今回のレビューは、ノンスケール メガミデバイス より、
“メガミデバイス × アリス・ギア・アイギス A02 兼志谷 シタラ Ver.カルバチョート” です。
コトブキヤのオリジナルコンテンツ “メガミデバイス” とソーシャルゲーム
“アリス・ギア・アイギス” のコラボアイテム第2弾として、人気キャラクター
“兼志谷 シタラ” が、
このコラボのために新規デザインされた新型専用ギア
“カルバチョート” を纏った姿で
“兼志谷 シタラ Ver.カルバチョート” として発売されました。
業界騒然(笑)のパッケージイラストを始め、各方面で話題沸騰中のシタラ嬢。
遅ればせながら完成に至りましたのでレビューさせていただきます。
まぁ、既に波に乗り遅れた感は否めませんが、端から速報性では勝負していません(じゃあどこで勝負しているのか?)のでご勘弁を。
“アリス・ギア・アイギス” は2018年1月からサービスが開始されたスマホ用のアクションシューティングゲームで、謎の異次元生命体 “ヴァイス” と対ヴァイス兵装 “アリスギア” を纏う “アクトレス” と呼ばれる少女たちの戦いを描く物語となっており、プレイヤーはそんなアクトレスたちを隊長として導いていくことになるそうな。
実際に操作することになるアクトレスたちは上半身用のトップス、下半身用のボトムス、さらに射撃武器のショット、格闘武器のクロスなど、様々なギアを使ってカスタマイズすることができるようで、そういったゲームシステムと組み換えキット、そしてなによりガール系キットの雄であるコトブキヤとのコラボはもはや必然だったといっても過言ではないでしょう。
今回の主役、兼志谷 シタラはプレイヤーが隊長として就職(?)する成子坂製作所所属のアクトレス。プレイヤーとともにやってくる主人公格の新人アクトレス、比良坂 夜露の先輩として登場するメインキャラの一人で、キャッチフレーズは “成子坂のかしましオタク” 。
低身長に褐色、巨乳、さらに多方面に造詣の深いオタクという設定が渋滞気味のキャラですが、ゆえに人気はかなり高いようで、今回吾妻 楓に続くコラボアイテム第2弾として登場しました。
ちなみに比良坂 夜露はfigmaのほうに権利を奪われた(言い方・・)ために、今のところメガミでの発売予定はありません。
キットは、キャラの体格に合わせた新開発の低身長版マシニーカ(素体)、さらにこのコラボのために新規にデザインされた軽量型試作ギア、カルバチョートと、単にコラボアイテムとしてだけでない見所の多いものとなっています。
なお、実際のゲーム内でカルバチョート一式が使用できるDLコードがオマケとして付属しますが、スマホゲームは一切やらないと心に決めている(笑)僕には無用の長物です。
では、レビューしていきます。
素体モード
今回は素体に限って目立つ合わせめを消し、パーツ分割や塗装済みパーツでもフォローしきれていない衣装の縁部分などを塗装。肩と上腕の間に通すパーツなどのゴールド成型のパーツもそのままでは安っぽいので塗装しています。
インドっぽい特徴的な文様のデカールを貼ったあと、全体に艶消しコートを吹いていますが・・ちょっと雑でしたね。遠目にはわかりませんが、アップにするとムラが。そして一部ヤスリ跡も目に付く・・少々お見苦しいところもあるかもしれませんが、ご了承ください。
通常カラーのメガミキットとしてはロードランナー以来の褐色肌です。
シタラの低身長を再現するため本体は全体に縮小され、胴体部分は構造も新規になっています。
具体的には、既存メガミでは独立していた胸部と腹部を接続するジョイント部分と股関節とを一体化。股関節は内部フレームで完全に挟み込むかたちになり、スライド機構はなくなりました。
このあたりはクリアランスと強度確保のためかと思われますが、胸部を取り付け、腰部(パンツ)まで組み込んだボディラインはとにかくタイト。小柄かつムッチリとしたわがままボディ(笑)の再現には成功していますが、各部の可動はぎちぎちです。とくに脚の付け根とか・・
一方、腕と脚は長さや太さが調整されたのみで構造は変わっていないため可動性は十分ですが、やはり体幹部分は既存のメガミよりは劣ってしまう印象ですね。
