今回のレビューは、ノンスケール ヴァリアブルファイターガールズ より、
“V.F.G. マクロスF VF-25G スーパーメサイア クラン・クラン” です。
マクロスシリーズの代名詞である可変戦闘機、VF(ヴァリアブルファイター)のキットとガールキットとを融合させたアオシマのV.F.G.(ヴァリアブルファイターガールズ)シリーズに、
“マクロスF(フロンティア)” より、
狙撃仕様の青いミシェル機と劇中キャラ、クラン・クランを組み合わせた
“VF-25G スーパーメサイア クラン・クラン” が登場しました。
2019年12月に発売されたVF-25S メサイアに続く2機めのメサイアです。
今回は劇中でミシェルことミハエル・ブランが搭乗した狙撃仕様のVF-25Gにスーパーパックを装備したスーパーメサイア。
しかも、ガール素体のモチーフはミシェルの幼馴染みで同じ民間軍事プロバイダーS.M.Sのピクシー小隊の隊長、クラン・クラン。
過去のVFGのガール素体はキットオリジナルデザインの美少女キャラでしたが、今回初めて作中キャラがモチーフに選ばれました。
なんか、今までは権利関係とかいろいろあったのかな? わかりませんが。
僕はマクロスシリーズでは唯一Fのみリアルタイムで観ていたので、やはりVFのなかではメサイアが1番好きなんですよね。
もっとも、先に発売されたオズマ機モチーフのVF-25Sのガール素体は、誰? という感じの金髪ギャルだったので、とりあえずスルー。
いずれバリエーションが来るはずだし、きっとスナイパーライフルを付けてくれるだろうミシェル機を待とう。そのときのガール素体がクランっぽいコだったらいいなぁ・・と思っていたら、本当に来たよ。
しかもスーパーパック付きで、アーマードクランも再現可能とか!
いやはや、期待していた以上の仕様でした。
というか、ここへきてようやくV.F.G.は本来あるべきフォーマットになってくれたのかもしれません。
今後もメサイアのバリエーションとしてアルト機やルカ機の発売もあると思いますが、アルト機にシェリル、ルカ機にランカモチーフのガール素体がセットになってくれたら非常に嬉しい。
まぁ、ルカ×ランカは完全な数合わせですけどね。
本来なら兄弟で来てほしかった。
もちろん、オズマ機にスーパーパック追加でガールはランカモチーフにチェンジというワンチャンもある気がする。
その場合、ルカ機はどうするのか? という問題もありますが。
それでは、レビューしていきます。
キットは素組みに一部塗装、付属シール、デカールでの仕上げです。
と、その前に、まずその箱のでかさに驚き。
縦横のサイズがジークフリードの箱のおよそ2倍(よりは少し小さい)。厚みも1㎝くらい勝ってます。
まぁ、定価で万超えのキットでありますし、そうなるのも当然といえば当然なんですが。
そもそもV.F.G.は版権料がかかるのか、相場的に少しお高い印象はあります。
クラン・クラン
マクロスFに登場するクラン・クランその人・・というよりは、~っぽい人という解釈のほうがいいのかもしれない。
本来の姿であるゼントラーディ人状態がモチーフになっていますが、いろいろと小さい。
ゼントラーディ人とは、マクロスシリーズに登場する、いわゆる巨人タイプの宇宙人で、最初は人類の敵として登場しましたがのちに和解、共存するようになった種族です。
マイクローン化という地球人サイズにまで身体を縮小させる技術も持っており、その結果地球人とゼントラーディ人との間での結婚やハーフの誕生もあったりします。
マイクローン化にあたっては、基本ゼントラーディ人の姿のまま縮小されるのですが、なぜかクランは思考も含めて幼女化(小学生くらいか)してしまうというキャラクターでした。
