今回のレビューは、ノンスケール フレームアームズ・ガール より、
“FAG 金剛” です。
本家フレームアームズ、“FA 金剛” を擬人化(美少女化)した
“FAG 金剛” が、
久々の完全新規造形で発売されました。
完全新規造形のFAGとしてはマガツキ以来、およそ2年と3ヶ月ぶりですね。
展開が遅い、もうオワコンだなどと言われることもあるFAGですが、たしかに新規造形にこれほど間が開くと不安になる気持ちもわからないではない・・
まぁ、バリエキットはちょこちょこ出てるんですけどね。
ただ最近はマガツキ系を擦り過ぎてる感もあるからちょっと食傷気味というか。
ともかくも久々の完全新規、否が応にも期待は高まります。
さて、今回の元ネタである本家FAの金剛はその名の通り、戦艦 金剛をモチーフにした、FAとしては比較的珍しい海戦用の機体ということもあって、初めてそのビジュアルを見たときは久々にFA買おうかな、と思ったりもしたのですが・・ウリである巡行形態への変形を見て一気に醒めてしまいました(笑)。
ロボットの時はあんなに格好いいのに、あれはないんじゃないの?
ていうかあれで水面に浮く? というね。
むしろこれまでのFAの硬派な雰囲気のなかで浮いてしまうだろうという・・
しかしまぁ、FAもけっこう長期で継続しているコンテンツになってきて、新型機のデザインも大変なんだろうと思います。
そして生まれた信玄とか・・まぁあれはあれで特殊な需要が歩きはするけど。
一方でFAGの素材としては、そんな迷走気味(失礼)の機体のほうが逆に面白くなる気もしますね。
それこそ金剛のトンデモ変形も、今回は武装パーツを組み換えたライドビークルというかたちで成立させてしまいましたし。
信玄、謙信もいずれガール化しそうですね。
というか一番合いそうなラピエールはまったく気配がないな・・
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みしたのみです。
ちなみに、パッケージは標準タイプでした。
価格的にあと一歩で5桁になろうというところだったので、てっきり大判になっているものと思っていたのですが。
でもFAGは、一般販売品ではまだ大判パッケージにはなっていませんね。
まぁ、販売店からは平積みで場所をとる大判タイプは嫌がられるでしょうし、重ねることでパーツが破損する心配がないのであれば、標準タイプで厚みを増すほうがいいのかもしれません。
ただその厚みにも限界があるようですけどね。
あまり厚くし過ぎると空気圧で蓋が開けにくくなってしまうとか。
なお今回の厚みは約14㎝。ギリじゃないかな?
さて本題のFAG 金剛のレビューの前に、ヘキサギア以上にフレームアームズの設定、世界観を知らない・・もはや素人もしてない(こら)僕なので、まずは本家FAの金剛がどういう機体なのかざっくり調べました。
フレームアームズ開発の黎明期に開発計画が存在した “原初のFA” 、DDー01をベースに開発されたものが、DDXー101 金剛。
もともと人型FAと艦艇の要素を兼ね備える可変機として計画されていたDDー01がベースなので、こちらも艦艇型巡行形態への変形を実現。
新開発のフロートモーターによる水上航行も可能となっています。
武装も豊富な、まさに規格外のFAという感じです。
モチーフとなっているのは、かつての日本海軍が運用した初の超弩級戦艦、金剛。
ただ日本製ではなく、イギリスに発注して建造してもらった艦だそうで、そのなかでも最後の主力戦艦となります。
竣工は1913年の8月。2度の改装を経て高速戦艦として太平洋戦争にも参加、レイテ沖海戦後、各地を転戦したのち日本本土への帰還途中に米軍潜水艦、シーライオンの攻撃を受け、それまでの損傷もあって沈没。1994年11月です。
艦長、司令官含め1300人ほどが艦と運命を共にしました。
素体モード
デザイナーは久々の島田フミカネ氏(なお、本家FAのほうのデザインは柳瀬敬之氏)。
本家FA 金剛が大型機ということもあるのか、今までのガールたちと較べて少し年長というか、お姉さんらしい雰囲漂う女性になった・・ように思います。
ガールというよりはレディっぽい?