ただ、そのぶんプロポーションは抜群で、これまで可動や組み換えを重視するあまりか素体モードでは痩せ過ぎで、ともすればデッサン人形的な印象が強かったメガミにおいて、おそらく初めて肉感的なボリュームを獲得できたのではないかと思います。
個人的にメガミは可動、FAGは造形、プロポーション重視という若干の差別化があるように思われるのですが、このシタラはどちらかというとメガミよりもFAGの雰囲気に近い・・というか、これがメガミでなくFAGとのコラボであれば、ここまでタイトなものにはならなかったんだろうなぁ、とは思います。
でも、このサイズだからいいということもありますしね。
色分けに関しては、お腹のところでクロスしている衣装など、けっこう複雑なところまでパーツ分割で頑張っているのが印象的でした。今までだったら、そこは塗装済みパーツにしてたんじゃないかなぁ? というところがけっこうあります。まぁ、どちらがよりコストがかかるのか・・というところですけどね。
ただ、それらの分割されたパーツは総じてパーツ自体が小さかったり薄かったり、はめ込みピンと穴も非常にタイトでちょっとしたズレや成型上どうしても生じるピン先のわずかな膨らみやバリが思わぬ致命傷を招くことも。
実際、角度が悪かったのか上手くピンが入らず、強引に押し込んだところパーツが白化したり、ごく小さなひび割れができたりしてしまったので、ここはピンを全て落として接着してしまうのがいいかと思います。これから挑もうという方はご参考までに。
あと、腕や脚についても各部の軸がいつになくキツめになっている気がします。肩のボールジョイントなんか、ただはめ込む段階でもうヤバイ! と思いましたからね。
とくに組み換えを楽しみたい方はあらかじめすべて調整しておくことは必須だと思います。
まぁ、やり過ぎると保持力がなくなりますし、経験上、コトブキヤのキットは経年(というかむしろ月レベルで)でのパーツ痩せが顕著なので按配が難しいですが。
フェイスパーツは3種類。
通常顔右目線
ドヤ顔
笑顔
どれもシタラの明るいキャラクターに合った表情で非常にキュート。
でも、設定によればネット上での評価を気にしたりする豆腐メンタルでもあるそうで、そんな普段とは真逆のネガティブモードの表情も欲しかったかなぁ。
あと、前髪が以外と重たく、瞳が隠れがちになってしまうのはちょっと残念です。
ネコミミテイルKSs
ゲーム内でも人気のアクセサリが付属します。
ミミの内側(ミミ毛は別パーツで色分けされています)とテイルの先端は塗装しました。
ネコミミのほうはカチューシャ状に分割された髪パーツごと付け換える必要がありますが、テイルのほうはそのまま腰の3㎜穴に取り付けられます。
武装モードとの併用も可能です。
テイルの基部がメカメカしいのが気になるという場合、テイルのみ直接取り付けることも可能。この状態でもテイルは球体関節で可動します。
ただし、付属のスタンドは使えなくなります。
武装モード
まずは頭部と腕部、脚部を換装しただけの状態で接地させて。
インドの伝統衣装を彷彿とさせる頭部アクセサリ “シャンティ” と、まんまメカになっている脚部のギャップがすごい。脚が伸びたことによる異形感もいい感じ。
爪先(ランディングギア)はそれぞれ可動し、3点(計6点)で接地するので安定感もばっちりです。
腕部は上腕以下を、脚部も太腿から下をすっかり交換するだけなので楽なんですが、問題となるのは頭部の換装。
頭部は素体モードと前髪の一部、ネコミミ取り付け時に交換するカチューシャ状のパーツ、後ろ髪、耳と顎を含むジョイント受けのパーツと、フェイスパーツを除いて4つも共用しているパーツがあり、換装のたびにいちいちすべてをバラして組み換える必要があります。
素体モードの頭部はまだマシですが、武装モードではシャンティ もほぼバラさなければならないため非常に面倒。
共用のパーツをすべてもう一組追加して、頭部はフェイスパーツ以外そっくり交換できるようにしてほしかったです。
すでに定価で8100円もしてるんだから、それが仮に8500円になっても誰も文句は言わないよ。
オプションも追加してスタンドを使った浮遊状態で。
これにてVer.カルバチョート完成です。シャンティやウイングの縁のホワイト、各部センサー(?)のグリーンなどは塗装しています。
浮遊状態では爪先は下向きに伸ばして揃えておきます。
