今回のレビューは、1/1スケール メガミデバイス より、
“メガミデバイス 16 皇巫 スサノヲ” です。
メガミデバイスヒットの起爆剤となった朱羅シリーズの正統後継モデル、“皇巫(オウブ)” シリーズがついに登場。
その1人め、“皇巫 スサノヲ” が、
2022年の初メガミとして発売されました。
同じNidyー2Dー氏がデザインした朱羅シリーズの発展型新世代機ということですが、そもそもの機種名(シリーズ名)が変わっていることからもわかる通り、パーツを流用したアップデートキットではなく、素体からまるっと新規造形の完全新作メガミになっています。
開発開始からなんだかんだで3年以上かかったそうですね。
途中、ほぼ一から作り直したというような話もあったようですが、それも納得の進化を果たしたといえるでしょう。
メガミデバイスは、第1弾のWISMから、2体1組(とそのバリエーション)を基本としたシリーズごとにキャラクターデザインをそれぞれ著名なデザイナーさんが担当するというかたちで続いてきましたが、現状複数のシリ-ズを担当しているのは今回の皇巫と朱羅をデザインしたNidyー2Dー氏だけです。
もちろん、皇巫と朱羅の関係性を考えると当然のことなのですが、そもそもその位置付けこそが、メガミ開発部にとっての朱羅の存在の大きさを物語っていますよね。
よっほど売れたんだろうなぁ。
実際、僕はノーマルカラーの初版買えませんでしたからね。
その後カラバリ+αの蒼衣が発売されたのでそちらは確保できたのですが、メガミは基本1色しか買わない、という(個人的な)制約を守ってノーマルカラーの再販は我慢した次第です。
というか、カラバリが一般販売されるようになったのも朱羅からで、やはりメガミにとって朱羅の発売はターニングポイントだったんだな、とあらためて思います。
もちろん、その前のSOLでキャラクター性を大きく出してきたことが、その次の朱羅によるブレイクに繋がっているはずなので、本来の立役者はホーさんローさんだと僕は思ってるんですが・・
いずれはSOLの後継機も出してくれるのかな?
話が逸れました。
そんなわけでメガミセカンドジェネレーション(と勝手に命名する)のフラッグシップ、皇巫 スサノヲ、レビューしていきます。
キットは基本パチ組みに一部合わせめを消したのみ。
※(あとから追加で付属の水転写式デカールを貼った画像も追加しました。タイトルの画像も差し換えてます)
まずパッケージサイズの確認を。
縦寸横寸は、すでに既定路線という感じの大判サイズ。
単体で見たときは玉藻よりも厚みがあるような気がしたのですが、実際には一緒でした。
しかし、いわゆるフタミ箱ではなく、内箱の入っているキャラメル箱タイプ。シタラ Ver.ガネーシャと同じですね。
そのガネーシャの箱とのサイズ感はこの通り。
さすがのガネーシャ、その厚みはスサノヲ、玉藻(あとすぐみ)のおよそ6割増し。
価格的にもおおよそ比例してますね。
それでは、中身のレビューに。
素体モード
手首ジョイントと股間接ジョイントが含まれるZランナーとハンドパーツ、そして簡易スタンドといった汎用パーツ以外に既存キットからの流用パーツはなく、本体及び武装パーツはすべて新規造形。
オリジナルナンバリングとしては、実にバレットナイツ ランチャー以来、2年8ヶ月振りの新型メガミです。
もう一見しておわかりの通り、従来のメガミ素体とは一線を画するプロポーションになっています。
よくも悪くも、これまでのメガミは汎用素体というイメージで、あくまで人工的、アンドロイド的なスレンダー体型だったのですが、生身の少女デザインを再現するアリス・ギア・アイギスコラボを経て、今回の皇巫では非常に肉感的なプロポーションの獲得に至りました。
もう、むっちむちですね。
とくに下半身のボリュームが生々しいくらいに増しており、もはやFAGと区別がつかないほど。
同じマシニーカ素体を使用しているキットではダークアドヴェイントに近い雰囲気になりました。
なお、パッケージイラストではかなり際どいことになっていますが、キットではさすがに普通です(笑)。
身長も高くなり、従来モデルより一回りほど大きくなっています。
ゴールドの装飾のある脇腹(胸の下)のパーツと前後のパンツパーツが塗装済みです。
背面。
パッケージイラストの感じだと、後ろもかなり食い込んでそうでしたが、けっこうしっかりと隠されていますね。わりと健全(笑)。
