2022年、新年明けましておめでとうございます。
2021年は104本のレビューを書くことができました。
今年もそれくらいは書くことになるのかなぁ。
まぁ、これまで通りまったりと、速報性は皆無でお送りしますのでよろしくお願いします・・というか、今回も本当なら元日中にアップするつもりだったんですよ。
それが、画像撮影の不備で強までずれ込むことになってしまいました。
まったく、新年早々なにをやっているのか・・
気を取り直して、
2022年最初のレビューは、ノンスケール アルカナディア より、
“アルカナディア ルミティア” です。
「わたしと、エンゲージ、してくれますか?」
ガールキットの雄、コトブキヤが挑む新たな境地。
SF✕ファンタジーをテーマにした新シリーズ、“アルカナディア” が遂にスタート。
トップバッターとして、
“天使型ディアーズ ルミティア” が発売されました。
ということで、フレームアームズ・ガール、メガミデバイス、創彩少女庭園に続くコトブキヤのガールキット4本めの矢、アルカナディアが2021年のクリスマスを前に堂々のスタートとなりました。
フレームアームズのスピンオフとして始まったフレームアームズ・ガール(FAG)、武装神姫の流れを汲むメガミデバイスでメカ✕少女のプラモデルシリーズの先駆者となり、今日のガールキット戦国時代においてすでに確固たる地位を築いているコトブキヤ。
しかしその野望(?)は衰えることがなく、ごく普通の女子高生をリリースする創彩少女庭園の発表で世を驚愕させたのももはやⅠ年以上前の話。
そして次なるテーマが、最初にも言ったSF✕ファンタジー。
次世代エネルギー、“アルカナ粒子” によって、急速に発展した近未来、仮想空間サーバー、“エデン” によって社会は様々な影響を受けていた。
とくにエデンを介して仮想空間にファンタジー世界を構築した多人数参加型ゲーム(VRMMO)、“ARCANADEA(アルカナディア)”が人気を博していた。
そんななか、のちに【壊世ノ夜】と呼ばれることになるエデンのメンテナンス中に起きた原因不明の爆発事故を境に、現実世界の各地で異常気象や通信不良、相次ぐ失踪、人の身体能力の異常な向上など奇妙な出来事が起こりはじめる。
異常な現象が起こった現場で発見されたアルカナ粒子と似たエネルギー反応を持つ結晶体、アルカナストーンは最大級災害特定危険物と断定される。
一方で、現実世界には存在しないはずの生命体の姿が確認される。それには人に危害を加える者と、人に溶け込もうとする者とがいた。
やがて後者は、親愛なる者を意味する “Dears(ディアーズ)” と呼ばれるようになる。
そして明かされる衝撃の真実。
アルカナ粒子は本来ディアーズたちの住む別世界からもたらされたもので、ディアーズならばアルカナストーンを回収することができる。
こうしてディアーズとともにストーン回収に従事できる人間を “ディアマスター” に任命され、必要な強化・サポートツールの無償で提供、成功報酬も与えられるようになった・・
と、世界観およびイントロダクションを要約するとおおよそそんな感じですね。
ディアーズのなかには本来の世界から流出したアルカナを回収することを目的に現実世界(人の世界)にやってきた者もいるようで、彼女たちとエンゲージ=契約して世界を元に戻すのが我々(?)ディアマスターの使命ということなのだと思います。
で、このアルカナディアシリーズはそんなディアーズたちをキット化したものとなりますので、テーマとしてはSF✕ファンタジーながら、キットだけを見るとほぼファンタジー要素で占められている印象です。
FAGやメガミデバイスでもファンタジー要素を取り入れたものはありましたが、ここまでガッツリファンタジーなキットをオリジナルでやるのは初めてだと思います。
原作ありでは装甲娘がかなりファンタジー寄りでしたかね。
キット自体の方向性としては、可動やギミックよりも造形重視。メガミというよりはFAG寄り。構造面ではFAGと創彩のいいとこ取りという感じでしょうか。
それでは、レビューしていきます。
キットはパチ組みに一部塗装での仕上げです。
パッケージ
新たに手を出すシリーズについてはまずパッケージを鑑賞することが恒例になってきていますが、実際どのシリーズも非常に力が入っていて、本当、プラモデルの箱とは思えません。
