祝! トランスフォーマー実写化 15周年!
ということで、本日2022年8月4日は実写映画 “トランスフォーマー” の日本公開からちょうど15年となります。
あのトランスフォーマーがハリウッドで実写映画化される!
第一報をいつ聞いたのかまでは覚えていませんが、そんなまさか、嘘だろ!? とは思ったはず。
初代アニメシリーズの放送時に小学校低学年だった僕。
トランスフォーマー、そしてほぼ同時期に出逢ったゾイドという2大ホビーが僕という人間の根幹を作ったといっても過言ではありません。
実際、35年経った今でも同じことしてるしね・・(笑)
とはいえ、そんな幼少期からずーっとトランスフォーマーと一緒だったわけではなくて、これはこのブログでも何度も言っていると思うのですが、僕のなかでのトランスフォーマーブームというものはこれまでに3期ありまして、まず1期めが初代~V(ビクトリー)までのおおそ4年半。
アニメシリーズが途切れたことで、やはりどうしても疎遠にはなりますよね。
というか、ヘッドマスターズまではリアルタイムで放送を追っかけていた記憶がおぼろげながらあるのですが、マスターフォースとVについてはあまり記憶がないんですよね。
放送はされていたはずなので、見ていたとは思うんですが・・
その頃には興味の主軸がガンダムに移りかけていたのかな。
そして時は流れて大学に進学した頃、ビーストウォーズの放送開始で第2期ブーム到来。
その頃はバイトなどもし、自分で自由にできるお金もある程度あったので、買いましたよね。トイを。買い漁りましたよね(笑)。
当時一般販売されたものはほぼほぼ買っていたと思います。
メタルスの後期アイテムだけごっそり買い逃してしまったのは痛恨の極みでしたね。いまだに後悔しています。
なんかね。タイミングが狂ったんですよね。
しかし、その第2期ブームもカーロボットの放送終了とともに終了。
マイクロン伝説から始まるいわゆるマイクロン3部作は、アニメ放送を見る機会がなく、トイも未購入。
なので、このあたりの流れは今でもほぼ知りません。
そしてまた時は流れて2007年。
先にも言ったようにまさかの実写映画が公開されることになった・・んですが、実は僕、実写第1作の公開時に発売されたトイはほとんど買えてないんです。
いや、買ってないんです。
映画は観に行きましたよ。
でもね、そのときはまだ、実写版トランスフォーマーたちのデザインが受け容れられていなかったんです。
それと、第2期ブーム終了から7年ほど経っていて、その間トランスフォーマートイを一切買っていなかったこともあって、今さらトランスフォーマーなぁ・・という感覚もあったんだと思います。
映画観に行ってるのにね(笑)。
今にして思うとなんと愚かだったことか。
映画自体は、単独の作品としてはそれなりに楽しめました。
ただ、トランスフォーマーのデザインもそうですが、それまで馴染みのあったコンボイ、サイバトロン、デストロンと行った固有名詞がオプティマスプライム、オートボット、ディセプティコンといったように海外準拠になったのにも若干の違和感はありましたよね、どうしても。
あと、オートボット側はともかくディセプティコン側のキャラのチョイスにも納得がいかなかった。
名付けにしても、なんで戦車がデバスター(デバステーター)なんだよ? とか、とりあえず有名キャラの名前持ってきただけだろ、とか。そういった点を踏まえても、どうせこれ一回きりだろうな、とそのときは思っていましたね。
だから、2作めがあったことには驚きましたし、その後さらに続編が続いていくことになろうとは夢にも思わなかった。
で、第3期ブームの話に戻りますが、その始まりは実写第1作ではなく、その翌年にスタートした変形! ヘンケイ! トランスフォーマー(ヘケヘケ)。
僕にとっての原点である初代アニメキャラのリメイクシリーズが登場したことでした。
ヘケヘケは2006年頃から海外で展開していたクラシックシリーズの日本版ローカライズなのですが、やはりそのスタートには前年の実写映画および関連トイのヒットがあったのだろうと思います。
トランスフォーマー作品として、また単独の映画作品としては賛否両論あった実写版トランスフォーマーですが、少なくともその存在によって日本におけるトランスフォーマー市場が復活したことは間違いなく、その功績は非常に大きなものだったと思います。
当然、実写版で始めてトランスフォーマーを知ったという人も多かったはず。
ちなみにヘケヘケ以降トランスフォーマー熱が再燃した僕はリベンジ公開時に発売予定となった実写版トイを詳細を知らないままにすべて予約したりしました(笑)。
そして一気に届いた大量のブツ。
その出来に驚愕したものです。
実際、リベンジ公開時に発売されたトイは今見てもいろいろな意味で恐ろしいものが多いのですが、それまでの路線とは明らかに一線を画す実写系トイの方向性に、これはこれでアリだな、と思い直したものでした。
デザインについても、いつしか受け容れていましたね。
もちろん、初代のデザインに寄せたバンブルビー版のデザインも好きです。
