今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス より、
“メガミデバイス17 Chaos & Pretty 赤ずきん” です。
メガミデバイス第4のチーム、Chaos & Pretty・・カオプリに待望の新コンビ、カオプリグリムが登場。
その名の通り、童話(グリムには限らない・・)をモチーフとしたキャラクターの1人め、“赤ずきん” が発売されました。
カオプリグリムの企画が最初に発表されたのは、メガミデバイス4周年(2020年の12月)のトークショーのときでしたかね。
そのときはまだコンセプトイラストだけだったと思いますが、M.S.Gを纏うという提案の一環であり、既存キットの流用であることから、発売までそれほど時間がかからないだろう、と思っていました。
遅くとも5周年までには両方発売されていて、それを題材にコンテストでもやってくれるのだろう・・と。
それが蓋を開けてみると、まぁコロナ絡みの延期もあったとはいえ、一年半もかかってしまうとは。
まぁ、スサノヲと較べると短いですが、あちらは完全新規ですから、単純な比較はできない。
ともあれ無事発売となり、これでメガミ第1世代は全チーム4人体制に・・あ、SOLだけ3人だ(ストラプはラプターのアナザーカラーという認識)。
しかし、カオプリが最後となった、後発のバレナイ(BULLET KNIGHTS)に先を越されたというのはどういうことなのか?
過去には売れ残り、不人気というイメージも少なからずあったカオプリ。
とくにマジカルガール(通称マジ子)は衝撃的な価格で投げ売りされたこともあって不遇キャラというレッテルが貼られた印象もあります。
しかし、実際のところは決して売れなかったわけではなく、先の朱羅の売れ方が異常だったがために相対的にそう見えただけで、単体のキットの売れ行きとしては十分以上だったそうです。
とはいえ、朱羅と較べて売れなかったことは確かで、つまりは当時のユーザーが求めるものとは多少乖離があったということなのでしょう。
某SF大作に出てくる兵士っぽいデザインで汎用性メインのWISMからスタートし、ヒーローメカ要素を盛り込んだSO、。和風テイストの朱羅と来て、魔法少女・・ぅん? とはなりましたよ、僕も(笑)。
果たしてこれはどうなんだ? と、少々懐疑的ではありましたが、それこそ惰性で購入したものでした。
しかしその実態は、素体の腕と脚は素肌状態。しかも脚は指まで造形。髪パーツは素体と武装で同じ造形ながら色の違う2パターンが付属。無数の組み合わせが楽しめる武装パーツに、クリア製の各種エフェクトパーツも付属というプレイバリューの塊でした。
モチーフこそ人を選ぶようなところはあったかもしれませんが、食わず嫌いでスルーするには惜しいキットだったと思っています。
もちろん、ガールキットガチ勢には周知のところでしょうけどね。
また、マジ子はギャップ強めのフェイスパーツの魅力も相まって(?)一定数のコアなファンを獲得したようでもあります。
そんなカオプリから待望の新コンビ登場ということですから、界隈が盛り上がらないわけはない。
しかしなかなか続報がないのでヤキモキすることもありました。
そんな折開催されたのが、Twitteユーザーによる有志企画、“カオプリグリム発売前制作祭(#カオプリグリム発売前制作祭)” 。
本家の発売前に、みんなのカオプリグリムを見せ合おうという企画でした。
すでに界隈で確固たる地位を築いておられる零駒(@zerokoma002)さん、趣味人・しゅみんちゅ(@shuminnchu)さんのダブル主催でしたね。
最終的な参加者は60人を超えていたのかな。
※以下のリンクより投稿作品をご覧いただけます。
僕も、本家赤ずきん(今回の)発売後にやろうと思っていたネタの先出しで参加させていただきました。
普段は加工も塗装もほぼしないので、かなりのエネルギー消費しましたが・・
でも、年一位はあれくらい手を加えたモノ造りをしたい! という気持ちはあります(嘘じゃないよ)。
もう今年も半分近く終わっちゃったけど。
