メガミデバイス × アリス・ギア・アイギス 兼志谷 シタラ Ver.ガネーシャ レビュー

 今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス ✕ アリス・ギア・アイギス より、

“A2.2 兼志谷 シタラ Ver.ガネーシャ” です。


 “成子坂のかしましオタク” こと “兼志谷 シタラ” が、

満を持して超大型の専用ギア、

“ガネーシャ” を纏った本来の姿(?)でついに登場。

 メガミデバイス史上最大ボリューム、最高価格にて発売されました。


 メガミ × アリス・ギアのコラボキットとして、我妻 楓に続く2人めに選ばれたシタラでしたが、本来の専用ギアであるガネーシャはあまりも巨大過ぎるということで、その発展型という名目でコンセプトを引き継ぎつつ小型化されたカルバチョートが新規にデザインされたという経緯があります。

 そもそもなんでキット化が難しいキャラをチョイスしたのか? という疑問もありますが、そこまぁ人気とか、ほかにもいろいろな要素があったのでしょう。

 ともあれ、メガミコラボオリジナルギアとして誕生したカルバチョートは、ゲーム本編に逆輸入されるかたちにもなり、さらに先にガネーシャのキット化を果たしていたデスクトップアーミーでは発売されるなど、シタラ第2の専用ギアとしての地位を確立したようです。

 なお、僕はゲームのほうは相変わらずやっておりません。正直そこまで手が回りません(笑)。

 ともあれ、Ver.カルバチョートの発売からガネーシャ開発中との報までは、それほど時間がかからなかった記憶があります。

 結果としてカルバチョートの発売からおよそ1年と半年・・その間にアナザー版となるエーススーツ姿の【天機】も発売されたわけですが、シタラの真の姿、ここに堂々の降臨です。

 なお、今回はシタラ本体を含むフルパッケージ版と、ガネーシャおよび本体用のアップデートパーツのみの “ギアユニット Ver.ガネーシャ” (以降、単体版)の2パターンでの発売となりました。

 すでにVer.カルバチョートを持っている僕としては、単体版を購入するという手もあったんですが、シタラ本体がけっこうくたびれている(一部破損すらしている)こともあったので、フルパッケージ版の購入に踏み切りました。

 公式ショップ限定特典である巨大化したインドラダヌスのペーパークラフトが単品版には付かなかった(はず)こともありましたから。

 ・・そう。この高額キットを、まさかの定価購入してしまいましたよ。

 まぁ、いつも利用しているネットショップでの値引きが渋かったこともあって、なら特典あるし、ポイント加算で実質5%引きだし、公式のほうがむしろお得!

 もういろいろ麻痺してます(笑)。


 それでは、レビューしていきましょう。

 キットは、シタラ本体は素組みに一部塗装と付属の水転写式デカール。専用ギア、ガネーシャは素組みと付属シールだけで済ませています。


 まずパッケージをば。

 でかいです(笑)。

 Ver.カルバチョート2箱分よりさらに大きい。標準的なメガミならおよそ4箱分の体積があります。

 そして、メガミデバイスでは初、外箱と内箱の二重構造になっています。

 内箱に蓋はありませんが、厚みがあり、他シリーズの大型キット同様、仕切りも入っていました。

 もちろん、中には大小様々なサイズのランナーがみっちり・・なんでその状態を撮らなかったのか?


素体モード

 まずシタラ本体の素体状態から。

 衣装は通常のまま。

 Ver.カルバチョートの素体から、肩および腕部付け根のジョイントパーツと足先が新造され、よりオリジナルデザインに近いプロポーションにアップデートされています。

 なお、胸部や腹部、腰部など一部のパーツは塗装済み。このあたりの仕様もそのまま引き継がれています。

 ただ、それでもまだ色の足りない部分があるので、背中の黒い(厳密には黒じゃない)ラインやホットパンツとパレオ(?)の縁、太腿のスペーサー(タイツの縁?)の白、装飾のゴールドなどはマーカーで塗りました。