シタラの専用ギアとしてはデスクトップアーミーにて立体化もされる “ガネーシャ” がありますが、あまりに大型なためか、今回のメガミコラボに際してその軽量型という設定でデザインされたのがこのカルバチョート。
軽量型とはいってもガネーシャに較べればの話で、これ単体だけを見るとなかなかのボリュームがあります。
ちなみに、カルバチョートとはインドで毎月の満月の日に行われる儀式で、夫婦の日ともいわれます。基本的に断食をするようですが、奥さんは旦那さんにサリーを買ってもらい、ダンスで空腹を紛らわせたりそうです。実にインドらしい(笑)。
なお、兼志谷はそもそもガネーシャをもじった名前らしく、シタラはサンスクリット語で星を意味する言葉だそうです。
オプションはそれぞれトップス、ボトムスの各ギアに含まれます。つまり肩付近に浮遊するクローユニットと腕部装備がトップスギア、腰横に浮遊する起動ユニットとメカ脚部がボトムスギアということですね。
それぞれを接続するジョイントアームは吾妻 楓のものの一部流用で、アーム自体は倍の4本になっています。
しかし、これらのオプションは本来ここに浮遊状態で本体(アクトレス)の挙動に追従する装備(それこそ、シューティングゲームにおける自機とオプションのような関係ですね)なので、ジョイントアームはあくまでキット上の仕様です。
ただ、アーム自体にけっこうメカニカルなモールドが施されているので、単なるディスプレイ用のパーツにはなっておらず、これはこれで違和感なく成立しています。
ディスプレイ用のスタンドはメガミシリーズ共通のものが付属しますが、今回はフル装備時の武装モードの重量を考慮した専用の太い支柱が追加されています。でもこれベース側に可動軸がないので、ちょっと使い勝手は悪いですね。
ショットギア ヴィグネーシュヴァラ
新型のスナイパーライフル。
小柄なシタラが持つにはかなり大型なこともあり、ハンドパーツのみでの保持はかなり不安定。一応補助用のアタッチメントパーツもあるのですが、これもあまりかっちりとは固定できず、やっぱり不安定。
ただ、肩の接続がキツめなこともあって、今のところ重さでへたるということはありません。
細かいパーツ分割で色分けも頑張ってるんですが、なぜか銃口基部のパーツのみ設定とは違うグレー成型。今回はそのままです。
側面のエネルギー表示のような部分はデカールによる再現ですが、これは中央の円形パーツをはめ込む前に貼らなければなりません。しかし、マニュアルには説明なし。ここは不親切だなぁ。また、余白を丁寧にカットしておかないと綺麗に張り込めないので注意です。
言い忘れてましたが、素体、武装の両モードのニーソの縁にぐるりと貼るデカールも先に余白をカットしておかないと面倒なことになります。
銃口パーツを交換することでマズルフラッシュエフェクトを取り付けることができます。
エフェクト自体はChaos & Prettyや吾妻 楓などに付属したものと同じ形ですが、成型色のみクリアパープルに変更されています。2個付属します。
クロスギア エーカダンタ・ギー
先端からビームの刃を生成する槍状の近接武器。
刃も含めた全長は素体モードのシタラ本体より長いですが、柄は短めで両手持ちは微妙な感じ。
こちらは形状のわりとシンプルで重さもさほどないので片手の保持も安定。もちろんへたりの心配もありません。
クローユニット
トップスギアの含まれる攻撃ユニットはクロー部分が大きく開閉します。
比較画像
コラボ第1弾の吾妻 楓と。まずは素体モードで。
なお、吾妻 楓は成子坂製作所とは別の叢雲工業に所属するトッポアクトレスで、比良坂 夜露と並ぶ主人公格のキャラクターだそうです。
吾妻 楓でもそのスレンダーな長身を再現するためにプロポーションの調整がなされていましたが、彼女の場合は腕部や脚部を長くしたくらいで、胴体部分の構造、形状は従来のマシニーカ素体とほぼ共通でした。
並べて見ると、今回のシタラ・・新開発の低身長版マシニーカが単純に小さくなっただけなく、より自然なプロポーションの実現に成功していることがあらためてよくわかります。
まぁ、その代わりに各部のクリアランスがギチギチになってしまったわけですが・・これまでのメガミに足りなかったフィギュア的柔らかさといいますか、そんなようなものがシタラには備わったかと思います。
決して、楓の長身なくせにある部分のボリュームが決定的に負けているからとか、そういうことではなく(笑)。
