今回のレビューは、1/24スケール ヘキサギア より、
“ヘキサギア バルクアーム・グランツ レッドアラート” です。
バルクアーム系列の異端、グランツのカラバリにM.S.Gを追加してコトブキヤ公式ショップ限定品として発売されたレッドアラートを、今さらではありますがレビューしたいと思います。
そもそも発売されたのが2020年の3月と、もう随分前のことですね。
当時はまだ公式ショップで買い物をしたことがなかった(初めてを捧げたのはピンクまどかだった・・)ので、カラバリ・・赤いのは格好いいけど、定価だと結構するしなぁ。まぁ、いいや、と思ってスルーしていたアイテム。
それをなぜ今さら買う気になったのかというと、昨年末のキャンペーン第2弾があったからですね。
5000円以上のお買い上げで、サナちゃんアクリススタンド(アクスタ)プレゼントという、あれです。
サナちゃんとは、ヘキサギア世界における万能AI、SANAT(サナト)を擬人化したキャラクター(ゆるキャラ?)で、アグニレッドのワンピースにヘキサグラム型の髪留めを付けた少女(幼女?)の姿をしています。
もともとは、ヘキサギアのデザイナー、YUKI氏が落書き程度に書いたものだったらしいのですが、いつしか公式宣伝キャラに。
そんなサナちゃんの、これまでに登場したイラストをプリントしたアクスタが貰えるということで、なんか買うものないかなと漁っていたところ、まだ売れ残っている(言い方ww)レッドアラートを発見。せっかくの機会だから買ってしまおう、となった次第です。
うまい具合にトラックダウンを1つ足せば10000円オーバーでアクスタ2つ貰えるし、ルミティアと同梱できるし。
すでに余所でトラックダウン2つ予約してたことなんか忘れてました(笑)。
そんなこんなで購入に至ったレッドアラート。
とはいえほぼほぼグランツのカラバリでしかないので、こうしてレビューする予定も当初はなかったのですが、今月はネタがなさ過ぎるので急遽取り上げることにしました。
そしてそのために組みました。
最近濃いめのレビューが続いていたと思うので、今回はあっさりと。
キットはパチ組みしたのみです。
ちなみに貰えたアクスタはこちらの2種。
追加でなにか買ってまた貰おうかなとも思っていたんですが、もう終了しちゃいましたね。
ヒューマノイドモード
※以降、通常型とは一般販売された水色のバルクアーム・グランツ、原型機とはバルクアームαおよびβを指すものとします。
頭部形状が変わっていますが、それ以外はただ赤いグランツです。
設定上は軽量化の弊害で薄くなった装甲の防御力を補うために施した特殊コーティングの結果赤くなったということだそうで、べつに意図して赤くしたわけではないようです。
頭部も最初は通常型と同じものだったんですが、戦闘による損傷を繰り返す撃ちに純正のパーツがなくなったという。
背面。
足首側面、そして太腿から太いアームで接続されている4つの巨大なホイールが原型機とグランツのシルエット上の大きな違い。
事実上の4脚型ともいえます。
しかし、赤くなっただけで妙に強そうに見えてしまうのは、もう刷り込みのようなものですかね。
原型機とはかけ離れたヒロイックなデザインも、赤くなったことでより映えるというか・・世界観的には一層浮いた存在になったかな?
本体の造形では唯一変更されている頭部。
流線型のシルエットはほぼそのままですが、角(アンテナ)とチンガードがなくなり、よりシンプルな形状になっています。
赤いの角がないとは・・(関係ない)
フェイスも通常型のツインアイから左右が繋がったバイザータイプに変わっています。
バイザー部分はメタリックブルーで塗装済みです。
ほか、細部のデザインもけっこう変わっています。
こうして見ると通常型のほうが悪役っぽく見える。
色だけ見るとレッドアラートのほうが悪役っぽくはあるんですけどね。
パーツも少なくなっています。
なお、通常型の頭部パーツは付属しない(わずかに余剰で付いてくるパーツはある)ので、赤い通常型として組むことはできません。
頭部基部を前に、襟部分を後ろ向きに展開することでコクピットが開放。
内部パーツはほぼ原型機からの流用ですが、外装の変更で完全密閉型のコクピットになっています。
また、正面にハンドル付きのコンソールが追加されています。
付属武装
対装甲大型戦術刀・改【紅蓮】
レッドアラートのメイン武装として追加された大型の斬撃武装。
M.S.G サムライマスターソードの流用で、専用の成型色になっています。
ハンドパーツはM.S.G ハンドユニット ワイルドハンドの流用ですが、持ち手のみ人差し指以下の4指のパーツが新規造形。
もちろん分解ギミックもそのままで、刀身を開くことで内部の “芯鉄” を取り出すことも可能。
付属のジョイントパーツを組み合わせることで前腕などにマウントも可能です。
ライフル
これも通常型と形状がまったく同じかと思いきや、先端(ガンメタ色の)部分が新規造形になっています。
通常型のものより先が長くなっているんですね。
頭部形状が変更されたため、通常型のままだとビークルモードで隙間が空くので長くなったようです。
ちなみに、通常型の先端パーツも付属します。
専用のジョイントパーツを介して前腕などに装着できます。
ビークルモード
レーシングカーを彷彿とさせるビークルモードにシステムコンバート。
いい感じの薄さで、かなりまとまりがよいです。
飛行型への派生はまだかな?
