今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー より、
“TLー13 モーターマスター” です。
“戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー” などに登場したディセプティコンの暴走集団、スタンティコンのリーダー、
“スタンティコン参謀 モーターマスター” が、
レガシーでリメイク。
レガシー1年めのコマンダークラスで発売されました。
レガシー1年めの目玉とも言えるスタンティコンの再リメイク、早くもリーダーであるモーターマスターの登場です。
てっきり彼は最後になるものと思いきや、ちょうど真ん中の3人めに持ってくるんですからねぇ。
もう合体ギミックがバレてしまうけれども、そこはもったいぶらないトランスフォーマー。
というか、たんに商品展開のスケジュール上、コマンダークラスはここに入れないといけないとか、その程度の話だと思います。
見せ方とかははあんまり考えてないと思うし。だから実際こうなってる(笑)。
で、コマンダークラスなんですよね。ディセプティコン勢としては初です。
まさか合体戦士のリーダー如き(失礼)がその枠をかっさらっていくとは・・
まぁ、ギミックの塊であるコンテナが付属するので、それもやむなしというところなのですが。
それにしても、レガシーは全体で見てもデ軍の充実ぶりがすごいですね。
このWAVE2なんて、オートボットはエリータとメトロだけですよ。
まぁメトロがタイタンクラスなんで、それだけで十分ということなのかもしれませんが。
それでは、レビューしていきます。
パッケージ
ビークルモードの姿がどかんと大きく描かれたパッケージアートが大迫力。
箱自体も歪な形じゃなくてよかった。
というか、リーダー以下も普通に四角にしてくださいよ・・
裏面にはすでに思いっきりネタバレが(笑)。まぁ、側面にもこの姿のイラストが描かれてるんですけどね。
ちなみに、5体合体でメナゾール(レガシーは海外準拠でメナソーと呼ぶようですが、馴染まないので今回は日本版の呼称でいきます)になることを示すマークがあるのですが、トップバッターのドラッグストリップが1、続くワイルドライダーが2と番号を振られているので発売順かと思いきや、モーターマスターは5。
やっぱり当初は最後の予定だったんだろうか?
外箱のサイズはリーダー以下同様にこれまでのものより一回り小さくなっているのだろうと思っていたのですが、縦横のサイズは一緒でした。
厚みに至ってはロディマスプライムよりもあります。
では早速開けてみましょう。
かなりボリュームがありそうだから、きっと中身もみっちり詰まってるんだろうな・・
っておい!?
上下がただのダンボールの箱組!付属品が入っている話でもなく、ただの空間ですよ。
本体が入っている真ん中部分にしても、やっぱり前になんにも入ってない空間があるし、これ外箱のサイズ小さくできたやん。
というかもう真ん中だけでよくない? MPG トレインボットみたいな細長い箱でいいよ。
ただまぁそうなると、あの迫力あるイラストが描けなかったということもあるんですが。
でもそのイラストもね、本来はほかのメンバーも一緒に描かれているんですが・・日本語表記のシール!
ドラグクストリップがほぼ隠れちゃってるよ!