本家のほうが戦艦モチーフで海戦のイメージがあるためでしょう、ボディスーツは競泳水着っぽくも見えますが、一方でFAG素体としてはもっともSF的なデザインになっている感じです。
それこそ人型ロボットに乗り込むためのパイロットスーツみたいでもあります。
プロポーションはもはや安心安全(?)のFAG。つまるところ抜群です。
なお、細かい分割と一部塗装済みパーツでほぼ色分けは再現されていますが、この素体モードの前腕側面た、武装パーツの各部リベットディティールなどの色再現には塗装が必要になります。
僕はもう塗ってませんけども。
グレー成型のパーツをツヤツヤにしているのは、きっとあえてのことなんでしょうね。
濡れた水着の質感を再現してるんだ、きっと。
というかこの胸部装甲の形状とか、大丈夫なんですか?
後ろ姿も素晴らしいですね。
肌の露出は案外控えめなんですが、それがかえって扇情的とでもいいましょうか・・たぶんキツめのスーツから露出している肌が少しはみ出しているような表現の按配は、さすがヘンタイ企業コトブキヤの本領発揮ですね(笑)。
マガツキ、ドゥルガー系によって立体におけるムチムチ表現に一つの回答が示されたと思っているのですが、今回はまた、ぴっちり水着タイプのスーツを着たうえでのむっちり表現に挑戦し、見事正解を導き出したというところでしょうか。
我ながらなにを言っているのかわかりませんが(笑)。
背中から腰にかけての曲線は一体型ゆえの美しさ。
可動性を考えるとメガミのように分割するのがベターなんですが、そうはしないところにFAGとしてのこだわりを感じます。
一方で、新しい試みとして腰部側面のパーツをスライド可動させることで脚部の可動域を拡げることに成功しています。
このパーツですね。
パーツの接続基部がほんのわずかですが上方向スライド、さらにパーツ自体を前方向に跳ね上げることで股関節の下方へのスライドも含め、脚がここまで上がるようになります。
さらに股関節をスライドさせなかった場合はこれだけしか脚が上がりません。
なお、腰部パーツの接続軸は若干キツめなので、スライドする基部のはめ込み部分含め、少し緩めに調整したほうがよいですね。
このように、脚部の可動域拡大は達成している一方、腕部では過去にいくつかのFAGで採用されていた胴体側接続部の前後スイングは採用されておらず、とくに肩周りの柔軟性の向上は見られません。
一応、腕部自体を少し引き出すことで可動域が広がる、というようなことが説明書には書かれていますが、まぁ気持ち程度です。
メガミのあの肩胛骨の構造はマシニーカ独自のもので、おそらくFAGには使えないんでしょうが、そろそろなにかしらの代替構造はあってもよいような気がしますね。
肩周りの構造に限定すれば、そこまでプロポーションが破綻することもないでしょうし。
ほか、脛の外側の白いパーツを外すと3㎜穴があります。
白いパーツはかなり外しにくいですが。
髪形はショートボブというのかな? このくらいの長さは。
前髪で左目が完全に隠れています。
パッと見お姉さんっぽいのに、中身は厨二病なのかもしれない・・
フェイスパーツは3種類。
正面向き通常顔
フミカネ風味の再現度はさすがです。
ただ例によってあまり極端な表情はなく、どちらかというと大人しめな印象。
なんとなくお姉さんっぽいと言いましたけど、顔だけアップで見るとそうでもないかな?