 あと、各部の唐草っぽい模様や太腿の赤いラインはデカールです。


 実際にVer.カルバチョートのシタラ(旧版)と較べてみましょう。

 まず全身像。

 顔付きの違いについては、一先ず置いてください。

 言うまでもないですが、左が旧版、右が今回のアップデート版です。

 肩幅が狭くなったことで、相対的に少し頭が大きくなったように見えます。

 実際のゲームやイラストのデフォルメ感により近付いた感じ・・でしょうか。

 足先の変化は・・正直パッと見ではわかりませんね。


 それぞれをアップで。

 まず肩。

 肩間接パーツが明らかに小型されています。それに伴い、デカールのサイズも変更。

 腕部付け根のボールジョイントも詰まった形状のものに変更され、より密着した感じで取り付けられるようになっています。

 頭部から肩、そして腕へと流れるラインがより自然になったように思います。

 旧版で感じていた違和感の正体は肩幅だったんだなぁ。


 続いて足先。

 アップにするとわかりますね。幅が結構狭くなっています。

 前後の長さもわずか1㎜ほどですが短くなり、全体に一回り小さくなりました。


 では、あらためて全身像。

 実際、9割以上はそのまま流用されており、変更点はごくわずかなのですが、それだけのことでけっこう印象が違ってきますね。

 肩幅の変更、足先の小型化などはすでに発売されているメガミM.S.Gでまさに改修されるポイントで、今回のアップデートもおおよそそれに則ったものになるのでしょうが、あらためてガールキット・・いや、アニメ系少女の立体物におけるプロポーションの要点を感じられた気がします。

 肩幅! 胸! 腰! 足先! 要は全部じゃないか(笑)。

 あと、これは欲張りだとは思うのですが、どうせアップデートするなら脚の付け根もスライド可動できる新規のものに交換してほしかったかも・・


 フェイスパーツはいつものように3種類が付属。

通常顔(正面目線)

笑顔(目細め)

困り顔

 これまでなぜか実装されていなかった正面向きの通常顔がようやく付属。

 もちろんすべて新規表情で、タッチは天機と共通だと思います。

 もっとも、シタラは旧版のドヤ顔だけが天機以降のタッチと少し違和感があるだけで、ほかの2つの表情は交ぜて使ってもさほど気になりません。

 まぁ、厳密に言うと眉毛の色とか微妙に違うんですが。


 後ろ髪は風に靡くような感じで可動します。

 頭部構造については・・また武装モードの弾でちょっと(笑)。


ネコミミテイルKSs

 ゲーム内アクセサリでもあるネコミミとネコ尻尾も、もちろんそのまま付属。

 天機のときは割愛しましたが、今回再び、ネコミミは内側を白くで塗装。

 尻尾も先端を同じく白く塗装しました。

 なお、Ver.カルバチョート(天機含む)で付属したメカアタッチメントが今回付属しないので、ネコ尻尾は直に付けるしかなく、そうした場合スタンドの使用ができなくなります。


武装モード

 まず本体だけで。

 頭部、腕部、脚部をそれぞれ武装モード用のパーツに交換しただけの状態です。

 ここまでは、ボトムスギアの形状以外、Ver.カルバチョートと共通です。

 そう・・面倒な頭部の換装も、引き続きそのまま。

 本体のアップデートというなら、その部分にも手を入れてほしかったというのが本音です。

 頭部基部パーツと前髪、そして後ろ髪パーツを追加でもう一つずつ付けてくれるだけでも全然違った・・ってそれ、素体と武装で頭部1つずつ付けてくれってことかい?(笑)

