新年、明けましてめでとうございます。
2023年、令和5年の初めましてでございます。
ていうか遅いわ! もう明けて一週間以上経ってるじゃないか・・
もう少し早くご挨拶するつもりだったんですけどね。
なかなか思い通りにはいきませんね。
とまぁ、そんなわけで、今年も相も変わらず、速報性も一切なく、ただ思ったことを忖度なくレビューなのか感想文なのかよくわからない長文をダラダラと綴っていきますので、まぁだいたいそんなものだろうとわかってくれている方しか覗きに来られないとは思いますが(失礼)、また今年もよろしくお願いします。
さて、今年最初のレビューは前回予告していた通り、
トランスフォーマー レガシー より、
“【Hasbro社クラウドファンディング商品】トランスフォーマー TLーCF2021 ビクトリーセイバー” です。
“戦え! 超ロボット生命体 トランスフォーマーV” に登場したサイバトロンの
“究極総司令官 ビクトリーセイバー” が、
Hasbro社クラウンドファンディング トランスフォーマーの第2弾として登場。
2021年10月10日の受注締め切りから実に1年以上が経過しましたが、去る22年末、12月29日に日本でも無事支援者の元に届けられました。
Hasbro社によるトランスフォーマーのクラウドファンディングは、2019年にトランスフォーマー35周年を記念して行われたのが最初。
そのときに立体化の栄誉を与えられたのはあの星帝、ユニクロンでした。
全世界で8000個の受注で生産決定という条件で、最終的には10000個を超えたらしいのですが、正式な数字は確か発表されていなかったと思います。
受注機関は19年7月から9月にかけての約3ヶ月とけっこう長かったんですね。ただ、一度期間が延長されています。
日本では、当初税込み75600円でしたが、その受注延長に消費増税が重なったこともあって延長後には税込み77000円になってしまいました。
実際に発売されたのは21年の3月末と、支援者の手許に届くまでおよそ1年半を要しました。
僕は、当時のタイタンクラス3個分というその価格にさすがに尻込みして購入は見送りました。
内容的にはその価格も納得の大ボリュームだったようですが、まぁ後悔はしていません。
タイタンクラスよりでかいものはさすがに手に余る・・
それから半年後、まさか2回めのクラウドファンディングが行われるとは思いませんでしたね。
しかも選出されたキャラクターはあのビクトリーセイバー。
日本オリジナルの、いわゆる和製キャラクターです。
アニメのトランスフォーマーは初代~2010までは海外版を翻訳したものを放送していましたが、第3作の “ザ☆ヘッドマスターズ” からオリジナル展開に移行し、第4作 “超神マスターフォース” ではキャラクターこそ海外のトイから流用しつつも名前やカラーリングが変更され、物語含めた設定はまったく違うものに。
そして続く第5作、“V” ではキャラクターもほぼ日本独自のものとなり、当然トイも日本オリジナルの完全新規型が多くを占めるかたちになりました。
そんな “V” でサイバトロンの総司令官として登場したのが、スターセイバー(ビクトリーレオとの合体形態がビクトリーセイバー)。
過去にはいなかったジェット戦闘機に変形する司令官で、デザイン的にもいわゆるスーパーロボットらしいヒロイックなイメージでそれまでの司令官たちとは一線を画するキャラクターでした。
正直、アニメの内容やスターセイバーのキャラクターについてはよく覚えていない(アニメは見ていたはずなんですが・・)のですが、そのデザインはけっこう鮮烈に覚えていましたね。
しかし、和製トランスフォ-マーの宿命かリメイク機会はほとんどなく、このまま歴史の影に埋もれていくのかと思っていた矢先(?)の、クラファン企画。
本当に驚きましたね。
海外ファンもけっこう大きな反応を示してくれたようで、そこも素直に嬉しかったです。
海外にも和製ファンはいるんだよ、Hasbro。
このビクトリーセイバーのクラウドファンディングは、和製が海外で受け容れられるかを試すためのものか? という見方もあったりしますが、はたしてどうなんなんだろうか?
ともあれ、クラウドファンディングの開始が2021年の8月末頃だったのですが、日本では9月28になってようやくタカラトミーモールからの参加が可能(前回のユニクロンのときも同様)に。
締め切りは10月10日でしたから、2週間ほどしか猶予がありませんでした。
なんで同時開始できないのかな・・
まぁそれはさておき、全世界11000個の受注で生産決定。
さらにユニクロンのときにはなかった追加特典もあり、14000個突破でVロックキャノンとエフェクトパーツ、17000個突破で専用ディスプレイスタンド、さらに2000個突破(のちに追加で公開)でVシールドとマイクロトランスフォーマーのホーリーとファイヤーが付属という内容。
結果として22000個以上の受注数を達成し、無事フルオプションでの発売となりました。
そして1年と2ヶ月ほどが経った今、その全貌が我々の許に・・
いやぁ、微力とはいえ、僕もこの記念碑的なアイテムの誕生に貢献できたと思うと感慨深いですねぇ。
しかしまぁ、例によって日本のファンの手に届くのは一番最後くらいというところで、すでに海外ファンから不具合などいろいろ報告も上がっていたこともあり期待半分不安半分という感じで・・
ともかくもレビューしていきます。
今回、掲載画像が実に230枚超と、過去最高を更新しております。
相対的に文章量もかなりのものになると思うので、何回かに分けようかとも考えたのですが、もう全部いっきにやっちゃえ! と開き直って一回で済ませることにしました。
しかし、皆様方におかれましては数回に分けての閲覧をお勧めします。
疲れるでしょ(笑)。
パッケージ
すでにHasbroの配信などで豪華なパッケージになっていることは知っていましたが、なんと日本版限定でさらに嬉しい追加要素が・・
日本版ジェネレーションセレクトアイテムと共通デザインの外箱に入れてくれていました。
こういうところはちゃんと気が付くんだなぁ、タカトミ。
蓋を開けると、ビニールに包まれていた本体箱が登場。
このスリーブは配信で紹介されていましたね。
ただこのスリーブ含め、配信に登場していたスタッフ(それなりに有名な人らしい)のパッケージ類の扱いがけっこう雑だったのが、国民性の違いかな? と思ったり思わなかったり。
箱を立てて。
スリーブ正面にはスターセイバーとビクトリーレオ、後ろにはそのふたりが合体したビクトリーセイバーの線画が描かれています。
スターセイバー、ビクトリーレオは立体的に浮き上がったデザインになっているほか、レガシーのロゴ、ビクトリーセイバーの線画もメタリックレッドで箔押しされているという、非常に豪華な仕様。
裏面にはディスプレイスタンドを使用したビクトリーセイバーの画像が配置されています。
なお、このスリーブはリバーシブル仕様になっており、
開いて裏返すことで、
アニメ調のイラストが大きく描かれ、さらに日本語表記がされたパッケージに変更することが可能になっています。
これは日本のファンには非常に嬉しいサービス。
C328というのはオリジナルトイのナンバーですね。
裏面もこんな感じで、オリジナルトイのパッケージ裏っぽい雰囲気になっています。
いやぁこのタッチ、懐かしいですね。
主要メンバーが全員集合してます。
彼らのリメイクにも期待していいのかな・・
さて、スリーブからさらに本体を抜き出すと、こちらもまたビニールに包まれていました。
いつになく厳重じゃないか・・さすが(?)クラウドファンディング商品。
で、ビニールを取ると、なんと蓋になっているボードまでもがビニール包装。
このボード、スターセイバーとビクトリーレオは先ほどのスリーブに描かれているイラストと同じものですが、背景に宿敵デスザラスのアップと付属のマイクロトランスフォーマー、ホーリーとファイヤーも加えた構図になっています。
裏面はなにも印刷されていない、まぁただの蓋なんですが、なんとなくビニールからは出さずにおきます。
まず、コンパクトに折りたたまれた結果かなり分厚くなってしまった説明書(それももちろんビニール梱包)、そして付属品類の収められた1段め。
1段めを取ると、ついに現れるスターセイバーとビクトリーレオ。
ホーリーとファイヤー含め、全員ロボットモードで収められています。
なおご覧の通り、本体および各パーツ群はすべてもはや懐かしさすら覚えるプラスチック製のブリスターにプラ紐で固定されています。
SDGsもクラウドファンディングの前にはただの建前でしかないことが証明されましたね(違うと思う)。
説明書はフルカラー。
ただ、世界共通仕様で例によって図面のみ、文字情報一切なし。
拡げたときの面積はもはや新聞。
しかし図面も小さく、紙質もいつもの少しざらつきのあるもので画質もあまりよいとはいえないのでけっこうわかりにくいです。
さらにいくつか掲載されていないギミックもあり・・
まぁあいつものHasbroクオリティ。
はぁ・・開封だけですでにけっこうな画像数、文字数になってしまっているぞ。
先が思いやられる(笑)。
総司令官 スターセイバー
V惑星出身の、宇宙の4人しかいないブレインマスターの一人。
宇宙を渡り歩いていたところ、サイバトロンの司令官に任命される。経緯は忘れました(笑)。
普段は物静かながら戦闘では苛烈。しかし敵に情けをかけることもある。
部下からの信頼も厚く、司令官としても歴代でトップクラスの能力を持っている。
ロボットモード
アニメのヒロイックなイメージを残しつつ最近のジェネレーションラインのわりとがっちりとしたプロポーションに調整されたスターセイバー。
一昔前のリーダークラス並のサイズになっており、手に持ったときのずっしり感はかなりのもの。
カラーリングは塗装で再現されている部分が多いのですが、不安もあったその精度はまぁ許容範囲という感じ。明らかな剥げや塗料飛びなどはありませんでした(少なくとも開封時点では・・)。
各可動部にはクリック機構が内蔵されている箇所が多く、動かすたびにカチカチと音がするのが気持ちいい。
もちろん保持力もばっちりです。
頭部は、少しイメージより角張ってるかな?