構造面では上半身、下半身ともにメガミM.S.Gに準拠したものになっており、プロポーションと可動性が向上しています。
肩パーツは一体成型になり、いわゆる鎖骨パーツがポロリする心配はない・・んですが、このデザインは継続されるんだなぁ。
まぁ、メガミ(マシニーカ)の特徴でもあると思うんですが、実際このでっぱりがあるせいで腕を後ろに回しにくいんですよねぇ。
胸を張ったポーズがとりにくい。
脚の付け根は、バレットナイツ エクエク姉妹で導入され、その後メガミM.S.Gボトムスセットとして量産された引き出し機構内蔵型。
従来モデルに較べ、とくに内側への可動域が広がっています。
胴体部分の基本構造はとくに変わっていませんが、腹部の内部フレームは・・もちろん外身が大きくなったことで内部に余裕ができたこともあると思うのですが、かなりしっかりと大きなパーツが使われており、強度的に安心できるものになっています。
なお右上の囲み部分、胸部を接続するためのジョイントですが、Cー3を押し込むとCー15が破損したという報告がありました。
おそらくは個体差で、Cー3の軸側のパーティングラインが影響したのだと思われます。
実際、滅多なことでは破損しないような気もするのですが、念のためパーティングラインはカンナがけで削り、Cー15の穴のほうも軽く棒ヤスリで撫でてやったらすんなり嵌まりました。
腕部や脚部も、基本構造は従来モデルを踏襲。
それぞれ接続部にスペーサーパーツを噛ませる構成も同じです。
もちろん、3㎜穴付きのスペーサーパーツもそれぞれ付属します。
膝関節のジョイント部分は従来の左右貼り合わせではなく1パーツ成型になっていました。
なお肘、膝の可動はけっこうキツめなので、ある程度調整したほうがいいかもしれません。
例によって気合いの入った髪の造形。
後頭部はまた凶器(あるいは狂気)染みたツンツン具合です。
フェイスパーツや頭部そのものを交換する際、けっこう刺さって痛いです。
後ろ髪のお下げはボ-ルジョイント接続で可動しますが、
ここはちょっと破損が心配になりますね。
フェイスパーツは3種類。
封印顔
いわゆる通常顔に相当する表情です。
生真面目そうな雰囲気は朱羅 忍者にも通じる感じですね。
ただわずかに開いた口許にそこはことないポンコツ感も漂う・・いろいろなキャラ立てができそうです。
左目を覆う眼帯部分は塗装ではなく、パーツ分割での再現です。
覚醒顔
オッドアイが中二病的ですが、表情自体はこれまた真面目そう。
しかし、やはり見ようによってはポンコツ臭い・・
ドヤ顔
どうした?(笑)いい感じにむかつく表情です。
そしてこれもう完全にポンコツですね(笑)。
なお、フェイスパーツはNidy-2D-氏がデザインしている朱羅シリーズおよびジェネと互換性があり、相互に交換が可能です。
玉藻以外は肌の色も一緒なので違和感もありません。
朱羅 忍者との本体比較。
とりあえず胴体部分の比較ということで、頭部と腕部は外してあります。
造形レベルということではなく、そもそも方向性がまったく違うことがよくわかると思います。
スサノヲは生身の肉体に近い曲線、ボリューム感で、そういう意味ではやはりFAGに近い雰囲気になっています。
しかし、もちろんマシニーカであることは変わりないので、肩と腰部の可動はちゃんと備わっていますし、可動性は当然FAGをはるかに凌駕しています。
ならばダークアドヴェントか・・
また、胴体の長さはほぼ同じですが、脚の長さが違うので身長もけっこう違います。
横向きにして。
前後の厚みも全然違いますね。
太腿も一回りは太くなっています。
頭部、腕部を付けて可動性比較を。
一番分かりやすい股関節周りの可動はこの通り。
スサノヲはほぼI字バランスで立つこともできます。
まぁ、中身(フレーム)が見えちゃってますが。
横向きにして前屈。
可動域という意味では大きくは変わりませんが、プロポーションの向上でより自然な曲線を描けるようになったと思います。
AUVフレームモード
従来モデルにはなかった、素体モードと武装モードの中間形態ともいえる形態。
腕部と脚部を武装モード用のメカフレーム・・AUV(Accel Unleashed Vanguard)フレームに換装した状態ですね。
このフレームにさらにパーツを追加していって武装モードとなります。