 それは無理にしても、後ろ髪のジョイントの修正くらいは・・と思いましたが、そのまま。相変わらずキツキツなので調整は必須です。

 僕は、旧版で見事に折ってしまいましたからね・・

 天機のときもそこはまっ先に手を付けましたよ。ついでに各部バラしやすいようにはめ込み部分を適当にカットしておきました。

 それだけでも、換装時のストレスが随分和らぎます。

 脚部のギアユニットは、長さこそカルバチョートのそれとほとんど変わりませんが、ガネーシャの名に相応しい、象の脚のようなボリュームがあります。

 今回のギアユニットは素組みでも色分けがほぼ完璧で、この脚部ユニットの場合は膝下の小さなV字までパーツ分けされています。

 また、各部にあるグリーンのリング状のディティールもクリアパーツで色分けされたうえに裏面にメタルシールを貼ることでキラキラと輝いて見えるなど、非常に見栄えがよくなっています。


 脚部ユニットは膝部分でおよそ90度曲げられます。

 まぁ、当たり前ですが。

 あと、足首部分はボールジョイントでグリグリ可動。

 4つのクロー(?)もわずかではありますが開くようになっています。

 奥のスラスターは3㎜穴です。


 カルバチョートの脚部ユニットと比較。

 先にも言ったように、全長はほぼ同じですが、フレーム剥き出しの部分が多く、鳥の脚のように華奢なイメージのカルバチョートに対し、ずんぐりと太く、おおよそを外装で覆ったガネーシャ。

 スラスターも、カルバチョートは膝裏に可動式のものを備えていますが、ガネーシャは先の通り足の裏(?)部分です。

 膝アーマー部などのデザインには共通性があるものの、運用コンセプトはまったく違うのかな? という感じです。


 さて、オプション類についても、まずは個別に見ていきましょう。


EMPパワーアーム

 専用ギア、ガネーシャMk3/Tに含まれるオプション。

 シタラの背後、両肩付近に浮遊、追随する大型の機動装備兼近接格闘用のサブアームユニット、という感じでしょうか。

 1基でシタラ本体に匹敵するボリュームがあります。

 なお、次のボトムスギアもですが、ジョイント接続部の7㎜穴の中央に3㎜軸が生えてており、オリジナルのカスタマイズも容易な構造になっています。

 いやはや、さすがコトブキヤ。やることに抜かりがない。

 普段は折りたたんで収納されているアーム部分が大きく展開。

 ゲームではすべて分離して別個に浮遊状態になるそうなので、これはあくまでメガミコラボにおけるキット的解釈ですが、もちろんデザインとして破綻することなく、よりメカニカルな要素が増していい感じ。

 さらにアーム側の4枚のクロー、根元側の2枚のクローもそれぞれ独立して可動します。

 上下(画像では左右ですが)のサブスラスター(?)も多少可動します。


 カルバチョートのトップスオプション、パワーアーム・ハルケとの比較。

 大きさの違いは一目瞭然。伸縮具合もやはりEMPパワーアームが圧倒しています。

 また、クロー部分の形状も大きく違い、EMPが4本指の手になっているのに対し、ハルケはハサミ状(一応、裏側にもう一つ小さいクローがあるので、3本爪)になっており、小型化に伴い機能を特化させたのだろうと思います。


単光拡散誘導ビーム

 ・・というのは前面に3つ、左右で計6つ並んだ円形モールドのことなのかな。そこビーム砲なんですね。

 というか、どちらかというと機動装備としての性格のほうが強い気がするんですけど、このユニットそのものの名称はとくにないのかな?