とまぁそんな感じで、今の第3期ブームは続いているわけです。
もう14年か・・
このところの日本展開の停滞具合については正直モヤモヤするところではあるのですが、それはまた別の機会に。
というか、前語りが長過ぎてなんだかわからなくなりましたね。
すみません。
さてここからが本題。
あらためて、実写映画第1作トランスフォーマーの日本公開15周年を盛り上げようということで、#実写TF15周年祭 と題して、Twitterユーザー有志による関連レビューブログを本日8月4日に一斉にアップしようという企画に、僕もお声がけいただいた次第でございます。
しかし、先にも言ったように僕は第1作公開時に発売されたトイはほぼ持っていません。
スタジオシリーズも、第1作キャラをコンプできていませんし、持っているものについてもおおむね個別にレビューしてしまっています。
当初はそれらをまとめて・・とも思ったのですが、せっかくなら新規レビューを書きたい。でもさてどうするか・・と考えたところで思い出したのがこちら。
RDー24 ヒューマンアライアンス バリケード & フレンジー
第1作に登場したディセプティコンのなかで唯一スタジオ版を持っていないのと、過去にヒューマンアライアンスのレビューもやっていなかったのでちょうどいいか、と。
ただこれ、発売されたのはリベンジ公開時なんですよね。
リベンジにバリケード出てないけど。
ともかく、レビューしていきます。
ビークルモード
パッケージはもう処分してしまったのですが、ビークルモードでジオラマ風に商品が配置された特別感のあるものでした。
そんなわけで、いつもとは逆でビークルモードから紹介していきます。
フォード・マスタングをベースとしたコンセプトカー、サリーン・S281のパトカー仕様。
実際にパトカーとして採用されたものではなく、あくまで候補になっただけのようですが。
フォードおよびサリーンのライセンスが取得されており、再現度はかなり高いものと思われます。
現在のリーダークラスに匹敵するサイズということもあり、手に持つとずっしりと重く、それだけでもかなりの満足感がありますね。
黒と白という、日本のパトカーにも通じるカラーリングですが、黒の割合のほうが多いのでなかなかいかつい感じ。
劇中では、まさか正義の象徴であるパトカーが悪のディセプティコン戦士に変形する(というか、それを見越してスキャンした)のが衝撃的でした。
フロント。
車体後部側面の標語(?)ももちろん再現されています。
“To punish and enslave(罪人を罰し服従させよ)” とは、実際にアメリカの警察車両に書かれている標語、“To protect and serve(市民を保護し奉仕しよう)” のパロディですね。
ボンネット内部には空間があり、内部に人間大の小型トランスフォーマー、フレンジーを収納可能。
実際にサム襲撃時にフレンジーはここから飛び出してきましたね。
上半身および脚部をたたんだブロック状体で収納できます。
底部からはマシンガンっぽいパーツが展開(展開させないとボンネット部は開きません)。
フレンジーの半身を出した状態で、手にマシンガンのグリップを握らせることもできます。
左右のドアは開閉し、
シートの背もたれにあるピンをフレンジーの背中の穴に挿し込んで固定するかたちですね。
当然左ハンドル。
もちろん助手席側にも乗れます。
ヒューマンアライアンスの共通ギミックですね。
ロボットモード
実は過去のアニメシリーズでもバリケードという名前のキャラはいたのですが、アニメ未登場でトイだけ発売されたものだったり、日本と海外とで名前が違ったりと決してメジャーな存在ではなく、僕自身、当時は実写版の完全オリジナルキャラだと思っていました。
まぁ、実際のところ名前を借りてきただけでほぼオリジナルキャラですけどね。ブラックアウトとかもね。
以降、ほかのシリーズにも同名キャラが登場したりもしていますが、それらはもうほぼこの実写版の派生になってますよね。
とにかくバリケード。
第1作登場のディセプティコンのなかでは比較的小柄な戦士でスタジオシリーズでは唯一デラックスクラス(ほか面子はブラックアウトがリーダー、メガトロン以下の4人がボイジャー)です。
サイズ的にも絡み的にもバンブルビーのライバルポジという感じで、劇中序盤でタイマンを張りました。
ただ肝心の戦闘シーンはあまり描かれず、同時進行のサム & ミカエラ VS フレンジーのほうがメインで映っていて、そこでの一応の決着がついたときにはビー VS バリケードの戦いも終わっていましたね。
もちろんビーの勝利。バリケードは負けて力尽きたようなシーンはありましたが、死亡したわけではないようで、その後もビークルモードでちらほら登場していたのですが、いつもないかフェードアウト。
続編のリベンジでも登場せず。3作めのダークサイドムーンでは同名同型のキャラが登場していますが、同一個体かどうかはわかりません。
さらに5作めの最後の騎士王でもバリケードというキャラは登場しますが、ビークルモードに共通点はあるものの、ロボットモードはまったくの別物になっていて、やはり同一個体かどうかは不明。
