今回のレビューは、“アニマギアDE 05” です。
バンダイの食玩プラモシリーズ、アニマギアの最終弾、DE05が発売されました。
2019年8月にシリーズがスタートしたアニマギア。
無印では通常弾7にカラバリ1の全8弾、第2期DEとなって今回が最後の5の弾で、全13弾。総数64種のアニマギアが発売されたことになります。
まぁ、毎回カラバリ枠があるので型としては52種になりますし、DEになってからは事実上のリメイクも多数あったりもしたのですが。
それにしても、まさかこれほど充実したラインナップになるとは・・
正直なところ、シリーズ開始当初は思いもしませんでした。
だから、わりと気軽な感じで始めたレビューも結局最後までやることに(笑)。
最初はシリーズ名もそうですが、フレームに外装を取り付ける構成や、自由に組み換えてオリジナルの機体を作ろう、といったコンセプトもどかこで見聞きしたものだな、と思ったりもしましたよ。
しかし、わりと本格的なプラモデルで、一部塗装もされていて、完成したらフル可動。改造もしやすい。それが1つ500円以下で買えるわけですからね。
サクッと遊びたいときにもぴったりだし、一方で才能のある人が本気を出せば比較的低コストでとんでもない作品が作れるという点でも、一つの実績を残したのではないかと思います。
無印からDEになったとき、そしてその直後にも計2回値上がりはしましたが、様々な工夫でキットもボリュームアップさせることで割高感をほとんど感じさせなかったこともすごいと思います。
そこは、さすがバンダイの底力という感じですね。
それでは、アニマギア最終章DE05、レビューしていきます。
キットはパチ組みに付属のシール(ブラッドステッカー)を貼ったのみです。
無印バーサークソウルを除く各弾のレビューは以下のカテゴリページから閲覧可能です。
今さらですが。外箱の画像も載っけておきますね。最後ですからね。
ちなみに僕は無印の5から事前予約で箱買いするようになったのですが、基本的に甥っ子と1個ずつシェア・・というか強引にダブっている分を押し付けています(笑)。
外箱を開けるとこのように、今回も5種2個ずつの均一アソート。
どうでもいいんですが、なんで普通に縦2列に並べないんだろうか?
単体箱も積んだ状態で。
これで最後かぁ・・
1.ガオーV(ヴィクトリー)(ヴィクトリーイエーガー)
無印のときの最終決戦後にわずかに回収されたというオメガレオギアスのパーツを基に開発された対エンペラーギア用の決戦型アニマギア。ライギアス(ユニコーンライギアス)のシステムも導入されており、雷を操る能力も備える。
無印第1弾に登場したシリーズのフラッグシップ、ガレオストライカー(ガオー系)の最終後継機という感じですね。
まぁ、もはや正式名称にガオーともガレオ入っていませんが。
そもそもガレオストライカーは4脚タイプのメカライオンそのものだったのですが、後継機は半人型へ変形可能なをガオーZ(ガレオストライカーツヴァイ)経ていつしかライオンがモチーフというだけの人型になってしまいましたね。
今回も、頭部を初めてとしたカウルパーツのデザインに系列機の特徴を受け継ぎつつも単体ではとくにギミックのない機体になっています。
とはいえ、過去の系列機と較べても圧倒的なボリューム、洗練されたプロポーションと、全13弾を積み上げたアニマギアの進化を感じさせるものになったとは思います。
ボーンフレーム状態では原型機の面影を残す部分も残っていて、脚部は獣型同様の構成になっています。
足にはフレームパーツは使わず、直接専用パーツを取り付けています。
脚部以外は標準的な人型フレームと共通ですね。
ベースヘッドパーツと3㎜穴用カバーパーツ(3個)、補助スタンドが付属。
では、あらためてカウル装着状態で。
やはり巨大な右手が目を惹きます。
顔は完全にライオンですし、いわゆる逆間接型の脚部といい、完全な人型というよりは獣人型という感じ。
頭部は組み立て済みで目と額が塗装済みです。
左右からフレームを挟むようにカウルパーツを取り付けるかたちになるので、そのまま左腕のフレームに取り付けることはできません(左右逆には取り付け可能)が、当然フレームごと左右を入れ換えることは可能。
ただし、通常のハンドパーツは左用のものしか付属しないので、やっぱり右腕にしておくしかないか・・
背面。