腕部、脚部をそっくり交換するという意味では、多くの従来モデルもほぼそのような構成だったわけですが、キット上は交換する仕様であっても、脳内設定的には素体状態の腕や脚に武装を着ける・・つまりスーツ的なものに着替えるという雰囲気だったものが、今回の皇巫では完全な内部メカフレームが再現されたことでまさに換装するものと認識せざるをえなくなったのは大きな変化だと思います。
ともすれば素体モードでは生身感が強くなったのに、このAUVフレーム、そしてその先の武装モードへの換装ではむしろメカ感を強く感じさせられるという矛盾・・いや、不満に思っているのではないのですよ。
面白いなぁ、と。
腕部。
フレームアーキテクトみたいな感じですね。
各所に多数の3㎜穴があるので、非常に高い拡張性を秘めています。
足パーツはかなり幅が狭く、爪先の可動もない1パーツ成型。
今回はこの形態専用のパーツになっていますが、こちらにも3㎜穴が2つあるので、これをベースに武装足を組むのも面白いと思います。
武装モード本体
先のAUVフレームモードに外装を装着し、本体のみを武装モードにした状態。
漆黒ベースにクリアレッドとゴールドの差し色が妖しくも美しいですね。
鬼っぽい。
腕部と脚部のAUVフレームにパーツを取り付けるほか、頭部と胸部を武装モード用のものに交換し、腰部にもパーツを追加します。
頭部は素体モード用とは別にもう1つ組むことができるので、まるごと交換するかたちです。
角付きカチューシャ(センサーホーン)が追加され、側面にも3㎜穴の空いたメカパーツが追加。
髪形的には素体モードとほぼ一緒ですが、
どういう原理か後ろ髪がなくなっています。
肩アーマーと手甲が追加されてた腕部。
肩アーマー前後のクリアパーツが干渉して、上腕のロール可動が若干制限されてしまいますが、これは大型武装装備時の保持力確保のためかもしれません。
脚部も太腿の前後や外側、脛前面に装甲を追加。
さらに足はまるごと交換します。
綺麗な脚線美だった素体脚から、ボリューム感のある完全なメカ脚に。
いかにも変形します、という形状がよいですね。
腰の追加パーツ。
ゴールドの十字の装飾は別パーツです。
予備も2つ付いてきますが、切り取るの忘れてランナー捨てちゃった・・
外装パーツ類はほぼ3㎜軸、穴での取り付けなので、デフォルトの装着位置以外にもいろいろと付け換え、組み換えが従来モデル以上に捗るような感じになっています。
この本体にさらに各種オプションを追加、さらに組み換えにより3形態の武装モードが再現可能です。
ヴィジランスモード
基本となる形態。
ヴィジランスとは、直訳すると警戒とか用心とかいった意味ですが、こちらでは防御主体の形態ということになります。
・・すみません。
撮影がすべて終了してから、肩の位置のパーツの組み間違いに気付きました。
ここですね。
ゴールドのパーツを上下間違えて取り付けていました。
というわけで、正しい向きにして、もうついでにデカールもいくつか貼ってみました。
こちらが正しい姿です。申し訳ありません。
ただ、もはや再撮影する気力は残っていないので、以降の画像もほぼ組み間違いのままです。ご了承ください。
背面。
腰部に装着した複合ジョイントユニット、マルチハンガーを介して大型のアーマー状パーツのマルチアーマメントケープ、円環状のグラビティコントロールユニットを装備。
背負いモノがけっこうなボリュームになりますが、しっかり自立可能です。
スサノヲという名前ですが、雷神っぽい・・まぁどちらにしても神の名を持つに相応しい威容です。
マルチハンガー
本体背面(腰部)に装着するジョイントユニット。
ヴィジランスモードではマルチアーマメントケープとグラビティコントロールユニットをマウントします。
九尾や玉藻も同様のジョイントユニットを背負うかたちでしたが、より機能的かつデザイン性の高いユニットになっています。
新規造形だけあって保持力も十分ですし。
上下左右のアームが可動するほか、メインフレームも前後にスイング。
底面には3㎜穴があり、スタンドの使用に最適です。
マルチアーマメントケープ
ヴィジランスモードでは大型の肩アーマーとして機能するパーツ。
まぁ、見るからにほかの用途にも使えるだろう形状ですけども。
マルチハンガーのジョイントアームよってフレキシブルに可動するので、腕部の可動を妨げません。
グラビティコントロールユニット
ヴィジランスモードでは背部に位置する円環状のユニット。
その名の通り重力をコントロールする機能があるのでしょう。これのおかげで空を飛べるとか?