ともあれ、このヒューマンアライアンス版は第1作登場のバリケードということは間違いないです。
劇中再現度はまぁまぁよいのではないでしょうか。サイズ的な余裕もあるのだと思います。
ディセプティコンのなかでは比較的まともな人型ですが、腕と脚の長さがアンバランスだったりと、程よい異形感もあってよいデザインですね。
頭部アップ。
ちょっと細面な感じもしますが、造形は細かく、塗装もしっかりされています。
なかなかに気持ち悪いですね。
頭部を後ろに倒すと口が開くようになっています。
ちょっと間が抜けた感じもあるかな。
目はクリアパーツになっていて集光ギミックもあります。
右手は普通の手になっています。
親指とほかの4指が一体で中程から可動。
手首部分での回転はできません。
右肩のガワの内側には3連装の小型ランチャーを装備。
ただ、ランチャーに手が届かないんですが・・
左腕弐は通常の手がない代わりに、側面の銀色のボタンを押すことでタイヤが変形する武器が展開するギミックがあります。
もちろん回転させることができます。
脚部はいわゆる鳥脚。
そもそも根元の回転軸も斜めですし、膝など、ほぼすべての間接が通常(人間基準)とは逆に曲がるので、まず自立させることもけっこう大変。
背中のガワ(ルーフ)を少し開いて、
奥のピンに固定(足裏の穴に挿し込み)することでフレンジーを背負うことも可能です。
諜報活動を得意とする小型のディセプティコン。
モチーフが言わずもがな、カセットロンのフレンジーですが、まぁ似ても似つかない姿になっています。青くもないしね。
ただ、エアフォースワンに侵入してのハッキングでサムの存在に辿り着き、バリケードとともに急襲、そこでは敗北しますが、頭部だけで逃亡。
その後セクター7に潜入してメガトロンを復活させるなど、たぶん1作めで一番仕事してる(笑)。
当初はサウンドウェーブがこの役を担う予定だったそうですが、いまいちサウンドウェーブらしさが出せなかったのでフレンジーに交代したとのこと。
しかし、その後リベンジとダークサイドムーンにサウンドウェーブは登場しましたが、その2作でも主に仕事をしたのは部下のラヴィッジやレーザービークで、どちらにせよサウンドウェーブらしい活躍はさほどなかったような・・
ヒューマンアライアンスはその名の通り、トランスフォーマーと人間キャラのフィギュアがセットになったシリーズなのですが、バリケードのみ、このフレンジーが人間キャラの代わりを務めるかたちになっています。
なお、劇中ではCDプレイヤーに変形したフレンジーですが、さすがにここでは変形ギミックはオミット。
ロボットモードでの再現度もそれなりとなっています。
可動部含めほぼ軟質パーツできているので強度面でちょっと不安はありますね。
およそ10年振りに触ったので、腕を動かすとき固まっている感じで怖かったです。
脚部の可動など独特で、自立に若干の難ありです。
比較画像
同じヒューマンアライアンス版のバンブルビーと。ロボットモードで。
ボリューム的にはほぼ同じですが、頭の位置はビーのほうが少し高いですね。
オリジナルのミニボットのイメージがあるので、バンブルビーは小柄という思い込みがありますが、ベイバース版では決して小さくはないんですよね。ジャズのほうが小さいのかな。
ビークルモードでも。
バンブルビーは1作目でまずおんぼろの2代目カマロをスキャンし、中盤で5代目のコンセプトカーを再スキャンしています。
バリケードとタイマンをした際はまだ2代目の姿でしたね。
なお、こちらはリベンジ版(のはず)なので、さらに正式採用された5代目カマロにリニューアルされているのだと思います。
車詳しくないんで見分けつかんけど。
つまるところ、このビークルモードでは遭遇していない二人。
バンブルビーに付属のサム・ウィトウィッキーとフレンジーで。
サイズはだいたい一緒。
可動性はフレンジーのほうがまぁ高いですが、どちらにせよ自立は厳しめ。
せっかくなのでサムのバストアップも。
不細工ですが、絶妙なラインでサムとわかるレベル。
まぁ、これならシャイア・ラブーフも笑って許してくれるでしょう。
ダークサイドムーン公開時に発売されたDD版と。ロボットモードで。
先に言ったとおり同一個体かどうかはわかりませんが、ヒューマンアライアンス版以外で唯一持っているバリケードということで。
まぁ。基本的なパーツ配置などは共通ですよね。
サイズはもちろんのこと、プロポーションの差なども価格相応というところでしょうかね。
ビークルモードでも。
DD版もライセンス取得されているのすが、ボンネット部分の形状とか、リアウイングの色とか違いがちらほら。
腰が回転できないのですがそれは些細なことで、とにかく脚部の可動にクセがあって自立もままならないので、下半身の動きがつけづらいことこのうえない。
この頃はまだスタンド穴も一般的ではないですしねぇ。
一方で腕部の可動は比較的まとも。
やはり左腕の武器のインパクトが強いのでそれメインのポージングになりがち。
おまえがユーザーネーム “プレイボーイ217” か!?