本来のグラマーな大人の女性(といっても18、9歳ですが)とのギャップが印象的で、むしろ今回もマイクローン状態でのキット化を望んでいたファンも少なくないはず。
かく言う僕もその1人です(笑)。
今回のキットでは、おそらく先のVF-25S メサイアガールから大半のパーツを流用しつつ、頭部や胸部に新規パーツを使用し、劇中のパイロットスーツ姿をイメージした姿が再現されています。
しかし、オリジナルのゼントラーディ人状態のデザインよりは華奢というか、もう少し若い感じですかね。
劇中のパイロットスーツに較べ胸元や太腿など、肌の露出が増えています。
もちろん、肌は若干褐色。
なお、例によって色分けのために色違いの同型ランナー、あるいは同形状のパーツが複数入っていたりするので、好みで配色を変えることもできます。
ほか、そこそこ余剰パーツも出ます。
第1弾のジークフリード、いくつか空けてスクルドに続いて個人的には3人めのV.F.G.ですが、ガール素体の基本構造に大きな変化はありません。
ただ成型色での色分け精度はかなり向上してますね。
色が足りないのはカチューシャ(?)のFマークと首許のS.M.Sのエンブレムくらい。それらもシールでフォローされています・・が、エンブレムパーツ、組み換え中に紛失してしまいました(もちろんシール貼った状態で・・泣)。幸い同形状のパーツ(成型色はガンメタ)が余剰で1つあったので、それを付けいます。
コトブキヤのFAGなどと較べるとかなりシンプルな構造ですが、プロポーション的には肩幅狭めで脚が長く、かなりグラマラス。
過去のV.F.G.たちもなかなかのものでしたが、今回のクランはおそらく最大級を誇るものと思われます。
なにが、とは言いませんが、控えめに言ってロケットです(笑)。
腰にはダボ穴があり、通常は蓋パーツをしておきますが、スタンド使用時やバトロイドモードへの合体時にはこれを外して専用のジョイントパーツを取り付けることになります。
この蓋パーツも非常に小さいので紛失注意です(切実)。
フェイスパーツは
澄まし顔
の3種のほか、アイプリントなしのパーツが2個(口を閉じた状態、開けた状態が1つずつ)付属します。
もちろんアイデカールも付属。
肝心の顔付きですが、やはりオリジナルに較べ幾分幼い雰囲気になっています。というか、眉毛はもう少し太いほうが・・
さらにボーナスパーツしてアクセサリが2種付属。
モノクルモニター
スナイパーライフル射撃時に使用する照準用モニターです。
透明クリアパーツ製で、照準マークが水転写式デカールで付属。
画像では貼っているのですが、ちょっとわかりにくいですね。
メガネ
幼馴染みのミシェルがかけていたもので、劇中では彼の死後、割れてしまったそのメガネをクランが形見として持っていくわけですが、キットでは画像の通り割れていない状態のメガネが付属。
そのメガネについて、パッケージ等では幸せの世界線と書かれてあり、思わず目頭が熱くなりました。切ない。
まぁ、劇中での彼女たちの境遇を不幸としてしまうのは、それはまた違うとも思うのですが・・
モノクルモニター同様透明クリアパーツ製で、今回はフレーム部分をピンクで塗りました。
モノクルモニター、メガネ共にダボ穴の空いた専用モミアゲパーツにはめ込んで取り付ける仕様です。
しかし、フェイスパーツの交換も含め、毎度頭部パーツをほぼバラさなければならない・・というかなり面倒な仕様。
前回、スクルドでは随分楽になったと思ったのに・・
巨大なツインテールは軸接続で可動。
軸はそのままだとわりと緩めで、そのため破損の心配はなさそうですが、いずれテール自体の重さに耐えられずにへたりそうなので調整は必要だと思います。
モミアゲもわずかに可動します。
ハンドパーツはボールジョイント接続なので可動域はそれなり。
本来は指先の開いた紫の手袋をしているのですが、キットでは肌色成型です(今回はそのまま)。