ヘキサギアかよ(笑)。
デザイン的には先にも言ったように雷神の太鼓のような感じですが、ひょっとしたらモチーフは三種の神器の1つの八咫鏡なのかもしれません。
そして外周に取り付けているパーツは八尺瓊勾玉、かな? デカールのデザインがそのようなものだし。
天叢雲剣
アマノムラクモノツルギ。スサノヲのメイン武装です。
モチーフはそのものズバリ、三種の神器の1つの天叢雲剣(別名、草薙剣)。
通常は巨大な刀剣状の武器ですが、複数の可動部があり、展開することで長く伸ばすことができ、鞭や獣の尻尾のように動かすことが可能。
ブレード部分も前後にスライドします。
さらに分離変形させることで手斧、スカイウォードアックス(下画像右)と銃、クラウドスマッシャー(同左)として扱うことも。
ヴィジランスモードでの保持の際には朱羅シリーズにもあった武器と手甲パーツを接続する補助アタッチメントパーツを取り付けることで安定して持たせることができます。
しかし、例によって持ち手の手の開きが狭いので武器を握らせにくいです。
指をぐっと開かなければいけませんが、いきなりやると指が白化してしまうのでお湯などで暖めながらやりましょう。
保持力確保のために狭くしているのでしょうが、それにしてももう少し広げておいてほしいなぁ。
というか、ハンドパーツはずっと使い回しっぽいですが、そろそろ新規で作り起こしてくれてもいいんじゃないだろうか?
なお、ヴィジランススモードではジョイントパーツを使ってグラビティコントロールユニットにマウントできます。
これがジョイントパーツ。
まぁ、この輪っか以外にもマウントできる場所は一杯ありますけどね。
インセインモード
インセインとは、常軌を逸した、正気でない、というような意味で、設定としては攻撃力、機動力重視の形態だそうです。
マルチアーマメントケープを腕に装着して大型ハンドとし、グラビティコントロールユニットは左右に分割されて前方を向き、足も変形します
頭部にはフェイスシールドを装着。
ほか、細々とパーツの配置が変更。ヴィジランスモードではケープに取り付けていたプレートパーツも単独でマルチハンガーに移設され、小型のウイングになっています。
腕部、脚部がそれぞれ延長されたことで人型を逸し、獣的、あるいは悪魔的なシルエットになりましたね。
これでもちゃんと自立できるんだからすごい・・
フェイスシールド
悪魔っぽくもドラゴンっぽくも見える仮面。
格好いいですね。
3㎜軸接続になっており、専用の3㎜穴の空いた前髪パーツに交換したうえで取り付けます。
この位置の3㎜穴もいろいろと使えますね。
大型ハンド
マルチアーマメントケープをほぼそのまま腕部に装備した状態。
ハンドパーツと手甲パーツを外してから取り付けます。
指(クロー)は親指に相当するものも含めて4本すべて独立して可動します。
大型ハンドでも天叢雲剣は保持可能。
手の平側の3㎜穴に武器グリップの3㎜軸をはめ込んで保持します。
指がそれぞれ可動するので、しっかり握っている感じにできますね。
左右に分割されたグラビティコントロールユニットからがそれぞれ4枚のブレードが展開。
一気に凶悪な雰囲気になりますね。
根元で大きく可動させることもできるので、左右に広げたり、本体を守るように前方で交差させたりと、いろいろな表情付けが可能です。
ヴィジランスモードから前後反転して3本爪の獣足ふうになった足パーツ。
3本爪の可動部はわりと緩めなで、さすがにつま先立ちのような格好では自立できません。
設定的にはそうして立つのが正しい気がしますが。
グラビティコントロールユニットの力で若干浮いてるのかもしれません。
ブルータルモード
スサノヲの武装モードの最終形。
ブルータルとは野性的とか荒々しいとかいう意味で、まさしく本能の趣くまま、守りを捨てた捨て身の攻撃のみに特化した形態となっています。