すみません、久しぶりに前置きが盛大に長くなってしまいました。
それでは本家カオプリグリム 赤ずきん、レビューしていきます。
キットはパチ組みに肌パーツのみ合わせめ消し。付属シールでの仕上げです。
パッケージ
玉藻、アリスギアコラボのすぐみ、スサノヲと大判が続いていましたが、ようやくいつもの縦横比に戻りました。
でもイラストは大判サイズですね。全身が入りきってない(笑)。
ベースキットとなるマジカルガールとの厚みの差は2㎝ほど。
赤ずきんって、英語でリトルレッドっていうんですね。知らなかった。
あと、正式な商品名に “グリム” は入っていません。
素体モード
ベースとなっているのはChaos & Pretty マジカルガール。
もっとも、朱羅やバレナイと違って髪パーツがまるっと新規になっているので、素体だけだとどちらがベースとも言い切れません。
髪以外の新規造形パーツは胸部および腹部の前面パーツと手首のリング、足(靴)のみ。
腕部と脚部についてもメガミM.S.Gに準じた造形、可動は導入されていない、いわゆる旧素体です。
首パーツと腹部前面パーツは塗装済みになっています。
完全新素体のスサノヲのあとなので、一層細く、薄く見えますね。
そして信頼と実績のまな板(笑)。
最近でこそどんどん大型化していた胸部装甲ですが、初期のメガミではむしろこの程度が一般的でしたよね。
懐かしい・・
新規造形の足・・というか靴パーツ。
パンプスのようなデザインで、素脚に直接履いている状態が成型色で再現されています。
ハンドパーツはいつもの標準仕様に加え、ピース手と指差し手が付属します。
通常の髪色はグレー。
髪の造形が独特で、これはデザイナーさんのタッチの再現でもあるのでしょうが、生身の髪の毛という感じではなく、色も相まってなんか石膏像のような雰囲気です。
お下げの三つ編みの形状もカクカクします。先端は花みたい。
そのお下げは球体ジョイントで可動するのですが、接続位置も真横とまた独特。
そしてジョイント自体は手首ジョイントと共通規格になっています。
予備も含め、PS製とPOM製共に三つ、計6つ付属。
もっとも、PS製は余剰扱いになっています。破損の可能性が高いからだと思います(実際、撮影中に一個折れしました・・)が、後述の特典髪パーツについては同色のジョイントパーツは同じランナー上のPS製のものしかないので、なんだかなぁという感じはします。
フェイスパーツは3種類。
新規造形ではなく、マジ子およびウィッチのフェイスパーツが流用され、プリントのみ新規になっています。
微笑顔
マジ子の通常顔の流用です。
太眉が凜々しくも可愛い。
がおがお顔
マジ子のウインク顔の流用です。
素体状態だと、なにが “がおがお” かわかりませんけどね(笑)。
きょとん顔
こちらはウィッチの流し目顔の流用ですね。
三角の口が可愛い。
やはりメガミ初の太眉(麻呂眉はいたけど)が印象的。
がおがお顔なんかはいい塩梅でイラッともさせてくれます(笑)。
そしてプリントの精度がすごい・・
ちょっと画質があれなんで判りにくいかもしれませんが、とにかく要素が多い。そしてグラデーションが美しいです。
こちらはがおがお顔のアップですが、しいたけも散りばめられていますね。
フェイスパーツの流用がマジ子のものだけでないということで、公式特典ののっぺらフェイスにはマジ子とウィッチ、両方のパーツがランナー状態で入っています。
赤丸で囲んだものが今回の赤ずきんで流用されているパーツ。残りの3つはアリスで流用されているのだと思います。
もう一つの公式特典は特別カラー髪パーツです。
公式画像では通常の髪色とあまり違いがないように見えたのですが、実際の成型色は全然違うので、交換することでかなりイメージも変わります。
ちなみにこの色、ウィッチの武装モード時の髪色と同じです。
そこ、マジ子じゃないんだ。
なんでテレコになったんだろう? 赤にピンクだと目立たないからかな。
余剰パーツ扱いですが、手首になにも付けない状態の前腕パーツと、裸足状態の足パーツも組むことができるので、まったりくつろぎモード(?)も。