背部のウイング状のパーツも系列機に共通の要素ですが、今回はかなり小振り。外側に開くような可動もできません。
一方で尻尾は太くなり、先端はボールジョイントで可動するようになっています。
補助スタンドは腰部フロントアーマーの裏側に取り付け。
2.剣聖ムサシ(サウザンドグラディエイター)
真ムサシ(デュアライズカブト真)、ムラマサ(誰・・?)、オメガレオギアスのパーツを元に一から設計し直した、対エンペラーギア専用決戦型アニマギア。
超高速処理能力を用いてあらゆる攻撃に対してカウンターできる “クォンタムシステム” を搭載している。
ガオー系と双璧を成すシリーズもう一つの顔、ムサシ系の最終型ですね。
やはりもうディアライズカブトの名は入っていませんが・・
カブトムシモチーフの人型ですが、原型機の少年っぽさはすっかりなくなり、剣聖の名に相応しい雄々しい姿になりました。
当初は人型というとなぜか昆虫モチーフが多く(むしろただの昆虫型がいない)、ある意味特別感もあったのですが、いつの間にか人型が溢れてきたので、あぁ、またか・・という感じも若干。
個人的にはもっといろいろな動物や昆虫モチーフの機体を出してほしかったんですけどね。
今回も結局全部人型だしなぁ・・
ボーンフレーム状態は標準的な人型タイプです。
組み立て説明書ではこの段階で足のカウルパーツも組み込んでいるのですが、とりあえずはフレームのみで。
ベースヘッドとカバーパーツ(2個)、補助スタンドが付属。
カウル装着。
ムサシ系は真ムサシで一気にスタイリッシュになったのですが、今回の剣聖ムサシはその方向性でさらに攻撃的に進化させたよう。
頭部は組み立て済み。目は塗装されています。
通常のハンドパーツはなく、前腕カウルと一体化しているブレードを両腕に装備。
このブレードは基本固定で可動しませんが、一旦外して角度や向きを変えて取り付けることは可能です。
肩にも鋭く長いスパイク状のパーツを装備。ボールジョイントである程度可動します。
兄弟機であるコジロウのモチーフであるクワガタムシの要素も採り入れた感じなんですかね。
足はフレームの上下をカウルパーツを挟み込むヒールタイプになっています。
これに加えて額の角のおかげもあって全高はかなり高くなっています。
背面。
系列機同様に単体の変形ギミックなどはありませんが、こういったパーツを使えば純粋なカブトムシ型にも組み換えやすいかもしれません。
なお、補助スタンドは普通に腰フレームに取り付けられます。
3.サクラギア絆(キズナ)(リンカーサクラギア)
4.サクラギア結(ムスビ)(リンカーサクラギアA(アロウザル))
サクラギアの強化改修機。
基型同様、2機は同一の機体で、結は絆がFBS(なんだっけ?)を発動時他状態。
斬りつけた相手を行動不能にする “慈愛の太刀” が得意技。
原型機にして初の女性型アニマギア、サクラギアとサクラギア絶は発売当時、あっという間に店頭からなくなり、急遽増産されてプレバンで2体セットで販売、ということもありましたね。
今回はもうそんなことはなさそうですが。
そんな原型機同様に、グリーンのカウルにピンク髪の通常状態、絆と、白いカウルにゴールドの髪の強化状態、結がカラバリ枠としてラインナップされました。
向かって左が絆、右が結のボーンフレーム。
腕部接続ジョイントと上腕、腰部、脛パーツにカウルパーツランナーに含まれる専用パーツでを使用することで女性らしい華奢なプロポーションを再現するのは原型機と同様。
通常は足のフレームとなるパーツを踵部分に配置して擬似的なスタンドとする点も踏襲されています。
フレームパーツの成型色も同じですね。
ベースヘッドとカバーパーツ(3個)、補助スタンドがそれぞれ付属。
なお、カウルパーツの一部はランナー状態で塗装されていました。
円らな瞳にポニーテール、刀を扱う和テイストは引き継ぎつつ、前腕カウルは振り袖を思わせる形状、腰部アーマーも丈が長いものになり、くノ一っぽかった原型機から、着物を着た女性剣士のような雰囲気になりました。
ただ、原型機では通常状態は素顔(?)だったものを、強化状態はバイザー追加、さらに髪パーツの可動で色だけでない見た目の変化が再現されていましたが、今回はただの色違いです。
バイザーパーツは欲しかったなぁ。
頭部は組み立て済み。そしてほぼ全塗装。