こういうところ、もう少し気を配ってほしいものです・・
まぁ上下の空間についてはね、ほかのメンバーを一緒に待っておけるからよしとしましょうか。
メガトロン自らが改造した地球の車が、ベクターシグマによって悪の魂を与えられて誕生したスタンティコン部隊。
リーダーであるモーターマスターはその体格と低い声がそれまでのデ軍勢にはあまりいなかった、迫力のある強面タイプのキャラクターでした。
同じトレーラートラックに変形するオプティマスへのライバル意識が強く、度々戦いを挑んでいましたね。
2010では自らのエネルギーをガルバトロン復活のために捧げるなど、忠誠心の強さを見せましたが、徐々におかしくなっていくガルバトロンに対して不信感を募らせるなど、意外と冷静な部分を見せることもありました。
メナゾールへの合体ではボディ(というかほぼ全身?)を担当します。
ロボットモード
オリジナルトイおよびアニメではコンテナ部分も含めたトレーラートラックが一体変形でロボットになるのですが、前回のユナイトウォリアーズ(UW版。海外ではコンバイナーウォーズ)でのリメイク同様、今回もキャブ部分のみでロボットに変形します。
しかし全体の雰囲気はオリジナルをかなり意識したものになっていて、とくに脛より下は本来ビークルのキャブ部がそのまま配置されるデザインをダミーパーツを使うことで再現しています。
膝の前にある装甲状のパーツが若干目立ちますが、これもなんとなくアニメのデザインを思わせるものにはなっているんですよね。
当然プロポーションもアニメベースでスラリとしつつもしっかりボリュームのある長身になっており、非常にバランスがよいです。
UW版は妙に肩幅の広いゴリラ体型でしたから、それを思うと随分と格好よくなりました。
頭部デザインは完全にアニメ版を再現。
実は、オリジナルトイの頭部は四角い箱の中にオプティマスによく似た輪郭のヘルメットを被った頭部なんですよね。
フェイスはマスクタイプではなく、鼻と口があるものでしたが。
しかしやはり、このアニメデザインの印象のほうが強いですよね。
バケツを引っ繰り返したような特徴的な輪郭に、フェイス部もそこにお面を付けただけの平面的な造形ではなく、しっかり中の頭部が造形され、そこに頭巾を被ったような立体的な構造になっています。
頭巾が外せたりしたらまた面白かったですね。
表情も硬派な感じでいいです。
腕部だけが白いのは、アニメのカラーパターンの再現ですね。
可動部以外は塗装で再現されています。
手首のロール可動もあり。
爪先部分、先にも言ったようにダミーで小っちゃいキャブが再現されています。
細かい塗装もばっちり。
ただ踵部分がまっすぐ垂直なので、やや後ろ向きに倒れやすいですね。
ほぼ黒一色ですが、それが股挽き待ったデザインと相まって格好いい。
いや本当、ここ最近だと一番すっきりと整った後ろ姿じゃないですかね。
ビークルの後輪部分はバックパックのように上半身に背負っています。
アニメデザインほどすっきり感はないですが、悪目立ちすることもなく、わりと綺麗にまとまっていると思います。
付属武器
アイオナイザーソード
剣ですね。
どちらかというとメナゾールの状態で使っているイメージのほうが強いかも。
今回はそのメナゾール状態でもそのまま共用となるため、モーターマスター単体では大きく、メナゾールでは少し小さく感じます。
ここはUW版のように2つの武器を合体させて大型剣にする、というようなギミックがあってもよかったかな。
刃の部分はガンメタリックで塗装されていますが、パーツ自体が黒色成型なのであまり目立たないですね。
ビークルモード
くどいようですが、ロボット単体ではトレーラートラックのキャブ部分に変形。
オリジナルのモチーフはケンワースのKー100 エアロダインというトラック。
今回はジェネレーションラインなのでライセンスの取得はされていませんし、独自のアレンジも施されていますが、わりとイメージに近いデザインになっているのではないかと思います。
サイズ的には単体でも十分に迫力のある大きさ。
コンテナを連結のためでもあるのですが、後ろ側に余計なものがくっついていないのは素晴らしい。
SS ガルバトロンも・・まぁあれは仕方ないか。
ただ、真後ろから見るとロボットモードの胸部から腰部までが丸見えなのですが、すっきりフラットに収まっているのでそこまで気になりません。
なお、合体ギミックの都合もあるのでしょうが、、モチーフが共通のシージ以降のオプティマス系列とはまったく異なる変形パターンもまた新鮮です。
では、コンテナを連結させて完全版のビークルモードに。
圧倒的なボリューム。さすがのコマンダークラスです。
オリジナルトイやアニメのイメージからすると、ちょっとコンテナが短くなってしまった感はありますが、一方でキャブとの一体感は増した印象。
オリジナルトイではこの状態からそのままロボットになるわけですが、仮にこのサイズで単体変変形となれば、当然同じコマンダークラスのジェットファイヤー並の巨体になってしまいますし、そうなると一人で合体戦士とタイマンを張れるので合体する意味がない・・
まぁ、今回も事実上一人でそうなれてしまうのですが。
なお、このコンテナは後述の変形、合体ギミックが備わっているため、ER オプティマスのコンテナのようなに展開したり内部にほかのキャラを積載したりはできません。
キャブとの連結部分からスタンドが展開するので、
これだけでもリーダークラス並の存在感。
当然のように本体よりも重いし。
ではコンテナの変形・・いや、実際には分解組み換えですね。
まず前後を分割。
前半部分にはアイオナイザーソードを固定収納しておけます。
そのソードを取り外し、後半部分は上下に分割。
前半部分もコア部を包んでいたガワを剥くように取り外し、上下分割した後半部分もさらにそれぞれ左右に割って上を3つ、下を2つに分割。
以上、計8パーツに分解して準備完了です。
基地モード
分割したソード以外のコンテナパーツを組み合わせて完成する攻撃基地形態。
オリジナルトイの基地モードとはまったく違う外観なのですが、なんとも懐かしさを感じるデザインです。
なお、モジュレーターなどと連結できるあのジョイントはありません。
もうあのギミックは捨てたのかな?
