メガミデバイス ✕ 武装神姫 アーンヴァル レビュー

 今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス より、

“B2 アーンヴァル” です。


 エーデルワイスの発売からおよそ3年。

 メガミデバイス ✕ 武装神姫コラボキットの第2弾、

“天使型 アーンヴァル” が、

発売されました。


 2006年にコナミデジタルエンタテインメントから発売されたアクションフィギュアシリーズ、武装神姫。

 MMSと名付けられた少女型素体に各種オプションパーツを取り付けることでSFからファンタジーまで、様々なモチーフの武装少女(神姫)を再現したシリーズで、およそ6年の展開で素体とオプション一式のフルセットタイプが18弾×2で36体以上、オプションのみのEXウエポンセットや軽装タイプのライトアーマーなども多数発売されたほか、ゲームやコミック、アニメなど多岐にわたるメディアミックスが行われた一大コンテンツでした。

 僕がその存在を知ったのは第4弾のジルダリア、ジュビシーが発売された頃で、それからいくつか続けて購入していたのですが、徐々に入手困難になっていってこともあり、いつの間にか戦線離脱してしまった感じです。

 気が付いたときにはシリーズ終了していましたが、まさかそのコンセプトを継承するガールプラモデルシリーズが誕生することになるとは・・

 そう、つい先日6周年を迎えたメガミデバイスです。

 最初に見たとき、あれ? これ武装神姫やん、と思いましたけど、それもそのはず。

 メガミデバイスの基本素体であるマシニーカを設計したのは武装神姫のMMSを作った浅井真紀氏、全体のプロデュースをするのもやはり武装神姫のプロデューサーだった鳥山とりを氏。

 つまるところメガミデバイスは、フィギュアからプラモへと土台が変わったとはいえ、事実上の武装神姫のリメイクと言って大きな齟齬はないものと考えています。

 今や押しも押されもせぬガルプラ界のビッグネームとなったメガミデバイスが、その原点とも言える武装神姫とコラボするという流れももはや必然ということで、実際に企画が発表されたシリーズ開始から2年ほど経った頃だったと思います。

 当初の予定では、まず武装神姫の第1弾キャラであるアーンヴァルとストラーフが発売されるはずだったのですが、いろいろな事情で遅れに遅れ、先に新キャラである “猟兵型 エーデルワイス” が発売されることになりました。

 それから結局3年ですから、長かった。

 というか、お蔵入りにならなくて本当によかったです。

 すでにストラーフも予約解禁となりましたね。

 あとはあのネコ耳ロリっ子も・・我々は忘れていませんよ! 


 それでは、レビューしていきます。

 キットはパチ組みに一部塗装、付属の水転写式デカールも若干数貼っています。


パッケージ

 もう普通になってきた大判パッケージ。

 いわゆるキャラメル箱タイプで、側面を開けて内箱を引き出すかたちです。

 ちなみにオリジナルの武装神姫版のパッケージとのサイズ差はこの通り。

 厚みはオリジナルのほうがありますが、縦横のサイズは倍以上。


天使型 アーンヴァル

 武装神姫第1弾。

 武装神姫のフルセットアイテムは必ず対になる2体が同時発売されており、アーンヴァルは悪魔型のストラーフと同時発売でした。

 2006年9月の発売当時、原作なしのアクションフィギュアとしては異例の短期間での初回出荷分完売。

 その後も何度か再出荷が行われたそうですが、とくにストラーフのほうがオークションで高騰するなどしたようです。

 翌年11月には一部仕様変更された再販分が発売。そちらもやはりかなりの売れ行きを見せたとか。

 ちなみに、僕はその再販分を購入しています。

 アーンヴァルは天使型の名の通り純白のカラーリングが眩しい、シリーズのフラッグシップに相応しい洗練されたデザインで登場しました。

 モチーフこそファンタジーっぽいですが、実際には航空機ベースのデザインになっており、手持ちの武器も大型のレーザーライフルやレーザーソードなど、ロボットものの定番と言えるものが揃っています。