ポニーテールは原型機同様、基部に通常は上腕になるフレームが使われ、各部が可動。
振り袖状の前腕カウルパーツは複数の3㎜穴もあって拡張性が高いです。
ジェット機のウイングっぽい形状でもあるなぁ。
背面。
前後左右に長いスカート状のカウルが大人な雰囲気もあります。
女性型に共通の踵の構造。
背部のパーツにマウントすることで腰に刷いているような格好になります。
ハンドパーツは左右ともに持ち手のみ付属。
平手も欲しかったかな。
補助スタンドは腰部リアアーマーの下部に取り付けるため、支柱部がかなり短いです。
5.アニマギアス
すべてのエンペラーギアの集合体がネオギアス(フェニックスネオギアス)のチラで再構成されて顕界した姿。
すべてのエンペラーギアの能力を使用できる、まさに最強のアニマギアです。
アニマギアシリーズのトリを飾るのは全身金色のアニマギア。
とくにモチーフはないようですが、その神々しい姿はまさにアニマギアの神といっても過言ではないでしょう。
エンペラーギアの頂点だから、ラストエンペラーみたいなものか。
ボーンフレーム状態は腹部に専用パーツを使用する以外は、標準的な人型フレームです。
なお、このアニマギアスもこの段階で足のカウルパーツを組み込むようになっていますが、剣聖ムサシ同様、ここではまだ付けていません。
ベースヘッドとカバーパーツ(3個)、補助スタンドが付属します。
そしてこちらも、カウルパーツの一部がランナーのまま塗装されていました。
全身が黄色に輝く最強のアニマギア。
本体はもちろんのこと、背中の円環状のパーツやウイングも相まってボリュームも過去最大級。
ハンドパーツはフレームではなくカウルパーツに取り付けるかたちで腕を延長。
脚部も剣聖ムサシ同様に足フレームの上下にカウルパーツを付けることで延長され、全高はかなり高くなっています。
頭部は組み立て済み。フェイス部は塗装済みです。
すみません、なんかちょいちょい色が飛んじゃってますね。
それだけ神々しいということでご勘弁を・・
背面。
特徴的な背負いものですが、後ろから見るとさすがに肉抜きが目立ちますね・・
円環状パーツ、ウイングはそれぞれ可動します。
錫杖のような武器が付属。
ハンドのパーツの上下から挟むかたちで保持します。
上部がハンマーのような形状なので、打撃武器としても使える感じでしょうか。
ただそのパーツも裏側は肉抜きされていますし、3㎜軸や穴もないのでほぼ拡張性がないのは残念。
補助スタンドは腰部フロントスカートの裏側から取り付けます。
オメガギアスDE(ディヴァインエタニティ)
最強の敵、アニマギアスに対抗するべき、ガオーV、剣聖ムサシ、サクラギア結の3機がオメガクロスリンク(合体)した姿。
メインはガオーVで、そこにバラした剣聖ムサシとサクラギア結をパーツとして組付けていくかたちになります。
初見のとき、なんかスーパーガンダムっぽいなと思ったりしました。
左腕にはムサシのボディがほぼそのまま連結されて巨大なクローになっていますね。
クロー部分はムサシの脚のままなので、曲げたり開いたり柔軟に可動。
ただし、ガオーVの前腕部から外れやすいです。
あとでかいので絶妙に動かしにくい。
右腕はガオーVそのままかと思いきや、間にムサシ乃丞湾フレームを挟むことで延長され、可動性も向上。
この前腕パーツ、一つ余剰になるので、いっそ左にも挟んでしまったほうがいいかも。
こんな感じで。ムサシボディの外れやすさも多少はマシになる気がします。
背面。
ムサシのメイン武器は武器としては使われず、肩アーマーに取り付けてウイングに。
あとは長い尻尾も目を惹きますね。
これらの意匠のためにベースはガオーVですがライオンというよりドラゴンっぽい雰囲気になっています。
長い尻尾はサクラギア結の脚部を繋いだもの。
というか、サクラギア結はここと後頭部のトサカくらいにしか出番がなく、実際半分近くが余剰になります。
せめて刀を活かして欲しかったけど・・
比較画像
まずカオーV。
右手が特殊な形状という意味では、最も近いのはこちらかもしれない。
ガレオストライカーZはガオー系でも唯一獣型から人型(一応)に変形できる機体なんですが・・人型形態をあらためて見るとけっこう異形ですね。
今回も変形ギミックくらいは欲しかったかな。
ベースになったオメガレオギアスと。
プロポーションや武装を見ると、あえて獣っぽさを強めにしたんだろうか?