そういう意味でも、実際には基地っぽいギミックはとくになく、あくまで雰囲気だけのものになっている感は否めません。
中央のタワーのてっぺんには2連装のキャノン砲を装備。
砲口部分は5㎜穴ではありません。それもなんで?
可動式のグリップをモーターマスター本体(もちろん彼以外でも)の両手で保持することが可能です。
後部の紫色のパーツにはスコープっぽい造形もありますね。
もちろん取り外すことも可能で、単体で手持ち武器とすることもできます。
ただご覧になればおわかりの通り、表面にはディティールが一切なく、砲身も見える部分にがっつり肉抜きがあるので正直見栄えはよくありません。
まぁコンテナに組み込まれることもあるので表面がフラットなのはまだいいとして、砲身の肉抜きはこれ逆にできなかったのかな?
なお、裏側にはディティールがあります。
なんでや?
合体モード
いわゆるスクランブル合体ではリーダーが胴体部を担当・・というのが常識。当然今回も単体のみだとこのように胸部に変形が可能です。
おや? 完全に胸部のみですね。
オリジナルトイやUW版ではほかのリーダーたちとも共通で腰部から太腿までも担当していたわけですが、今回のレガシー版スタンティコン、モーターマスター単体での担当部位は胸部のみとなっています。
頭部はアニメ版のデザインを踏襲。
UW版では角が牛の角のように曲がっていましたが、今回はまっすぐで角というよりアンテナっぽいです。
表情はなかなか凜々しく、理性的な雰囲気もあります。
後ろから。
すっきりと綺麗にまとまっています。
各部のロック、ジョイントもしっかりしており、一部のパーツがグラ付くとか、そういったことは一切ありません。
おいMPG・・
ただ唯一この部分、
本来はぴったり左右が合わさるはずなんでしょうが、合いませんね。
肘がしっかり90度まで曲がらないんですよね。個体差だとは思いますが。
さて、モーターマスター単体では胸部にしかならないのに、どうやってメナゾールに合体するのか?
その応えがこちら。
分解変形させたコンテナがメナゾールの基礎フレームとなり、それを胸部に変形したモーターマスター本体に取り付けることで骨組み状態のメナゾールに・・
というかもう8割メナゾールやん!
