイアクロン版では、6体すべてに隊員フィギュアが搭乗できたようなんですが・・
外装パーツの表面は全塗装。
うちに来たものは微細な傷や埃噛み、気泡もちらほらありましたが、まぁ許容範囲でしょう。
どうせ変形を繰り返してたらそのうち剥げる・・
運転席および側面の窓ガラスなどはクリアパーツを裏打ちすることで再現。
可動ヒンジにクリアパーツが使われているということもありませんし、とりあえず単体での強度面は徐々に安心できるものになってきている感じ。
とはいえかなり細かい可動部、薄いパーツなども相変わらず多いので、慎重に扱うに越したことはないでしょう。
ショウキでもそうでしたが、後ろ側で急にやる気をなくすのはやめてほしいなぁ・・
いろいろディティールは造形してるんだから、ちゃんと色塗って欲しい・・
ほかのトレインボットと連結するためのジョイントは、当然ですがショウキ、ゲツエイとも共通の形状。
・・うん。3両編成、対角線にしてもすでにブース一杯です。今後は外で撮影することになるかな。
それにしても、前後を新幹線に挟まれた在来線というのも気の毒ですね。
底面には3㎜穴が二箇所開いており、
前側の穴(赤矢印)には手持ち武器のスノーレーザーを、
後ろ側の穴(青矢印)にはパワーベース用のアタッチメントを、それぞれ取り付けられます。
いい加減、パワーベースの単体販売も考えてくれませんかねぇ。
一部のMP商品に付属の・・じゃないよ。
ディスプレイ用の線路パーツも付属。
ショウキに付属したものと同じものですね。
ともに新幹線ということで、レール幅が同じなので。
表面の四角い穴はパワーベースを取り付けるためのものです。
2つを連結するとこう。
レール幅の違うゲツエイのパーツとも連結可能ですが、普通に脱線するよね・・
ロボットモード
兄のショウキとはあまり似ていません。
比較的スマートですがゲツエイのように妙に細く見えるということはなく、適度にメリハリのある整ったプロポーションになっています。
腕部の構造などはゲツエイとよく似ています。
上腕や肘関節、拳なんかはひょっとしたら流用かもしれません。新規造形でも設計データは同じとかかも。
変形パターンついてはショウキともゲツエイともまったく違うものになっていますし、当然のように複雑です。
まぁ、ビークルからロボットへの変形はそこまで大変ではなかったですね。
脛部分がちょっと・・というくらいで。それも難しいとかじゃなくあまりかっちり感がないという意味で。
問題は合体モードですよ。それはまた後述します。
最年少らしく、どことなく少年っぽさが見受けられる頭部デザイン。
オリジナルトイではヘルメットの左右に角のような突起がありましたが、今回はバイザー含め、アニメデザインを基に再現されています。
クリパーツのバイザーの向こうにちゃんと目が造形、もちろん塗装もされています。
バイザー着脱ギミックとかあってもよかったかな。
胸部のディティールも、左側のメーターのような部分にはクリアパーツが使われていますし、右側2つ並んだ円形部も別パーツで再現されているなど、細かい部分にもこだわりが見えます。
そう。そういうところもあるんだよな・・
先に言った脛なんですが、フレーム部にビークルモードの外装をぐるっと巻き付けるような格好になっています。
実際、このようにまさに前後から巻き付けるわけですが、
脛本体部分とは一切ジョイントせずに、外装同士・・薄いパネル同士をジョイントして固定するのみなので少々不安定です。
それぞれ小さいダボ一つをはめ込むだけですからね。
まぁ、ビークルモードの表面にあまりダボ穴をあけたくなかったんでしょう。
だとしても、せめて一箇所くらいは脛本体にジョイントしとくべきじゃない?