後輪のフレームはジョイントパーツの追加で本体と固定されますが、
前輪(脚部)はとくに固定されません。
もちろん、この状態でもコクピットの開閉は可能。
ただ前面に取り付けたシールドが邪魔で乗り降りは困難・・
紅蓮はヘキサグラム型を使って(ヒューマノイドモードと同様の方法でも可)、
変更箇所は頭部とシールドの先端、成型色。
そしてレッドアラートには近接武装として紅蓮が追加。
頭部やシールドの変更は言われないと気付かないかもしれませんね。
それくらい機体色の変更が目立ちます。がらりと印象が変わりました。
ビークルモードでも。
本体だけだと、ヒューマノイドモード時以上形状の違いに気付けないでしょうね。
レッドアラートでは左右に武装をマウントするかたちになるので、走行時の安定性は増すのではないかと思います。
微々たる違いかもしれませんが。
顔付きこそ精悍になっていますが、体型自体はあくまでバルクアーム型のままなのでけっこうアンバランス。
とはいえ、人型としての可動は普通にこなせるので派手なアクションポーズもしっかりこなせます。
格闘武器の追加でアクションパターンの幅も広がりましたね。
先にも言ったように事実上の4脚型でもあるので、自立も非常に安定します。
公式画像にもある紅蓮を地面に突き立っているポーズですが・・
けっこう膝を曲げないと無理ですね。
紅蓮がそんなに長くないので。
この赫き炎刀が、お前を骨まで焼き尽くす!
なんにでもすぐ影響されるガバナーが乗っているようです。
しかもちと古い。
あと足首のタイヤの向き揃ってなかった・・
レイドゲームにおいてランバージャックと一騎討ち。
攻防のバランスがよいのはレッドアラートかな。
機動性でも勝ってるか。
ビークルモードでも。
紅蓮をマウントするのに使っている軸パーツを動かして、若干ですが側面に展開。
すれ違いざまに斬りつける感じで。
組み換えチェレンジも今回はサクッと。
説明書の最後に成型色が同じアグニレイジとの組み換え例が載っているので、それをベースに、可変機構も活かしたミキシングを。
名付けて
バルクアーム・グランツ・アグニス
アグニの脚部、脛から下を前後逆にしています。
翼もアームの前後を逆にしました。
脚が前後にしか動かせないので、自立がかなり厳しい・・
ビークルモードにも。
結果ドラゴンっぽい感じになりましたが、そもそものイメージはジオンのMAです(笑)。
以上、“バルクアーム・グランツ レッドアラート” でした。
先月のコトコレオンラインで最新の人型ヘキサギア、VーTHOR(ブイトール)がお目見えとなりましたが・・前回待望の、と書いたくせにこんなこと言うのもなんなんですけど、個人的にはヘキサギアにあそこまでスマートな人型は求めてないんですよね。
いや、だから買わないとかじゃなく、もちろん買いはするんですけど。
ヘキサギアにおいては人型は旧式で、獣型のほうが優位である、という感じが好きだったのに、いきなりヒーローロボットみたいなのが出てくるのは、なんか違う気がするんだよなぁ。
まぁ、実際にブイトールが発売されて、そして組んでみたら、すぐ手の平返すかもしれませんけどね(笑)。
今はまだ、バルクアーム型くらいずんぐりしてるほうがいいと思ってます。
で、そのずんぐり体型のままヒーローのコスプレしたみたいなのがグランツなんですが、これはまた、ヘキサギアの世界もただ戦いに明け暮れているばかりでなくて、ちゃんとスポーツとか娯楽があって、それを楽しむ普通の人々の暮らしもあるんだ、ということを気付かせてくれた非常に重要な存在でした。
さらにレッドアラートという機体を見た場合、いわゆるカスタム機という雰囲気の機体も、実はあまりないんですよね、ヘキサギア。
カラバリはいろいろ出てますが、所属だったり運用環境だったり、あとは部隊ごとのカラーで塗り変えられているという程度で、一部の仕様変更や形状が独自のものに変更されているものはキットとして発売されているのはレッドアラートやランバージャックくらい?
ラウドゲイルはかなり大幅な改修が施されているのでまた扱いが違うかな。
どのみち、すべてバルクアーム系ですね。
みんなオリジナルで改造しちゃうし、そもそもそういうコンセプトのシリーズだから、初めからエース機やカスタム機という設定を盛ることはあまり求められていないのかもしれません。
そう思うとやはり特別ですね、レッドアラート。
限定版だしね。
といったところで、今回は終了。
予定通り、あっさり終われたね(笑)。
またのご訪問を。
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