骨組みとかそんなレベルじゃないよ。
まぁすでに皆さまご存知のこととは思いますが、これがレガシー版スタンティコンで採用された合体ギミックの正体。
初代アニメの劇中でモーターマスターが変形(巨大化?)したメナゾールの腕と脚にほかのメンバーが貼り付くという合体シーンを再現したわけですね。
腕部フレームはこのように、モーターマスター本体が変形した胸部の側面あるジョイント(ロボットモードの爪先を展開したもの)に上からスライドするかたちで固定。
しっかり固定されるので不意に外れてしまうということはなさそうです。
それでいて付け外しはスムーズ。
拳は当然全高に合わせたサイズになっていますが、握り拳の真ん中に5㎜穴があるだけの一体成型で指の可動はなし。
ここは5指独立とまではいかずとも、親指以外の4指一体などで動かせるようにはしてほしかった。
脚部は胸部正面装甲から腰部、太腿までを構成するパーツに脛フレームをジョイント(後ろ側からスライドさせて固定)するかたちですが、その脛のジョイントの形状は基本的にUW版のコンバイナージョイントと共通になっています。
ただ側面にダボがあり、左右で接続位置は固定です。
足首のスイングの都合でしょうね。
ということで、すでに発売されているドラッグストリップ、ワイルドライダーの2人を所定の位置に合体・・いや、貼り付けてみました。
うん、なるほど。本当に貼り付いているだけだ。
ワイルドライダーに至っては、正面からだとまったく見えません。
まぁそんなこと言ったら、モーターマスターだってメナゾールの頭部以外完全にコンテナ由来のパーツが被って見えないんですけどね。
なお、この合体ギミックが採用されたことで、腕と脚のメンバ-を自由に入れ換えられるスクランブル合体ギミックは今回不可能となっています。
もっとも、スクランブル合体自体はトイにおけるギミックであって、アニメ劇中でのメンバー配置はメナゾール以外の合体戦士も固定だったはず。
とはいえ、思い切ったものだと思います。
原作再現と言えばその通りなんですけどね。
それにスタンティコンでしかできないことですし、面白い試みには違いない。
なお、基地モードで中央タワーになっていたパーツは合体モードでは余剰になります。
これは武器に変形するとか、もう一工夫欲しかったですね。
現状、背中に付けてウイングに見立てるくらいしかできません。
では、腕脚担当メンバーそれぞれの合体手順についても簡単に。
まずドラッグストリプですが、合体の際には先に腕部フレームは展開せず、縮めたままの状態にしておきます。
そしてビークルモードのドラッグストリップをそのまま取り付け。
ちょっと画像がごちゃごちゃしたものになってしまいましたが、赤い矢印の各ジョイントにはめ込むことで固定します。
そうするとフレーム側のダボが挿し込まれてロックが外れる(青矢印)ので、ドラッグストリップが前後に分割できるようになります。
ちなみに腕部フレームのジョイントおよびロック解除機構は左右でそれぞれ専用のものになっているので、ドラッグストリップは右腕にしか合体できませんし、デッドエンドも左腕にしか合体できません。
脚部、ワイルドライダーもややはり基本はビークルモードで、ボンネットおよびフロントガラス部を開いた状態で前方を下に向けて、フレームの後ろ側から取り付けます。
画像赤矢印の通り、各部のジョイントをはめ込んで固定することで紫色のパーツ(青矢印)が押し込まれ、連動してパネル状のパーツが閉じるという仕組みです。
脚部に関しは右脚担当のブレークダウンがこのワイルドライダーとほぼ同じ構造ということもあって、左右入れ換えての合体が可能です。
また、先の通り脛フレームの接続ジョイントの形状がUW版のコンバイナージョイントとほぼ同じなので、UW版の腕脚組を代わりに取り付けることが可能です。
しっかり固定できないというような話もありましたが、少なくともうちに来たものは問題なく固定できました。
ということで、まだ来ていないメンバーの代わりをUW版にお願いしてみました。
腕は接続できないので、本来のジョイント部分とその上にあるタイヤでコンバイナージョイントを挟んでいるだけですが・・
脚は長さが違いますが、腕は拳パーツが大きいぶん、ほぼ同じ長さになっています。
違和感は案外ないものですね。
これ、完全互換も可能だったんじゃないかな。
比較画像
UW版と。ロボットモードで。
UW版でかいな・・
背も頭一つぶん高いですし、横幅は倍近いですね。
もともと妙に肩幅が広いゴリラ体型だとは思ってましたが、こうして並べて見るとこれもうアニメイテッド版のデザインなんじゃないの? ってくらいデフォルメ感がありますね、UW版は。
表情もクセ強めだし。
いやぁ、すっきりしたなぁ。レガシー版は。
ビークルモードでも。
どちらもロボット単体ではトレーラートラックのキャブ部分に変形する点は同じ。