スキンカラーが共通のバレナイにとっても貴重な素肌パーツですね。
これだけ欲しい人も多いはず。
その他、マジ子由来の余剰パーツはこれくらい。
武装モードの帽子(?)とシールドはパーツが足りないのですが、なにかしらの素材には使えそう。
あとはジョイント系のパーツが豊富に余ります。
旧素体なので、メガミM.S.Gを使ってのアップデート検証。
対応するスキンカラーはBです。
とりあえず簡単に、腕部、脚部の付け根のみ交換してみました。
向かって左側がデフォルトのパーツ、右側がM.S.Gです。
腕部については、肩幅・狭のパーツを選んで付けてみましたが、正直ほとんど差がわかりません。
やはり肩胛骨パーツも交換しないとほぼ効果はないですね。可動性もとくに変わりません。
後ろから見るとさらに(引っ繰り返しているので、向かって左がM.S.G、右がデフォルト)。
ムチムチというか、腰部パーツがデフォルトのままだとパツパツで、むしろ可動に支障を来します。
やはりこちらも腰部パーツ含めごっそり置換しないと、見ためはともかく、せっかくの可動性の向上は活かせませんね。
肌色のままだと問題なので、赤く塗らなければなりません(あるいはそこだけホワイトかブラックを使うか)が。
さて、検証終了ということで、以降はデフォルトのパーツに戻します。
いずれ正式にアップデートはする・・かな。
武装本体モード
胸元にリボンをあしらって(胸部パーツ交換)スカートを履き、足許もパンプスからブーツに履き替えた状態。
スカート、ブーツはマジ子のものの流用ですね。
相変わらずのワカメちゃんスタイル・・
スカートの色分け(黒部分)にはマジ子同様、コトブキヤガールキットとしては珍しいシールが付属します。
今回はそのシールを貼りましたが、ディティールもくっきり分かれているので塗装も楽だと思います。
武装モード
武装素体に赤ずきんの名前の由来(というかそのまま)の赤いフードとケープを装着した武装モード。
M.S.Gを纏うという提案の一環で、新規パーツに加えメカサプライ02 フレキシブルアームBが流用されています。
最初に公開されたイラストを見たときは、ちょっと強引じゃない? と思ったのですが、メインの長いアームに新規パーツを組み合わせることでケープは実に巧く再現されています。
そして思っていた以上にボリュームがあります。
ただこのシルエット・・なんの説明もなく見せられたら、タコがモチーフと勘違いされそう?
フード
赤ずきんの名前の由来にもなっている真っ赤なずきん(フード)。
すべて新規パーツで構成されています。
後ろ髪を専用のものと交換して装着しる仕様で、お下げの取り付け位置も素体状態では真横だったものが前側に変更されています。
専用後ろ髪パーツから生えている3㎜軸で取り付ける仕様。
このあと、フードの前面カバーパーツも取り付けます。
この後ろ髪パーツもなかなか汎用性がありそうですね。
単体で後ろから見るとなんか面白い・・
なお可動の関係もあり、ケープとは完全に独立しています。というか、本来そういうものか・・
ちなみに後ろ髪の交換時のことですが、そのまま組むと顔の基部(耳や顎のある)パーツがけっこうがっちり後ろ髪に組付いてしまうので、分解を容易にするためにあらかじめ後ろ髪側のピンやダボ(下画像赤丸部分。右の特典パーツではまだカットしていません)をカットしてしまうのをお薦めします。
そうすると、基部と後ろ髪だけを嵌めた時点ではスカスカになって固定されませんが、前髪パーツを付けることでしっかり固定されるので問題ありません。
そもそも基部パーツがもう一個あればこんなことしなくてもいいのに・・
ちなみに、ほかのガールキットでも頭部(髪形)のサイズ、形状によってはフードを被れたりもします。
まどかの場合はポニーテールヘッドの後頭部に3㎜穴があるので、固定も可能。
ただの軸ジョイントだと角度が微妙なので、可動式のジョイントパーツを使えばうまくいきます。
画像は先に紹介した本キットの余剰で組めるジョイントです。
ケープ
肩掛けですね。
繰り返しになりますが、今回はフレキシブルアームBと新規パーツの組み合わせによって再現されています。