なお、全体にポロリしやすいので、可動や組み換えに関係しないパーツはどんどん接着してしまったほうがいいかも。
VF-25G メサイア
可変戦闘機ヴァリアブルファイター(以下、VF)。
マクロスFではVF-25 メサイアが広く運用されていました。
用途に応じた仕様変更機も複数存在し、G型は長距離狙撃用として専用スナイパーライフルと精密射撃用の各種機器を標準装備しています。
劇中に登場したミシェル機は濃いブルーのパーソナルカラーで塗られていました。
今回のキットではそのカラーリングを成型色とシールで再現しています。
ファイターモード
先のVF-25S(オズマ機モチーフ)とは基本ただの色違いで、外見上は頭部ユニットのみ違うようです。
非常に美しく機能的な可変戦闘機のデザインが、忠実に再現されていると思います。
薄い部分は薄く、鋭い部分はしっかり鋭く造形されており、航空機のスケールモデルとしても普通に見られるレベルなんじゃないでしょうか。
VFといえば複雑なカラーリング、マーキングが特徴でもありますが、今回はその再現にホイルシールを使用。
V.F.G.第1弾キットのジークフリードではガール素体含め、そのカラー再現にビニール素材のシールが採用されていましたが、薄いビニール素材は下地が透けるうえ粘着力も低く剥がれまくって大変でした。
ホイルシールに変更されたことで、とりあえず透けることも、そう簡単に剥がれることもなくなったので、塗装スキルの低い僕なんかにとってはありがたいです。
成型色とシールだけでほぼ設定のカラーを再現可能ですが、マーキングも含めてすべてホイルシールです。
全塗装するほどの上級者用には、別売りで水転写式デカールのセットがあるようです。
なお、今回はこの通常形態とスーパーパック装備形態のコンパチーブルキット・・つまり、どちらか一方を選択して組む仕様になっています。
スーパーパックは単純にポン付けできるものと思っていたので、おおぅ・・となりましたが、かつてのバンダイ製1/72スケールキットでもほぼ同様に組み込み式だったらしく、あらためてマクロスキットの手強さを思い知りました。
今回は一部のパーツを加工したり、内部のフレームパーツには基本的にパック装備仕様のものを使うなどして、なんとかバラすのは最小限で通常⇔パック装備の換装が可能なようにしました。
そのため、見ためには通常形態のファイターおよびガウォークモードで上面に軸が4本(シールドの分も含む)飛び出し、2箇所の穴が空いている状態になってしまいましたが、まぁ許容範囲でしょう。
ガウォークモード
今回も一部差し換えで変形が再現されますが、ジークフリードと較べるとかなり手順が整理され、安定感も増しています。
青い線の左側がファイターモードから取り外すパーツ。右側が追加パーツです。
Aのパーツは余剰になります。なお、そのパーツは通常仕様とパック装備仕様とで異なります。
緑で囲んだパーツはサイドアーマー接続用のジョイントパーツですが、これも通常仕様とパック仕様とでは形状が異なります。
腕部をまるまる追加するかたちはジークフリード型から引き続きの仕様。
ハンドパーツは画像の平手のほか、握り手と武器持ち手がそれぞれ左右分付属します。
変形・・というか組み換え完了。
VFの代名詞。ファイターモードの機首はそのままに、バトロイド形態の腕部と脚部を展開した中間形態です。
ジークフリード型から金型が一新されており、基本構造こそおおよそ引き継がれてはいますがプロポーション、可動性能ともに向上しています。
とくに脚部(足首)の可動性がよくなったため、接地性が増しました。
ガール搭乗。
ジークフリード型では単純に上から取り付けるだけでしたが、メサイア型ではバトロイドモードの頭部パーツが分離可能で、それを組み込むかたちになっています。
