今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス より、
“メガミデバイス 13 BULLET KNIGHTS エクスキューショナー” です。
朱羅 九尾に始まるM.S.Gを纏うという提案を受けて、BULLET KNIGHTS(バレットナイツ)に3人めの仲間、
“エクスシュキューショナー” が加わりました。
当初は昨年11月発売予定でしたが、時勢柄、2ヶ月の延期を余儀なくされたエロ姉妹の一番手、通称キューちゃん、あるいはしいたけ、ですね。
エロ姉妹て・・どちらも頭文字がEで、もう発売されてる2人めが完全にそっち系なので、なんとなくそんなふうに呼んでしまいますが、キューちゃん自体にはそれほどエロ要素はない(と思う)んですよね。
そもそも、僕のなかでメガミデバイスにおいて姉妹関係にあるのはSOLシリーズだけなので、今回の2人にも姉妹設定は付けません。
なので、なにかほかの呼び方考えないとだなぁ・・
と、そんな話はさておき、M.S.Gを纏うという提案は、昨年末の4周年記念配信で発表されたカオプリグリム然り、既存キットのバリエーション展開としてまだ今後も続いていくようです。
今回のエクスキューショナーは、バレットナイツ ランチャーをベースに、M.S.G ドレスアップパーツのサイドマントと、ヘヴィウェポンユニットのスカルマサカーをセット。
さらに、素体部分にも下半身に話題のメガミデバイスM.S.G ボトムスパーツの試作品を導入するなどのアップデートがなされています。
それでは、早速レビュ-していきます。
キットは基本素組みに一部合わせめ消し、付属の水転写式デカールとその保護のためのトップコートでの仕上げです。
素体モード
ランチャーがベースと言いましたが、 バレットナイツは武装含め共通パーツが非常に多いチームなので、実際にランチャー固有のパーツで引き継がれているのは髪パーツのみです。
ただ、デフォルトの前髪パーツは新規になっており、ランチャーとは隠れる目が逆になっています。
その他、胸郭と腕部、太腿以下の脚部パーツはバレットナイツで共通となっています。
腹部および腰部は新造されており、とくに腰部は前垂れとサイドにアーマーが追加されています。
黒系のスーツ姿に身を包んでいるところはベースランチャーに通じるものがありますが、その腰のパーツ追加でけっこう印象は変わった感じ。
首のアクセサリはデザインはランチャー、ランサーと共通っぽいですが、新規造形のクリアパーツになっています。
また、同じく新規の胸部パーツは朱羅 九尾に匹敵するサイズにボリュームアップ。
とりあえずバリエーションはこの部分が大型化する傾向にありますね。
カオプリグリムはどうだったかな? デザイン画の時点ではそれほど目立つ感じではなかったような。
SOLでも、いつかきっと・・
ちなみに、胸部パーツはランチャーのものもそのまま付属・・
というか、この肌色の部分、1パーツのみのランナーにもかかわらず付属し、しかも説明書のパーツリストでは余剰として黒塗りされているという、たまに見るパターン(笑)。
サービス精神というかなんというか・・
なお、枠のパーツはもう一つ余りますので、パテなど盛って好きなサイズの・・(以下自粛)
さて、素体部分における今回の目玉である腰部ですが・・付け根パーツの内部に可動が追加されており、外側に開くことができるようになって、可動範囲がぐんと広がっています。
さらにボリューム自体も増しており、ヒップサイズがなかなか立派なことに。
付け根パーツも既存のものがそのまま付属するので、右(画像では左側)に既存パーツ、左(同じく右側)に新規パーツを付けた状態で較べてみましょう。
前から見るぶんには、さほど違いはないように思えます・・
が、後ろから見ると一目瞭然(先ほどとは逆で画像左が新規、右が既存のパーツ)。お尻からのボリューム感が全然違っています。
太さもわずかに違うのが、やはり後ろから見るほうがわかりやすいですね。
可動範囲もこの通り。
内向きと新規パーツのほうがよく動きます。