基部となるジョイントパーツを背部に取り付け、左右のケープを装着。
全体がフレキシブルに可動するので、腕部の可動の妨げにもなりません。
やはり触手っぽいな・・
ちなみに、アームパーツの両端の接続部にはポリパーツが使われています。
3㎜穴のポリパーツはまぁよく見ますが、軸タイプのポリパーツというのは初めて見ました。
スカート
短いアームとクロー状のパーツに新規のカバーパーツを追加しつつ、巻き込むようなかたちで位置を調整することでスカートをボリュームアップ。
もちろんこれもすべて独立して可動するので、いろいろな見立てが可能になってきます。
フレキシブルアームB由来の余剰パーツは以下の通り。
同一ランナーは4枚入っていますが、ランナー1枚に付きこれだけのパーツが余ります。けっこうな量。
また、アームのパーツも二組分余るのですが、ポリパーツが足りないので本キットだけでは組むことができません。
もっとも、3㎜穴ポリパーツなんかいくらでも余ってますよね(笑)。
その他付属品
バスケット
赤ずきんといえば、お祖母さんの家に向かうときに持っていた籠、ということで、新規パーツによるバスケットが付属します。
しかし、その中に入っているのはなんと狼の頭(ウルフヘッド)。
\コンニチハ/
なお、この状態にするためには一旦バラしてウルフヘッドの取り付け向きを変える必要があります。
最初に公開されたイラストでは、アリスにはやたら目付きの悪いメカウサギがお供として一緒にいたのに、赤ずきんは一人きりだったので、なんだよ? オオカミ付かないの? と思っていたら、こういうかたちで付いてくるとは。
まぁ、これだけではなかったんですが・・
もちろん、ウルフヘッドパーツを外せば普通のバスケットとしていろいろ入れることも可能。
外したウルフヘッドのほうは、手首のリングパーツを3㎜穴付きのもの(マジ子武装モードのパーツを流用)と交換することで腕に取り付けるたりすることも可能です。
側面のパーツはケープの前面に付けていたパーツですね。
いつもの簡易スタンドも付属。
なんと、物語ではオオカミに丸呑みにされた赤ずきんが、オオカミの毛皮(?)を纏うとは!
逞しくなったもんだ・・
なんでフレキシブルアームBだったのかという問いの答えがここにある。
鋭いツメを持った、巨大なオオカミの手を再現するためだったんですね。
というわけで、フードにウルフヘッド、両手に巨大なクリムゾンクロー、そしてスカートにウルフテイルを生やした、赤ずきんの概念を覆す近接格闘戦モードに変身します。
WISM グラップルの再構成という趣もありますね。
武装モード波状半身にボリュームがありましたが、こちらでは下半身・・スカートノウしろ側のボリュームがすごいことに。
ゆえに自立は厳しいです。
ウルフフード
通常のフードの前面カバーパーツを外し、そこにウルフヘッドを取り付けた、まさしくワイルドなフード。
なんだろう? もう赤ずきんというかどこかの部族の戦士です。
ちなみに外した前面カバーパーツは後ろ側に取り付けるのですが、まず通常状態から外しにくいんだよな・・
クリムゾンクロー
4本の鋭いツメを有した格闘戦用クローハンド。
手首のリングパーツを軸付きのものに交換し、それに取り付け。
それぞれのツメはフレキシブルに可動します。
センターテイル & サイドテイル
武装モードではケープだったものは尻尾ということに。
それぞれ真ん中から二股に分かれる3本なので、実質6本。九尾に若干被る感じになってはいます。
スカートの3㎜穴にアームのポリ軸を挿し込むのですが、スカートの縁のぶん、ぴったり挿し込めないのがちょっと気になる・・
また、説明書ではスタンド使用に際してセンターテイルを外し、代わりにスタンドを付ける、というような指示になっていますが、そこはもう少し考えてほしかったかも。
そして、ここからが今回の本題(違う・・)。
相方のアリスにはお供のメカウサギがいるけれども、赤ずきんの場合はお供ではなく、自らがオオカミに変身するワイルドモードギミックがある。
しかし、実はアリスもウサギと合体してワイルドモードになれるという。
そんなのズルイ!