インセインモードをベースに大型ハンドにグラビティコントロールユニットを装着。腕部全体が巨大な刃物のような状態になります。
マルチハンガーには展開伸長した天叢雲剣を装備。これが尻尾のような役割を果たします。
こんなガンダムいたなぁ・・
尻尾
頭状を越えて前を向くのが基本位置。
サソリの尻尾のようなイメージもありますね。
もちろん後ろに垂らすこともできます。
ほか付属品
いつもの簡易スタンドが付属。
素体モード用の支柱は定番の先っちょ丸い棒なんですが・・
シタラ Ver.カルバチョートから付属したタイプのものですが、こっちも長さはともかくベース側で角度を付けられないのでバランスをとりにくいんですよね。
というわけで、公式特典のフライングベースがなんとも嬉しいわけです。
しかも、ベース部分にメガミデバイスのロゴがプリントされてますからね。
さらに今回はスサノヲのパッケージイラストを使用したPETシートも付属。
ちょうどベースに合わせた六角形のシートになっています。
シールではなく、中央の穴に合わせて支柱パーツで挟むことで固定する仕様なので、ロゴとイラスト、いつでも好きなほうを選択できてよいですね。
また、同一ランナーが複数入っている関係で、余剰パーツもいくつか出ます。
どれも3㎜軸や穴を備えた外装パーツなので、組み換えに使えて便利。
ジョイントパーツでも今回は使用しないものがあります。
おそらく、相方のアマテラスで使用するものでしょうね。
わざわざ省かず、そのまま付けてくれるのはありがたい。
こちらも組み換えに便利です。
比較画像
あらためて、朱羅 忍者(蒼衣)と。素体モードで。
系統としてはスサノヲは忍者に連なるものだと思うのですが、まず身長が頭半個分ほども違います。
プロポーションの格差も先に言った通り。
完全に世代が違う。
武装モードでも。オプションなしの本体のみで。
スサノヲがさらに長身になったこともあり、もう見ためはHGとMGくらいの差があります。
九尾は胴体はそのままで胸部装甲だけが異様にボリュームアップしているので、素体モードではかなり歪なプロポーションになってしまっていたのですが・・やはりスサノヲくらいほかの部分のボリュームもあるのがバランスとしては正解ですね。
武装モードでも。
武装モードがデフォルトで3形態に組み換え可能というのは九尾から踏襲されたところなんでしょうか。
もうそれぞれ3形態に組み換えて並べるのは大変なので標準形態でだけで勘弁してもらいますが、スサノヲでは過去キットからの流用パーツがなく、すべての武装パーツが新規造形なので3形態それぞれの説得力は九尾より増していると感じます。
もちろん、九尾、そして玉藻の既存パーツを使った見立ても素晴らしいんですけどね。
しかし、九尾が出たときはもうこれ以上ボリュームアップはしないでくれ、この素体じゃ支えきれん・・と思ったものですが、スサノヲは九尾をはるかに凌駕するボリュームで、しかし新素体を採用することでしっかり安定するようになってるんだからなぁ・
技術の進歩ってすごいね。
オマケで、頭部の挿げ換えをいくつか。
FAG ドゥルガーと。
ムチムチ具合は同程度かと思いきや、やはり腰周りはまだ(?)ドゥルガーのほうがありますね。
でも、頭部入れ換えてもさほど違和感はありません。
身長もスサノヲが従来モデルより大型化しているのでほぼ同じくらいですね。
なお、スサノヲには従来モデル同様、FAG等の頭部を取り付けられるジョイントが付属しており、通常のジョイントと入れ換えることで頭部挿げ替えが可能ですが、FAGにはメガミの頭部取り付け用のジョイントは付かないので、ドゥルガーボディにスサノヲの頭部は乗っけているだけです。
なんでFAGにメガミ用ジョイント付けないのかなぁ?