 ともかくも、専用ギア、ガネーシャMk3/Bに含まれるオプションです。

 やはりシタラ本体の背後、腰のあたりで浮遊、追随します。

 トップスのオプション以上の大ボリュームの装備となっています。

 側面のカバーが開閉、ウイングも軸接続なので、接続部で若干ですが角度の変更が可能です。

 左端で見切れかけているのがビーム砲ですね、たぶん・・

 形状はやはり象の脚っぽい感じで、一応後半部分が90度ほど曲げられるんですが、脚部としての機能はないんだろうと思います。

 なお、その後半部分は内部が中空構造になっており、ある程度の軽量化が図られています。

 末端部分は脚部ユニットの足首部分とほぼ同じ構造で、やはりボールジョイント接続で可動するほか、左右各4本のクローもわずかに開きます。

 奥にスラスターがあり、3㎜穴になっているのも一緒。

 上部のメインスラスターも奥に3㎜穴が空いています。


 カルバチョートのボトムスオプション、バラージアサルトと比較。

 バラージアサルトもやはり機動装備兼ビーム砲という性格のもののようですが、脚っぽい後部ユニットがなく、小回りが利くように航空機っぽい仕様になった感じ。


ジョイントアーム

 計4基のオプションとシタラ本体、そして付属の専用大型スタンドとを接続するジョイント。

 さすがに大型のオプションを保持するため、アーム自体はもちろん、各可動部、接続部の軸も7㎜と非常に太くなっています。

 なお、7㎜軸の中央に3㎜穴が開いているのは、先に言ったオプション側の仕様のためですが、こちら側で見てもなかなかに応用が利きそうです。

 シタラ本体への接続軸はもちろん3㎜です。

 通常サイズのメガミ × アリス・ギアに付属する共通デザインのジョイントアーム同様、メカフレームっぽいディティールが入っています。

 ただ、やはり同様にクリアパーツ製としたことは、本来独立して浮遊しているもののディスプレイ用とはいえ、このサイズですし、正直強度面には不安があります。

 このジョイント自体はそうでもないのですが、オプションとの接続軸はかなりギチギチで、オプション自体を回転させたりしたいときは接続部のかなり近くを持って、慎重にゆっくり動かしてやらないと、ボッキリ逝ってしまいそうです。

 

専用スタンド

 ベースにはフライングベースのものが2枚使われていますが、支柱部分は新規。

 角度調節が可能なタイプで、支柱の根元と先端の接続部、補助パーツの根元の箇所でビス留めすることで安定したディスプレイが可能です。

 ほかの大型キットのディスプレイにも活躍しそうですね。

 ただクリパープルという成型色の主張が強い・・(笑)