目付きも意外に厳しい感じがする。少し奥まった位置にあるせいで影になってしまうのも原因かと。
着脱ギミックのために首が異様に太くなっているのもちょっとなぁ・・と思っていたのですが、すぐに慣れてむしろなんか面白くなってきました(笑)。
側面のアンテナは先端部を開くことができます。
なお、マスクに傷がある個体がちらほらいたようですが、うちに来たものは無事でした。
胸部のV字ディティールにはオリジナルトイ同様にゴールドメッキが施されています。
こちらも傷なく綺麗(開封時点では・・)。
ただまぁ触れると指紋が付きますから、あまり触れないように気を遣いますね。
腕部は特殊なデザインもあって可動にはわりとクセがあります。
上部に張り出している肩部分は水平方向には動かせず、肘上からも可動もこの程度。
肘自体は二重関節になっているので深く曲げることができます。
手首ロールも可能。若干ですがスイングもできるようになっています。
一方、接続基部は前後に引き出すことが可能になっています。
前方向にはこのように、基部全体を引き出せます。
簡易クリックが仕込まれており、通常位置含めて5段階で固定することが可能。
さらに後ろ方向にも引き出せるようになっているのですが、
ここのジョイントが異様に硬い・・
何度か動かしていれば外しやすくはなりますが、初回はちょっとこれ割れるんじゃないか? というくらい硬かったです。
というか、この部分を動かすなら後ろ向き(外向き)よりも上向きのほうが腕部可動の自由度は高くなったと思うんだけど・・
ともあれ、両方を組み併せるとこんな感じです。
ちなみにこの肩基部の可動、なんか動きそうだと思いながらどう動くのかよくわからなったのでちょっと保留していたのですが、Twitterでまさに先ほどのような上から見た画像を投稿してくれていた方がいたおかげで追加撮影することができました。
本当、最近はTwitterでいろいろと知ること、教わることが多いです。
世界も変わったなぁ・・(笑)
手指も可動。
人差し指の以下の4指が一体で可動するのですが、
握り拳状態だとそのまま使用できる武装保持用の5㎜穴が、
指を開くことで奥に引っ込むようになっています。
完全には引っ込まないのはなんですが・・
もちろん、指を閉じるとまた穴が迫り出してきます。ただそのとき少し硬い。
腰部はフロントアーマーとサイドアーマーがそれぞれ別個に可動し、脚部の可動を妨げません。
なおこの膝についても、内部のクリック機構がちょっと特殊なものらしく、そのせいもあるのか内部が破損していて可動に支障がある、膝が真っ直ぐに伸びないといった不具合が報告されています。
うちに来たものは、左右で明らかにクリックの硬さが違っていました。
左のほうが弱めですね。
膝の伸び具合はこんな感じです。
完全に真っ直ぐにはなってない・・といえばそうかもしれませんが、どうなんだろうか?
まぁ、クリック弱めの左膝にしてもプラプラというわけではなく可動も固定も支障ないので、ここも許容範囲かな?
足首はスイング可動できますが、デザイン上の制約もあって幅はかなり狭いです。
でも、踵含めて接地面が広いので自立は問題なし。
背面。
ちょっとビス留めが目立ちますが・・
まあ肉抜きもなく、みっちりがっちり、逞しい雰囲気があります。
上半身側に折りたたまれたガワはバックパック感もあっていい感じ。
では、スターセイバーから本体セイバーを分離させます。
まず頭部(ヘルメット)を取り外すと、
セイバーの顔がそのまま現れます。
オリジナルトイではジョイントアームで背面に連結されていたヘルメットは、可動の都合もあってのことだと思いますが、今回は完全に取り外せるものになってます。
ヘッドディスプレイモデルですね。
こうなると太い首が台座のようにも見える。
続いてセイバー本体(胸部)を取り外すのですが、そのためには背中にあるスイッチ(下画像の赤い四角)を押し込んでロックを外す必要があります。
オリジナルトイにもあった機構で、そのおかげでしっかり固定されるのですが、そもそもスイッチを押すためには背中に折りたたんでいるガワを開く必要があるのに、説明書にはその点がちゃんと示されていません。
まぁわかりますけどね。
ともあれ、背中のスイッチを押し込んでロックを外した状態で胸部を引き抜くことでセイバーを分離可能。
なお、側面のグレーのパーツもジョイントの役割を果たしているのですが、まずそちらを外す必要があります。
取り外した合体モードのセイバーはこんな感じ。
腰から下を前に、通常の関節の向きとは逆に折りたたんでいるだけですね。非常にシンプルな変形です。
真正面から。
スターセイバーの本体、セイバーは平均的なデラッククラスよりも一回り以上小さいです。
しかし当然造りはしっかりしていて、やはりアニメデザインをベースに少しガッチリしたプロポーションでリメイク。
頭部もかなり小さいですがアニメのデザインを忠実に再現。
ゴーグルのタイプの目はクリアパーツで、奥にツインアイが確認できます。
せっかくのクリアパーツなのに、あまり目立たないのは残念。なんで集光ギミック入れなかったのかな?
あと、ちょっとこの画像だとわかりにくいのですが、ゴーグルの右下部分がちょっと歪な形になっています。
成型不良かな・・?