一応、ガオーダッシュとも。
純粋な獣型での最終進化形も見てみたかったけどね。
ガオー系集合。
獣型、獣人型、人型。
とにかくいろいろやってみようという感じだろうか。
主人公機としては珍しいパターンかもしれない。
続いて剣聖ムサシ。
ベースの一つである真ムサシと。
すごいでかくなってる・・
ガンダムとνガンダムが並んでるくらいのインパクトがありますね。
まぁ、一応純粋な進化という感じはしますが、基本武装であるブレードが剣聖では腕部と一体化しているという部分で、より戦闘に特化したという感じがします。
ムサシダッシュとも。
やはり大人と子ともほども差がある。
でも基本的なスタイルは変わって今魔戦ね。
ムサシ系も全員集合。
見ためこそかなり尖っていきましたが、いろいろと模索しているがオー系に対してムサシ系は原型機から素直に進化発展していっているような。
なお、無印ムサシのブレードがないのは、グリップが折れたからです・・
サクラギア、改修前と改修後。
コンセプトはそのままに、シンプルに強化した感じかな。
少女から女性へと成長しましたね。
こっちはやっぱりバイザー欲しかった・・
アニマギアスは、1期のラスボスであるフォールンと。
雰囲気は似ています。
というか対極の存在っぽいかな。さしずめ神と魔神。
ボリューム感もほぼ同等です。
では、今回の5機で。
こうなるとガオービクトリーが一番小さくみえるんだなぁ。
サクラギアは、原型機もそうでしたが意外とでかいんだよね。
オメガギアスDEとアニマギアスで。
対ラスボス時に主人公機が仲間の期待と合体する・・定番とはいえ燃える展開には違いないのですが・・
結果ラスボスよりも大きくなるとなんか興醒めするところもあったり。
ラスボスがさらに巨大化してくれればいいんだけどなぁ。
エンペラーギア13体(サクラギア除く)合体というのもちらっと過ぎりましたが、ちょっと気力が湧きませんでした。
ギアブラストを発動したオメガレオギアスと。
オメガギアスも、ここから全身が金色になったりしそうですね。
以下、画像
それぞれ単体でポージングを何枚か。
あと適当に変形とかさせてみたり。
まずガオーV。
ただまぁ、前腕と一体化してるせいもあってあまり自由度はないんですよね。
通常の拳の位置でロール可動できれば表現の幅が広がったと思います。
その他可動性については特筆することはなし。
なんとなくバードモード。
いや、尻尾の先が鳥っぽいなと思ったので(笑)。
ただ前腕パーツがどうにもならず、一旦取り外すことになりましたが。
剣聖ムサシで。
刺々しい外見からお察しかと思いますが、とにかくいろいろ干渉するので動かしづらいです。とくに太腿アーマーの横から出てる突起が邪魔だなぁ。
あと若干自立が厳しめ。
ただまぁ、うまくはまったときは格好いいことは間違いないです。
全身これ凶器というデザインは敵方っぽい雰囲気もありますが。
なんちゃってビートルモード。
けっこうちゃんとカブトムシになれますね。
さらに、なんかよくわからない甲殻類モード。
ギロテッカーとかと組み合わせても面白かったかな。
サクラギア絆、結で。
可憐さと凜々しさを兼ね備えた、ロボ娘としてはなかなか理想的な仕上がりではないでしょうか。
和テイストなのもよいですね。
踵の構造のおかげで自立もさせやすいです。
ジェットモード!
ちょっとはしたない格好になってしまった・・
エレファントモード!
我ながら酷い・・(笑)
でもポニーテール、ゾウの顔っぽく見えませんかね?
最後にアニマギアス。
自立は比較的安定します。
意外と干渉物もないので、剣聖ムサシよりは動かしやすいかな。
錫杖はもう少し先端部が長ければ迫力もあったんですけどね。
一応、両手持ちに近いことはできますが。
やっぱり空を飛んでるほうが似合うかな。
こちらもジェットモード!