いやね、今までも、ガンプラやメカ系のプラモの箱絵ももちろんすごいんですけどね。
でもこれは、普通に画集の表紙でしょうよ。
商品名の文字とか縁取りとか、箔押しですよ。
とまぁそんなわけで、キャラクターデザインを担当したnecömi氏描き下ろしのイラストが全面に使用されています。
スタイルとしては創彩から引き継いだ感はありますが、さらにパッケージ全体へのこだわりが深くなっており、基本的に縦置きすることを前提に、上面と
僕はだいたい箱は残しておく(というか完成後はそのまま箱にしまう)派なんですが、普段は捨てるという人もこれは残しておきたくなるんじゃないかなぁ。
ノーマルモード
いわゆる素体モードですね。
とりあえずの第1ヒロイン枠、天使型ディアーズのルミティア。
「はじめまして! わたしは見習い天使のルミティア。ルミアって呼んでくださいね」
天使の輪っかこそないですが、見ためは分かりやすく天使ですね。わりと王道のデザインだと思います。
ただ、なかなかムッチリしてますね。健康的でよいと思います。
どうも食いしん坊キャラでもあるっぽい。
衣装はほぼ白一色なので若干地味ですが、各部のディティールは彫刻的で美しいので、それらに色を乗せることで一気に情報量が増すと思います。
まぁ、あまりやるとうるさいかな。
背面。
小さな翼が可愛い。
腰の燕尾とリボンは外すこともできます。
では、各部を見ていきましょう。
肩と上腕の間に付けるスペーサーパーツは・・こういうのなんていうんでしょうか? 見ためにはシュシュをはめたような感じ。
なぜか軟質製のパーツになっています。
お腹のひらひら(腹巻き)は胸の下のパーツで挟み込むかたちになるので取り外すことはできません。
左右ともに前の2枚のみわずかに可動しますが、ちょっとテンションがかかっていて、動かしてもすぐ元に戻ってしまう感じ。
腰部パーツは前後ともに塗装済み。
このテのタイプのキャラには珍しく(?)、布面積多めのブルマタイプです。
健康的ですね。
股関節は下部にスライド。
さらに脚部側に引き出し関節が仕込まれ取り、可動性は十分です。
ただ、付け根の接続がボールジョイントで、とくに右側のジョイントが外れやすいという報告が多く上がっています。
これは最新のFAGと共通の構造ですが、確かにこれまでもマガツキやドゥルガーで同様に脚が外れやすいという感触はありました。
しかしこれ、ジョイント受け(上図のC⑤)が緩いのではなく、逆に精度がよ過ぎて嵌まりにくい、ということのようです。
なので、もうこの段階でボールジョイントをはめ込んでしまえばとくに問題ないです。
さらに保険として可動部(上図ではB⑦)の軸をスムーズに動くように調整しておけばそうそう脚が外れるようなことはないかと。
しかし、そもそも軸接続にすればこんなことを気にする必要もないんですけどね。
太腿ロール軸がある時点で、最終的な可動性はほとんど変わらないと思うので、メガミみたく軸接続でよいと思うんですが・・
脚部構造は創彩からさらに進化したものになっており、まっすぐ伸ばした状態では膝関節がほとんど目立たないようになっています。
しかし、膝関節を引き出すことでこの通りほぼ180度曲げるられるようになります。
肩にはやはり現行のFAG同様わずかに前後スイングがで機関説パーツが内蔵されています。
体幹部分の可動部は胸部と腹部の接続部のみ。腰部可動はありませんが、先の関節と脚部付け根の可動を併用すればこの程度の前屈は可能です。
まぁまぁ身体の固いヒトですけでどね(笑)。
ハンドパーツは定番の握り手、平手、持ち手のほか、祈りや願いをイメージした左右で組んだ状態の一体成型のものが付属します。
こういう特殊タイプのハンドパーツは表現の幅が広がるのでよいですね。
FAGやメガミにも流用できますしね。
背中の羽根は前後にスイング。
基部パーツ中央の3㎜穴に蓋をするパーツも付いてきます。
なお、翼パーツは2パーツの貼り合わせなのですが、ご覧のように合わせめというか、分割線がガッツリ出てしまいます。
生身の翼とするならば、ここはやはり消さなければならないところなのでしょうが・・
また、基部パーツの接続は六角軸になっています。
つまり、翼を外したルミティアの背中には六角穴が空いているのです。
アルカナディアとヘキサギアの世界が繋がった・・!