素体モード

 MMSをベースに、よりプラモデルにあった仕様に調整、改良されたものがマシニーカだと思っているのですが、今回のアーンヴァル(というかメガミ ✕ 神姫)素体破損なマシニーカとMMSの融合、そしてさらなる進化を果たしたものになっています。

 プロポーションも、MMSはかなり細身でアンドロイド感が強かった印象ですが、今回は全体に肉付きがよくなり、各部のサイズ感含めより生身の少女に近いバランスに整えられています。


 とくに、腰周りのボリュームがちょっと生々しいくらいになっています。

 安産型ですね(もうこいうこと言っちゃダメかもしれない・・)。

 なお、腹部前面と腰部前後の3パーツは塗装済みパーツです。

 あと、間接部にある丸モールドですが、オリジナルのMMSでは金属ピンで固定されていた場所でもあるので、今回はシルバーで塗ってみました。


 一般的なマシニーカとの一番の違いは股関節ですね。

 初期のマシニーカでは股関節がT字のジョイントになっていて、下向きにスライドさせることで脚部の可動域を確保するようなかたちでした。

 最近のものは固有の構造になっているものも多いですが、基本的に左右一体で動くことは変わりません。

 しかし、今回は左右別個に仮装するL字のジョイントを採用。

 これはMMSの股関節構造を継承したもので、それにより従来のマシニーカ以上の可動域を実現しています。


 また、これまでは挟み込みが基本になっていた肩胛骨(腕部基部)パーツが単純な軸はめ込み式になったため、胸部の合わせめ消しや塗装のために後はめ加工をしなくてもよくなっています。

 これは嬉しい改修点ですね。

 まぁ、僕は合わせめ消しも塗装もあまりしませんが(笑)。


 フェイスパーツは3種類。

正面向き キリッと顔

右向き 気合い顔

正面向き 微笑顔

 デザインはもちろんオリジナル同様に島田フミカネ氏ですが、氏のタッチの変化も含め、オリジナル版とはけっこう顔付きが変わっています。

 非常に凜々しく、可愛らしく、美しいですね。

 プリント自体の精度は較べるまでもなく・・

 ただ、最近のメガミと較べると表情の振り幅が少し狭い感じはします。

 でも、そもそも大人しめのキャラなんでしたっけ。

 CV担当は阿澄佳奈さんらしいけど・・小っちゃくない先輩のイメージが強いから、個人的にはちょっと違和感(笑)。


 後ろ髪は上下にスイング可動します。

 ショートカット用パーツも付属。お好みで交換できます。

 後ろ髪パーツはシタラと同じ各ジョイントでの取り付けになるので、念のため頭部の受け側を少し削った(かつてシタラのジョイントを折ってしまったトラウマで・・)のですが、やり過ぎてスカスカになってしまいました。

 まぁ、折れるよりいいよね。


 胸部パーツは大小を選べる仕様。

 こちらが大。

 こちらが小。

 さて、いったいどういう意図なのか?(笑)

 なんとなく小さいほうがオリジナルに近い気がしたので、僕はそちらを選択しました。

 また、ゲーム登場時の胸部再現パーツも2種類付属。

 こちらもお好みで交換できます。


武装モード

 航空機をイメージさせるウイングやヘッドギア、脚部パーツを装備した空戦特化の武装モード。

 すべてはここから始まったというか、航空機モチーフのメカ少女の原点とも言える姿ですね。

 やはり完成されている。

 オリジナルでは素体が細過ぎるがゆえに武装パーツに対する本体の貧相さが目立ってしまった部分もあったのですが。

 今回は程よくボリュームアップした素体のおかげで全体のバランスも整っています。

 各武装パーツのデザインも、オリジナルから極端にアレンジされてはおらず、あくまでバランス調整、適度なディティールアップに留まっています。


 背面。

 さすがに背負いもののボリュームがあるので自立は難しいです。

 なお、オリジナルでは後ろ髪がボールジョイント接続であまり動かせなかったために、武装モードでは終始少し俯き加減にならざるをえませんでしたが、今回は上下スイング可能なので武装モードでもちゃんと顔を上げることができます。