なお、この外装巻き付けのせいで脛が太くなってしまったため、そのままでは脚を真っ直ぐにできない・・ということで講じられた方法がこちら。
前からだとよくわかりませんね。後ろから見てみましょう。
太腿ロール位置で角度を付けるというなかなかの荒技です。
要は若干がに股になっている状態をデフォルトとしたんですね。
ただ先ほどの通り、前から見るぶんにはほとんどわかりません。
結果として妙に太腿が目立つ少年TFが誕生してしまいましたが・・(笑)
背面。
ショウキ、ゲツエイときて、このユキカゼが後ろ姿はもっとも綺麗です。
というかMPなんだから、みんな普通にこれくらい綺麗にまとめてほしいものですが・・
運転席をほぼそのままバックパックとして背負うかたちになっているため、ちょっと後ろに倒れやすいですけどね。
脛は太いですけど足は小さく、踵もほぼ機能していないので自立性能は低めです。
バックパックには展開式のスラスターを装備しています。
その他、可動などについて。
肩に外装(ガワパーツ)をシールドのように装備するのはゲツエイとも共通のデザインですが、その外装は基本、ゲツエイ同様に後ろ向きに動かせるのみです。
回転するとか、横向きに跳ね上げられるとかすればよかったんですが。
ただゲツエイと違って、接続アームを展開することで前側に回すことができるので、そこはちょっと面白い部分。
拳は、人差し指以下の4指が一体で開閉。
3㎜や5㎜の軸ならなんとか保持可能です。
腰部フロントアーマー、サイドアーマーはそれぞれ別個に可動。
脚部の可動を妨げません。
さらに、ゲツエイ同様に合体モードの副産物としてゲツエイとは反対の左側のみ上体を捻ることが可能。
ただこの状態だと胸部が干渉するので、ゲツエイほどには動かせません。
さらに、胸部パネルパーツを外すことでやはり同様に前屈が可能。
こちらは90度まで曲げることができます。
付属武器
スノーレーザー
ダイアクロン自体の本体の名称が由来の手持ち武器。
グリップにあるダボを手の平の穴に固定してしっかり保持できます。
なお、先の通りビークルモードでは底面に収納できましたが、ロボットモードではとくにマウントできる場所はありません。
ただビークルモードでのマウント用の3㎜軸があるので、腰裏のスタンド対応穴に取り付けることはできます。
合体モード
ライデンへの合体時には左脚を担当。
運転席部分を爪先に、そこから後ろが垂直に立ち上がるという基本構成。
オリジナルトイおよびアニメでは脚部担当はそれぞれ脛までの変形でしたが、今回のMPG版では太腿の半ばあたり(?)までを担当。
ゲツエイがそうだったようにユキカゼもこの通り。
ただ、太腿のジョイント部の形状は違うようで、左右の脚を入れ換えての合体はできない感じです。
横から見ると太腿が斜めになっているのがわかるかと思いますが、どうもこの角度で問題はないようです。
ゲツエイと違って踵が後ろまで伸びていませんが、接地面積が断然広いので自立ゲツエイよりも安定しています。
例によって裏側感がありますが、ガワである程度隠せているのでマシかなぁ。
車掌席が真っ二つになっているゲツエイに較べれば・・
ただこのガワパーツ、MPGではちょいちょいお目にかかる斜めに無理矢理固定してるものなので多少なりとも負荷はかかるだろうし、あまり好きではありません。
変形は・・パッと見ビークルモードの後ろ側2/3くらいを立てただけに見えるのですが、まぁまぁ複雑というか、面倒臭い工程が多いです。
たとえばこれ。
ビークルモード後部の車輪パーツですが、この状態から、
こんな感じですね。
ちなみにロボットモードのときとはたたみ方が違います。
いや・・ね、ぶっちゃけ3形態全部でとくに見えなくていいパーツなんですよ。
車輪としての役割があるのは当然ビークルモードだけで、ロボットモードと合体モードでは要らない要素なんです。
だからたたむわけですが、ただ90度折り込むだけにしておけばいいだけなのに妙に複雑な形状にしたものだから、動かすたびにあちこち干渉して、その干渉を避けるために余計な工程が増えるというわけのわからない状況になっています。
もっとシンプルにできただろうに、わざと複雑にしているとしか思えない・・
ただ、ここはまだ面倒臭いというだけなのでいいんですよ。問題は次。
これは、説明書を見て初めて変形させた合体モードです。