この新規脚付け根パーツのおかげで、座りポーズでの脚組みがかなり自然にできるようになりました。
なんかちょっとムカつくポーズと表情ですが、気にしないでください(笑)。
角度によっては不自然なことになってしまうので、見せ方には工夫が必要です。
しかし、それを差し引いてもこの可動範囲はすごい。
正式採用となるボトムスセット(すでに発売されていますが)では、さらにパンツパーツにも手が加えられているはずなので、これ以上に動くということなのかな。
なお、前垂れパーツは2種類付属し、ポーズによって付け換える仕様です。
フェイスパ-ツはいつものように3種類。
通常顔
と、通常顔以外は例によってネタ要素強め。
しいたけってなんで? と思いましたが、瞳の十字に星が、飾り切りしたしいたけの傘みたいだから、ということなんですね。
なら、しいたけ顔じゃなくてしいたけ瞳だろ。ぐるぐるも。
しかしなんというか。ポンコツ感しかないです(笑)。
根は真面目だけど、実力が伴ってない感じ。真面目そうという部分では、やはりランチャーに通じるものがあります。
うちのランチャーさんは冷静で面倒見がいいタイプ。でも、天然で我が道を征くランサーさんに度々振り回されるという感じなんですが、このキューちゃんも、エクソシストにしょっちゅうからかわれてるんだと思います。
図式は似ている。
先にも言いましたが、髪パーツは基本的にランチャーの流用で、前髪パーツが新規になっています。
デフォルトの左目隠れ前髪のほか、両目隠れ前髪も付属。
ランチャーの前髪(右目隠れ)もそのまま付属し、もちろん取り付けることができます。
武装モード
新規造形のバイザーと肩アーマーにサイドマントを身に着けた、素体モードから一転して強者感溢れる武装モード。
その姿はまさしく死刑執行人・・あるいは死神といった雰囲気。
素体モードからの換装は、まず頭部をバイザー付きの武装モード用のものに交換。
上腕のリングを軸付きのものに換えてそこに肩アーマーおよびマントを取り付け。手首パーツも装甲付きのものと交換します。
脚部は、一旦脛パーツを外し、脛装甲を挟んで再度取り付け、脚もハイヒールに付け換えます。
胴体部分の細かいパーツ交換がないので、比較的楽な部類ですね。
バイザー側面の角はスカルマサカーのパーツ、前腕と脛の追加装甲はバレットナイツ共通パーツになります。
ハイヒールもそのままなので、やはり自立は少々困難。
いつもの簡易スタンドが付属しますが、これもハイヒールで腰の位置が上がってしまうために、ちょっと使いにくいんですよねぇ・・
各部のメタリックレッドのラインはデカール。
ランチャー、ランサーもそうでしたが、金属的な輝きが妖しくも美しいです。
相変わらずデカールの貼り付けは苦手なので、貼ろうか貼るまいか少し迷いましたが、ランチャー、ランサーでは頑張って貼ったので、彼女たちに較べると枚数もずっと少ないので、貼りました。
保護のためのトップコートも軽く吹きましたが、この撮影中に1箇所擦れて一部剥がれてしまい、メタリックレッドのマーカーで修正しました・・
背面。
付属するのはサイドマントのみなので、背中は丸見えです。
クラッシュマントを追加して背面全体をカバーするマントにするのもよいでしょうね。
なお、サイドマントは単品版に付属する肩部分のパーツやジョイントパーツはオミットされています。
頭部バイザーは上げることが可能で、
武装モード用の前髪パーツもちゃんと2種付属します。
右目隠れ前髪については武装モードでは余剰扱いですが、
やはり余剰で額飾りパーツも付いてくるので、併せて取り付けることはできます。
また、前腕の装甲はデフォルトの流用パーツのほか、
どちらかを好みで選択できます。
ただ、ガントレットのほうは手の平の半ばくらいまで覆う感じになるので、武器を持つ際にちょっと干渉します。
スカルマサカー
複数のブレードやグリップを組み合わせて様々なタイプの近接武装にできるヘヴィウエポン。
こちらはおそらくパーツ一式すべて付属しています。
成型色のみ、単品版方変更されてるのかな?