ということで、どうにか赤ずきんの武装パーツだけを使ってオオカミを組めないものかとは誰しもが思うところで、実際発売直後から多くのユーザーによる多彩なオオカミ錬成を見ることができました。
なるほど。フレキシブルアームの採用にはそういった意味もあったのか・・
複数のアームパーツを連結することで、比較的簡単に動物型メカの基本フレームを組むことができるのです。
そこに武装パーツを組み合わせて、最終的にどういったデザインにするかが各人のセンス次第、と。
これは公式からの挑戦状だ(そうかな?)。
もっとも、単体縛りだと同じパーツを同じ数だけ使うわけですから、どうしても似たり寄ったりになってしまう。
というか、実際早い者勝ちなところはありますよね。
僕の場合、そもそも手が遅いということと、先に別のモノへの錬成を思いついてしまったので完全に出遅れることになりました。
でもやらないわけにはいかない(?)ので、錬成しましたよ。オオカミ。
どうしたって先行モデルは目に入ってしまうのですが、そういうときはすぐ目を逸らすようにして、一応は独学でやってはみたのですが・・
ポイントは前脚を2本爪にしたこと。
それから、四肢付け根部分の装甲に軸パーツを付けたのは、ゾイドのキャップをイメージしてます。
あとは後脚の間接の向きですね。
動物型メカを組むときに、個人的に一番こだわっている部分です。
10番煎じ暗いにはなってると思いますが、まぁまぁいいスタイルにできたかな。
次に、このオオカミとスカートを素材に錬成した、エリマキトカゲ。
スカートの形状を活かすというところで、ライオンのタテガミか、エリマキか・・やっぱエリマキだな、と(笑)。
頭部はそのままだと爬虫類っぽく見えないので、キバを外しました。
後脚は特徴的ながに股に見えるように。
なかなか面白いモノにはなったかと。
さらに、このエリマキトカゲにフードも追加して錬成したのが、赤チョコボ。
普通に飛べる鳥はありきたりなので、クリムゾンクローをほぼそのまま脚にしてしまおうというところですね。
当初イメージしていたのはディアトリマとかなんですが、できたらチョコボでした。
赤チョコぼっていたっけ?
で、これらの前に、本命のオオカミを組む前にふと降りてきてしまったイメージ。
それはもう、この段階でした。
こいつ・・タコだ!(笑)
実際、武装モードもなんかタコっぽいことに気付くのはけっこうあとになってからです。
アニマル錬成が楽しくなって、なかなか公式形態になれなかったうちの赤ずきん・・
とまぁそういったわけで、降りてきてしまったからにはつくらなければならないと、説明書の手順を完全に無視してできたのがこちら。
タコです。
我ながら、ここまでタコらしいタコが作れるとは思っていませんでした。
そうか、フレキシブルアーム採用の本当の意味は・・(チガウヨ)
もちろん余剰パーツもいろいろ使っていますが、完全な単キット組み換えです。ランナーも使っていません。
フレキシブルアームのランナーがもう2枚あって、赤いパーツを白くしたらイカになりますね。
こだわりは正面から見たときの顔。
ちゃんと目と口(漏斗)も再現しました。
強襲形態にも変形します。
まぁ、引っ繰り返しただけですけどね。
底面には本物の口と牙も再現。
イージスガンダムかな?