矢印の部分・・ロボットモードの腰を曲げないと真っ直ぐにすることができませんでした。
しかし、パッケージの写真などを見るとそこも含めて真っ直ぐになっている。どうも正面のガワパーツ(A)をもっと本体に密着させなければならないようだ。
でも説明書の手順通りにやるとどうやってもこの位置にしかできません。
いやおかしいぞと、眺めつ眇めつしていたところ・・
ビークルモードではAのガワの裏側にあるダボを本体(脛部分)にジョイントして固定するのですが、どうやら合体モードでもそこで固定しておくっぽいぞということに気付きました。
しかし、説明書にはそのような記述はなし。そもそも説明書の手順に沿って変形させていくとジョイントさせることができません。
というのは、外側のガワパーツ(B)を下方にスライドするのですが、それをこの説明書のイラスト通りに最後まで下ろしきってしまうと、
そのスライド軸に当たってAがジョイントできる位置まで動かせないんですね。
上画像で、赤いラインが説明書通りにスライドさせた場合のBの軸位置で、青いラインがAをジョイントさせたあとでスライドさせた場合の軸位置。
つまり、まずAを本体とジョイントさせて固定したあとで、Bをスライドさせなければならないのです。
最後、Bの裏側にあるダボをA表面のダボ穴にはめ込んで固定するわけですが、これも当然Aが本体とジョイントされていないと位置が合いません。
なんで一番肝心なところがすっぽり抜けているのか・・
そもそもの話、ビークルモードから始めて運転席より後ろ側を90度立てて、さらに後半部分のガワパーツを今度は逆向きに180度折り返す。全体としては実際それだけの工程で済むんですよ。
絶対もっとシンプルにできるはずなのに・・なんでこんなにややこしいことするんだろう?
で、正しく変形させたところで太腿がどう見ても斜めでしょ。
本当にこれで合ってる? と思っちゃいますよね。
ていうか合ってるよね?
可動については、まず足首部分で、左脚なのでゲツエイとは逆方向の右側(内側)に曲がります。
けっこう曲げることができますが、実際この角度で立てるとは思えないな・・
もちろん膝も可動。
ただそのままだと例の車輪パーツとガワパーツが干渉するので大して曲げられません。
車輪パーツをガワの外に引っ張り出してやればここまで曲げられます。
おそらく実用性はないと思いますが。
もはや合体時の可動は期待していません。
自立できれば御の字というところじゃないでしょうかね。
というのも、ここの可動部がかなり緩いんですよ。個体差かもしれませんが。
基本変形のための可動部で、合体時の可動にはほぼ活かせない部分だと思うのですが、クリックも仕込まれていないので、腰から上の4人分・・まぁゲツエイと2人でということにはなるのですが、それでも支えるのには心許ないような・・
ゲツエイの同様の箇所もクリックは入っていませんでしたが、かなり硬めだったのでとくに不安は感じなかったんですけどね。
その他付属品
ライデン用ヘッドパーツ
そのものずばり、ライデンの頭部です。
オリジナルトイではカエン付属し、そのビークルモードで収納できたパーツですが、今回のMPGではビークルモードのスケール感を統一したためにカエンへの収納が不可能となったため、逆にビークルモード時の内部スペースに余裕のできたユキカゼに付属することになったものです。
しかし・・そもそも外付けパーツにしてほしくなかったなぁ。
ショウキのレビューでも書いたかもしれませんが、ショウキに内蔵しておいてほしかった。
今回付属のライデンBOOKでも開発者インタビューに書いてありましたよ「一体変形にこだわった・・」って。
でも、結果ウイングレーダーだけじゃないですか・・
「レッグビームも、スイケンとセイザンのパーツを変形させて・・」って、そうじゃない・・
ともあれ、外付けにしたからこそのこのイケメンフェイスということなのかもしれません。
額のV字アンテナは、ショウキにも通じるデザインですね。顔付き自体も似てるか。
目はクリアパーツで集光ギミックもあります。
左右のライトもクリアパーツで、上下で色も変えている手の込みようはさすが。
V字アンテナを引っ繰り返し、側面のパネルをたたむと収納形態に。
ロボットモードではバックパックにマウントできます。
さらに背中が重くなって自立しにくく・・
では、合体モードに変形させたショウキにヘッドオン!