 それでは、スタンドにジョイントアーム、そして4基のオプションを取り付け。

 モビルアーマー感(笑)。

 ちなみに、僕は説明書の順番は無視して、まっ先にスタンドを組み、それからオプション、武器、シタラ本体と組んでいきました。

 オプションのほうはともかく、まずスタンドを組むのは大型キット制作時の基本ですよね。


 ようやくシタラを装着・・本来的には、シタラに各種オプションを装着するという表現が正しいのですが。

※ シタラ本体と各オプションの位置関係がわかりやすいよう、左のパワーアームは取り外しています。

 圧倒的な存在感です。

 キット化にあたり、ゲームでのCGデザインを基に各ユニットの比率を変えたりして、より立体として映えるバランスに調整されているとか。

 とくに、大型化されたボトムスのオプションの巨大感がよいですね。

 あまりグリグリ気軽に動かして遊べるものではないですが、ただ置いておくだけで満足感がすごいです。

 もっとも、個々のユニットについてはむしろカルバチョートよりも気を遣うことなく弄れます。

 各部の保持力はしっかりしていますし、ポロリするような部分もほぼないですしね。

 オプションとジョイントの接続部だけですかね、少し怖いのは・・


ショットギア アンクーシャMk3

 大型のスナイパーライフルです。

 基本デザインはVer.カルバチョートに付属のヴィグネーシュヴァラと共通ですが、かなりゴツいです。

 まぁ、ヴィグネーシュヴァラのほうがこちらをベースに軽量化、速射性を向上したモノということになります(反面、射程は短くなっている)が。

 保持は通常の持ち手で行いますが、手首にはめ込んで固定する補助アタッチメント(ヴィグネーシュヴァラ用と基本同じもの)も付属します。

 また、銃口に専用アタッチメントを噛ませることで、シリーズ共通のマズルフラッシュエフェクトを取り付けることもできます。

 さらに、通常は銃身下部に折りたたまれているバイポッドも展開可能です。

 ガネーシャ装備のときに必要か? という気はしますが(笑)。


 ヴィグネーシュヴァラとの比較。

 長さはほぼ一緒ですが、全体に一回りほど巨大です。

 ヴィグネーシュヴァラではデカールだった側面の円形ディティールは、ほかのギア同様、クリアパーツとメタルシールを併用した仕様に。


クロスギア マホーダラMk3

 シタラの身長をはるかに超えるサイズを誇る長大な槍。

 なかなかに凝ったパーツ分割になっており、中央のクリアパーツは2枚重ねの一方の裏面にメタルシールを貼っているので、綺麗に輝いてくれます。

 保持は通常持ち手でも無理ではないですが、楓さん皆伝より採用された手首のジョイント部と一体型の専用持ち手の使用が推奨されます。

 その際は、石突きを取り外し、柄に持ち手を通すかたちになります。

 さすがに重量があるので片手での保持は厳しく、肘や肩がへたる可能性が高いです。


 Ver.カルバチョートに付属したクロスギア エーカダンタ・ギーと比較。

 ショットギアとは異なり、こちらはサイズはもちろんのこと、デザインもけっこう違います。

 エーカダンタ・ギーは穂先がクリアパーツで、おそらくはビームランスっぽいものなのでしょうが、今回のマホーダラはほぼ石柱。

 質量がそのまま威力に換算される感じでしょうか。


 フル装備で。

 勇ましい。

 シタラ自身の脚(脚部ギア)とボトムスのオプションでケンタウロスっぽい雰囲気もあり、そこに長大なランスがよく似合います。

 遠近全領域で圧倒的な攻撃力も誇り、さらに機動性もすごいでしょうし・・バケモノですな。


SPギア インドラダヌス

 投擲することで巨大化し、極太のビームを発射する金剛杵(こんごうしょ)。

 巨大化時にはガネーシャに匹敵するサイズになるようで、これまた当初は立体化が諦められたようです。

 つまるところ、Ver.カルバチョート(旧版)にはSPギアが付属していなかったということですね。のちに天機で新規デザインされたSPギア、ディーパバリが付属したわけですが。


 もっとも、今回も巨大化状態のキット化は叶わず、投擲前の状態が付属。

 ディーパバリと違って左右(上下か?)対象になっており、サイズも大きめです。

 通常持ち手での保持が可能。


 ・・と、生憎とキット自体に含まれるのはこれだけですが、なんと公式ショップでの購入で巨大化状態のインドラダヌスのペーパークラフトが特典で付属するのです。

 いやまぁ、最初に言いましたけども。

 今回はそれが決め手で公式のコトブキヤオンラインにて予約購入したわけですが・・いや、ペーパークラフト舐めてましたわ。

 とりあえずは完成まで漕ぎつけたものがこちら。

 単独だと巨大感があまり伝わりませんね。

 ならば、投擲前のモノを持ったシタラと一緒に。

 うん、でかい(笑)。

 あのパッケージの縦横よりも大判のシートが6枚。

 非常に複雑な形状のパーツを山折り谷折りしながら無数の糊付け位置で貼り合わせ(僕は両面テープのみ使用しましたが)ていくのですが・・激ムズ(笑)。

 そこ、わざわざ別パーツ貼り合わせる必要ある? というような、コトブキヤらしい謎のこだわりもあって、キット本体を組むよりはるかに難しかったです。

 途中、何度か挫けそうになった・・

 結局2日に分けて、延べ7時間くらいかかりましたが、ご覧の通りお世辞にも綺麗とはいえない出来であります。

 まぁ、最終的にはこのレビュー用の撮影が済むまでかたちを保てればいいや・・という気持ちになりましたね。

 本当、ペーパークラフトを舐めてはいけない。大事なことなので、2回言っておきます。


ボーナスパーツ

ハリセン

 シタラにハリセン・・ゲームのほうはやっていないので、あまりピンときませんが、なにか印象的なシーンでもあったのかな? 

 ネコミミテイルのようなゲーム内アクセサリなんでしょうか?