 では、各部を見ていきます。


 天使の輪をイメージしてデザインされたというヘッドギアパーツ。

 特徴的な中央の円環デザイン含め、すべて成型色で色分けがされています。

 アンテナ側面のグレーのラインはデカールです。

 素体モードからは前髪ごと交換する仕様になっています。


 胸部前面もアーマーパーツと交換。

 こちらの色分けもばっちりです。


 腕部は上腕ロール位置のスペーサーパーツを3㎜穴付きリングパーツと交換。

 レーザーソードをマウントします。

 上腕以下のパーツについては、手首位置の3㎜穴付きリングパ-ツを取り付けられる専用のものと交換。

 ただしこれは腕部シールドなどを付けたいときに限ります。

 本来素体モード変わりない部分(オリジナルではそのまま手首にリング追加)なので、パッケージイラストのようにシールドを付けない場合は素体そのままでオーケーです。


 脚部も太腿ロール位置のスペーサーパーツに代えて3㎜穴付きリングパーツを取り付け。

 脚部シールドを装備します。

 右のもののみ、01aのマーキング。デカールで再現できます。

 脚部武装パーツはフラットなデザインが印象的。

 足先はボールジョイント接続である程度可動します。


 武装神姫というと脚部換装時の脛の分割が特徴的なのですが、今回は基本的に最新のマシニーカと同様の仕様になっています。

 一方でオリジナルのMMSと互換性のあるパーツも付属しており、そちらを選んで組み付けることも可能です。

 画像上のものが今回付属する互換性のある脛パーツ。下のパーツはオリジナルのもので、矢印のようにスライドして取り付けることができます。

 ただし容易に組み換えることができないのと、互換性のあるパーツのほうは分割された脛パーツまでは付属していない・・つまりそちらを選んだ場合はオリジナルのMMSのパーツが必須になってくるのでちょっと不親切かなぁと思います。

 赤線の位置での3㎜軸接続と脛分割の両立はできなかったのかなぁ・・

 まぁ、実際やっていないと言うことは強度等いろいろな面で不可能だったということなんでしょうね。

 惜しいなぁ。

 なお、脚部武装パーツのほうも接続パーツを交換することでMMSに装着できるようになっています。

 左側が互換用ジョイントですね。

 で、実際にそれぞれの脛(膝下)パーツを取り付けた状態がこちら。

 こっちのジョイント交換は簡単なんですけどね・・


リアウイング

 主翼ですね。

 航空機っぽいイメージといいましたが、このウイングの形状は意外とスタンダードではないんですよね。

 外縁が曲線を描くデザインになっていて、鳥の翼や、なんとなく海洋生物の鰭のような雰囲気もあります。

 オリジナルでは塗装で再現されていた部分もすべて成型色で再現されています。

 左側正面のみの01aのマーキングはもちろんデカールです。


 背部への接続にはリアハンガーを介しますが、この仕様も当然オリジナルを踏襲。

 ただ、オリジナルでは2軸接続でしっかり固定されていたハンガーですが、今回は1軸のみでの接続なのでちょっと左右にふらつきます。

 スタンド使用のためのアタッチメントパーツも付属。

 というか、ずっとこれ付けたままにしてました。


 ウイングはハンガー接続部で上下にスイング。

 さらに赤線の位置でロール可動するので、そこから水平に寝かすこともできます。


付属武器・オプション

レーザーソード

 設定ではこの名称なのに、なぜか組み立て項目ではセイバーとなっています。

 どっち?