けっこう小顔です。
もう一回りくらい大きくてもよかった気がするなぁ。
まぁ、実際に6対合体させてみないことにはよくわかりませんが。
なお、この頭部の取り付けに関しても説明書に書かれていないことがあります。
実はこの後ろ側の黒いパーツがバックパック(ショウキの脚部)固定用のジョイントになっているんです。
このように。
ショウキ単体では股関節と膝関節の保持力だけで位置を保っていたバックパックが、これでしっかり(というほどでもないんだけど)固定できるようになりました。
ちなみにこの黒ジョイントパーツ、このように収納もできるのでその存在に気が付かないこともあると思います。
比較画像
兄でありチームの指揮官でもあるショウキと。ロボットモードで。
さすがお兄ちゃん、ショウキのほうが一回り大柄です。
顔の大きさ、腕の太さ、拳の大きさが全然違う・・
説くに拳は、むしろなんでショウキだけこんなに大きくしたんだろうか?
デザイン的にもほぼ共通点はないんですね。
まぁ、兄弟設定になったのはトランスフォーマーに組み込まれてからだろうしなぁ。
ビークルモードで。
始まりの新幹線である0系と、それをベースに寒冷地用に特化した200系。
パッと見ほとんど変わらないように見えますが、よく見るとけっこう違いがあります。
全長、幅ともにほぼ一緒です(画像だと200系のほうがほんの少し短く見えるけど・・)が、200系のほうが顔が大きいためなんとなく大きく見えます。
裏返してみると、密度の違いは一目瞭然。
ユキカゼはけっこうな張りぼてです。
身長はほぼ一緒。
全体のデザインはまったく違いますが、腕の構造などに共通点があります。
ビークルモードで。
先ほどの連結画像でも見てもらいましたが、新幹線と在来線ということでかなりのサイズ差があります。
ロボットモードではほぼ同じサイズだったのに・・
まぁ、だからユキカゼはあんなふうに張りぼてになっているわけですが、だとしてもすごい。
・・すごいとは思います。
合体モードでも。
やっぱり問題になってくるのはここだよなぁ・・
脚の長さは当然揃えてきたのですが、太さと、そしてなにより爪先部分の長さ(足のサイズ)が全然違います。
素脚と長靴履きか? というくらいに違う。
こんなんでまともに歩けるんだろうか?
ビークルモードでのスケール統一による一番の弊害が、この左右の脚のアンバランスさですね。
そもそもが新幹線と在来線でデザインが違うのに、そこにスケール統一でサイズ感も変わってくるとなると、そりゃあこうなるわな、ってことなんですが・・
6体全員で合体させたら、また印象も変わるのかもしれませんが。
真横に並べなければ、ゲツエイとユキカゼのサイズ差もそこまで気にならないけど・・
一応のライバル関係にあるアニマトロンから、同じ左脚担当のタントラムと。ロボットモードで。
こちらは、パワーオブザプライムのタイタンクラスとして5体セットで発売されたタントラムあらためトロックスさんです。
5人のうち彼だけが名前を変えられてしまいましたが、商標の関係でしょうかね。プレダコン タントラム、でもダメだったんだろうか?
と、そんなことはさておき、でかいですね、タントラム(もうタントラムて呼ぶけど)。
密度感は逆に雲泥の差ですが。
変形して。
最終的にMPG ライデンはPP プレダキングの半分くらいにしかならないかもぢれませんね。
まぁ、プレダキングがでか過ぎるんですけども。
肩は上方向に跳ね上げられます(うちに来たものは右肩はかなり緩かったですが・・)し、肘は二重関節で深く曲げることが可能。手首ロール可動もできます。
当然腰も回せますし、腰部アーマー類も先の通りそれぞれ可動するので脚部の可動域も十分。
ただやっぱり自立はちょっと厳しめ。
足首スイングも気持ち程度です。
立て膝は非常に綺麗に決まります。
腕部シールドを前面に展開、敵の猛攻を耐える防御形態!