左目が髪で隠れているせいか、正面向き目線も気持ち左を向いているように見えてしまします。
なお当然ですが、前髪で隠れる左目もちゃんとプリントされています。
もちろんフェイスパーツはほかのFAG、FMG、CFGなどと互換性あり。
武装モード
まず本体のみで。
素体モードから頭部(髪)パーツの一部、腕部は肘上以下、脚部は膝上以下をそれぞれ武装モード用パーツと交換します。
胴体部分で細かいパーツ交換がないのはありがたいですね。
マガツキ系とかは地味に面倒臭かったからなぁ。
頭部は前髪と左の髪パーツの一部を交換。
前髪は右側にホワイトのメッシュが入り、中央に3㎜穴が開いた装甲が追加したものにさらにヘッドギアを取り付けます。
ヘッドギアは本家FA 金剛の頭部を模したデザインで、ヘッドギアというよりは軍帽のようなイメージです。
これがエヴェ量産型見えるという声も。そう言われれば似てるかも。
そして左側にアンテナを追加。
組み換えはパーツはこれだけ。
下の二つが素体モード用のパーツです。
接続がキツいものもなく、かなりスムーズに組み換えられます。
ヘッドギアを付けない状態はこんな感じ。
3㎜穴が額の正面ではなく、頭頂部に近い位置で斜めにあるのが特徴。
腕部は装甲が追加されたものに交換。
ハンドパーツは素体モードと共用です。
脚部も特徴的なデザインの装甲を纏うものに交換します。
腕部、脚部共に本家とほぼ同じデザインです。
踵のパーツは後ろに倒すことができます。
そもそも爪先部分が広く接地性はよいのでこれを倒したところでとくに自立に影響はないですが。
なおこの踵パーツ、素体モードの踵裏に取り付けることもできます。
意味はよくわかりません・・
そしてこの状態での自立はちょっと難しいです。
では、さらにパーツを追加して武装モード完全系に。
FAGでは定番ともいえる、大型のサブアームを備えたバックパックを背負う格好です。
さらにバックパック、脛側面に可動式のアームを介して装甲板を追加、本家FA 金剛に近いシルエットになっています。
意外にわかりやすく戦艦をイメージできるパーツがないので、モチーフが被る艦娘なんかとはしっかり差別化されてますね。
背面にけっこうパーツが集中していますが、案外自立は安定します。
実は、全体のボリュームは思っていたほど大きなものではなくて、この武装モードも装甲番頭の展開で表面積は大きく見せることもできるのですが、体積的にはそれほどでもないんですね。
武装込みでのバックパックのボリュームは、実はバーゼやゼルフィよりもこぢんまりとしてる印象です。
武装類
バックパック
バーゼラルドなどのものと類似した、腰裏の3㎜穴に取り付けるサブアーム付きのバックパック。
ただ先にも言った通り、バックパック自体は意外にコンパクトで、武装含めた全体のボリュームも思ったほどではありませんでした。
サブアームは根元部分こそ本家FAの肩のデザインを踏襲していますが、以下はシンプルな可動レームになっていて、マニピュレーターは備えておらず、直接武装がマウントされる仕様。
各部が可動します。
バックパック本体はうえ画像の矢印のように中ほどで回転させることができるのですが、バーゼのバックパックのような前後スイングはできないので、その点で若干窮屈な印象はあります。
バズーカ
本家版での正式名称はMーYN20 ビームバズーカ。
基本デザインはそのままですが、FAG用にリデザインされています。
通常は右側のサブアームにマウント。
もちろん取り外して単体での保持も可能で、その際(というかああ部アームにマウントしてる場合も)には保持用のグリップパーツを側面に取り付けます。
取り付け位置は3箇所から選択。
画像は左側に付けるグリップで、右側用のものも付属します。
武装腕の場合はグリップでの保持に加え、バズーカ後部にアタッチメントで固定できます。
シールド
通常は左のサブアームにマウント。
まぁシールドなんでしょうが・・戦闘甲板を切り取ったようなもので表面に砲塔がありますし、
裏面にはバルカン砲も装備。
これで攻撃を受けるのはむしろ危険な気がします。
手で保持するためのグリップはありませんが、ジョイントパーツを使って前腕側面に固定することができます。
画像は左腕用。もちろん右腕用も付属します。
装甲版(大)