腕部は接続部から上方に跳ね上げられます。
手首はボールジョイント接続で回転、捻りが可能。
変形の都合上、前腕の内側には空間がありますが、それ以外は肉抜きもなし、しっかり密度感のあるものになっています。
腰部は先ほどの合体モードへの変形のために前に深く曲げることが可能。
ロボットモード時の可動でもいい仕事をしてくれます。
後ろ姿はほぼ赤一色。
ジェット機のキャノピーのほか、ウイングもたたまれてはいますが配置はそのままというシンプルなデザインです。
エアーボットっぽい。
なお、スタンド用の3㎜穴などはありません。
さて、先ほどバイザーの成型不良の件に触れましたが、セイバーに関してはもう一点、左の脛がちゃんと閉まらないという問題があります。
まぁ、僕は最初気付いていなかったのですが、Twitterでけっこう報告されていて、あらためて確認してみると確かに。
こちらが正常な右脚を内側から見た画像。
太腿の展開、収納時に開くカバーパーツが、しっかり閉じているのがおわかりかと思います。
そしてこちらが左脚。
わずかに隙間ができていますね。
原因はなにかというと、スラスターノズルを含む足パーツ。
こちらが右で、
ここもちょっとわかりにくくて申し訳ないんですけど、左はパーツが根元まで入っていないんですね。
ならばと押し込んでみてもびくともしない。どうもはまりきっていないのではなく、接続軸が左のものだけ本来よりも少し長くなってしまっているとか、そういう理由のようです。
ピン打ちされていることもあり、修正するのもちょっと面倒ですね。
もっとも、ごくわずかな差でしかなく、変形合体にもとくに支障はありません。
ただビークルモードで真後ろから見ると・・
うん、確かにノズルの位置がズレれてるな。
まぁ、ノズル自体も足首可動で左右に若干動かせるので、なんとなくごまかすことはできますから、まぁいいや。
気を取り直して・・
もちろん胸部への勇気のブレインの収納ギミックも再現。
オリジナルトイではブレイン収納後、胸部パーツを閉じることで連動してブレインからセイバーの顔部分が迫り出すというギミックになっていましたが、今回はサイズ的な問題もあってブレイン自体を変形させたうえで収納するという方法が採用されています。
一方で収納部を筒状のパーツにして頭部外装(ヘルメット)と繋げることで、
一回転はできず、左右にせいぜい45度ずつくらいですが。
勇気のブレイン
トイギミック的にはヘッドマスターやゴッドマスターに相当する存在ですが、彼らと違ってこの状態が本体ではなく、これはブレインマスターたちの脳波を転移させた分身体のようなものらしいです。
デザイン的にはカラーリング含め、本体であるはずのセイバーよりもスターセイバーに近いですね。胸のV字とかも。
それにしてもめちゃくちゃ小さいです。
さすがに小さ過ぎて顔は青一色ですよ。
それでも腕と脚(は左右一体)が可動します。
背中にはセイバーの顔が反対向けに貼り付いています。
ヘッドマスターっぽい。
本体に収納する場合はこのように、本体(セイバー)の顔を展開した状態にします。
こうして見ると、クリパーツがわかりやすいですね。
で、ゴーグルの右下部分少し抉れているようなところ、わかってもらえるかなぁ?
セイバーレーザー
長砲身タイプのレーザーライフル。
オリジナルトイではそれほど大きいとは感じなかったのですが、今回はスターセイバー状態でのバランスを重視したのでしょうか? セイバーにはちと大きい感じがしますね。
1パーツ成型で後部は肉抜きもけっこう目立ちます。
銃口部分は3㎜軸になっているので、付属のエフェクトパーツを取り付けることができます。
シールド
ビークルモード時の機首パーツは通常時は左肩に装備するシールドになります。
とくに名称はない感じ?
というか、デフォルトでグリップがけっこう飛び出していますし、そもそも分厚いのであまりシールド感はないですね。
セイバーブレード
先ほどのシールドにブレードパーツを取り付けることでスターセイバーの代名詞でもある剣にすることができます。
これもセイバーが持つには大きいんですが、かといってスター(ビクトリー)セイバーが持つにはブレードが短いんだよなぁ・・
シールド(機首)状態から柄の部分を引っ張り出したうえで先端のジョイント穴にブレードパーツを挿し込むのですが・・
個体差なのかしっかり入りません。
ぐっと押し込むと、このように斜めになってしまいます。
本来は真っ直ぐ差し込めて、奥にあるダボとブレードのへこんでいる部分がかっちり合うのだろうと思うのですが、微妙にサイズが合ってないんですよ。
普通に5㎜か3㎜軸接続でいいのに・・
なお、ブレードは90度向きを変えて取り付けることもできます。
ただこれも、柄に対して少し斜めになってしまうのですが、画角によってはあまり気にならないので、これもありかと思います。
そもそも柄とブレードで中心線がズレているのが気になるんですがね・・
なお、説明書にはこの向きで取り付けられるとは書いていません。
ビークルモード
セイバー単体ではSFジェット戦闘機にトランスフォーム。
先の後ろ姿からもわかるように、変形はかなりシンプル。
脚部の伸縮はもうお馴染みの内部に折りたたむ機構。
その折りたたみ機構が、個体差かちょっと硬めで初回変形時は苦労しました。
ちなみに、勇気のブレインをセットしたまま変形はできません。
後ろから見るとちょっと後部のボリュームが大きめですかね。スマートなジェット機感はあまりないかも。
ランディングギア等の展開ギミックはなし。
スラスターノズルは5㎜穴になっています。
また、ロボットモード時同様、スタンド用の3㎜穴はありません。
キャノピーは開閉可能で、勇気のブレインを搭乗させることが可能。
このために腕と脚が動くようにしているわけですね。
とくに指定はないですが、セイバーレーザーはキャノピー後部に取り付けられます。
視界がめちゃくちゃ遮られるな・・
Vスター
セイバーと合体してスターセイバーとなる支援戦闘機。
先ほどセイバーを分離させたボディが変形したものです。
こちらの変形も本体のセイバー同様かなりシンプル。
パターンとしてもほぼオリジナルトイを踏襲したものになりますが、各部の伸縮機構、ロック機構などが現代の技術でブラッシュアップされているほか、完全分離型になった頭部の扱いなど、新鮮な部分も。
あと、ランディングギアの位置が変わっていて、オリジナルトイではロボット上腕の赤い部分が展開しましたが、
今回は膝装甲部が展開するようになっています。
後ろから見るとその巨体に対してブースターノズルが小さいのが少し気になるかなぁ。
まぁ、5㎜穴は合計4つ開いているので、複数のエフェクトパーツを付ければなかなか派手なジェット噴射を演出することはできます。
セイバーのビークルモードと並べると、その巨大さがよくわかりますね。
ビクトリーセイバー ビークルモード
ビークルモードのセイバーがVスターとそのまま合体した大型ジェット戦闘機。
スターセイバーのロボットモードからその豆変形することはできません。
でかいです。
Vスターがそのままセイバーの用の追加ロケットブースターという雰囲気。
そのまま大気圏も突破できそうです。
合体にはロボットモードと同じスイッチでロックを解除するジョントと下画像緑丸のジョイントの3ヶ所でかっちり固定。
セイバー側はこの部分、ロボットモード時はグレーのジョイントをはめる穴と同じ穴を使うのですが・・
このジョイントがかなり硬く、合体時も大変なのですが、分離させるときがより大変です。
ここもスイッチロック方式にできなかったのかなぁ・・
裏から見るとこんな感じ。
なんというか、いろいろ潔いデザインです。
後述するものも含みますが、各種武装を取り付けた状態がこちら。
シールドのマウントは今回のオリジナルになりますが、後部が一体のユニットのように見えてけっこうイメージが変わりますね。
コアブースターみたい。
ファイヤーベースモード
Vスターは単体で基地、ファイヤーベースにも変形します。
とくに劇中このような形態になった記憶はなく、おそらくはオリジナルトイ独自のギミックだったのだろうと思います。
今回はそれを再現したものになりますが、シールドを前面に追加することでただ開脚したロボットモード、というだけだったオリジナルトイの姿から多少は基地っぽく見えるようにはなった・・かな?
肩先端部のビーム砲(?)の仰角変更できるようになってますしね。
でも、シールドで覆った前面部分にセイバーが入れるとか、そういうわけでもないですし、ほかにはとくにギミックらしいものもないんですよね。
後ろはこのようにガワを立てて支えにしておかないと、高確率で後ろ向きに倒れます。
武装騎士 ビクトリーレオ
デスザラスに敗れて戦闘府のになったゴッドジンライのスパークと動力炉であるウルトラマトリクスのみを残し、新たなボディに移し替える “ビクトリー計画” によって転生した戦士。
なお、このビクトリー計画を担当したのがパーセプター、ホイルジャック、ミネルバの3人。
このうちミネルバは前作マスターフォースから登場している同一人物のようですが、パーセプターとホイルジャックはおそらく初代の彼らとは別人。
まぁ、トランスフォーマー界ではままあることですね。
転生当初のビクトリーレオは精神のバランスが乱れることもありましたが、やがてかつての正義の心を取り戻しました。
そもそも見ためには転生前のゴッドジンライの面影は一切なし。
新しく作ったものにしても、ちょっとくらい似せようとかいう気はなかったのかな?
