今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス より、
“メガミデバイス F2 マジカルバーゼラルド” です。
メガミデバイス✕フレームアームズ・ガール
コトブキヤの自社コンテンツ同士のコラボキット第2弾が発売されました。
アニメ、フレームアーズ・ガール版のちょっとちびっこいバーゼラルドをマシニーカベースで再現したバーゼラルド Animation Ver.(以下、アニメ版)のバリエーションキットですね。
でも、ナンバリングはF1.1ではなくF2なので、あのバーゼとは別人、という解釈をしたほうがいいのだろうか?
当初は5月に発売の予定でしたが、前月の赤ずきん、さらに翌月のアリスと一律で一月延期とあいなりました。
ともあれ、2022年、初夏の月刊メガミデバイスの2番手です。
カオプリグリムの間に挟まれるとは思いませんでしたが、マジカルなのである意味このコもカオプリの一味か・・
メガミ✕FAGのコラボに、さらにM.S.Gを纏うという提案をぶっ込んだ、もういろいろと渋滞したキットになっています。
アニメ版から通常の武装パーツを省き、代わりに2種のM.S.Gと新規パーツ、さらにほかからの流用パーツを加えた内容になっています。
発表の際にはあまりに唐突過ぎて、意味がよくわかりませんでしたが、今なお、とりあえず可愛い、ということくらいしかわかっていません(笑)。
まぁ、これに先立つことFA✕FAGハンドスケール✕ヘキサギアというハンドスケール轟雷 with 迅雷アーマーなんてものも発売されているので、さほど驚くこともなんですけどね。
そもそもの話、コトブキヤのキットを厳密にシリーズごとに分けて楽しんでる人なんてむしろ稀だろ、と。
しかし、バーゼラルドのバリエーションなら順当にゼルフィカールが来るものと思っていたので、なんの脈絡もなくいきなり魔法少女になったことには驚きました。
ただ単なる魔法少女ではなかったですね。
単なる魔法少女ってなんだよ・・?(笑)
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みしたのみです。
まずパッケージ.
アニメ版のバーゼラルドのバリエーションということで、同じくアニメ調のイラストが描かれています。
が、もちろんアニメにこんな格好のバーゼは登場していません。
厚みは基キットと一緒。
でも価格は税抜き900円アップ。
素体モード
今回はウサミミ等のメカパーツのない頭部がデフォルト。
髪色はミルキーなブルーに変更。それだけでもけっこう印象が変わりますね。
バニースーツは白のままですが、肘上までの手袋とタイツは脱いで生腕と生脚になった一方で、上半身には肩まで袖のあるピンクのインナーを着た格好になっています。
基キットとは異なる配色のパターンを再現するため、Aランナーが白色成型と肌色成型、V1ランナーがピンク成型と肌色成型と、それぞれ2枚ずつ入っています。
A、V1ともに肌色のパーツはけっこう余剰が発生します。
これらを組み合わせることで一部のメカパーツを除き、ほぼ肌色のバーゼ素体を組むこともできるのですが、胴体部分に関してはあくまでバニースーツの造形、ディティールなので、そのまま組んだところでネイキットなバーゼができあがるわけではない点、ご注意ください・・て、なんの注意だよ(笑)。
では、あらためて正面から。
要はウサミミなしバーゼの色違い・・かと思いきや、なんと胸部のメカパーツと襟がゼルフィカールのものになっています。
実際に組むまで気付いてなかった・・
パーツとしてはFAGゼルフィカールからの流用。
肩まで覆うパーツになっているのでちょっと首が短く見えますね。
素足に履いている状態のヒールはは成型色の関係で塗装済みパーツとして付属。
白色成型のAランナーから該当のパーツが切り取られています。
背面。
ウサ尻尾は今回ない状態がデフォルトで、パーツも余剰扱いです。
もちろん組めますけど。
フェイスパーツは3種類。
正面向きウインク顔
正面向き戦闘顔
左向きおすまし顔
となっています。
アニメ版よりもちょっとお姉さんっぽい顔付きかな。
眉毛の色は髪の色に合わせてありますね。
パーツはやはりFAGゼルフィカールからの流用で、基となる表情はそれぞれ画像の通り。
FAG共通規格なので、ほかのFAGのフェイスパーツと交換が可能です。
というか、そもそも頭部全体がFAG版の流用なんですけどね。
もちろん、メカウサミミ付きの前髪パーツも付属します。
こちらはゼルフィカールタイプ。
耳部分は新規造形です。
もちろんバーゼタイプも付属。
また余剰扱いですが、メカパーツ付きの後ろ髪パーツも組むことができます。
ただ今回は基部パーツが一つしかないので組み換えは面倒。
あと、こちらも余剰扱いですが、バーゼ対応の胸部メカパーツ、襟も付属するのでバーゼの2Pカラーも可能。
ちなみに胸部メカパーツ中央のクリアパーツはこれ一つだけのランナーなんですが、それをわざわざ付けたうえで余剰扱いにするという九尾、玉藻スタイルを踏襲しています。
ツンデレか(?)。
武装モード
通常の武装メカパーツに代えて、成型色を変更したM.S.G アルナイルロッドと、同じく成型色に加え一部パーツを変更、追加したM.S.G エクスアーマーE(ドレスVer.)を身に着けた状態。
魔装モードと表現したほうがいいかな?