なお、楓も4月発売で予約が開始されたバリエーション、“吾妻 楓【皆伝】” にて素体部分がほぼ新規となり、プロポーションの向上が図られているようです。
今後のメガミは、素体の基本構造は踏襲しつつも、キャラごとにより自然な造形、プロポーションが実現されるような方向に進化していくのかもしれません。
武装モードで。
浮かんでいる位置がズレているのでちょっとわかりにくい(すみません)ですが、ボトムスギア(メカ脚部)を装着したことでシタラの身長も伸び、サイズ感はほぼ同等に。
フル装備時のボリュームはシタラが断然勝っていて、横にも奥行きにも楓の倍近い専有面積を誇ります。
・・あ、楓のライフルの先端のパ-ツが取れてる。
FAG シルフィーと。
デフォルメ体型ではあるものの、すでにFAGにてミニサイズのボディのキットは発売されています。
ただ、どうもあまり売れなかったのか、ほとんど話題になっていない気がします。
個人的に決して悪くない・・むしろいいモノだと思うんですが、手脚が短いのでアクション映えしないのと、やはり版権が絡んで内容に対して割高になってしまったのがいけなかったのかなぁ。
しかし、今回のシタラよりもさらに小さいボディにもかかわらず、やはり複雑な色分けを可能な限りパーツ分割で再現し、さらにこちらは股関節のスライド機構までちゃんと採用しているんですよね。
だったらシタラでもできたようにも思うんですが、強度を重視したのかなぁ?
以下、画像
まずは素体モードで。
なにはともあれダブルピースから(笑)。
この立ち姿だけを見たら胴体部分に可動部があるようには見えません。それくらい違和感なくすっきりとした仕上がりになっています。
ただそれは、何度も言うように胴体部分のクリアランスが非常にタイトだからこそ。股関節もスライド機構がなくなったため、前後左右の開脚幅は狭まっています。
しかし、一応正座は可能。
パレオ(?)を前方になびいた形状のものに差し替えることで腿はここまで上げることができます。
肩や腕、膝、足首などの可動は既存メガミから変化ないので、実際のところは十分という気はします。
ネコミミテイルKSsを装着して。
実にあざとい(笑)。
後ろ姿も美しい。やっぱりテイルは基部を挟まず直接付けたほうがいいですね。でもこれ、位置がちょっと高くない?
あと、メガミといえばの肩胛骨パーツは相変わらず健在なんですが、これっていったいなんのこだわりなんだろうか? これのせいで腕を後ろに回しにくいんですが・・
好きなロボットアニメの主題歌を歌ってみたドガなども配信しているそうなので、そんなイメージで。
FMG 初音ミクのマイクとM.S.G. ライブアックスを使用しています。
FMG ミクといえば、桜ミクが、まさに桜の季節に発売されますね。でも通常版との違いは成型色と髪飾りだけか・・せめてフェイスパーツが新しくなってればなぁ。
武装モードで。
本体の可動で気をつけるべきは、左右に下がっているシャンティのリボンが腕部と干渉しやすいのと、脚部を曲げる際は可動式のスラスターパーツを先に動かす必要があることくらい。
各種オプションはジョイントアームで接続されているので本体の動きに直接干渉はしませんが、ジョアイントアーム自体がそう長いものではないので、ポージングの際はアームの基部ごと一旦取り外し、本体のポーズを決めたあとで再装着というのが無難かなぁ。
ジョイントアームには吾妻 楓にはなかった延長パーツが追加され、本体とオプションとの位置調整ができるようになってはいますが、その効果は微々たるもの。まぁ、これはそもそもキット上の仕様でしかないわけで、もっとフレキシブルに動く別のジョイント、それこそM.S.G.のフレキシブルアームなどと交換するのもアリかと思います。
クローユニットを前方に回してシールドっぽく。
ちなみにシタラは攻撃力全振りタイプで防御力は紙同然だとか。そのへん、豆腐メンタルともいわれる心理面での防御力とリンクしているのがなんとも・・
スラスターエフェクトが4つ付属し、ボトムスギアの各部に取り付け可能。
こちらは成型色含めて吾妻 楓に付属のものとまったく同じです。
カラー的にもぴったりなドレスアップパーツ、クラッシュマントとサイドマントを着せて。
ただ、残念ながら首パーツの太さのせいで無加工ではクラッシュマントを取り付けることができませんでした。