接続アームを展開することで、まさしくシールド的な扱いができる腕部のガワパーツ。
変形のための可動を利用したものですが、今回の数少ない(こら)個人的お気に入りポイントです。
急に重い荷物を背負わされて完全に上体が下がってしまう最年少。
合体変形時、そして合体後の可動を利用することでポージングの幅も広がります。
スタンドを使って。
ただ3㎜なのでね・・ちょっとこのボリュームを支えるのは不安です。
シ「デストロン発見! トレインボット、攻撃開始だ!
この3人のなかではユキカゼが一番ロボットモードのまとまりはよいかな。
ショウキ、ユキカゼ兄弟といえば相撲。
アニメ劇中では味方のヘッドマスターの行動を隠すカモフラージュとして兄弟が相撲をとり、デストロンの機を反らすというシーンがありました。
いや、デストロンも見てないで攻撃しろよ・・
というわけで(?)久々の兄弟対決だ!
ゲ「両者見合って、はっけよーい・・
突進するユキカゼに、受けて立つショウキ。がっぷり四つだ!
しかし兄は強かった。
あっさり投げ飛ばされたユキカゼ。
シ「まだまだだな。もっと稽古するんだ。そしてちゃんこを食え!
ユ「くっそぉ・・
ユキカゼは腐らず稽古に励んだ。その結果・・
自分よりはるかに重量級の相手を投げ飛ばせるまでに成長したのだった・
ユ「やったぜ兄貴! これで俺も立派な力士だ!
いや、君は豪雪戦闘員だ。
以上、“MPG ユキカゼ” でした。
MPGも3人め。
ショウキ、ゲツエイ、そして今回のユキカゼと、まさに三者三様すべて違った触り心地で新鮮ですね。
ショウキで不満、そして不安に感じたクリアパーツの多様、一部間接の緩さなど、ほとんどが改善されて扱い安くなったゲツエイ。
そんな彼を経てのユキカゼなので、今回もまぁ安心かなと思っていたのですが・・また別種の問題をけっこう孕んでいましたね。
ビークルモードのクオリティはなんの問題もないです。
そこは信頼してます。
ロボットモードも・・ビークルモードから収縮させる関係上、ガワの処理がポイントとなってくるわけですが、脛にぐるっと巻き付けるという方法でクリア。
まぁ、その巻き付け方法に若干の難がありますが、結果として後ろ姿含めて非常に見栄えのいいロボットモードが完成しました。
そのためにショウキの後ろ姿の残念さが際立つようになってしまいましたが・・
ここまで、単体の変形トイとしての完成度はかなり高いです。トータルで見ると、今のところMPG トレインボットで一番いいかも。
問題は合体モードですね。
というか、説明書がダメです。
ここで繰り返すことはやめますが、あんな説明ではまともに変形させられない。
ゲツエイでは説明書の正誤表が付いてきましたが、ユキカゼにはありませんでした。
間違いではなく、そもそも記述が抜けてるんだから・・
なんとか正しいと思われる状態に変形させても、今度はゲツエイとのアンバランスさが気になります。
ビークルモードのスケールを統一した弊害ですね。
変形合体ロボの場合、どの形態をもっとも重視するかで全体の評価がけっこう変わってくると思うのですが、MPG トレインボットの場合は明らかに単体ビークルモードを重視しています。
JR各社からライセンスを取得しているので当然といえば当然なのですが。
おそらく優先順位としては単体ビークル⇒単体ロボット⇒ライデンかな? PP プレダキングとは真逆のイメージがありますね。
ライデンのプロポーション、見栄えに関してはつじつま合わせしかする気ない・・というかできなかったんでしょうが、それが今回のユキカゼでおおよそわかった感じです。
ライデン完成の一番の鬼門はカエンだと思っていましたが、ユキカゼも伏兵でしたね。
やはり合体ロボとしての評価は微妙なものになるのかなぁ。
はぁ・・
さて、続くスイケン、セイザンについてはビークルも似ていますし、サイズ感もほとんど変わらないだろうからとくに懸念はないので、一息付つけるかなぁ。
ただ、レッグビームのあの仕様については盛大に突っ込むつもりですが(笑)。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
2コメント
2023.03.25 06:22
2023.03.25 03:41