 ともかくも、通常時と、

スイング時(あるいはミート時)のしなった状態の2種が付属。

 通常の持ち手で保持可能。

 根元には3㎜軸も生えており、なにかしらカスタマイズもできるようになっています。


シタラちゃん人形

 これもゲーム内アクセサリということでしょうか。

 シタラ本人をデフォルメした人形が付属。衣装は普段着ですかね。

 単色成型なので塗装は必須ですが、なかなか可愛らしいです。

 今回、髪はブラウンの塗料を筆塗り。目や服はガンダムマーカーでやっつけました。

 うん、十分ですね。

 背中には3㎜穴が空いているほか、頭部も3㎜軸での接続なので回転させることもできます。


比較画像

 まずはVer.カルバチョート(旧版)と。

 素体および各ギアについてはすでに個別に言及したので、フル装備の武装モードで。

 体積換算だと、Ver.ガネーシャがVer.カルバチョートの3倍くらいはありますね。

 これで価格が倍はしないんだから、よく抑えてくれたものだと思います。

 なお、設定ではカルバチョートはガネーシャの発展型ということになっていますが、確かに機動性(というより運動性かな?)はカルバチョートのほうが勝っていそうですが、単純な火力や加速性は俄然、ガネーシャのほうが高そうなので、状況に応じて使い分けるんでしょうね。

 基本的なデザインや各種ギアの配置は共通なれど、やはりその名の通り象のようなボリュームで全体に丸みを帯びているガネーシャに対し、カルバチョートは鋭角なデザインで、機能的にも必要最小限に絞った、というような感じです。

 エーススーツ(天機の素体モード)との比較。

 旧版を並べたときほどの違和感はなくなりましたが、やっぱりまだエーススーツのほうがプロポーションがよいように思いますね。

 首が、エーススーツのほうが少し長いのかな?

 ほかのアクトレスたちと。

 まず吾妻 楓。

 シタラの衣装が通常のものなので、楓さんも通常版で並べて見ましたが・・

 通常版楓さん、ボディが汎用メガミ素体に近いものなので、服胴体部分のマネキン感というか、デッサン人形っぽい感じが残念です。

 皆伝で新造されたエーススーツ姿で劇的に可愛らしくなった楓さんですが、やはり通常衣装のアップデート版がほしい。

 ちなみに、この2人確か同い年ですよ・・


 武装モードでも。

 シタラのチート感・・(笑)

 それでも楓さんが勝ちそうだなぁ。

 DTA化もされた日向リンなど、ほかにもガネーシャクラスの大型ギアを纏うアクトレスは何人かいるようですが、どういう基準で増備が決まるんだろう? 個人の要望なのかな?

 そもそも、ギアって機械的な装備なんですかね? 超常的な力の産物なの? そのへんからしてわかってない(笑)。

 中学生コンビと、素体モードで。

 胸部はもちろんのこと、身長もほんのわずか高いので、年上の威厳は保てている。

 DTAのガネーシャと。シタラは買い逃したので、シルフィーVerですが。

 このサイズ感、可愛い。

 さすがに小さいぶんいろいろギミックは割愛されてますが、思ってた以上にしっかりガネーシャだったんだなぁ、DTA版も。


以下、画像

 まず素体モードで。

 可動に関しては、アップデートされたことでとくになにかが変化した、という感じはありません。

 強いて言うなら、肩幅が狭くなったぶん、より髪と腕が干渉しやすくなった・・くらいかな。

 マイナスやないかい(笑)。いや、誤差の範囲ですよ。


 ハリセンの素振りをするシタラ。

 パレオは前向きに靡いた形状のものもあり、付け換えることで脚部の可動の邪魔になりません。

 もっとも、どのみち干渉するのでポーズによっては外すしかかったり。

 このポーズでは外しています。


 そろそろネコミミテイルはヤバイかな? と思い始めているシタラ。

 豆腐メンタルらしいのでね。

 誰かになにか言われたんでしょうかね。


 自分がモデルのぬいぐるみを持って笑顔でピースするシタラ。

 どこが頭部メンタルなのか?(笑)