デザイン段階ではゴッドジンライの生まれ変わりなんて設定はなかったのかもしれませんね。漫画版では別人だそうですし。
スターセイバーと合体してビクトリーセイバーになります。
ロボットモード
分離合体ギミックの制約もあるためか、スターセイバーのようながっしり感はやや弱く、胴体部が少し長かったり、腕や太腿が細めだったりと、意外とスマートな雰囲気になっています。
お腹の白いパーツは、オリジナルトイでビークルモード時に展開してランディングギアとなる部分ですが、今回は可動しない一体成型で塗装によるカラー再現・・というだけならいいんですが、外側に肉抜きあり。
ほかにも太腿の内側とか、背中のキャノン砲も裏側・・つまりロボットモードで通常正面を向く部分もがっつり肉抜きされてるのは残念ですね。
ただまぁ、ボイジャークラス相当かと思っていたら現行のリーダークラス並のサイズ感で、想像以上にボリュームがありました。
ライオンの頭部の裏にロボットの顔がある。
非常にわかりやすいデザイン。
もちろん変形時には蓋をして隠れるようになっているんですが。
ツインアイに鼻と口があるタイプの顔で、ある意味サイバトロン戦士似よくいる顔付き。
生真面目そうな表情も定番という感じがしますが、やはりゴッドジンライ感はまったくないです。
胸部のV字ディティールはスターセイバーとお揃い。
やはり同様にゴールドメッキが施されていますが、左側の上部にわずかな黒点(剥げ)が・・
まぁ、よく見ないとわからない程度だからいいか。
腕部は接続基部では前方向に引き出すことができます。
実はこの可動も、最初は気付くことができませんでした。
スターセイバーの肩は、ピンも見ていて明らかに動くだろここ、と思えたのですが、レオのこの部分は通常だとピンも見えませんし、変形にも関係ないので当然のように説明書にも書かれていない。そして例によってかなり硬いのでたまたま動くということもないので、気付けない人は一生気付けないかもしれない・・
合体ギミック再現のため、胴体部が左右真っ二つに分離するのですが、接合ジョイントがほんのわずかズレているんでしょうね、腰の左右がぴったり合いません。
ちょうどサイバトロンマークがある部分だし、ここもけっこう目につきます。
なお、この分離ギミックのために腰の回転可動はできません。
今の技術なら、もうちょっと頑張れば分離と回転の両立くらいできそうですけどね。
腰を正位置に合わせたときだけロックが外れて分離できるようになるとか。
足首のスイング可動もなし。
爪先だけが動くようになっています。
ただスターセイバー同様、接地面が広めなので自立に問題はありません。
背面。
大きめのウイングとキャノン砲が目を惹きます。
ウイングの折りたたみ方がオリジナルトイとは逆になってますね。理由は判りませんが。
セイバー同様、スタンド対応穴はとくにありませんが、彼の場合は背中に5㎜穴がいくつかあるので、それを使うという方法があります。
なおウイングですが、ロボットモードで折りたたまれている先端部分についてはちゃんと縁が赤く塗装されているのですが、根元部分は成型色のままです。
開封時、ビクトリーレオを取り出す前にまずこのシールを発見したのですが、え? なんでシール? とちょっと混乱しました。
あとからこのウイングの縁に貼るものだと気付いたのですが、それでもその理由がわからなくて、まさか塗装し忘れたわけじゃないしなぁ・・と考えていたところに、いわゆる軟質素材を使ったために塗料が乗らなかったのではないか? という話を聞かされました。
なるほど、たしかにウイングの根元と先端では材質が違っています。
なんでかというと、実はビークルモードや合体モードで腕部にあるジョイントで固定する仕様(下画像)になっているんですね。
その際の破損防止のために、おそらく柔らかい(といってもそれなりには硬い)素材を選択したのだと思われます。
でも、そもそもそこ固定する必要ある? ってところなんですよね。さほどかっちりジョイントもできないし・・
ウイングを水平位置で固定したいのならば、ウイングの可動自体に軽くクリックを仕込むという方法もあるわけで・・
僕はもうこのシールを貼ることはないですが、やはり貼って早々角の部分が剥げてきたという報告も。
どう考えてもこれは失敗ですよね。
あとシールとは関係ないですが、ビークルおよび合体モードでの腕部で、拳がちょっと出てしまうのがなぁ・・
正式名称がわからなくてTwitterで不特定に訊ねたところ、どうやらライフルということでよいようです。背中に2門装備しているからキャノンというイメージが強かったのですが、なるほど長い砲身はライフルっぽくもある。
・・ともかくも通常は背中に装備される2基の射撃武装です。
オリジナルトイではほぼグレー一色でしたが、今回はちゃんとアニメ版のカラーリングで塗装されています。
先端部は5㎜穴になっており、付属のエフェクトパーツを取り付けることが可能。
そのまま接続部の赤いパーツを起こすことで前方に向けられるほか、
ライフル自体に備わっている可動部で仰角をとることもできます。
接続は5㎜なので、手持ち武器としたり、オリジナルトイ同様に前腕側面に取り付けることも可能。
あと、先にも言いましたが砲身裏側ががっつり肉抜きされているのは少々残念。
Vロックキャノン
これをVロックライフルと呼ぶこともあるのかと思ってました。
というか、媒体によっては先ほどのライフルとテレコになっていたこともあるようで・・
ビクトリーレオのロボットモードでは主に腰に提げて、ビクトリーセイバー合体時には手持ち武器として使用される大型武装です。
14000個突破のボーナスになっていましたが、これ付かないと始まらないでしょうに・・
グリップの5㎜軸でビクトリーレオの腰に取り付け可能。
オリジナルトイでは専用のジョイントで腰のミサイルランチャー(それともバルカン砲?)にはめ込む仕様でした。
もちろん手で保持することも可能です。
ビーストモード
メカライオンにトランスフォーム。
変形はやはりオリジナルトイをほぼ踏襲しており、非常にシンプル。
脚部の伸縮はセイバー、Vスターと同じく昨今のスタンダードになっています。
プロポーションはとくにリアルな動物を目指すわけではなく、あくまでオリジナルの雰囲気を再現したという感じ。
ただ、なぜか顔だけはアニメやオリジナルトイのデザインとはちょっと違って、若干リアルなライオンっぽい感じになってる?
あまり格好よくはないかなぁ。
口は開閉します。口内やキバも塗装されていますね。
可動はこの頭部と四肢で最低限というところです。
真四角のお尻がオムツをしてるみたいで可愛い(笑)。
飛び出している突起は尻尾ということでいいのかな?
ビークルモード
さらに単体でジェット機(?)にも変形可能。一応トリプルチェンジャーでもあるんですよね。
まぁ、ビーストモードの前後を返して、頭部と四肢をたたみ、ウイングを展開して武器類も全部逆に向けただけですね。
とても飛べそうにない形ですが、これでも飛べるのがトランスフォーマー。
後ろから見てもスラスターっぽいディティールは一切ないんですけどね。
なお、Vロックキャノンはグリップをたたみ、カバーパーツを展開することでオリジナルトイのそれっぽい見ためになります。
では、ビクトリーセイバーに合体させようと思うのですが、まずはビクトリーレオを3分割します。
頭部、腕部とウイング、ライフルなどを含めたバックパック部と、胴体および脚部を左右に割った3つのパーツに分割されます。
画像はわかりやすくロボットモードで分割していますが、ビーストモード、ビークルモードで分割することも可能です。
バックパックは頭部、腕部をたたんでウイングを展開してやはりバックパックになります。
前から。
後ろ側にライオンの顔が配置されるというのはある意味独特。上下が逆ですけどね。
でも180度回転できるので、このように普通の向きにすることも可能。
このほうがいいんじゃないかな?