突如現れた謎のロボットの襲われるサム。
そこに現れたのは、中古で買ったおんぼろカマロ。
その正体はサムを保護するために一足早く地球にやってきたオートボットの戦士、バンブルビーだった。
ディセプティコンの兵士、バリケードを迎え撃つバンブルビー。
地球における初のトランスフォーマー同士の戦いが始まった・・
その横でフレンジーと戦うサム。
・・ミカエラだよね?(笑)
以上、“ヒューマンアライアンス バリケード & フレンジー” でした。
実写TF15周年祭ということで、たぶん10年振りくらいに出してきました、ヒューマンアライアンス。
バリケードは可動に難ありですが、サイズ的な恩恵もあって当時としてはかなり高いと思える再現度に、付属のフレンジーフィギュアと絡ませて遊べるギミックの数々が楽しいですね。
こういうプレイバリューの高いアイテムが最近めっきり少なくなったのは寂しいですね。
まぁ、このヒューマンアライアンスシリーズはリベンジ公開後に発売されたものなので、厳密には第1作の関連トイではないんですが、各実写作品の公開時にはいわゆる通常のデラックス、ボイジャー、リーダーなどのクラス分けされたメインシリーズだけでなく、EZコレクションや低年齢向けの簡易変形版など、いろんなパターンのトイが発売され、売り場が一気に華やかになった記憶があります。
しかし、それも第5作の最後の騎士王のときまで。
6作めのバンブルビーのときは、すでにスタジオシリーズがあったこともあり、バンブルビー関連トイも基本的にそちらに組み込まれることになりました。
スタジオシリーズ以外のトイもいくつか発売された記憶はありますが、前作までと較べると断然少なかったはず。
ここ数年のトランスフォーマーはWFCからレガシー、そしてスタジオシリーズという二本柱がメインで、おおよそ揃ったサイズ感で多数のキャラを並べられるコレクション性ももちろん嬉しいのですが、たまにはそういう統一規格からは外れた、遊べるギミック重視のアイテムも出してほしいとは思います。
まぁ、コアクラスとタイタンクラスを組み合わせれば近いことができるんですけども・・
来年公開予定のバンブルビーの正統続編、ビースト覚醒でもメインアイテムはスタジオシリーズに組み込まれるような感じですが、別規格のトイもいくつか出るような気配も。
是非いろいろな規格のトイをたくさん投入して、昨今寂しいことになっている各地の玩具店のトランスフォーマーコーナーを彩ってほしいものですね。
というか、いろいろちゃんと導入してよタカトミ。
それにしても・・つい最近のことだと思っていた実写映画の公開からもう15年ですか。
実写化がなければ、ヘケヘケもなかったかもしれないし、だとしたら僕の第3次TFブームも来なかったろうし、こんなふうにブログを書くようなこともしてなかったかもしれませんねぇ。
そう思うと、実写映画トランスフォーマーがもたらしてくれたものはとてつもなく大きい。
今回、あらためてそういったことに思いを馳せる機会をいただけたことにも感謝です。
とりあえず、来年ビースト覚醒が公開されたら観に行くぞ。
そして、それまでもそれからも、実写系リメイク系問わずTFトイを買い続けるぞ。
だからもう少し日本展開を充実させてください・・
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
オマケ。
これまでにアップしてきた実写1作目関連トイのレビューへのリンクを貼っておきます。
お暇な方(失礼)は併せてよろしくお願いします。
あらためて整理するとけっこう書いてた。ほとんど前のサイトのやけど。
そしてオートボットはムービー・ザ・ベストのジャズだけ・・(笑)
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