バックパックにマウントされる大型の装甲版。
折りたたみ式の可動アームでフレキシブルに可動。
シールド、あるいはウイングのような見立ても可能です。
裏面にはミサイルポッドを装備、さらに近接戦闘用のダガーをマウントしています。
ただよっとハッチパーツが外れやすいです。
ダガーは取り外して保持できます。
下向きに刃が付いている、ちょっとクセのある武器ですね。
装甲版(小)
脛即面にマウント。
やはり可動式アームで自由に位置を変えられます。
こちらは裏面にフロートモーターが備わっています。
スクリューパーツは3㎜軸接続なので、一応回転可能です。
展示用ベース
FAG定番の先っちょ丸い棒ではなく、メカニカルなデザインの支柱パーツを用いた専用の展示ベースが付属。
ベース部分はいつもの円形パーツですが、なぜか透明クリア成型になっています。
なお、支柱パーツには多数の六角穴が開いており、そこにヘキサグラムPCをはめ込む仕様になっています。
まったくその必要がないにもかかわらず・・です(笑)。
しかも可動部の軸径は5㎜。これはもう、ヘキサギアのフレームに流用してくれと言わんばかりではありませんか。
アルカナディアも背中のアタッチメントの接続が共通で六角軸なので実質ヘキサギアですし、今回の金剛に至ってはもうヘキサグラムPCランナーが付属しているので、完全にヘキサギア。
YUKI氏、ヘキサギアのプロデューサーは後進に譲られた分けですが、一段高い場所に立ったことで直接かかわっていないコンテンツにまでその影響力を及ぼすようになったのか・・
でも一方で今も手掛けている創彩にはまだ六角の影がない謎・・
ディスプレイ時はこのようになります。
先ほどの展示用ベースを基礎フレームに、武装パーツを組付けて完成する戦艦を模した形態。
本家FAでは本体を含む変形でしたが、FAGでは武装パーツのみで成立するライドビークルタイプにアレンジされました。
まぁ戦艦というよりは小型の戦闘艇という感じですが、上手くまとまっていると思います。
真ん中からロボットの上半身が生えていないので、シュールさもない。
組み換え手順としては、まず展示用ベースにフレームパーツを追加。
キャノン上部から3㎜軸を引き出し、シールドをジョイント。
さらにキャノン用グリップパーツを左右ともシールドの側面に取り付けます。
これが操縦桿になるわけですね。
そして大小の装甲版を連結。
アームパーツおよび専用のジョイントでしっかり固定します。
まぁ、前後も下も思いっきり抜けているのでこれで水に浮くかどうかはさておき・・おいちゃダメなんですが(笑)。
ガール搭乗。
通常武装モード同様バックパックに接続し、展示用ベースの支柱を跨ぐ格好です。
当然のように脚が飛び出しているので、張りぼてを担いだ電車ごっこならぬ戦艦ごっこをしてるようなもの。
ただまぁ、FAGならそれも許される気がする。
円形ベースを外し、ほかの汎用スタンドを使って航行(あるいは飛行?)状態を再現することも可能。
支柱パーツは根元にジョイントパーツを追加、ガールの脛側面になる3㎜穴にはめ込んで固定し、一緒に後ろ側に曲げます。
ジョイントパーツは脛にはめる側がボールジョイントになっているので、ある程度自由が利くようになっています。
巡行形態 その二
こちらが素体モードの金剛を搭乗させる際の巡行形態です。
さらに支柱パーツにもシールド用のジョイントパーツを利用したステップが追加されています。
どうせなら武装腕部パーツもどこかに使ってほしかったけど・・
とりあえず搭乗。
基本はさっきと同じでバックパックに接続、支柱のフレーム部分を跨いで、さらに今回はステップの3㎜軸を踵裏の穴にはめ込むことができるのでよりしっかり固定できるようになっています。
円形ベースを外しての航行、飛行状態も。
ステップの取り付け位置を変えて、同様に踵で固定します。
シールドと装甲版(小)を組み合わせることで攻撃用ドローンとすることも可能。
これも小型の船とも飛行用とも、どちらとも取れる感じですね。
ミニフライングベースなどでディプレイできます。
公式ショップ特典 特別カラー連装砲
公式ショップでの購入特典として、M.S.G. ウエポンユニット39 連装砲の成型色を専用のものに変更したものが付属してきました。