胴体および脚部はそれぞれ二つ折りにすることで厚底ブーツになります。
前から。
爪先は外向きに角度の付いた状態で造形されています。
いわゆる足首スイング可動は仕込まれておらず、あくまで本体(スターセイバー)側の可動に準拠。ゆえに厚底と表現しました。
では、各パーツをスターセイバーに装着していきます。
バックパックはグレーの5㎜軸付きジョイントを背中の中央部に取り付け、さらにキャノン基部の赤いパーツを肩にはめこんで固定します。
とくにグレーのジョイントはこのようにガッチリ固定されます。
けっこう付け外しが厄介ですね。もう少し簡単な方法もあったような・・
まぁ、落下防止を考えるとこのくらい強固でないとダメか。
さらに下部の白いカバーパーツも背中にジョイントできますが、ここはあってもなくてもという感じ。
実際、武装マウント時には外すことになります。
脚部は、スターセイバーの爪先を収納した状態で、ブーツ側の赤いジョイントを踵にはめ込み、
さらに前方のカバーパーツを爪先基部に被せるようにして固定します。
こちらはガチガチに固定という感じではありません。
左右同様にブーツを履かせて、合体完了です。
究極総司令官 ビクトリーセイバー
アニメ第30話、「逆転! 必殺のビクトリー合体」で初登場した、スターセイバーとビクトリーレオが合体・・ビクトリー合体した究極形態。
トイのテックスペックで初めて全項目10を記録したことでも有名。
ビクトリーレオ由来のVロックキャノン、Vロックライフルを主武装として戦うほか、セイバーバイレードもスターセイバー時よりも出力が上がるようです。さらにビークルモード、超大型ジェットへの変形も可能。
このテの合体方式は前作のゴッドジンライが初めてだと思うのですが、そのゴッドジンライが前身のビクトリーレオがパーツ扱いになるという意味でさらにその上をいく存在というイメージがありますね。
ロボットモード
本体となるスターセイバーはほぼそのまま、背中に先の通りビクトリーレオが分離変形したバックパック、足にブーツを装備した姿。
単純にブーツの分だけ伸長が高くなった(上げ底)されたわけですが、バランス的にとくに破綻がないのがすごい。
というか、やはりこの形態メインで全体のバランスが調整されたのだろうとは思います。
そう思うと、スターセイバーでは確かに多少ずんぐり感があったわけですが、それでもとくに不自然さは感じられなかったのはすごいです。
背面。
展開されたことで横に大きく広がったウイング、そして肩から伸びるVロックキャノン。
スーパーロボット感がまた一段と増しました。
そしてこっそり、しかし確かな存在感を示すライオンの顔。
やっぱり上下引っ繰り返したほうがよかったかな?
なお、当然ながら相当な重量ですがどっしりと安定感があり、自立にもまったく不安はありません。
Vシールド
アニメ最終回でのみ使用されたレア装備。
最後の20000個突破の追加オプションです。
しかしビークルモードへの取り付けなど、端からギミックに組み込まれていたのは明らかです。
シールド本体とグリップパーツからなり、グリップパーツは5㎜軸でシールド裏面の各部に取り付け可能。
基本は中央の穴に取り付けます。
ビクトリー(スター)セイバー状態では前腕側面(左右とも)にジョイントできるほか、
セイバー状態ではグリップで保持するしかないですね。
では、これまでに紹介した武器もすべて装備した状態で。
うん。強そう。
ただやはりブレードはもう少し大きいものも欲しかった・・
ちなみにVロックキャノンのこの部分、
説明書には書かれていません(なんでだよ?)がこのように動かすことができ、
ビクトリー(スター)セイバーの肘関節にジョイントさせることができます。
オリジナルトイが、まさに肘にジョイントすることで保持する仕様だったので、そのオマージュということなんでしょうね。
もちろんグリップと手の位置もぴったり合うのですが、グリップは浅く持てる程度です。
当然肘は曲がらなくなるので、普通にただグリップだけで持つほうが腕部可動の自由度はあります。
ジョイントした状態でも外側に開くことはできますけどね。
それぞれの武装は本体各部にマウントすることもできます(スターセイバー時でもほぼ該当)。
セイバーブレードは腰部サイドアーマーにマウント可能。
といっても専用ジョイントがあるわけではなく、ただ5㎜軸で取り付けるだけなので、べつにどこに付けてもいいんですけどね。
要は刀を差しているような雰囲気ですね。
また、シールドにマウントすることも可能です。
というかこれも、実は5㎜軸で取り付けているだけなんですよね。
説明書にはあたかもグリップパーツにスライド固定できるように書かれていますが。
ブレードパーツ単体は脚部側面に収納することができます。
とくに固定もされませんし、当然逆さまにしたら落ちてきます。
左右どちらにでも収納可能です。
Vロックキャノンはバックパックの白いカバーパーツを開いたうえで腰部にマウントすることが可能。
専用のジョイントというわけではなく、これも普通に5㎜軸接続です。
シールドは先ほど開いたカバーパーツに取り付けられます。
セイバーレーザーはとく指示はないですが、ブレードと反対側のサイドアーマーにマウントするのがバランスがいいかな。
ということで、すべての武器をマウントした状態で前後から。
Vロックキャノンとシールドの収まりがよいですね。
ビークルモード
スターセイバーのビークルの後部にビクトリーレオのビークルが連結した超大型ジェットモード。
スターセイバーの時点でかなりの大きさでしたが、当然それを上回るビッグサイズに。
しかし、スターセイバーとビクトリーレオのサイズが調整されたことで、オリジナルトイの、ただ連結しました! というような状態と較べると、一体感のある大型航空機っぽい雰囲気が強まった気がします。
やはりシールドの存在も大きいですね。
そのためにVロックキャノンの位置も変わっていますからね。
なお、やはりロボットモードからそのまま変形はできず、セイバー含めてすべて分離させてそれぞれビークルモードに変形させた上で再び合体させる必要があります。
合体方法は基本的にオリジナルトイを踏襲しています。
ビクトリーレオ側のジョイント(ビーストの後脚にあるダボ)を、Vスター後部内側の穴にはめ込み、
これは今回追加の仕様ですね。
かなりかっちりと固定されるので、分解落下などの心配はないと思います。
なお、シールドを取り付ける場合はグリップパーツを1番下側の5㎜穴に取り付けます。
シージ ジェットファイヤーで初めて付属した3つを組み合わせ可能な大型エフェクトパーツです。
今回はグリーンの成型色で2組付属。
14000個突破のボーナスの一つですね。
ただ、VロックライフルとVロックキャノンの同時発射と考えると、3組欲しかったなというのが本音。
ディスプレイスタンド
ベースにアニメのロゴであるV字とサイバトロンマークがデザインされた専用ディスプレイスタンドが付属。
17000個突破のボーナスです。
支柱の取り付け位置と向きを変えることでロボットモード時用、
ビークルモード時用はさらには専用アタッチメントを取り付けて使用します。
このアタッチメントは、ロボットモード時用にした場合は支柱の裏側に取り付けておくこともできます。
ただ、基本的にスターセイバーおよびビクトリーセイバーのロボットモード、ビークルモードでの使用を前提としたもので、セイバーやビクトリーリーレオ単体、その他アイテムへの使用は想定されていません。
まぁ、一応3㎜軸も付いているのでまったく使えないというわけはないのですが、角度変更などもできないためあまり実用的とはいえませんね。
では、スターセイバーのロボットモードをディスプレイ。
まぁ、ただ浮いている感じですね。
アクションポーズをとらせるのは少し難しいかもしれません。
ロボットモードでは腰裏のこの穴にスタンドの軸をはめ込みます。
5㎜よりわずかに太い軸になっています。
続いてビークルモードをディスプレイ。
こちらも若干前方が上を向いている状態・・発進シーンイメージかな? というくらいの角度で固定。
ビークルモードでは底部(ロボットの股間部分)に専用アタッチメントでジョイントします。
はめ込みが浅いとズレて落下してしまうので注意です。
同様にビクトリーセイバーも。
ロボットモードで。