ハンドル基部にはモニターや計器がプリントされたシールを貼ります。
脚部装甲を開いたガール用のステップにはダボ穴があり、ヒール側のダボ穴に差し込んで固定するのですが、安定性はイマイチです。
バトロイドモード
V.F.G.では実際のVFとは違い単体での変形はできず、あくまでガール素体をコアとしたパワードスーツ的な変形合体の態をなします。
ガウォークモードからの変形の場合、一旦腕部、機首そうめんのダクト、サイドアーマー、頭部(およびハンドル)パーツ、下半身を取り外します。
下半身はさらに腰部と脚部に分解。
腰部からは外装パーツを外し、基部ユニットは余剰となります。
なお、赤丸で囲んでいる部分、ガウォークモードにおける太腿フレームですが、これも通常仕様とパック装備仕様では別のパーツになっており、可動域に違いがあります。
通常仕様とパック装備仕様ではファ緒ターモードでの脚部の固定位置が少し変わる前出のAのパーツの変更もそれに起因しています)のですが、要は通常仕様のフレームパーツではパック装備仕様の脚部を固定できないのです。
今回、僕は組み立てる順番として、まずガール素体を組み、次いでVFを通常仕様のファイターモードで組んでからスーパーパックのオプション類を組み、アーマードクランに組み換え(その際、エンブレムパーツを紛失・・)て一旦置くことに。
VFについては先にも言ったように通常仕様⇔パック装備仕様と換装できるようにしたかったので、最初にざっと説明書を見て共通部分はそのまま、異なる部分は基本的にパック装備仕様のパーツを組み込むようにしたいたのですが、問題の太腿フレームのみ気付かずに通常仕様のパーツで組んでしまっていました。
そして、このレビュー用の画像を撮影する段階になって初めてVFを各形態に変形させていったのですが、それも効率を重視して通常仕様ファイター⇒ガウォーク⇒バトロイド⇒パック装備のバトロイド⇒ガウォーク⇒ファイターの順番で・・
そう。最後の最後で、全然脚部が収まらんぞ。なんでだ? となって説明書を見直して気付いたときには、もうあとの祭り。
とくに使い途がなさそうな余剰パーツはランナー屑と一緒に処分してしまっていたので、慌てて問題のフレームをバラし、可動域を拡げる加工をするハメになりました。
よい子のみんな、プラモデルはちゃんと説明書を見て作ろうね。
当たり前のことですが。
まったく同じ形状のパーツを色分け以外で新規に付けるはずがないんだよ。
同じに見えて、なんかちょっと違うんだよ。
少し考えればわかることなのに・・
2021年、最初のやらかしですわ。
今年もまたいろいろやりそうやなぁ。
長々とすみませんでした。
もちろんキットそのものの問題ではなく、あくまで僕個人の失敗であることを断っておきます。
話を元に戻します。
こちらが新たな追加パーツ。
左端のパーツは頭部ユニットにハンドルに代えて取り付けるグリップパーツ、あとはガール側に取り付ける各種ジョイントパーツです。
なお、先にガールには腰用のジョイントパーツを取り付けておきます。
変形・・というか装着完了。
ファイターのウイングおよび折りたたんだ機首を背中に背負い、エンジン部分をブーツのように履いて、メカ腕部と併せて4本腕となるV.F.G.的バトロイドモードの基本シルエットは変わらず。
シークフリード型からの大きな変更点としては、頭部パーツがセンサーポッド(?)のようなオプション装備になることくらいかな。
各部の接続は比較的安定していますが、ウイングおよび機首のユニットのみ、かなり外れやすいです。
自立もそこそこ安定。
VF-25G スーパーメサイア
大気圏外活動用の高機動オプション、“SPS-25S/MF25 スーパーパック” を装備した仕様。