外装部分がホワイトに、砲身などのグレーも金剛のフレームパーツなどと同じになっています。
ともに2連装の長砲身と短砲身の砲塔が組めますが、もちろんいろいろと組み換えることが可能。
グリップパーツもあるので、手に持たせることも可能です。
欲を言えばもう一組付けてほしかったです(さすがに厚かまし過ぎる・・)。
連装砲も追加してフル武装モード。
後方から全体を見据え、高火力の支援砲撃もこなせる指揮官型ガールが爆誕した・・
比較画像
これまでに登場した海系ガールたちと比較していきます。
まずFAG フレズヴェルクと。素体モードで。
まぁ本家FAのフレズヴェルクにはとくに海のイメージはないのですが、ガール化の際に素体がスク水になって以降、完全に水着キャラになってしまいましたね。
最近はビキニまで着てますし、そうなるともはや本来のモチーフは行方不明になってる・・
で、比較なんですが・・意外や、全高はフレズのほうが高いです。
まぁ、フレズは脚がヒールなのでそのぶん高くなっているわけですが、そもそもFAGってキャラごとの身長差はほぼないんですよね。
一方で胸部や腰部、太腿などのボリューム感は増して、今回の金剛ではよりメリハリのあるプロポーションになりました。
可動性もこの通り。
新たに採用された腰部の可動ギミックで脚部の可動域が大きく広がっています。
武装モードでも。
武装スタイルはけっこう違います。
なによりフレズは組み換えが大変なんだよな・・そのあたりはやはりまだ初期のキットという感じです。
ライドモードでも。
武装パーツの組み換えでライドビークルを組めるFAGの元祖がフレズでしたね。
これまたけっこう大変な作業でした。
そう思うと今回の金剛は楽だなぁ。
続いてFAG グライフェンと。素体モードで。
深海作業用FA、グライフェンモチーフのガール素体はセーラー服と潜水服を合わせたような独特なデザインの衣装でした。
というかグラ子、そのお顔も含めFAGのなかでもとくに個性派で通ってる感じ。
僕は好きなんですけどね(誰も嫌いなんて言ってない・・)。
厳密には水着衣装はないですが、どことなく今回の金剛にも通じる雰囲気があります。
武装モードでも。
サブアーム装備型という意味では同系統。
でも戦闘スタイルはまったく違う感じ。
ライドモードでも。
グラ子のビークルはなんでこうなった?
まぁ三者三様のビークルモードですが、今のところFAGでこういった武装パーツの組み換えができるのは奇しくも彼女ら水泳部のみなんですよね。
たまたまなのかな?
造形とプロポーションのFAG、可動のメガミという印象は、このところメガミが急激な進化を見せ、可動を保ったままでプロポーションを向上させてきているわけですが、FAG側もその状況にただ指を咥えているわけではなかった・・
いや、脚部可動域の拡大効果は大きいですね。
ここまで腿を上げても、後ろから見てもほぼ破綻がないのが素晴らしい。
綺麗な曲線になっています。
ただそれでも、手で膝を抱えることまではできませんね。
そうするためにはやはり、腹部と腰部の間にもう一つ可動点が必要になってくる。
でもそうするとまた変なところに分割線とかが出てしまうでしょうし、難しいところですね。
とりあえず現状、これくらいのポーズは綺麗に決まるので、もう十分だと思います。
ダガー装備で。
これでもなんとか自立できてます。
本当、コトブキヤガール素体の自立性能はおかしいよ(褒め言葉)。
ドローンと。
いいサイズ感です。
カタコトで喋ってくれそう。
4枚の装甲版を組み合わせて大判のシールドに。
左右は装甲版(小)用のアームパーツで繋いでいるだけなので、ぴっちり合わずに隙間が空いてしまうのですが、まぁいいか。
サーフボードに見立てている人もいましたね。
それも海繋がりでよし。
武装モードで。
サブアームにマウントした武装に大小4枚の装甲版を展開することで非常に派手なポージングが可能。
ただサブアームの武装に関してはさらにガールの手で保持しようとするとけっこう可動が制限されます。
装甲版のほうはとくに制限なく、かなり自由度に動かせます。
4枚すべてを前面に展開しての防御体勢とか。
横向きに拡げるとウイングにも見立てられます。
こうなるともう航空機モチーフと勘違いされそうですね。
フルバースト!