まぁ、後述のウィライズモードで負荷のかかる翼基部をしっかり固定するために六角軸が採用されたということなのでしょう。
翼を付けない場合のアタッチメントパーツも付属します。
頭部周りのアップ。
可愛いですね。
チョーカーのリボンは塗装済みです。
髪の造形へのこだわりは相変わらずすごいのですが、前髪はちょっと合わせめが目立ちますね。
しかし後ろ髪のこの密度よ・・
なんと後ろ髪だけで8パーツ使用されています。
また、これまで頭部基部パーツとして顎などと一体成型だった耳が別パーツ化されていたりします。
今後、いわゆるエルフ耳などとの交換も可能になるのかな。
左右の羽根飾りがない状態にもできます。
羽根飾りを外した部分に蓋になるパーツをはめ込むのですが、かなり小さいので紛失には注意です。
FAGおよび創彩少女、メガミデバイスとの頭部挿げ替え様にそれぞれ専用の首パーツも付属します。
真ん中がデフォルトのルミティア(アルカナディア)用で、左がFAG(創彩)用、左がメガミ用。
もっとも、FAG、創彩とは頭部の接続径が同じなので、そのままポン付けすることも可能です。
違いは長さだけですね。
ちなみにFAG用の首パーツに交換してみると、
この通りかなり印象が変わります。
フェイスパーツは4種類が付属。
通常顔(正面目線)
どれも個性を感じるよい表情です。
タンポ印刷の精度は言うまでもなく素晴らしいもので、瞳の光彩や微妙なグラデーションなど、necömi氏のイラストを可能な限り再現しようとする執念すら感じます。
エンゲージリング
ディアーズとディアマスターのエンゲージの証となるリングパーツが付属。
中央の宝石(?)部分は塗装しました。
これは、ルミティアの頭部にはティアラのように被せることができます。
ただとくに固定はされず、本当にただ被せるだけ。
フィット感はないのでけっこうズレるし、普通に落ちます。
なお、本当のエンゲージリングのようにディアマスター(我々)の指にはめることも可能です。
こちらは僕の手です・・なんかすみません。
でも僕、男性としてはわりと指が細いほうだと思うのですが・・はめるときはすんなり嵌まったんものの、抜くときはやはり関節で引っかかって少々苦労しました。
なので、エンゲージはあくまで自己責任でお願いします。
ウィライズモード
いわゆる武装モードですね。
イメージとしては装備を着け換えたのではなく、アルカナの力でもって変身した・・ノーマルモードの衣装が変化した、という感じでしょうか。
手脚にアーマーパーツが追加され、背中の翼が大きくなりました。
シンプルだったノーマルモードから一気に派手に。
色は相変わらずほとんど白ですけどね。
見習い天使から頼もしい天界の戦士・・ヴァルキリーっぽい雰囲気になりました。
背面。
翼の存在感がすごい。
その翼ですが、ノーマルモードのそれと同一形状に3㎜軸が追加された小翼パーツに大翼パーツを取り付ける仕様になっています。
なので、小翼パーツで前後スイング。さらに大翼パーツは自由に角度を変更することができます。
大翼自体も2箇所で可動し、多彩な表情付けが可能になっています。
まぁ、ここまで開くと完全に切れちゃってますけどね。
しかし、とにかく造形が素晴らしいです。
しっかりと厚みもあり、羽根一枚一枚の重なりにもちゃんと説得力があります。
成型色も、画像ではわからないですがパール調になっており、本体の白とは雰囲気が異なってより神秘的な印象になっています。
大翼を外したウィライズモードがこちら。
これはこれでよいですね。
では、各部をピックアップ。
頭部は羽根飾りを変更。
ノーマルモードでは前を向いていた者が後ろ向きになり、サイズも大型化。
さらに頭頂部にカチューシャ状の飾り追加(ノーマルモードの頭頂部髪パーツと交換)されています。
腕部は肩のスペーサーパーツをアーマー付きのものに変更。
さらに前腕の袖パーツを、左は3㎜穴付きの手甲、
右は羽根のような装飾の施されたな手甲パーツに交換します。