ルミティアと。
こちらもムチムチ具合はいい勝負ですが、ルミティア脚長ぇ・・スサノヲも随分脚長だと思いましたが。
ルミティアボディにスサノヲヘッドはわりと合ってますが、スサノヲボディにルミティアヘッドは堕天感が強いですね。
めっちゃ笑顔ですが(笑)。
最後にまどかと。
もうすっかりオチ要員ですね、まどか。
JKスサノヲは普通に可愛い。
以下、画像
まず素体モードで。
脚部付け根の引き出し可動が標準仕様となっているので脚組みポーズも自然に。
まぁ・・ね。
ここまでくると背中の隙間もちょっと気にはなる。
立て膝で。
素体モードは色味も合ってやはり忍者っぽさが強いですね。
退魔忍っぽいとまでは言わない・・
寝そべりポーズで後ろから。
ふむ。セクシー。
M.S.G 日本刀2を持たせて。
肩、肘ともに関節強度がかなり強いので、片手で天叢雲剣を持ってもそうそう腕がへたることはありません。
とりあえず今のところは。
スタンドを使って。
ビス留め式のスタンドなので支柱がへたることはまぁないんですが、さすがに重いので回転軸部分でくるっと回っちゃうことはありますね。
気をつけないと・・
スカイウォードアックスとクラウドスマシャーで。
踵のパーツが若干邪魔になりますが、もちろんこの形態でも立て膝は可能。
しかし・・機種名も皇巫だし、メイン武器の基本形態も和名なのに、分離形態やほかの装備群はほぼ横文字なのはなんでだろうか?
インセインモードで。
どうも、ガンダムバルバトスです!(笑)
腕部の大型化、脚部の伸長、さらにフェイスシールドの装着で一気に怪物的シルエットに変貌。
基本形態から大きくシルエットが変わるわりには意外と手順も少なくて組み換えも快適です。
しかもちゃんと女性的に見えるんだよなぁ。
ブルータルモードでも。
どうも、ガンダムバルバトスルプスレクスです!
あるいはもう、なにかしらのゾイドです!(笑)
勝手に開催。スサノヲ説明書通り作らない選手権。
AUVフレーム含む付属パーツのみを使って、獣型のサポートマシンを組んでみました。
まず4足タイプ。
マルチアーマメントケープを前脚に、当初は虎などをイメージしていたのですが、貧乏性とでもいうのか、なんやかんやパーツを付け足していってしまって、最終的にドラゴンっぽい感じになってしまいました。
でもまぁ、これはこれで。
マルチハンガーがほぼそのまま獣型の胴体として使えますし、フェイスシールドもそのまま顔にできますね。
もう1パターン。
飛行タイプですね。
ハンガーの戦後を入れ換えて、ケープとプレートを組み合えあせて翼に見立てました。
天叢雲剣は分解して首と尻尾にしました。
それぞれスサノヲ本体と一緒に。
デフォルトの組み換えと言っても全然通用しそうじゃない?(自画自賛)
続いて本体をベースに武装モードのバリエーションもいくつか。
まずがハンガーは背負わず、本体に直接パーツ装着するパターン。
下半身はプレートパーツを組み合わせてスカートっぽく。
グラビティコントロールユニットはジョイントパーツをグリップにしてヒートショーテルをイメージしました。
なかなか可憐な感じにできたのではないかな。
続いて異形タイプ。
腕は6本、脚は4本の獣神モード。
ポーズのためにスタンドを使いましたが、一応4本脚で自立できます。
これはスサノヲ単キットのみでは完成できず、後ろの脚部の取り付けのために朱羅 忍者の脚付け根パーツを使いました。
というか、メガミの太腿ロール軸、やはり3㎜だと強度的に不味いんですかね?