説明書で紹介さえているパターンとして、まず商品名にもなっている大鎌、
スカルマサカー
ただ、やりグリップが本家FA基準のサイズなので、メガミのハンドパーツだと少々持たせにくいです。
それに長時間持たせておくと、指が開ききってしまいます。
ロザリオ
クリアレッド成型のものが付属。
本来は数珠のように、珠を通した紐状の門が付いたものをロザリオと言うので、これだけだとただの十字架ですが、ちゃんと紐を通せる輪っかも付いてますね。
死神が十字架を持つとするとおかしな話ですが、名称通りの死刑執行人ならばむしろ持っていても不思議はない・・のかな。
また、デフォルトの武装モードではとくに使用しませんが、ランチャー、ランサーにも付属した汎用ジョイントアームパーツが付属。
メガミのロゴが刻印された穴塞ぎパーツがポイント。
デフォルト状態では使用しないと言いましたが、この状態で腰に取り付けた場合、中央下の3㎜穴を使って簡易スタンドの取り付けると、ハイヒール状態でもわりといい高さに調節できます。
前腕や太腿に取り付けるリングパーツにも、
いつもの3㎜穴付き以外に3㎜軸付き(これはデフォルトの武装モードで仕様)と6㎜径ボールジョンイント付きが付属。
ただ、全部クリアパーツなんですよね。ちょっと破損が心配。
これらのジョイントパーツ、さらにスカルマサカーのパーツも使った組み換えが説明書にも数パターン紹介されています。
肩アーマーおよびマントを汎用ジョイントアームを使って腰部に移設、さらにバイザーにスカルマサカーの刃を付けた、サキュバスっぽい見ための組み換えや、
ボールジョイント付きリングを使ってスカルマサカーのスカルヘッドを肩に付けたり、
メガミデバイス M.S.G 01 トップスセット
メガミのプロポーションおよび可動性向上のためのアップデートパーツシリーズの第1弾。
キューちゃんの発売が二ヶ月遅れたために結果的に先に発売されることになりましたが、今回ついでに軽く紹介したいと思います。
トップスセットはその名の通り上半身を近代回収(?)するためのパーツセットになっており、胸郭、首ジョイント、上腕パーツ、胸部パーツからなります。
上腕パーツは、2種類の接続ジョイントが付属し、肩幅小(新サイズ)、肩幅大(既存サイズ)と2組計4つを組むことが可能。
ジョイント自体も従来のABSパーツのほか強度重視のPOMパーツが付属し、選択して組むことができます。
胸部パーツもSサイズとMサイズの2種が付属。
画像は左が肩幅小、胸Sサイズ、右が肩幅大、胸Mサイズです。
首ジョイントも汎用、朱羅素体用、朱羅武装用、そしてFAGヘッド用と4種が付属します。
上腕パーツは基本的にリングを挟む仕様のメガミの肘および前腕パーツをそのまま取り付けることができますが、WISMおよび朱羅武装腕を取り付ける際には軸を短くカットする必要があります。
しかし、朱羅に対する配慮というか忖度が・・
まぁ、朱羅シリーズはメガミヒットの起爆剤でしたからね。そのくせわりと独自構造もあるので、無理もない。
可動性については、このトップスセットだけでは既存の構造からさほど変化は感じません。
ただ、肩(肩胛骨)パーツが一体成型になったことは嬉しいポイント。
カラーは画像のホワイトのほか、WISMアサルト、朱羅シリーズ、SOLラプターに対応したスキンカラーA、バレットナイツシリーズ(ヘルブレイズを除く)に対応したスキンカラーBの3種が同時発売。
今回、僕はとりあえず2個ずつ確保しました。いずれは我が家のメガミ全員をアップデートしてやりたいとも思いますが・・
今後ほかのカラーも発売予定ですしね。
キューちゃんデフォルトの胸部(ランチャーからそのまま流用)と、肩幅小のパターンとを並べるみると、
トップスセットが見事に小さくなっているのがわかります。首から肩にかけてのラインもかなり自然な雰囲気になっていますね。
実際に取り付けてみると、
これはすごいことになったぞ・・(笑)
このキューちゃんの場合は低身長化の一方でバストとヒップのボリュームはそのままですから、なんかもう、いろいろとえらいことになってます(笑 2回め)。
しいたけ顔の破壊力も増してますね。
背中はこのように、
成型色の関係でがばっと開いた状態になっています。
今回はもちろん、バレットナイツ対応のスキンカラーBをそのまま使用しましたが、ホワイトと組み合わせたり、もちろん塗装するのもよいでしょう。
比較画像
ベースとなったランチャーと、まず素体モードで。
撮り方が下手なので身長差ががあるように見えますが、実際はほぼ変わりません
しかし、上も下もかなりボリュームアップしてますね。
髪形はほぼ流用なので、この2人は姉妹設定というのもアリかな、という気がします。
当然キューちゃんのほうが妹になるのでしょうが、発育度合いがおかしい・・
ランチャーも姉として、これが妹だといろいろと苦労しそうです。
この表情で並べると、
性格的には姉の友人の影響も多分に受けているように見受けられます(あ、胸部パーツが・・)。
上半身をトップスセットと交換した状態だと、より妹感アップ。
しかし、一層発育度合いがおかしなことに。これにはお姉さんも多大なショックを受けているもよう。
武装モードでも。
戦闘スタイルとしてはまったく違う方向に。
長距離射撃および防御特化の姉に足して、近接回避特化ステルス機能ありの妹という感じ。
しかしあらためて、ランチャーのロングランチャーはでかいなぁ・・思わず見上げてしまうキューちゃん。
ただ、バレットナイツといえばやはりこの長物武器に大型シールドというイメージでしたし、頭の触手(?)もなくなっていることもあって、同じチームといえども随分印象が変わっています。
というか、キューちゃんも次のエクソシストも、バレット要素もナイト要素もとくにないしなぁ・・
以下、画像
まずは素体モードで何枚か。上半身はメガミM.S.Gに交換しています。
どういう状況かわかりませんが(笑)、この姿勢で自立できてるんですよ、このコ。
ロザリオに市販のチェーンを通してみました。
悪霊退散!