UW版は丸みを帯びたデザインで、それこそ実写ロストエイジのガルバトロンのビークルっぽい雰囲気もあります。
レガシー版にコンテナを取り付けて。
こうなる土佐図画にレガシー版が圧倒。
UW版にはコンテナは付属しません。
合体モードで。
本体のみだとレガシー版は頭部と胸部のみですが、UW版はさらに腰部、太腿までをフォロー。
まぁ、それが本来のリーダーのありよう(?)なのですが。
ただUW版モーターマスター型は各部の保持力が若干弱く、合体状態の維持や自立も少々厳しいという難点がありました。
そこを克服するという命題も、今回のレガシーでのリメイクにはあったのかもしれません。
そしてそれに対する回答がこれ。
いやそれズルイわ・・とUW版には恨み言を言われそう(笑)。
メナゾールとしての比較は、レガシー版新生スタンティコンが揃ったときまでお預けにしておきます。
ER オプティマスと。ロボットモードで。
同じトレーラートラックに変形することから。初代アニメではモーターマスターはわりと一方的にライバル視していましたね。
ちなみにUWではモーターマスターのリデコでオプティマスが再現されました。
今回もロボットモードでは体格的にほぼ互角。
ビークルモードでも。
まずはお互いに本体が変形するキャブのみで。
ロボット時はほぼ同じ体格だったのに、変形後はモーターマスターのほうが一回りほど大きくなっています。変形の妙ですね。
ともにコンテナ連結。
当然のように一回り以上、モーターマスターのほうが大きいですね。
全長はそれほど変わらないのですが、高さで圧倒しています。
コンテナ単体で較べるとこの通り。
外壁部だけで言うとわずかにオプティマスのもののほうが長いですが。積載量は倍くらい違うかも。
重量も、オプティマスのものは中身が空なので、比較にならないです。
コンテナ交換。
コンテナの底部から接地面までの高さがほぼ変わらないので、お互いのコンテナを交換してもとくに問題ありません。
ただ、モーターマスターにオプティマスのコンテナは接続できるのですが、オプティマスにモーターマスターのコンテナは5㎜軸と穴の位置が合わないので接続はできません。
画像では乗せているだけです。
コンテナが変形する基地モードで。
ボリュームの差は歴然というところですが、内容的にも前線攻撃陣地というか砲台と、メンテナンスベッドという感じでまったく性格の違うものになっていますね。
構図的に本来ライバル関係にあるエアーボットのリーダ-、シルバーボルト(UW版)と。ロボットモードで。
エアーボットはまぁこのUW版でわりと完成している感はあるんですが、やっぱりちょっと大きめなんですね、今のスタンダートと較べると。
モーターマスターよりシルバーボルトのほうがでかいというのはなんか違う気はするかなぁ。
ビークルモードでも。
まぁ、ビークルだとシルバーボルトのほうがでかくないといけないんですけどね。
実在の車輌と航空機として見るならば。
先行した部下2人と。ロボットモードで。
ビークルモードでのサイズ感統一はちょくちょく無視されますが、今回はなかなかいい感じだと思います。
以下、画像
本体可動はクセがなく、普通に良好。
腰ロール、足首の内側へのスイングに加え、手首ロール可動もできることは先にも言った通り。
足首はほぼ90度動くので、180度開脚での自立も可能。
肘は90度ほどしか曲がりませんが、膝は二重関節で深く曲げることができ、立て膝もこの通り綺麗に決まります。
キャノン砲の両手持ちは手首ロール可動がないとかなり厳しかったと思います。
通常のライフルタイプの武器もほしかったけれど・・
スタンドを使って。
スタンド対応の3㎜穴は、定番の腰裏だけなく背中(バックパック)にもあります。
同じく背中に5㎜穴もあるので、そっちを使ってもよいですね。
コンテナを基地モードにして部下と。
オリジナルトイでは中央にカタパルトレーンがあって、ビークルモードの部下や付属の小型車輌(メナゾールの胸部パーツになるものですが、今回はオミットされていまいました)をスプリングで発進(発射)できるギミックがあったのですが・・そういう遊べるギミックも復活してほしいなぁ。
せめてモジュレーター等との連携ギミックは残しておけばよかったのに・・とも思います。
コンテナパーツ、基地モードと合体モード以外にもモーターマスター単体時にに装着するオプションにできないかといろいろ考えてみたんですが・・
肝心のモーターマスター本体に以外や5㎜穴がほぼないんですよね。
コンテナパーツには軸も穴もけっこうあるんですけど。
なのでこれくらいしかできなかった・・
ちびメナゾール。
モータマスターのままでメナゾールの頭部を出すことはできますが、そのためにはバックパックを前に持ってこないといけません。
たたまずにおいたら涎掛けみたいになりました(笑)。あるいは弁当売りか?