さらに、赤ずきん本体との合体も可能。
名付けて、メガミデバイス Chaos & Pretty アースラ。
本体は胸部と腹部の接続部、そして太腿ロール軸でそれぞれ180度回転させて合体させています。
身体、柔らかいね。軟体動物だからね。
こんな感じで遊びすぎたせいで、予定よりも完成が遅くなってしまいました・・
比較画像
ベースとなったマジカルガールと。素体モードで。
8割近いパーツが共通ですが、やはり髪形とカラーリングの違いでガラリと印象が変わています。
肌の色も違いますからね。
メガミM.S.Gの分類では、マジ子はスキンカラーAです。
ウイッチのものも含めて、流用されているフェイスパーツを並べて比較。
造形は同じでもプリントが変わることで別人になっていることがもちろん、表情もまた違った感じになるのが面白い。
そして、プリント技術の進化もすごい・・
武装モードでも。
武装モードで共通しているパーツはスカートとブーツくらいですね。
とくにマジ子の場合は身に着けるパーツというのが少ないので、全体のボリュームという意味では赤ずきんが圧倒しています。
ワイルドモードでも。
別の意味でワイルドなマジ子のワイルドモード(そんなものはないww)。
しかし、どちらも狂犬であることには違いない。
冒頭で触れたカオプリグリム発売前制作祭に投稿した、My赤ずきん・・猟兵型赤ずきんちゃんと。素体モードで。
My赤ずきんもご覧の通りマジ子ベースではありますが、メガミM.S.Gを組み込んだうでに腕部と脚部のスペーサーパーツを省いて低身長化させています。
本家と較べると、頭半分ほど小さくなってますね。
加工したパーツは手首のリングとブーツくらい。
あとはM.S.G コーションマスキングテープや100均のレースシールでデコレーションしました。
フェイスパーツはマジ子のままなので、ちょっと幼いマジ子、という感じですね。
武装モードで。
My赤ずきんのフードとケープはM.S.G エクスアーマーE、F、Gなどにパテを盛ったりして作成。
なるべくメカ感を消してみたつもりです。
それだけだと寂しいのでウイング状のエフェクトパーツも追加しましたが、それにはグラデーション塗装をしてみました。
そしてM.S.Gやリトルアーモーリーなどからよさげな銃器を見繕って持たせています。
本家と違って中近距離での射撃が基本の戦闘スタイル。
まぁ、赤ずきんで戦闘スタイルとか言ってる時点でなにかがおかしいけれども・・
籠はある方のアイデアを拝借(事後ですがお断りして)しました。
中に入っているのは統合戦術提言システム、グ・ランマ。
バルクアームのセンサーパーツをお婆ちゃんに見立て(?)ました。
そしてオオカミ。
最初の公式イラスト公開の時点でオオカミが見当たらなかったので、いないなら作らないとなぁ・・と、漠然と思ったわけです。
それがすべての始まり。
ただ、どうせ作るならただのオオカミ型メカではなく、なにかしらギミックを盛り込みたい。
けどまぁ、実際に赤ずきんが発売されてからでいいか・・と思っていたネタを、結果的に先出しすることになったわけですわ。
ある意味、僕のカオプリグリム発売前制作祭の本命はこっち(コラ)。
なんだかんだでこいつの機構を完成させるまで3ヶ月以上かかりましたからね。
もちろん、ずっとかかりっきりだったわけではないですが。
名付けてハングリーウルフ。
ベースに使ったのはヘキサギアのレイブレード・インパルスとモーターパニッシャー。体幹部分でメインに使っているのはモーパニのほうだったりします。
そこにブースターパック001やM.S.G カスタマイズヘッドC等をいろいろ組み込んでいます。
そしてほぼ全塗装で仕上げました。うん・・頑張った。
というわけで、先ほどの赤ずきんオオカミと。
うちのオオカミでかい。
しかしまぁ、あらためて見るとギミック優先でプロポーションは微妙ですね。
ワイルドモードでも。
赤ずきん本体とオオカミの合体という意味で。
うちのはね・・正直なんだかよくわからないですね(笑)。
そもそもこれはなんか弄っているうちにこうなってしまった・・みたいなもので、そもそもメインの形態はこちら。
要は赤ずきんがオオカミに取り込まれてでかい狼の顔ができる、というようなことですね。
一応、これは3輪型のビークルモードということでもあります。
ここから戦闘モードに移行した、というのが先ほどの形態という感じですね。
以下、画像
まず素体モードで。
可動性については、旧素体ということもあり、今さら語ることもないのでもはやただのポーズ集となっております。
そんなわけで赤ずきんの可愛さをたっぷりと堪能してください(笑)。
何気にこういうポーズの登場頻度が多い気がする。
我ながらワンパターンというか・・可愛いポーズがわからん。
しゅたっ! っと立て膝。
がおがお顔は、ワイルドモード以外では(ワイルドモードでも・・か)普通にウザめのドヤ顔ですな。
これは、お下げの先端から宇宙のエネルギーを吸収する赤ずきん。
というか、ずきんを被っていない赤ずきんをなんと呼べばいいのかわからない・・
原作でもちゃんとした名前ってなかったんでしたっけ?