公式画像で朱羅 忍者に着せているものがあったので、メガミスばてに無加工で取り付けられると思ってたんですけどね・・
しかたないので首パーツを通す穴を削り込んで装着。おかげでほかのコに着せるときにはぐらついてしまうかもしれませんが、もうこれはシタラ専用ということでよしとします。
思った通り、よくお似合いです。孤高のスナイパーのイメージで。
別パターンで。こちらは無加工でオーケー。
長いマフラーを巻いてるような雰囲気になりました。
なんとなく、スターウォーズっぽい(笑)。
ヴァイスなる謎の異次元生命体がどんなビジュアルなのかわからないので、とりあえず近くにいたウルトラ怪獣を相手に夢想してもらいました。
笑顔で怪獣をなぎ倒していくシタラちゃん、素敵(笑)。
VS 吾妻 楓。
成子坂製作所と叢雲工業の関係性がよくわからないので、実際にこういう場面はないのかもしれませんが、なんとなく。
そして、和解からの共闘。
二人とも笑顔。
ついでに、せっかくなので楓のクロスギア “薄緑” の刀身はシタラで余剰となるクリアグリーンのものと交換しました。これで名実ともに本当に薄緑になった!
以上、“メガミデバイス × アリス・ギア・アイギス 兼志谷 シタラ Ver.カルバチョート” でした。
コラボアイテム第1弾、吾妻 楓が、あくまでメガミデバイスのフォーマット上でキャラクターを再現したに過ぎなかったのに対し、今回の兼志谷 シタラ Ver.カルバチョートは逆に既存フォーマットを応用するかたちでしっかりシタラのキットになっていたように思います。
もちろん、基本構造はおおむね共通しているわけですが、低身長を再現するのに単なるダウンサイジングではなく、より生身のキャラクター(という表現が正しいのかはわかりませんが、そのへんはニュアンスで察してください)に近いプロポーションに調整され、素体モードの見栄えが格段に向上しました。
今後もアリス・ギアコラボで低身長キャラの発売は予定されており、それらに今回のシタラで使われたパーツは流用されると思いますが、胴体部分は内部フレーム以外は新規になるでしょうし、そこはまたそれぞれのキャラに合わせてある程度の調整が入るものと思われます。
吾妻 楓も【皆伝】においてプロポーションが見直されますし、標準型のマシニーカでも外枠部分に手を加えることによるマイナーチェンジは増えていくのかもしれません。
ただ、あまり素体部分で個性を出し過ぎるのはメガミデバイスらしくない気もするので、自然で肉感的なプロポーションの再現は、ひょっとしたらアリス・ギアコラボに限ったことになるのかなぁ。
なにはともあれ、あらためてコトブキヤの真価を見せられたような今回の兼志谷 シタラ Ver,カルバチョート。要素てんこ盛りで、ある意味反則レベルのキャラの魅力を見事に立体に落とし込んだそのこだわりはさすがと言わざるをえません。
色々な意味で非常によいキットではありますが、ただ難易度は少々高いですかね。
体幹部のクリアランス、各軸の異様なキツさ。組み換え時の、頭部換装の煩雑さなどなど・・
素組みで済ませるだけでも、軸の調整くらいはやっておいたほうが無難です。
頭部の換装についても、あらかじめバラすことを前提に各部を少し緩めに調整しておくべきでしょう。とくに、後ろ髪のジョイントはかなりキツいのでスムーズに抜き差しできるくらいにヤスっておくのがよいと思います。僕はそれを怠ったがために、撮影後素体モードに戻すときに見事にへし折ってしまいました・・
ショートのシタラも、悪くないけどね(笑)
とまぁそんな感じで、少し手を抜いたというか、詰めを誤ったせいで 少々残念な完成度になってしまいました。
しかし、ランナーの意味深なスイッチなどを見るに、こちらもいずれなんらかのかたちでバリエーションを出してくる可能性もありそうです。実際、随分売れているでしょうしね。
これは・・そのサイズゆえに断念したガネーシャの発売もありうるか?
そのときは是非リベンジしたいですね。
でも、いったいいくらになるんだろう・・?
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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