自立も安定しますし、ミサイルハッチ以外はポロリもない。
思いのほかストレスなく弄れます。
ただ不安要素としては、ほぼすべての可動軸が3㎜なので、わりと早い段階で各部がへたってくるかな? というところ。
まぁそうなっても調整は楽かな。
巡行モードでも。
今回のウリの一つでもあるこの形態。
本家FAだと酷い変形だと思ったものでも、可愛い女の子がコスプレしてると思うと許せてしまう(笑)。
実際ほぼそのまんまなんですけどね。
それでもこれで水上航行はやっぱりしないのかな? と思いますね。仮に浮くとしても、脚はびしょびしょになりますからね。
それは彼女も嫌でしょうよ。
ということで、これは船っぽい見ための飛行ビークルと解釈します。
左舷に敵機補足! 前砲門開け!
甲板に砲塔3つ並べたかったけど穴が2つしかないので、デフォルトの単相砲は頭に装備しました。
遅まきながら話題の100均ディスプレイベースを入手しましたので、ドックに入港して整備を受ける金剛。
これが合わせて440円なんだからなぁ・・
欠点は前後に繋げられないことだけど、いずれ連結可能な床パーツとかも出しそうな気がする。
ブロックベースもうかうかしてられないぞ。
以上、“FAG 金剛” でした。
マガツキ以来2年以上ぶりの完全新規型のFAGですが、なんかめちゃくちゃ組みやすくなってますよ。
まぁ今回は肌色部分の合わせめも消さず、部分塗装もせずの完全パチ組みだったのですが、それでも延べ三日、実質4時間もかかってないんじゃなかな。
まぁまぁ手の遅い僕でその程度なので、早い人は当然もっと早く組めると思います。
定価9900円するんだけどなぁ・・ちょっとコスパ悪いなぁ・・(笑)
というのは冗談ですけど、実際思っていたほどパーツも多くないし、さくさく、拍子抜けするくらいあっさり組めてしまったのは事実。
もちろん、だからといって造形、構造に抜かりがあるはずもなく、ガルプラ界最高峰の美しいプロポーションの再現は当然として、新たに採用された腰部パーツ可動ギミックによる脚部可動域の拡大、シンプルな構造ながら大胆に展開し、ケレンみ溢れるポージングを可能とする武装パーツ、そしてその武装パーツを組み換えて完成する巡行モード用のビークルなど、FAGとしても非常に高いプレイバリューを誇っています。
まぁ最新作、それも2年以上ぶりの完全新作なのですから、そうでないと困るわけですが。
しかし公式の形態以外にも、いろいろとオリジナルで組み換える余地もありますし、なによりビークルのメインフレームとしても使われる展示ベースの支柱パーツがまさかのヘキサギアだった(違う)ことには驚かされました。
もはやコトブキヤのプラモは全部ヘキサギアに収斂されていくのかもしれない・・
また、島田フミカネ氏デザインのガールとしてはカラバリなどを除くとスティレットXFー3以来となりますから、実に3年と9ヶ月ぶり。
やっぱり画風も少し変わってますね。
線がくっきりした感じ?
個人的にはそれこそスティレットXFー3みたいな、もうちょっと線が淡い感じの画風のほうが好きだけど・・
さて今後のFAG。新作として開発中のものにウィルバーナインや輝鎚などがありますが、原型すらなかなか上がってきません。
先日、これはクロスフレームガールですが、ようやくゴルディーマーグの原型がお披露目になりましたので、以降順次進捗が報告されることを期待します。
その前に出雲が来そうだけども。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を
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