大型のブースターパックやマイクロミサイルポッドなど、基本的な仕様は第1作に登場のVF-1 バルキリーの装備から変わっていませんが、メサイア用のものは一部追加装甲も含まれていて、簡易アーマードパック的な要素もあるようです。
今回のキットでは先にも言ったように通常仕様のメサイアとコンパチになっており、そのままだとかなり分解しないと組み換えもできないので、内部フレームパーツは基本的にパック装備仕様のパーツを使用、脚部は装甲の接続部を一部カットして付け換えを容易にしています。
しかし、機首側面のダクトパーツだけは基部パーツが1組しかないため、結局バラす必要があります。まぁ、簡単に外せるのでこれくらいならいいか。
ファイターモード
主翼に通すような形で大型ブースター、機首の後方にマイクロミサイルポッド、ほか各部に追加装甲が施されています。
各部のブースターは上下に可動。
変形に関しては基本的に通常仕様と共通なので割愛します。
さらに始めからガール搭乗状態で。
バランスや自立の安定感などは、通常仕様からとくに変わっていません。
バトロイドモード
こちらも通常仕様から構造的にはとく変更なし。
ただし追加パーツのぶん、とくに後方に重心が偏りがちなので自立はけっこう難しくなっています。
アーマードクラン
ミシェルの死後、クランは彼の乗機からスーパーパックを取り外し、ゼントラーディ状態の自ら身体に装着して戦場に舞い戻ります。
通称 、“アーマードクラン” 。
一連のシーンはやはり忘れられません。
その姿は彼女の哀しみや怒りの象徴とも言えるのかもしれませんが、今回幸せの世界線、割れてないメガネが付属することで、個人的にはポジティブな印象になってくれたと思います。
というわけで、眼鏡をかけた状態で。
あくまでイメージ再現になりますが、わりといい感じ。
ただ、素員テールとブースターが思いっきり干渉します。
そして、自立はほぼ不可能。
追加するパーツは以下の通り。
ブースター、ミサイルポッド、シールド、脚部側面装甲はVFと共通パーツ。胸部装甲と脚部増槽は専用パーツとなります。
胸部装甲はSMSのエンブレムを外して取り付けるのですが、エンブレムは小さくけっこう外しにくいので注意(なお、ここで紛失・・)。
ブースターとミサイルポッドは専用のジョイントパーツを介して取り付け。
ジョイントパーツは背中と腰のダボ2箇所で固定され、そのためこの形態では上半身は固定されます。
ちなみにこの背中用のジョイントパーツ、さらにパーツを追加できそうな形状になっていますが、とりあえず本キットではとくに取り付けるものもなくこのまま。
今後なにか展開があるのかもしれません。
現状は2つ開いている穴をスタンド用に使えるというくらいですね。
ただ、一般的な3㎜軸のスタンドを使うにはかなり緩めです。
脚部装甲も専用ジョイントパーツを介して、増槽はふくらはぎに直接取り付けます。
シールドは、ピンクの前腕パーツを3㎜穴付きのものに交換して取り付け。
この前腕パーツもやたらポロリするので接着しようかと思っていたのでヤバかったです・・(笑)
手持ち武器としてはガンポッドを持たせるのですが、グリップはあくまでVFのハンドパーツ用のものなので、ガール素体の持ち手ではあまり上手く保持できません。
あと、VFのカラー再現にはかなり細かい部分までシールが付属していたのに、このアーマードクラン用の胸部装甲には一切シールが用意されていません・・
付属武装
SSL-9B ドラグノフ・アンチ・マテリアル・スナイパーライフル
狙撃仕様のG型専用のスナイパーライフル。
使用時には砲身が展開しますが、今回は収納時と展開時の2丁がそれぞれ付属します。
グリップおよび3㎜軸ジョイントパーツはつけ替えでファイターモードで底部にマウント、
あるいはガウォーク、バトロイドモードの腕部で保持が可能。