頭身が可愛らしいけど、真顔だしシュール(笑)。
モ「もう少し待つんだ。春にはみんな揃って合体できる。
来年1月にデッドエンド、3月にワルドライダー発売なので、今年度中に新生スタンティコンは集結します。
まだ4ヶ月近くあるのか・・とか思っても実際はあっという間ですね。
年々時の流れが速く感じられるようになってきた。
VS シルバーボルト。
実は誕生はスタンティコンのほうが先で、その対抗戦力として登場したのがエアーボットでした。
オートボットでは貴重な航空戦力でしたね。
というか、陸上専門みたいな顔してスタンティコンも普通に飛べるからね。
初代アニメのエピソードの一つ、マスカレードにて。
いつもの司令官のいい考えで捕らえたスタンティコンに変装してディセティコンの企みを突き止めようという回。
やってることがあまり正義の戦士っぽくないのはまぁ、よくあることですが(笑)。
ちなみに、今回のレガシー版の合体ギミックのベースになった合体を見せてくれたのが、まさにこのマスカレードでした。
ちょっと衝撃でしたね。
さて、その変装の前段階でスタンティコンたちを捕まえるシーン。
モーターマスターの前に立ち塞がったのはオプティマスプライムだった。
ともにビークルモードで相手目がけてフルスロットル。
しばらくして爆煙が晴れると、そこには多少はダメージを受けたっぽいけど無事なオプティマスと、ひしゃげてボロボロになったモーターマスターの姿が・・
いや、司令官強過ぎやろ・・
以上、“TL モーターマスター” でした。
デ軍初のコマンダークラス。レガシー初の合体戦士リーダー。なにかと初もの尽くしなモーターマスターでした。
当初、今回のメナゾールの合体ギミックの正体を知ったときには、そんなんアリか!? とも思いましたが、ある意味初代アニメリスペクトとも言えるギミックで、なによりスタンティコンでしかできないことだと考えると、これもアリなんだと認識があらたまりました。
というか、よく思いついたな。
いわゆるスクランブル合体を捨てて、アニメの一場面を再現したというところではむしろスタジオシリーズに近いコンセプトのようにも感じるんですが・・そのあたりの感想も、今回はここまでにしておこう。
メナゾールについては、ブレークダウン発売後にまたあらためてレビューしようと思っております。
SS デバスターターのときと同じく、それぞれ単体レビューのおさらいをしつつという感じで考えておりますのでそれまでお待ちを。
そもそもくっそ遅いレビューなので、べつにいいよね(笑)。
というわけで、モーターマスター単体での総評をば。
合体ギミック抜きでも、単体の変形トイとして非常によくできていると思います。
まずロボットモードでのスタイルが抜群にいい。
可動は特筆すべき点こそないですが良好ですし、保持力等気になる部分もありません。
ただ若干後ろに倒れやすいのと、ジェネレーションラインなのに本体に5㎜穴がほとんどなく拡張性に乏しいのは寂しいところでもありましたが。
ビークルモードも、コンテナを連結した際の圧倒的なボリュームは満足感が高いですし、キャブ単体でも綺麗にまとまっていて好印象でした。
変形も案外覚えやすく、一往復すればもう説明書は要りませんね。
コンテナの分割変形という手法はまぁそうなるでしょうというところですが、基地モードはもう少しオリジナルトイの雰囲気があってもよかったかな?
あとキャノン砲はなんであぁなった?
ほかにもいくつか、こうだったらよかった、これも欲しかったみたいなことを本文中で言っていますが、あえて言うならという程度で、総合的に見て不満はほとんどありません。
コマンダークラスとしては、個人的にスカイリンクスに次ぐ満足度だなぁ。
早く完全なメナゾールに合体させたいです。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
2コメント
2022.12.21 06:18
2022.12.19 14:34