  ともあれ、先ほど紹介したように両肩に1本ずるとマウントする近接格闘武装です。

 使用時に取り付けるレーザー刃は、オリジナルでは水色に塗られたパーツでしたが今回はクリアブルー成型で質感がアップ。


ハンドガン

 コンパクトな近接射撃武装。

 専用のマウントパーツが付属し、各部3㎜穴にマウントできます。


ライフル

 中距離射撃武装。

 オリジナル同様マガジンの取り外しが可能。

 こちらも専用マウントパーツが付属します。


大型レーザーライフル

 アーンヴァルの最大武装。

 遠距離からの狙撃も可能な大型の射撃武装です。

 グリップは逆手で持つタイプで、

シールドの代わりにアタッチメントパーツを使って固定することで安定した保持が可能です。

 さすがに重いのでいずれは腕がへたりそうですが、とりあえず今のところは問題なく持てます。

 というか、サブグリップのようなものがないので両手持ちはできないんですよね。

 先端の銃口部は取り外し可能で、

そこにロングタイプのミライトを仕込むことも可能。

 通常はクリアブルー成型のダミーパーツで組み立てます。

 バイポッドは展開可能。

 グリップを収納すると3㎜軸、

後端下側のカバーを外すと二つ並んだ3㎜穴があるなど、

本体側面の3㎜穴含めある程度の拡張性もあります。


 なお、3種の射撃武装はそれぞれ専用のアタッチメントを追加することで、メガミ ✕ アリスギアシリーズなどに付属するマズルフラッシュエフェクトを取り付けることができます。


エクステンドブースター

 リアウイングのバインダー部に追加装備される筒状の大型ブースター。

 噴射口には3㎜穴が空いています。

 ここにも借り物のブーストエフェクトを付けられますね。

 オリジナルのブースターはそれぞれ1本の筒(モナカ構造)でしたが、今回は分割構造になっており、

好みで長さを変更できます。

 数さえあれば無限連結も可能。


 では、フル装備で。

 さすがのボリューム。

 ただ、やはり自立はほぼ不可能。

 ブースターが支えになるかと思いましたが、わずかに脚のほうが長いのでダメでした・・


その他付属品

 いつもの先っちょ丸い棒の簡易スタンドが付属。

 素体モードの場合はこのままでもいいですが、武装モード用には可動式の太い支柱パーツがふぞくするので、そちらへの交換を推奨します。

 支柱のパーツで真ん中に使っている短いものはなぜか余剰扱いですが、当然3つとも使ったほうが自由度が高いです。

 長くしてもへたるほどの重さでもないし。


 組み換えや拡張に便利な各種ジョイントパーツも付属。

 長方形のジョイントのデザインはオリジナルと同じですね。


 3㎜穴を埋めるためのディティールパーツも3種類の厚みで付属します。

 パッケージイラストを見るに、リアウイングや脚部パーツなど、貫通している穴を埋めるためのもの(もちろんお好みで)のようです。

 というか、貫通してない穴にはめるとおそらく取れないので注意です。

 とりあえず使う予定もないので、僕はこのままランナー状態(余計な枠は切り取っています)で保管しておきます


 さらに、オリジナル神姫との互換性を持たせるための各種パーツも豊富に付属。

 昨今の接続軸のスタンダードは3㎜ですが、オリジナル神姫の接続軸は3.3㎜がメインなので、それらに対応したパーツとなっています。

 これらは3㎜を3.3㎜に変換するためのジョイント類。

 上腕、手首、太腿用のリングパーツも3.3㎜穴の開いたものが付属。

 リアハンガーは今回のメガミ版リアウイングをMMS素体に取り付けるためのもので、本体への接続軸が3.3㎜になっています。

 また、MMS素体にメガミ規格の頭部を取り付けるためのジョイント、逆にMMS素体の頭部をメガミボディに取り付けるための首パーツも付属。

 ただ首パーツのほうは基部をバラして組み換える必要があります。

 前から思ってるんですが、こういうパーツがある場合は基部パーツももう一組付けてほしいですね。そしたら簡単に交換できるのに・・


比較画像

 オリジナル神姫版と。まず素体モードで。

 オリジナルのほうはめっちゃ黄ばんでいることには目を瞑ってもらって・・

 ベタつきは以前のエーデルワイスのときによく洗ったのでマシでした。

 まぁ、それも3年前なんですけどね。

 さて意外や、今回のメガミ版のほうがわずかに背が低いです。

 肉付きの違いは先にも言った通りですが、そこに背の低さも加わって劇的にプロポーションがよくなっています。

 アンドロイドからSFスーツを着た少女に進化(?)した感じ。

 あとはお顔。

 そちらも劇的に可愛くなりました。


 可動性比較。

 MMS素体も当時はその可動性に驚かされたものですが、その後継であるマシニーカをベースに、さらにMMSのよさも採り入れた今回のメガミ ✕ 神姫素体はさすがの性能になっています。