あそこが3㎜だったら、もっと組み換えの幅が広がるんだけど・・
無理なら3㎜変換用のジョイントとか、付けてくれないかなぁ。なにかで代用できましたかね?
コトブキヤムチムチ四天王見参!
重槍のドゥルガー!
破弓のジェネ!
聖光のルミティア!
そして四天王最強、剛剣のスサノヲ!
噛ませ臭がすごい・・(笑)
最後に、一部のみですがデカールを貼って。
デカールの量、九尾や玉藻に較べると大したことなかったので、久々に貼ろうとは思っていたんですよ。
でも、しっかり貼れたと思っても撮影中にいじり回してるうちに剥がれたり、傷が付いたりということが毎度あるので、一通り撮影終わってからにしようと思ってね。
で、あのパーツの組み間違いに気付くというね・・そんなことばかりですわ。
ともあれ、やはりポイントだけでもデカールを貼ると情報量も増えて全体がさらに引き締まりますね。
最低でも左肩の “剣” の文字デカールと、背中の勾玉デカールくらいは貼るべきですね。
以上、“皇巫 スサノヲ” でした。
メガミM.S.Gの構造を標準装備し、さらに腹部のボリュームアップでプロポーション、可動性ともに従来モデルより1段以上向上。
さらに脚部の伸長で全体のサイズも一回り大きくなった皇巫 スサノヲ。
まさに新たな年の幕開けとともに登場するに相応しい、新世代のメガミデバイスになってくれたと思います。
これまでのメガミは、可動性はよい、ただプロポーションに関してはFAGに及ばない・・という印象だったのですが、今回の新素体、もはやFAG マガツキレベルに匹敵する肉感になってしまいました。
やはりダークアドヴェントなのかもしれない・・
いや、露骨なエロ要素はないので違うか。
大ボリュームの武装モードも、大型化して強度も増した素体のおかげで安定感があり、各間接保持力の強さも相まって大胆なアクションポーズがしっかり決まります。
パーツのポロリもほとんどなく、これだけのパーツ数にもかかわらず弄っていてストレスをほとんど感じないのはすごい。
メガミでこんなにスムーズに撮影が進んだのは初めかもしれません(笑)。
素体、AUVフレーム、武装本体、そしてフル装備の武装モードが3形態と、説明書通りに組むだけでも都合6形態への組み換えができますし、メイン武器の天叢雲剣の分離変形ギミックも楽しい。
もちろんオリジナルでも、単体縛りとしてもかなり自由度の高い組み換えが可能です。
あと、思いのほか組みやすい。
このあたり、コトブキヤの昨今の進化には目覚ましいものがありますね。
ただ気のせいでしょうか、パーティングラインやバリがちょっと目につくような・・
本文でも触れた腹部内部のジョイントなどは下手をすれば破損に繋がりかねないので、気をつけたほうがいいと思います。
あとは後頭部。これはもう髪パーツへのこだわりの強さが裏目に出ているのかもしれませんが、けっこう目立ちますね。
カンナがけしてもなかなか消えてくれない・パチ組み派にはわりと厄介な問題です。
まぁ、あえてケチをつけようと思うとそれくらいかなぁ。
実際、ほかには文句のつけようがないですわ。
さすが、開発に3年以上もかけただけのことはある。
個人的には、ボディはスレンダーなままなのに胸部装甲ばかり大型化していっておかしなプロポーションになってしまっていた九尾や玉藻はちょっと可哀想だな、くらいに思っていたので、見事にプロポーションが整えられたスサノヲにはホッとしました。
まぁ、今後続々と登場するのだろう新世代メガミがすべて皇巫クラスのむっちりボディだと辟易してしまうかもしれませんが、おそらくはシリーズごとにプロポーションは変更してくるものと思います。
オリジナルナンバリングでの幼女メガミの発売も、そう遠くないことでしょう。
新世代メガミのラインナップに期待が高まります。
とはいえ、まずはスサノヲの相方アマテラスの発売ですね。
今週末のコトコレで詳細発表されるかな?
といったとことで、今回は終了。
またのご訪問を。
柄尻に生えている3㎜軸を手の平の穴にはめ込んで保持します。
左手に持たせる場合は柄(柄尻だけでもいい)の取り付け向きを変更します。
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