 武装モードで。

 ポージングは、まぁそれなりに大変ですね。まずしたら本体をジョイントから取り外し、ギアのオプションの位置調節、各部の可動を決めたから、また単独でポージングさせたシタラ本体を再び取り付け、という手順が安定。

 ギアの可動部、ジョイントアームの保持力も十分なので、それらがへたるようなことはないでしょう。

 ただ、保持力とジョイントの素材としての強度とはまた別問題なので、動かす際は慎重に。

 あと、Ver.カルバチョートのときからですが、頭部の装飾品(シャンティ)と腕部がめっちゃ干渉します・・


 マホーダラ両手持ちで。

 柄は十分な長さがあるので、両手持ちにも余裕があります。

 専用持ち手も完全に輪っかになっているので、マホーダラがすっぽ抜ける心配もなし。


 アンクーシャで射撃。

 というか、エフェクトに隠れて銃本体がほぼ見えなかった・・


 パワーアーム展開。

 アームの保持力もまったく問題ありません。

 ただ、クローの基部が少し緩く、けっこうパカパカします。


 計6機のバーニアスラスターにはスラスターエフェクトの取り付けが可能。

 ただ、今回のキットには付属しませんので、ほかのシリーズキットから借りてきましょう。

 パワーアームだけでなくボトムスオプションの後部ユニットもサブアームっぽい感じに。


 なかなか使う機会がなさそうなアンクーシャのバイポッドを展開しての、寝そべり狙撃。

 基本、シタラはスナイパーなんですよね。


 最終兵器、インドラダヌス投てーき!

 どーーーーんっ!!!!

 これ、単純な投擲質量兵器だと思ってまして、この画もそのつもりで撮ったんですが、まさかコロニーレーザーだったとは・・

 しかしこの巨大化後のインドラダヌス、確かに付属品としてはでか過ぎるので、そりゃキット化できなかっただろう、とは思います。

 でも単体で見ると、そこまででかいわけでもないんだなぁ。

 ギガンティックアームズ枠のメガミM.S.Gとして、定価5000円くらいならいけそうな気がする。


 ここからはちょっとお遊び(すでに十分お遊びだろうが)。

 シタラちゃん人形は背中に3㎜穴が空いているので、当然こんなこともできます。

 シタラ本人はカルバチョートで、ダミーとして人形にガネーシャを着せて出撃! とかできないのかな?


 お手軽組み換えでぞーさんギア。

 いや、カルバチョートの脚部ギアが象の鼻に見えないかな、と思いまして。

 ガネーシャ、カルバチョートそれぞれのジョイントパーツで繋いでいるだけなので、立っているのがやっとですが。


 デンドロビウムです!

 通してください!

 なんの気なしにTwitterに上げたら、まさかのいいね900越えとなりました。

 とっくに誰かが似たようなことやってると思ったんですけどね。

 まぁ、今後この記録を超えることはないだろう(笑)。

 わずかながらにこだわった部分としては、やはり愛花ちゃんのクロスギアとSPギアを組み合わせたIフィールドジェネレーター擬きですね。

 あと、地味に楓さんのオプション装備も付けてます。


 後輩にハリセンの使い方を指導するシタラ。

 決して虐めでありません。

 むしろ愛花ちゃんは喜んでいます。お嬢は若干引いています。


 余談ですが、ごく最近、愛花ちゃんのCVがサクナヒメとか福田演ってる人だと知って、彼女のキャラ(あくまで僕のなかでの)が少し変化しています(笑)。


お嬢「ちょっと愛花! シタラちゃん人形ゲットできたの!?