両モードともに1点のみでの固定なので、お世辞にも安定感があるとはいえませんし、支柱もそれなりに太いものではありますが、1パーツ成型でしかもクリパーツなので正直強度面に不安もあります。
せめて支柱は2パーツ貼り合わせとかにできなかったかなぁ・・
ホーリー & ファイヤー
マイクロ星出身のマイクロトランスフォーマー4人組からなるレスキュー部隊のうち、ホーリーとファイヤーの2人(肩書きはともに救助戦士)が20000個突破ボーナスの一つとして付属。
モノはシージのときに発売されたレッドヒート & ステイクアウト(順番は逆)のリカラー。
そもそもが海外版の彼らをリメイクしたものなので、そのまま流用されるのは当然の話というところでしょう。
なお、残りのメンバー2人(ピーポーとボーター)は次回のクラウドファンディング商品であるデスザラスに、しかも完全新規型で付属することが決定しています。
ロボットモード
向かって右がホーリー、左がファイヤー。
ぞれぞれ先に言った通りステイクアウト、レッドヒートのリカラーで日本版のアニメカラーが再現されています。
ファイヤーのほうはほとんど印象が変わっていませんが、ホーリーはガラッと違うカラーになったので新鮮です。
背面。
マイクロマスター系共通の特徴・・というか欠点として、自立困難でしょっちゅう後ろに倒れるんですが、そのあたりとくに改修された感じはありません。
ファイヤーのほうは踵が長く設定されているのでまだマシですが、ホーリーはただ立たせるでけでも苦労しました。
あと、とくにホーリーは脚が外れやすいところも基型のまま。
ビークルモード
ホーリーはパトカーに、ファイヤーは消防車にトランスフォーム。
カラー変更でともにより日本的な緊急車両になりました。
またも説明書ではとくに言及されていませんが、もちろん2体が合体したウエポンモードにもできます。
まぁ、劇中で合体するわけではないので今回紹介されていないのも仕方ないのかな。
あらためて見てもやっつけ感が強いです。
ちなみに基型では、“バイナーブースト サルベージ ブラスター” という名称でした。
なお、上から見るとどちらもロボットの正面がほぼ丸出し。
頭部が回転できることが今さら知ったので、2体とも後ろ(下)に向けてます。
銃口部は3㎜軸になっているので、付属のエフェクトパーツを取り付けることが可能・・
なはずなのですが、スカスカでしたね。
比較画像
最初に、各形態ロボットモードでのサイズ比較ということで、紹介配信時にも登場していたシージハウンド、そしてボイジャークラス代表としてアースライズ オプティマスと並べて見ていきます。
まずセイバー。
デラックスクラスとしては標準的なサイズのハウンドと較べても頭一つぶん以上小さく、オプティマスの腰くらいしかありません。
かなり小柄ですね。
相対的にブレインマスターがどれだけ小さいかも想像していただけるかと。
続いてビクトリーレオ。
こちらは本体だけでもオプティマスより一回り大きく、キャノン含めた全高はハウンドのおよそ倍。
でかいです。
そしてスターセイバーとなると、
頭頂高だけでハウンドの倍ほど。
全高はオプティマスの1.5倍以上になります。
一昔前のリーダークラスと同等以上というところでしょう。
さらにビクトリーセイバーまでいくと、
頭頂高でオプティマスの2倍以上。
仰角にもよりますが、キャノンまで含めるとハウンドの3倍近い全高に。
コマンダークラス ジェットファイヤーに匹敵するサイズになります。
では、今度は本人たちで並べて比較。
セイバーとビクトリーレオ。
なんか、昔のトランスフォーマーの、スケールとかなんにも考えてない感じっぽい(笑)。
まぁたぶん、アニメ劇中でもこれくらいのサイズ差はあったんでしょうね。あんまり覚えてないけど。
スターセイバーとビクトリーレオで。
ここのサイズ差もけっこう大きい。
オリジナルトイではこれほどの差はなかったんですが、やはり今回はビクトリーセイバーでのバランス重視で個々のサイズも決まった感じがあります。
ビークル3機で。
こう見ると、Vスターとレオのビークルはそれほど差はないんですね。
ビクトリーセイバーとホーリー、ファイヤー。
踏みつぶされるよ。早く退いて!(笑)
次にオリジナルトイと。
六つほど年下の従弟が結婚して実家を出るとなって、よかったら持っていってくれと託された衣装ケースの中に入っていたもののなかに当時品のビクトリーセイバーもあって驚愕しました(笑)。
オーバーロードを持っていることは知ってたんですが、まさかビクトリーセイバーにゴッドジンライ、シックスナイト(ほかにもいろいろ)まで持っていたとは・・
まぁ、黄ばみやシールの剥げ等ありましたが、とくには破損もなく、変形合体も可能でした。
ということでまずセイバーのロボットモードから。
けっこうでかいんですよね、オリジナルは。
で、ブレインマスターの収納ギミックもあって頭がでかい。
しかし基本デザインは当然共通。変形パターンも基本的には踏襲されています。
ビークルモードでも。
幸運にも手に入れることができた当時品ですが、唯一残念だったのがセイバーブレードが紛失していたこと。
なので、以降オリジナルのビークルモードはずっと機首部分がぶった切られた状態です。
でも機首がないことを置いても、前後のバランスはけっこう違う感じですね。
スター(ビクトリー)セイバー時の胸部のボリュームが、今回のものは随分大きくなっています。
一方で垂直尾翼はオリジナルのほうが大きい。
ブレインマスターはかなりのサイズ差があります。
オリジナルはブレインマスター本体からセイバーの顔が迫り出すギミックのために胴体部の箱感が強いですね。
その点、今回はプロポーションはよくなっています。
カラー再現度も高いですね。顔は真っ青ですけど。
スターセイバー、ロボットモードで。
オリジナルはまた頭でかいな。
セイバーの時点でそこそこでかかった上からヘルメットを被るわけですから無理もない。
でも、頭を除けば全体のボリュームやシルエットは大きく変わっていないんですね。
けっこう頑張って身体引き締めた・・という感じかな。
ビークルモードでも。
機首がないのはもう気にしないでくださいね。
こちらも意外や大きく印象が変わっているわけではないんです。
シールドも付けてない場合、解像度が変わったくらい?
続いてビクトリーレオ、ロボットモードで。
オリジナルトイではスターセイバーとビクトリーレオであまり大きさに違いはないんですよね。なのでかなりでかいです、オリジナルのレオは。
大きさ以外、見ための印象はやはり大きく変わりません。
肩アーマーの角張りがなくなったとか、ビーストの後肢が綺麗にたためるようになってるとか、それくらいかなぁ。
ビーストモードで。
ライオンの顔はオリジナルのほうが格好いいかも。目付きに鋭さがありますよね。
プロポーションも何気にオリジナルのほうがいい? 今回のものはやはりお尻の部分が目立ちますね・・
そしてやはりオリジナルはでかい。この並びだと親子感があります。
このサイズの動物型メカって当時でもあまりなかったんじゃないかな。
なお、スターセイバー同様、こちらの変形パターンもほぼ踏襲されていて、ビーストモードでの可動性もあまり変わりません。
ビークルモードでも。
どちらも謎飛行物体ですね。
オリジナルでは丸出しだったVロックキャノンのジョイントが、今回は先のようにデザイン的に違和感のない展開ギミックで処理されたのは好印象です。
では、ビクトリーセイバーに合体して。
オリジナルの迫力もすごいですが、なんかこう、バックパックはともかく足許はまるで台座にも載っているような置物感があります。
まぁ、当時のトイはだいたいこんな感じでほとんど動かせなかったですからね。仕方ないですね。
そう思うとすごい進化だなぁ。
変形パターンはほとんどそのままなのに、可動の追加と各部のサイズ、バランス調整でここまで格好よくなるんですからね。
ビークルモードでも。
今度はシールドや武装もすべて付けた状態で。
やはりビクトリーレオのサイズ感、Vロックキャノンの位置の変更でけっこう印象が変わっています。
ビクトリーレオとレジェンズ版ゴッドジンライで。
随分とまた小さなボディになってしまいましたねぇ・・
いわゆるグレート合体の元祖としてサイバトロンを率いた司令官も、まさか自分が追加パーツに分離変形する立場になるとは思いもしなかっただろうなぁ。
というか、かつての面影は一切ないですね。同一人物にする必要あったな?