そもそもウイングがあることもあって、かなり綺麗にまとまりました。
リアスカートのみ、フロントスカートの裏側に付け直しています。機首っぽくなりました。
オメガクロスリンク! オメガギアスDEで。
意外に自立は安定します。
尻尾含めてうまいことバランスがとれる感じかな。
ただ上半身にパーツが集中する関係もあって、やはり腕部の可動が少し窮屈。
しかしまぁ、左右の大型クローでハッタリの利いたポーズが決まります。
結果的に多数の可動軸を持つことになった脚部はかなり柔軟に動き、立て膝もこの通り綺麗に決まります。
いくぞ、みんな! これが最後の戦いだ!
すべてのエンペラーギアの集合体である最強の敵、アニマギアスがついにその全貌を顕した。
挑むのは、対エンペラーギア用に生み出された決戦用の3機のアニマギアだ。
しかし、敵はあまりに強大だった。
ダメだ・・3機がバラバラに戦っていたのでは勝てない!
今こそ、あれをやるときだ!
オメガクロスリンク!
これが正義の力だっ!
こんな感じだろうか?
キャラ設定は確認するけど、ストーリーはまったく追っていない人・・
では、最後に恒例の組み換えをちょっとだけ。
ガレオストライカーファイナル
ガオー系の最終可変機として、ガオーV、ガオーダッシュ、オメガレオギアスの3つを使いました。
こちらのヒューマノイドモードから、
剣だけ3㎜軸ジョイントで左脚にマウントしてますけどね。
右手のクローを背面に回してブースターっぽくできたので満足です。
というか、どうしてもこちらのバランス重視になってしまうので人型形態が微妙・・
そして、これが本当に最後の最後。
アニマヴィクトリー
いつもの五体合体です。
バランス敵にアニマギアスをコアにする以外に選択肢がなくて、最終決戦に敗れて敵のボスに吸収されたみたいになってしまいましたが(笑)。
そう思うと、ガオーVも剣聖ムサシも、主人公側の最後の機体としてはあまり正統派ではないんですよね。
オメガギアスDEへの合体が前提のものだったのかもしれませんが、それにしたってむしろ敵っぽいデザインだしなぁ。
って、そんな正統派ロボットアニメみたいなものを、そもそも僕はアニマギアには期待していなかったはずなのに・・
以上、“アニマギア DE05” でした。
およそ3年と4ヶ月に渡って続いたシリーズもついに完結。
僕自身、まさか一つの食玩シリーズとこんなに長い期間付き合うことになるとは思いもしませんでした。
感慨深くもあり、寂しくもあり・・
しかしまぁ、ちょうどよいのかもしれません。
無印のときは、まだ試行錯誤でボーンフレームパーツも毎回のように改良されていたり、弾ごとになにかしらのテーマがあったりと、毎回いろんな方法で楽しませてくれたのですが、DEになってからはすでにボーンフレームは完成されていましたし、ギミック面でもとくに新しい驚きはなかったですね。
純粋にプラモデルとしての完成度、ボリュームはどんどん増していったので、そこは最初にも言いましたがすごいとは思っています。
しかし、DEに入ってから、最初はウリみたいに言われたツインクロスアップシステムも結局ごく一部にしか採用されませんでしたし、ラインナップ的にも無印のときの焼き直しのようなものが増えてきたこともあり、若干のマンネリ感は否めなかったですね。
そういう意味では、前回のDE04のラインナップは非常に強力でした。
ぶっちゃけ、今回よりも最後を飾るに相応しかったんじゃないかとすら思う。
DE04のレビューを見返してみると、我ながらテンションの違いが露骨です・・
今回もねぇ・・ラスボスを倒すためにパワーアップした主人公たちが合体するという展開は王道なんですが、ゆえに新鮮味がない。
せめてラスボスのアニマギアスにとんでもないギミックでもあればよかったんですが、これもむしろラスボスゆえにどストレートな感じで・・
キットとしては、これまでに培ってきたものをいかんなく詰め込んで、造形、プロポーション、ボリュームとこの価格ので実現できる最高峰のものにはなっているはず。
はずなのですが・・それだけなんだなぁ。
いやまぁ、それで十分なんだけどね。
最後の最後にもっと驚かせてほしかったというのは、ちょっと望み過ぎだったのかな。
ともあれ、3年以上の長きにわたって継続したシリーズの完結、おめでとうございます。
文句もたくさん言ったけど、僕にしてみれば、それだけ楽しませてもらったということです。
アニマギアで培われたものは、きっと今後、新たな食玩プラモシリーズに受け継がれていくことでしょう。
そんなシリーズが登場したときには、また・・いや、もう一つの食玩シリーズを追いかけることはないかな。
甥っ子に託します。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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