黄金色に輝くアルナイルロッドはバーゼ本体の身長を軽く超えるサイズ。
パーツの変更、追加でボリュームのアップしたエクスアーマーEは素体と同じ白とピンクを基調としたカラーリングで、バーゼにさらなる可憐さと凜々しさを纏わせてくれています。
魔法少女というよりもお姫さま、いや、いっそ女王さま的な威厳も感じられる姿ですね。
背面。
新規造形のリボン型スラスターが目を惹きます。
全体がけっこうなボリュームというか重量感なのに足許がヒールなので少し不安はありますが、一応自立は可能。
さすがはメガミデバイス。
付属武装
アルナイルロッド
単体版ではシルバーとグレー成型だった部分はそれぞれ微妙に色身の違うゴールドに、クリアグリーンのパーツがクリアレッドに変更。
成型色の変更以外に追加要素はありません。
デフォルトの形態は基本的なものですが、もちろん自由に組み替え可能。
中央のクリアパーツの内部にはミライトを仕込むこともできます。
大型、中型が一つずつ、小型が三つの魔方陣エフェクトも付属。
それぞれ3㎜軸と穴で各所に取り付け、ディスプレイができます。
エクスアーマーE(ドレスVer.)
エクスアーマーシリーズ最大のヒット(おそらく)となり、今も再販が望まれるEタイプのクリアパーツを変更、さらにパーツを追加した、ある意味今回のメイン(こら)。
流用部分はピンク成型となり、白色成型およびクリアピンクのパーツが新規造形です。
単品版よりもぐんとボリュームの増したスカートアーマーになりました。
カラーリングもファンシーで可愛らしい。
もちろん、各部が可動し、脚部の可動の妨げになりません。
フロント部分はジョイントパーツで固定されます。
なお、一旦装備させると外すのはけっこう大変。
今回、バーゼ本体へとりつけるためのジョイントパーツも新規造形なのですが、既存の各種ジョイントパーツもそのまま付属するのでほかのキットにももちろん装備可能。
なお、創彩少女への取り付け用にも新規造形のジョイントが付属しており、説明書でも取り付け方の記載があります。
ということで、夏服まどかに装備。
ピンク髪にしたほうが似合ったかな。
ちなみに、二重でスカートを履くのは暑かろうということで、セーラー服のスカート履かせていません。
クリアパーツ多めのシースルーだけど大丈夫だろう・・と思ったら、後ろがギリアウトでした。
でもモロじゃないから今回はいいか。
リボン型スラスター
これはエクスアーマーE(ドレスVer.)に含むべきなのか否か?
新規造形のメカユニットで各部がかなり自由に可動します。
ちょっと接続軸が短いので外れやすいですかね。
スタンド
このタイプもよく見るようになってきましたが、ベースと支柱の接続部分で角度が付けられないから、ちょっと使いづらいんですよね。
比較画像
アニメ版と。素体モードで。
アニメ版もメカなし頭部にしています。
色と胸部メカパーツが変更。肌色成分がめちゃ増しになりましたね。
武装モードで。
SFとファンタジーで両極端な感じに。
素体の汎用性の高さを感じますね。
バニーは偉大だ(そういうことじゃない・・)
ゼルフィカールと。素体モードで。
マジカルにはゼルフィタイプのウサミミを付けて。
姉妹感。
頭部はほぼそのまま流用されているわけですが、一回りほど小さくなったボディに載っけてもちゃんと成立してますよね。絶妙なバランス。
FAG ナイトマスターアーキテクト、通称黒アキ子と。武装モードで。
黒アキ子の武装はアルナイルロッドではなくナイトマスターソード。エクスアーマーEも追加パーツのない純粋なカラバリですが、今回のマジカルバーゼと並ぶと前衛と後衛のツーマンセル感があってよいですね。
カラーリングも対照的だし。
ちなみにうちの黒アキ子さん、後ろ髪のジョイントが破損したためショートカットになっています。
エクスアーマーE比較。
単品版も2つ買っているのですが、うち一つは改造素材になり、もう一つ残っているはずなのですがちょっとパーツが揃わなかったので黒アキ子のものとの比較で。
ボリュームの大幅アップもさることながら、前掛け部分が追加されたことでけっこうイメージが変わっていますね。
後ろからも。
クリアパーツの形状も鋭角から曲線主体に変更されているので、全体に柔らかい雰囲気になっています。
以下、画像
まず素体モードで。
可動など基本的な仕様については以前のアニメ版のレビューを見てもらうとして・・相変わらずの(?)あざと可愛さは差し色にピンクが入ってさらに増した感はあります。
しかし、表情がやはりアニメ版よりは少し大人びているかな。
色っぽくなった・・とまでは言いませんが(笑)。
なんかつまんなさそうなマジバゼ。
こうすると相応に子供っぽいな。
武闘家マジバゼ。
アルナイルロッドは杖以外にも槍や鎌、斧のようにも組み換えられるので、むしろ前衛もこなせる。
レベル15(15歳かな?)になったバーゼはクラスチェンジが可能になった。
さぁ、どちらのルートを選択するのか? 究極の選択だ。
とはいえ、1本めのルートを極めたあとに2本めのルートにも進めたりするのはよくある話で、結果最終的にはこうなる。
これがマジカルゼルフィカールか・・
とまぁ、そうなるのは随分と先の話で、とりあえず右の魔法少女ルートを選んでくれないとなんの話かわからなくなるので(笑)
ていうかやっぱ前衛やないか・・
エクスアーマーE(ドレスVer.)で姫騎士感もありますからね。
でももちろん可愛い仕草もお手のもの。
このウインクで敵を油断させるのだ。
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