ガール素体のハンドパーツでは持てなくはない・・という感じ。
なお、上部のセンサーパーツは取り外し可能で、ファイターモードでのマウント時にスタンド用の3㎜穴として使用できます。
ハワードGU-17A 58mmガンポッド
VF-25 メサイアシリーズの共通装備となる5連装のガトリング砲。
今回のキットでは基本的にアーマードクラン形態での手持ち武器という扱いですが、上手く保持できないのは先にも言った通り。
こちらもグリップパーツをジョイントパーツに交換することでVFのファイターモード底部にマウントできます。
スタンド使用には普通に上部に開いている穴を使えます。
シールド
ファイターモードの上面装甲後部が分離する小型のシールド。
ガウォークおよびバトロイドモード、そしてアーマードクランで主に左腕に装備されますが、右腕への装備も可能(アーマードクランの場合は前腕パーツごと変更)。
スーパーパック仕様では装甲が追加されます。
内部に収納されているアサルトナイフまでは再現されていません。
センサーポッド(仮)
バトロイドモードの頭部を利用したキットオリジナルオプション。
グリップの可動で前腕への装着あるいは手持ちが可能。
正面センサー(バトロイドモードの目に当たるレンズ)の奥はシルバーで塗りましたが、あまり目立ちませんね・・
比較画像
V.F.G.第1弾のジークフリード、その流用で発売されたスクルドと、各形態で。
なお、ジークフリードはシールが剥がれまくってるのが少々お見苦しいですが、初版はこういうモノだったということをあらためて知ってもらうためにもそのままにしておりますのでご了承ください。
まずガール素体で。
胴体は新規(メサイアガールより流用)ですが、基本構造はそのまま踏襲。サイズもほぼ一緒ですね。
腕部や脚部などは形状こそ似ていますが流用はされていません。
やはり胴体部分の成型色での色分けがかなり向上しています。
しかしながら、でかい・・(笑)
VF、ファイターモードで。VF-25Gは通常仕様で並べています。
ジークフリードとスクルドのほうが新鋭機なのですが、贔屓目だろうか、メサイアのほうが戦闘機として美しい気がする(笑)。
なんか速そうですよね。
ガウォークモードで。
以降、VF-25Gはスーパーメサイア仕様です。
基本的なシルエットはほぼ同じ。
さすがにスーパーパックを装備しているぶん、今回のものはボリュームがあります。
キット的には脚部が組み換えでなく変形になったことで手間はかなり軽減されました。
そしてなにより、手持ち武装が付属するようになったのは大きいですね。
バトロイドモードでも。
こちらも手順がかなり簡略化され、各部の安定感も増しました。
また、脚部エンジンナセルの構造が変更されたことでけっこう印象が変わっています。
よりパワードスーツとして洗練されたデザインになったように思います。
可動性能は、ジークフリードから基本的に変わらず。
コトブキヤキットと比較すると、メガミデバイスは言うにおよばず、最近のFAGにも後れをとる感じです。
股関節は下方にスライドしますが、腿上げは上の画像程度が原型。
肩もボールジョイント接続ですが引き出したりはできないので、わりと窮屈な感じ。
肘、膝はジークフルード型よりは気持ちは曲がるようになりましたが、それでも120度ほどしか曲がりません。
関節保持力はあまり強いとは言えません。
まぁ、素体状態ではとりあえず問題はないんですが・・
あとやはり、せっかくの手持ち武器が満足に持てないのは残念ですね。
なんでガール素体用のグリップパーツを付けてくれなかったのか・・
VF-25G ファイターモード、通常仕様で。
青い機体はエーズの証・・というイメージがある。
スーパーパック装備でも。
マイクロミサイル一斉発射!!