愛花「ラスト1つ、ギリギリだったよ~

 さすがに照れるシタラであった。


 以上、“メガミデバイス × アリス・ギア・アイギス 兼志谷 シタラ Ver.ガネーシャ” でした。


 キット化は不可能ということで、ならばとわざわざ新規でギアをデザインして、Ver.カルバチョートとして発売したのに、結局本家も出すのかよ!(褒め言葉です)

 もちろん、カルバチョートに対する好意的な反響があったからこそ、ガネーシャのキット化が実現したわけで、それはなにも商売的なことだけでなく、技術的な部分でも、カルバチョートを経たからこその今回のガネーシャの出来映えということになるのでしょう。

 保持力や安定性であるとか、作り易さであるとか、そういう部分が達成できたのも、カルバチョートをステップとできたからだろう、と。

 そう。これだけの大型キットなのに、ガネーシャは思いのほかあっさりと組めたんですよね。

 大型キットゆえに、1つ1つのパーツが大きいこと、左右対称のユニットが多く、その構造も比較的シンプルだったことなど。

 巨大なユニットが短時間で1つ、また1つと完成していくさまには快感すらありました。

 まぁ、もったいなさもあって、僕は3日くらいに分けて組んだんですけどね。

 また、ホワイト部分の色分けだったり、クリアパーツ裏面へのメタルシールの貼り付けだったり、大型キットだからできた丁寧な仕様も、できるだけパリ組みで済ませたい勢にはありがたいことでした。

 そして、忘れてはいけないシタラ本体のアップデート。

 肩幅がを狭め、足を小さくする。たったそれだけのことで、旧版にあった違和感が随分と解消されました。

 足のサイズや幅はともかく、ガール素体にとっていかに肩幅・・首から肩にかけてのラインが重要であるかを再認識させられましたね。

 楓さん通常仕様のアップデートも切に願う・・ギアなし、素体だけでの発売でいい(というかむしろそう願いたいww)から。


 さて、Ver.カルバチョート、【天機】Ver.カルバチョート、そして今回のVer.ガネーシャと、シタラも3パターン(ガネーシャギアユニットも含めれば4パターン)が発売されましたが・・これ、【天機】Ver.ガネーシャもありえますね。

 中学生コンビのアナザーカラーの発売もアナウンスされ、すでに相河 愛花【仁愛】は予約が解禁されました。一条 綾香【英俊】の予約も来月には解禁されることでしょう。

 しかし、ということは、8月に発売される金潟 すぐみも、現在開発中の小芦 睦美も、通常版発売の1年後くらいにアナザーカラー版が発売されることはほぼ確定とみていいでしょう。

 ならば当然、シタラ【天機】Ver.ガネーシャの発売もあるはず。

 今回同様、本体込みのコンプリートパッケージと、ギアユニットのみの単体仕様の同時発売。これはもう半年後くらいにありそうですね。

 アナザー版のポイントは、エーススーツ姿で新造される本体はもちろんのこと、追加される新SPギアの存在。

 楓さんの場合は【皆伝】で長大な日本刀タイプのギア、千本桜【四ノ切】が追加されました。

 刀身がメッキパーツという豪華な仕様ながら、通常版から省かれたものもとくになく、お値段据え置き。

 シタラ【天機】Ver.ガネーシャでは、投擲することで7つに分裂するという金剛杵、ディーパバリが追加され、お値段は500円アップ。

 そして愛花ちゃん【仁愛】では新SPギアとしてビーチボールのようなヴァーナルフラッフが追加された代わりに通常SPギアのナーサリーライムが省かれている模様。ただお値段は据え置き。

 お嬢【英俊】の仕様はまだわかりませんが、シタラのように多少お値段が上がったとしても、通常版のSPギアに加えて新SPギアも付属するというなら、今後はアナザー版メインで揃えていこうかという選択肢もあったのですが・・

 限られた資金と相談のうえ、アナザー愛花ちゃんについては、ひとまず見送りという苦渋の決断をいたしました。

 そんなわけで、今後アリスコラボメガミについては通常版メインで揃えていきます。

 そもそもメガミについてはカラバリは買わない! 制限を自らに課していたんですが、なにかしら追加要素がある場合はその限りではない・・とか。

 まぁ、このところ本当に際限がなくなってきたので、いい機会なのかな。

 

 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。


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