これは、調子に乗り過ぎてあとで先輩たちにシメられる赤ずきん。
カオプリの世界は厳しいのだ・・
これは、ある日いきなり後輩が同じ髪色にしてきて、うわー・・てなってるウィッチさん。
後日、ウィッチさんは黒髪に戻したという。
これは、余っているフェイスパーツはバスケットに入れておけばよい・・と教わった赤ずきん。
アイデンティティを身に着け、ようやく名実ともに赤ずきんに。
まぁ可愛いけど、明らかにやばそうな赤ずきんではありますね。
\コンニチハ/
いつものバスケットから聞こえてきた謎の声の正体は・・?
これ、食われる直前じゃない?
違った、ヤられたのはオオカミのほうだった(笑)。
ケープを展開することで派手なポージングも。
ただ、やはり自立は厳しいのでスタンドは必須です。
余剰のアームを追加して。
赤ずきん?
いや、やっぱタコだろ。
ワイルドモードでも。
6基のテールスラスターを噴射で一気に接近し、クリムゾンクローで粉砕。
でかい手はこの間スサノヲでもありましたが、こちらのほうが指の可動の自由度が高いです。
四つ足状態・・にするには、もう少し首が上を向ければいいかな。
お座り!
ぺたん。
むしろ強者感強くなったかも。
ウルフヘッドの側面のパーツを上に向けると、シカとかトナカイっぽい感じにもなります。
これは、マジ子の力によって生み出されたリトルデーモン。
もはや赤ずきん感は消え去った・・
武装パーツで錬成したオオカミの可動もばっちりですよ。
遠吠えしたり、
ずきん被ってないから誰かわからん(笑)。
こいつが最近世間を騒がせているタコのバケモノか!
合体した!
以上、“メガミデバイス Chaos & Pretty 赤ずきん” でした。
意外なほどに待たされたカオプリグリム。
第一印象としては、やはりフレキシブルアームの使い方が強引に思えた赤ずきん。オオカミ要素もないし、やはりアリスと較べると見劣りしてしまうなぁ・・というところだったんですが、続報で詳細が公開されると、そう来たか! と思わず唸る内容からの、現物を組んでみて実感するプレイバリューの高さ。
あらためて、フレキシブルアームといったフレーム系パーツの汎用性の高さを思い知らされました。
実際、けっこうなんでも作れる。
新規武装パーツも様々な見立てができる絶妙なデザインで、組み合わせることでオオカミはもちろん、爬虫類や鳥類、まさかの軟体動物まで錬成可能なんですからねぇ。
一方の赤ずきん本体。
ほぼ先代カオプリ素体の流用ということもあり、完全新素体のスサノヲのあとだけにお人形感の強さは否めませんが、そのスレンダーなボディに不自然でない薄さですので、その点はあまり気になりませんでした。
まぁ、時代に逆行している感はなきにしもあらずですが、でかいばかりが増えていくのもつまらないですからねぇ。
そしてガルプラの生命でもあるお顔がまた個性的。可愛いのは当然として、そこはかとないウザさも兼ね備えていて、これまた唯一無二のキャラクターになってくれました。
さて、相方のアリスの到着はもう少し先になりますが、そのときが来たら、彼女のウサギと今回のオオカミを素材にジャバウォックかバンダースナッチを錬成したいと思います。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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