スナイパーライフルのセンサーを外したところのスタンド用穴は一般的なスタンドでも問題なくフィットします。ガンポッドの場合も同様。
でも、武装をマウントしない状態でもスタンドが使えるようにはしてほしかったですね。
ガウォークモード、通常仕様で。
ガウォークモードでは脚部根元にスタンド用に使える穴がありますが、かなり奥まった狭い場所にあるためちょっと使いにくいです。
スーパーパック装備で。
ジークフリード型では組み換えだった脚部は完全変形になったこともあり、可動性もぐんと増しました。
ガール用のステップもある程度上下に可動する構造になったので、ガール搭乗時のアクションの幅も広がっています・・とか言いながら、画像はほぼ同じ姿勢(笑)。
バトロイドモード、通常仕様で。
腕部の基部フレームの左右独立可動、肩のスイング機構追加などで腕部の可動性が増し、さらに手持ち武器も加わってバトロイドモードでのインパクトが大きく向上しました。
通常仕様では自立はまぁなんとか、という感じ。
なお、今回の組み合わせの場合はガール素体の巨大なツインテールとバトロイドの腕部、主翼(スーパーパック装備だろブースターも)の干渉もやはりそれなりになるので、取り扱いは慎重に。
スーパーパック装備で。
スーパーパック装備時はとくに上半身の重量にガール素体の膝間接が耐えられず、自立はかなり厳しいものがあるのでスタンドの使用を推奨・・したいのですが、やはりちょっと使いにくいですねぇ。
せめて専用のスタンドが付属してればなぁ。
アーマードクランで。
やはりブースター、ミサイルポッドとツインテールが干渉しがちですが、それぞれジョイントアームで比較的自由に位置を変えられるので、バトロイドモードよりは扱いやすい印象。
ブースターは腰の位置にまで下げることも可能です。
一方で胸部アーマーのために腕部の可動は少し制限されます。
あと、結局武器をちゃんと持てないのがなぁ・・
幸せの世界線。
ゼントラーディサイズならほぼ同スケールなのだろうし、違和感ないですね。
また別の世界線。
謎の女エージェント、クラン(笑)。
メガネはピンク成形のものも付いてくるので、レンズ部分を黒く塗ってサングラスにしてみました。
以上、“V.F.G. VF-25G スーパーメサイア クラン・クラン” でした。
なるほど、ジークフリード型から大きく進化したと感じるメサイア型。
VFの3形態変形は組み換えが最小限になり、かなりスムーズになった印象です。
まぁ、各部の合わせにタイトなところも多く、鋭いパーツ、薄いパーツは破損等心配な場面もありますが、慎重に扱うことを心がけていればまぁ大丈夫でしょう。
各形態のフォルムは相変わらず素晴らしいですし、可動性と安定感の向上に武装、そしてスーパーパックとオプションの大量追加でVFのアクションキットとして非常に満足感の高いものになっていると思います。
シールもホイルシールを基本としたことで透けや捲れの心配がかなり軽減されましたし、上級者用には別売で水転写式デカールが用意されたのも親切です。
まぁ、マーキング類はキットにもデカールで付けてほしかった気持ちもなくないですが。
ただ、やはり通常仕様とスーパーパック装備仕様とはコンパチではなく完成後も組み替え可能にしてほしかったというのは本音。
バリエーションとしてスーパーパックやアーマードパックの装備は当然想定されるものなので、最初からそのように設計することは可能だったと思うのですが・・
これは自分がやらかしたから言っているわけではないですよ(笑)。
高額キットということもありますし、基本選択式というのはどうなのか? と思った次第です。
一方のガール素体、V.F.G.としては初の劇中キャラモチーフ。
あくまでも流用ベースなので、完全再現ではなく~っぽい人ではありますが、印象的な巨大ツインテールや同様に巨大なあの部分など、オリジナルの特徴が上手くデフォルメされており、これはこれでよいと思います。
ボーナスパーツのメガネも嬉しかった。
ツインテールの重みもあって頭部がバラけやすいとか、前腕のピンクのパーツが外れやすいとか制度面で気になる部分もありますが、それらも多少手を加えれば解決するレベルです。
しかし逆に言うと、なにも手を加えなければなかなかに面倒臭いキットで、ジークフリード、カイロスと組んでそれなりにわかっていたはずなのに、今回またとくに対策もなく組んでしまった僕はなかなか大変な目に遭ってしまいました。
まぁ、自業自得ですね。
いずれはちゃんと手を入れたいとは思っていますが、さしあたって少し寝かせます。あとはつかえてることもありますのでね。
アルト機やルカ機が発売されるなら、また挑戦したい気持ちはあります。
今回のことが教訓になった(と思う)ので、次はもう少し上手くやれると思う・・
なんにしても少し余裕がないとダメですね。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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