 体幹部分で可動点が増えていますしね。

 マシニーカならではの肩胛骨パーツの可動で、肩周りの柔軟性も格段にアップ。


 武装モードでも。まず本体のみで。

 武装パーツもサイズ、形状が微妙に調整されたメガミ版は非常にバランスよくまとまっていると思います。

 ウイングを取り付けて。

 こうなるとシルエットはほとんど変わりないですね。


 武装パーツをいくつか個別に見てみます。

 ウイングの印象はほとんど変わりませんね。

 色の違いは気にしないでください(笑)。

 ブースターはほんのわずか大きくなっています。


 手持ち武器類も。

 ハンドガンとライフルはデザインもサイズもほぼ同じ。

 ソードは一回り大きく、長くなり、レーザー刃もクリア成型にグレードアップ。

 大型ライフルは全長が増してデザインも若干シャープ化。

 グリップ前方のパーツ(照準器かな?)の位置はけっこう変わってますね。


 メガミ ✕ 神姫コラボの第1弾、猟兵型 エーデルワイスと。素体モードで。

 エーデスワイスのほうがわずかに長身。そして一部を除いてスレンダー・・

 そもそもの話、エーデルワイスのどこが武装神姫なんだろうかと思っていたんですが、今回アーンヴァルと並べてみてあらためて神姫感はないなと感じますね。

 普通に生身感あるもの。

 本体構造も、一点モノではありますけども当時の標準的なマシニーカの域を出ないものですし。

 でもこのエーデルワイスも3年前なんですね。

 ガルプラとしての造形、プロポーション等出来は非常によいことが間違いないですが。


 武装モードでも。

 エーデルワイスは、オリジナルの基準に照らすとライトアーマーという感じなのかな?

 メカ要素がほとんどないこともありますし、本体にしても帽子被ってブーツ履いたくらいしか素体から変化がないので、やっぱり神姫感には乏しいかな。

以下、画像

 可動性についてはすでにちょこちょこ書いているので、あくまでポーズ集という感じで見てください。


 まず素体モードで。

 下から煽るポーズが映える。

 これも腰周りのボリュームのおかげかな?


 膝を抱えるようにして。ここまで身を縮められます。

 この状態でオメガリアクターの中に入るかな?


 ハンドガンを手に低い姿勢で身構えるアーンヴァル。

 こんな姿勢でもちゃんと自立できるんですからねぇ。

 こちらも同様にスタンドなしで自立してます。

 レーザーソードでフェンシングポーズ。

 まぁ、10分ほど格闘しましたけどね(笑)。

 横から見ると少し間抜けか・・

 いやはや、絶妙なバランスだわ。


 脚部にはメガミM.S.Gのボトムスのような、付け根部分の引き出し可動は採用されていないんですが、MMS譲りの股関節のおかげで、ギリ脚を組んでいる感じにはできます。

 しかし、あの引き出し機構は案外新作のメガミでも採用されてないなぁ・・

 今のところ正規採用されたのはスサノヲだけですね。カオプリグリムは旧素体の流用だったから、まぁ仕方なかったのかもしれないけど。

 なんでかな? 