いや、それ相方の仕事・・
なにかに興味を惹かれる妹と友人に不安げな姉。
次に来るコもかなーり厄介そうだだし、リーダー(?)の苦労は耐えない・・
武装モードで。
やはり自立は厳しいですが、マントが支えになってくれるので、案外派手なポージングだとスタンドなしでも大丈夫だったりします。
一方で、デフォルトの取り付け方法だと肩アーマーおよびマントが腕の可動に干渉するので、ちょっと窮屈ではありますね。
また、マントも肩アーマーとはボールジョイント接続なので、思っていたほどは可動しません。
汎用ジョイントアームを組み合わせれば、肩アーマーおよびマントを独立可動させることもできるので、そうすると腕部の自由度もぐっと上がります。
飛行能力も備えた鎌に乗って移動・・みたいな。
姉から武装、スカート、触手を借りてのフルウエポンモード。
拠点防衛用MAみたいになった。
憧れの先輩と、初めての共同任務。
完全に死に神設定で魂狩りに来てますけどね。
以上、“メガミデバイス エクスキューショナー” でした。
SOL、朱羅ともにのちにバリエーションで発売された3人め、4人め(朱らについてはまだ発売前)は最初の2人から大きく印象が変わることはなかったのですが、今回のエクスキューショナー、続くエクソシストともにランチャー、ランサーの武装モードからかなり雰囲気を変えてきました。
もちろん、素体、武装モードともに共通パーツは多いのですが、やはりアイデンティティだった大型武器とシールドがなくなっていることが大きいですね。
エクスキューショナー、エクソシストでは、それに代わる部分の大半を既存のM.S.Gで賄っている、ということあります。
また、素体についても腰部が新造され、Ver.1.5という感じになっていますし、それこそSOLや朱羅のときとは違う、ただの武装変更バリエーションではなく、本体含めたアップデート版として進化した、新たなバレットナイツになっていると思います。
まぁ、本文で言いましたが、バレット要素もないと要素もほぼなくなってるんですけどね(ナイト要素は、ファンタジー要素という部分で辛うじて残ってはいる・・かな?)。
とにかくも新規造形の腰部(脚付け根)の可動が素晴らしいです。
構造的にはすでに最近のFAGで採用されているものではありますが、より広い可動範囲を獲得しています。
ただちょっとボリュームがあり過ぎるので、すべてのコにそのまま移植するのは少し考えるところかも。
ボトムスセットもほぼ同じ感じなのかな?
今回は上半身についてはそのまま既存パーツを流用していましたが、カオプリグリムはデザイン画を見る限り、上半身もどうやら新規っぽいようなので、あちらはひょっとしたら上下ともにアップデートされるのかもしれません。
楽しみですね。
さて、九尾でもそうでしたが、より組み換え遊びを楽しんでもらたいという意図があると思われる「M.S.G.を纏うという提案」。
確かに、こんな方法もあったのか! という発見もあってありがたい部分はあるのですが、あまり公式でいろいろ提案されると、こちらでやることがなくなってくるというか・・(汗)
もっと発想力がほしい。
そしてそれを実現できる技術も!(そこは日々の積み重ねだろ)
世間はすでに相方のエクソシストで盛り上がって・・いや、それもほぼほぼ落ち着いた頃かな。
彼女ももうすぐうちに来てくれると思いますが・・
毎度のことながら月末に一変に大量に届くので、なるべく早く2人を並べたいけど、どうしようか。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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