ビクトリーセイバーとゴッドジンライで。
並び立つことはなかった2人の司令官。
しかしほぼ同じサイズになっているのは嬉しいです。
しかしこうなると、オーバーロードもコマンダークラスくらいで再リメイクしてほしいところ。
ついでに、スターセイバーとスーパージンライで。
こちらでのサイズもほぼ同じ。
というかジンライ、ゴツいな・・
ちなみジンライのヘッドマスター(本来はゴッドマスターですが)と勇気のブレインのサイズ差はこのようなっています。
ホーリー & ファイヤー(向かって右側)。基型(左側)とロボットモードで。
どちらも造形はまったく同じで成型色と塗装でカラーリングのみ変更されています。
ステイクアウトからのホーリーー刃随分と印象が変わっていますが、レッドヒートからのファイヤーはわずかに色味が変わっているくらいでほとんど一緒ですね。
下手したらどっちがどっちかわからなくなりそう。
まぁ、そうなったところで大した問題でもないか(笑)。
ビークルモードで。
こちらもパトカーはガラリとカラーリングが変わっていますが、消防車はほぼ同じ。
ウエポンモードでも。
しかしこの一連のシリーズ揉もうちょっと武器らしく見えてればよかったんですけどね。
デスザラスに付いてくるピーポーとボーターには、たぶんウエポンモードはないんだろうな。
実は単体だと一番動くかもしれない。
肩の跳ね上げ、手首のボール可動、そして腰の前屈。
足首スイングこそあまり機能していませんが、自立が困難というわけでもないし。
小さいながら躍動感のあるポージングが可能です。
ただ立て膝は無理。脛に対して太腿が短過ぎます。
セイバーレーザーで。
いずれもこのボディにはかなりの大型武装になってしまいますが。
マスターピース版にはセイバー用の小さいブレードが付いていたそうですね。
そういうオプションがあってもよかったかなぁ。
あと、なぜ今になってスタンド用の3㎜穴を開けなかったのか・・
スターセイバーのメットだけ被ってみたり・・
完全分離タイプだとこういう遊びもできていいですね。
ビークルモードでも。
Vロックキャノンを装備したらセイバーガンダムっぽくなった。格好いい!
スターセイバーで。
最初はかなり動きが硬いなと思いました。
肩の引き出し可動の存在にちゃんと気付けていなかったからで、どう動くか判明してからあらためて撮影し直したんですが・・
まぁ、ね。確かに肩周りの自由度は増しましたけども、やっぱり上方向への可動は必要でしたね。
先にも言いましたが、後ろ向きに動く部分が上向きに動いていれば、全然違ったと思います。
これはもう、ある意味設計ミスですよ。もったいない。
でも、ブレードの両手持ちは不自然さなくできるようになりましたね。前方への引き出し可動で。
立て膝はなんとかいける程度。
左の爪先をたたんでバランスをとっています。
スタンドを使って。
やっぱり角度変更ができないので、棒立ちならぬ棒浮かび状態になってしまう・・
ビークルモードでも。
エフェクトパーツを分割して取り付けて、強推力を演出。
Vスターにセイバーを乗せて。
サブフライトシステムとしてもいいバランスです。
あ、ランディング気出しっ放しだった・・
基地モードでも。
まぁ、これはけっこうやっつけ感が強いかなぁ。オリジナル準拠とはいえ。
せめてビークルモードのホーリー、ファイヤーと絡めやすい要素があればよかったんですが。
代わってビクトリーレオ。
こちらも肩が前に引き出せると気付いてからいくつか再撮影。
まぁ、彼の場合はさほど変わりはなかったかな。
脚の可動に腰側面のミサイルランチャーが追随するので、腰にVロックキャノンを取り付けている場合けっこう干渉します。
一方、立て膝はわりと綺麗に決まります。
彼にもスタンド用の3㎜穴がないので、背中の5㎜穴を使って空中ディスプレイ。
Vロックキャノンは側面にも5㎜軸があるので、このように両手で担ぐ感じで持たせることもできます。
ビーストモードでも。
前肢はロボットモードの腕そのままなので、根元の引き出し可動含めてよく動きます。
後肢はそれなり。
ちょっと伏せてる感じでライフル射撃。
ビークルモードでも。
セイバー、ビクトリーレオともに単体でのスタンド使用に無頓着なのは手落ちですねぇ・・
いろいろ組み合わせて。
転生当初は精神のバランスが乱れ、ランボイな言動も多かったレオ、少年たちにとっては怖い存在だったかも・・
レ「おまえは少年じゃないだろ、セイバー!
しかし正義の心を取り戻したレオはすぐに頼れる仲間に。
レ「スターセイバー! ここは俺に任せろ!
ス「よしビクトリーレオ、狙いはあそこだ!
ホ「僕らが照準を合わせるよ。
レ「いや、余計なことするな!
そしてビクトリー合体! ビクトリーセイバー誕生!!
基本的な可動はスターセイバーに準拠します。
合体前と較べてとくに干渉物が増えるわけでもないので、ほぼ同じ感覚で動かせますね。
大型のバックパックを背負う格好になりますが、とくに重心が偏るようなこともありませんし、自立は安定。
でもまぁ・・やっぱり腕があまり動かないので迫力のあるポーズは難しいかな。
スタンドを使って。
すみません、以降、支柱の取り付け位置間違ってます・・
Vロックライフル斉射!
これだけでかいとこのエフェクトも小さく見えますね。
ついかとくてんでもあったわけですし、どうせなら新規造形で用意してほしかったという気持ちもあります。
ビークルモードでも。
武装一斉発射!
これまでにいなかった戦闘機タイプに変形する司令官。派手でいいなぁ。
なお、シールドを付けなければVロックキャノンを機体中央に配置して、オリジナルのビークルモードに近い見ためにすることもできます。
このほうが、飛行時の姿勢制御もしやすそうではある。
ホーリー & ファイヤーも。
このサイズでこれだけ動けば十分ですね。
自立しにくい、脚が外れやすいという欠点もありますが・・
ビクトリーセイバーの肩に乗せて。
なんかホーリーたちが主人公っぽいな(笑)。
分離変形したビクトリーレオのバックパックは5㎜軸一点での接続も可能なので、いろいろなキャラなオプション装備にもできます。
オ「ランボル、これでもうもうおまえのジェットパックを借りることもなくなるぞ!
ラ「スターセイバーに怒られますよ!
ク「これでデストロンの連中を2、30人血祭り上げてやりますよ!
一番与えてはいけないヤツに与えてしまった・・
当時品で現存していたライオカイザーと。
こりゃあ勝負にならない・・
ライオカイザーもオリジナル再現の再リメイクが期待されますね。
再来年のタイタンクラスとかでどうですか?
レジェンズ版グレートショットと、スリーショットで。
なかなかいいサイズ感です。グレートショットでかいな・・
しかしレジェンスが終了し、日本限定のジェネレーションセレクトも事実上なくなって、もう和製トランスフォーマーのリメイクは絶望的かと思っていたのですが、まさかこういうかたちで光が差してくるとはなぁ。
光、消えませんよね?