 武装モードで。

 こうなると逆にほぼ自立は期待できないので、スタンドを使った空中姿勢ばかりになりますが。

 レーザーソードの二刀流で。

 ハンドガンとライフルで。

 後ろ髪がスイングできるようになったとはいえ、やっぱりウイングと干渉するのでショートカットのほうが動かしていてストレスはないですね。


 大型レーザーライフルで。

 マズルフラッシュエフェクトも付けてみましたが・・これってどちらかというと実弾撃ってるイメージなんですよね。

 もっとレーザーやビームっぽいエフェクトも欲しいなぁ。

 発売されたばかりのM.S.G 3㎜ブーストエフェクトのほうが雰囲気あるかもと思っているのですが、生憎とまだ手許に届いてないのです・・


 もう一枚大型ライフルで。

 バイポッドを展開しての狙撃イメージ。

 ライフルを跨ぐような姿勢で、グリップも両手で持たせて(右手は添えてるだけ)みました。

 なんか面白い姿勢になったなぁ。


 後ろからも。

 エクステンドブースターにメガミ ✕ アリスギアシリーズなどに付属するブーストエフェクトを取り付けました。

 でもこっちも、3㎜ブーストエフェクト(ややこしい・・)にしたほうがよりパワフルば感じが演出できそうです。


 武装パーツと付属のジョイントパーツを組み合わせてサポートメカを組んでいました。

 わりとシンプルに格好いい戦闘機にできましたね。

 シルエットもほぼ武装モードのアーンヴァルと一緒です。

 では、アーンヴァル搭乗。

 リアハンガーを背もたれのようにして、照準器(?)に足を乗せています。固定はされません。

 たぶん、必死にしがみついてないと振り落とされます(笑)。


ス「私も新しいボディが欲しい・・

ア「安心してください。もう未来は約束されています。あと半年ほどお待ちなさい。

  ただ、あなた一応悪魔なんだから、天使の私に祈らないほうがいいですよ。

ス「Oh・・


 以上、“アーンヴァル” でした。


 企画発表から随分と時間が経ってしまいましたが、ようやく本来目指していたところ(だと思う)に辿り着くことができましたね。

 実にめでたい。

 思えば、初めて買い集めた美少女フィギュアが武装神姫だったなぁ。

 当時は、これ聖闘士星矢の女の子版みたいだな! と思って手に取ったような気がします。

 昔から、素体にいろいろ武装パーツを装着するようなジャンルが好きだったんですよね。

 それが今も変わらず、FAGやメガミデバイス、そのたのガルプラへの傾倒に繋がっている・・まぁ、最近は武装しないただのJKのプラモとかにも手を出してしまっていますが(笑)。

 そんなことはともかく、なんだかんだ大人の事情もあったのだろうアーンヴァル、ストラーフの開発難航、発売遅延だったと思うのですが、今となってはそれだけ時間がかかってむしろよかったのではなかと思います。

 仮に当初の予定通り、エーデルワイスよりも先に発売されていたら、もちろん当時の最先端キットにはなったでしょうけども、オリジナルの見ためだけを再現したものに終わっていた可能性もあります。

 今回のようにMMSの仕様を継承した股関節可動や互換性は備えていなかったかもしれない。

 実際、エーデルワイスはそうでしたから。

 細かい色分けなども断念されていたでしょうね。

 そう考えると、時間こそかかりましたが、待たされただけの価値があるよいものに仕上げてくれたと思います。

 ただ一点、MMSならではの脛の分割構造はそのまま再現されず、互換用パーツとしての選択式に留まってしまったのは残念でした。

 武装神姫のリメイクとと見るのなら、むしろあの分割構造をこそデフォルトにして。ほかのメガミ(マシニーカ)と互換性のあるパーツ(間接含む膝上から膝下まで)をオプション扱いにしたほうがインパクトがあった気もするんですよ。

 どちらにせよ、分割した先のパーツは付けておいてほしかったですね。足は共用でも可。

 そもそも膝上のパーツももう1組付けて、太腿ロール軸で簡単に付け開けられるようになっていればよかった。首パーツと同じ理屈ですが。

 そんな脛の仕様だけが不満・・

 あとは、劇的によくなったプロポーション、可愛くなったお顔。非常に満足です。

 続くストラーフも楽しみですね。

 まぁ、ボディはほぼ成型色違いでの流用だと思うんですが・・

 と、ここまで書いたところで唐突に気付きました。

 大小用意されている素体モード用の胸部パーツ。

 僕は小さいほうがオリジナルのイメージに近いと思ってアーンヴァルでもそちらを付けていましたが、説明書では大きいほうを主としているんですよね。

 それって、小さいほうはストラーフ用ということなのかな?

 確かにそのほうがそれぞれのキャラのイメージに合っているかもしれない・・

 ストラーフ発売後、判明した時点で差し換えます(笑)。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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