歴代司令官揃い踏み。
3代目だけ代理ですけど。
いやはや壮観ですよ。
デ軍側もデスザラスは確定ですし、あとはバイオレンジャイガーだったっけ?
無理かな(笑)。
ス「さぁ、君も一緒に、LET'S SEY GO!
以上、“ビクトリーセイバー” でした。
極小サイズの勇気のブレイン。
デラックスクラスとしては小柄ですが、単体でも当然十分な出来になっているセイバー。
そのセイバーと大型支援機Vスターが合体したリーダークラス相当のスターセイバー。
ボイジャークラスとしてはかなり大柄な、トリプルチェンジャーのビクトリーレオ。
そして,そのビクトリーレオが分離変形してスターセイバーと合体することで完成するビクトリーセイバーはコマンダークラス相当のサイズ感。
さらにオマケのマイクロマスタークラスが2体と、ここ数年のジェネレーションラインのあらゆる仕様をワンパッケージで網羅した、まさに集大成と言っても過言ではないプレイバリューの塊となったクラウドファンディング ビクトリーセイバー。
そりゃあ。ちょっとやそっと触っただけじゃその全貌は掴めませんて(言い訳)。
いや、実際疲れましたよ。どんだけ写真撮ったか(笑)。
年末、開封と並行して撮り始めたんですが、おおよそオーケーかと取捨選択して掲載を決めたのが160枚ほど。
でも、結局見落としも多くてあとから追加で撮影したのが、結局合計で100枚以上。
差し換えたものもあったのですが、最終的に掲載画像は230枚超えと、とんでもない数になってしまいました。
個々の変形が比較的単純だったのが救いでしたね。再撮となってもわりと楽に準備ができました。
で、画像が増えれば相対的に文章量も増えるので、このレビューも何回かに分けようかとも思ったんですけどね・・
以前、PP プレダキングのレビューは3回にわけたりもしましたし。
でも今回は、もう勢いのまま一気にやってしまおうと。
そのほうが、この豪華セットが届いたときの興奮、感動が伝わりやすいのではないかと思いまして。
え? まだ全体の半分も見れてないの?
まだギミックあるの?
みたいな。
なんかね、変にテンション上がっていく感じも味わってもらいたいというか。
まぁ、読むぶんにはただしんどいだけかもしれませんけど(笑)。
さて、歴代司令官のなかでも個人的にはわりと異色の存在だと思っているビクトリーセイバー。
そのヒロイックなデザインは当時から人気も高かったと思うのですが、いかんせん日本生まれのキャラクター・・いわゆる和製トランスフォーマーですから、なかなかリメイク機会には恵まれませんでした。
簡易変形のロボットマスターズと、マスターピースくらいですかね。
しかもマスターピースでは結局ビクトリーレオは発売されませんでしたし。
それが今回、一般販売でこそないですが、こうしてジェネレーションラインに準じた仕様・・というかもうレガシー名義になってるので歴としたジェネレーションライントイですね。
ともかく発売されたことは大きな一歩だと思います。
レガシーになってからプライムやG2、それにコミック由来のキャラにまで裾野を広げているあたり、やはりこれまでのマンネリ感の強いラインナップからの脱却をハズブロも模索しているのでしょう。
そんななかで、和製キャラがどれほど海外で通用するのか? その試金石としてビクトリーセイバーが選ばれたのだと思います。
結果として初期達成目標2倍以上の支援を獲得したわけで、それをもって十分通用すると判断された・・と思いたい。
そして続く第3回めのクラウドファンディングにエントリーされたのが、ビクトリーセイバーのライバルであるデスザラス。
まぁこれは、ある程度予想できましたよね。
当初は一般販売コマンダークラスとして企画していたみたいな話もありましたが、それはそれで主役がクラファンでライバルが一般かよ? みたいなことになったでしょうし、そもそもコマンダークラスのコストでは完全再現が難しかったからクラファンにした、とかそんなことでしたかね。
もちろん、一般販売で少しでも安く手に入るに越したことはないのですが、中途半端なものにされるくらいなら、多少高くても完璧な状態で出してほしいと思うのがファン心理でしょう。
そういう意味ではよかったのではないかと思います。
一方で、レガシー二年めに登場するコアクラスダイノボットは、明らかに恐竜戦隊へのリデコ前提ですし、ほかのV登場キャラたちも今後なんらかのかたちでリメイクの機会を得られる可能性は高いです。
願わくば、それらが一般・・たとえ限定でも日本でも発売してくれることを。
和製のリメイクなのに日本で売られないとか、わけのわからないことだけは勘弁してほしい。
過去には何度もあったけれども・・
さて、まぁそんな感じでこの先への希望も大いに抱かせるものになってくれたクラファン ビクトリーセイバー。
先にも言ったように圧倒的なプレイバリューを誇る、間違いなく2022年最高峰のアイテムです。
もうちょっとこうだったらいいなとか、あそこはこんなふうだったらよかったなとか思うところは、もちろんちらほらあるのですが、トータルでは非常によくできていることは誰しも納得するところだと思います。
ただ、カタログスペックと実際の品質はまた別問題。
セイバーのバイザーの成型不良、足パーツがちゃんとはまっていない、スターセイバーの膝のクリック関節の脆弱性といった、僕自身が直面したものに加え、スターセイバーのマスクやメッキ部分の傷や塗装関連の当たり外れ。一部パーツの組み間違いなど、多数の不具合が報告されています。
五体満足なものって、いったいどれくらいあったんだろうか?
幸いうちに来たものに致命的な欠陥はありませんでしたが、1年以上も前に支払いをした高額商品ですから、本当、品質はもっと厳しく管理してほしいものです。
普通は高額なものほど安心できるはずなんですけどね。
台湾だったかは水難事故でモノ自体が届かなくなった(代替物が届いたのか、返金対応だったのか、詳細は忘れましたが)というような話もありました。
まぁそれは予期せぬ事故だったとはいえ、一般販売商品ではなくクラウドファンディングで支援を募ってのものなのですから、やはりその成果にはダイレクトに信用がかかってくるんだということをしっかり理解してほしいです。
してないわけではないとは思いますけども・・
まぁ、よくも悪くも今のトランスフォーマーを象徴する記念碑的なアイテムにはなったんではないかな。
でもそれも、普通に遊ぶにはなんら支障のないものが届いたからこそ言えることかもしれません。
なにはともあれ、このビクトリーセイバーのあとだと、デスザラスに求められるハードルはかなり上がってしまった気がしますね。
今回は、実質リーダークラスとボイジャークラスの2体セットにマイクロマスター2体とその他豊富なオプションも追加でタイタンクラス並の価格になったわけですが、それぞれの変形合体ギミック含め、繰り返しますがプレイバリューの塊なのでその価格にも納得できます。
一方のデスザラスは、本体サイズこそ今回のビクトリーセイバーよりもさらにやや大きいようですが 変形はロボットからメカドラゴンの1パターンのみ。
2種のブレストアニマルに、フルオプション達成できたのでピーポー、ボーターに玉座なども付属しますが、どうなんでしょうね?
ビクトリーセイバーと対等に渡り合えるほどの内容になるんでしょうか?
ちなみに価格は日本だと円安の影響もあって単純に1割ほど上がっていますが、ドルだと同額だったはず。はたして・・
もちろん僕も微力ながら支援しましたので、1年後かな? それを確かめる権利は貰えるはず。
また来年の1本めでレビューできるかな。
といったところで今回は終了。
またのご訪問を・・といきたいところですが最後に、
いつの間にかメッキ剥げてるやーん!
メッキ部分にはかなり気を遣っていたつもりです。もちろんなにかに当てて記憶もないし、引っ掻いたりしたこともない。
なんで? いつ剥げたのか? と思っていろいろ調べてみたら・・
スターセイバーのボディ内側に剥げたメッキの残滓が残っていました。
先にも言った通り、ビークルモード時での合体用のジョイントが異様に硬いんですが、どうも外すときに接触してしまったようですね。
最後の最後に・・
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