また、肩アーマー・・というか3㎜軸なしのスペーサーパーツ(ゴールド成型の輪っかパーツ)も付属します。
お腹のひらひらにはこちらも羽根のような形状のクリアパーツを追加(裏打ち)。
後部は一体成型ですが、可動する4箇所についてはもちろん独立しています。
一応、形状に違いがあるので注意。
脚部は太腿より下をまるっと交換します。
膝周りの装飾やアーマーは複雑な形状と配色を見事に成型色で再現しています。
膝周りはノーマルモードのような感じではなく、普通に関節が見えています。
そのまま約180度曲げることが可能。
なお、関節可動はかなり固めなので少し調整したほうがいいかも。
腰裏にも装飾が追加。
ノーマルモードのリボンと燕尾の下にパーツを追加するのですが、取り付け用の3㎜軸パーツを長いものに交換します。
なお、この後部の装飾パーツの取り付け軸はただの軸なので、ウィライズモードはもちろんノーマルモードでも多少の左右スイングはできますが上下スイングはできません。
そのため、装飾を付けたままではいわゆる女の子座りができないんですね。
そこで、Twitterでとあるモデラーさんが提案していた簡単な改修案を採用。
メガミバイスのZランナーで大量に余ってくる接続部がボールジョイントタイプの球体ジョイントを、付属の軸の代わりに使うと、
ウィライズモードでパーツ3つ取り付ける場合は、ジョイントそのままだと最後のリボンのはめ込みがかなり浅くなりますし、一方で本体側からは少し離れた位置になってしまうので、多少の加工は必要かもしれませんが(画像ではなにも加工していません)、ポージングの幅が広がると思います。
剣・鞘
刃の中央が膨らんだ形状で、鍔基に美しい装飾が施された専用の剣と、その件を収納可能な鞘が付属。
戦闘用というよりも儀礼用というか、ルミティアの雰囲気に合ったデザインです。
さすがに細かな配色までは再現されていないので、設定色とは違いますが鍔や柄、鞘の縁部分などは塗装しました。
剣を鞘に収納した状態がこちら。
鞘は保持用のグリップの着いた専用のアタッチメントパーツを取り付けることが可能。
一応グリップは3㎜軸接続なので、それを外せばほかの3㎜穴に鞘を取り付けることはできますが、腰周りには3㎜穴がないので腰に提げることはできません。
専用スタンド
クリアブルー成型のディスプレイスタンドが付属。
支柱は太めで強度、保持力は少なくともルミティアを支えるぶんには十分だと思います。
支柱はベース接続部、中央、本体接続部の3箇所で可動。
さらにベース接続パーツは軸タイプとボールジョイントタイプから選択可能なので、ポージングの自由度も高いです。
円形のベースにはレリーフ状のディティールが施されています。
そこにはアルカナディアに登場する天族(画像赤丸の位置)、
通常はゴールドで成型されているランナーをクリアイエローで成型したものと、タンポ印刷なしのフェイスパーツが各表情ぶん(4つ)付属してきました。
クリア成型のパーツはどこかに組み込もうかとも思ったんですが、結局使わずに普通に組みました。
比較画像
FAG ドゥルガーと。ノーマル(素体)モードで。
ドゥルガーと較べると、身長は若干ですがルミティアのほうが大きいです。
脚が長いんですね。頭の大きさはだいたい一緒。
腰周りのムッチリ感はいい勝負です。
創彩少女のリツカと。こちらもルミティアはノーマルモードで。
身長はほぼ一緒。あらためてリツカのスタイルによさを実感します。
ムッチリ感は・・まぁ勝負になりませんな。
他社のガールキットとも。
まずチトセリウム プラチナムと、ウィライズ(武装)モードで。
まぁ、たぶんなにか違うモノなので、プロポーションは大きく違います。
でも同じファンタジー要素の強いシリーズということでは相性はよいかな。
ちなみに、この撮影の直前にプラチナムの左肩がもげました・・(悲)
なので、画像は両面テープで留めて撮ってます。
・・そのうち直します。
続いてギルティプリンセス アリスと。同じくウィライズ(武装)モードで。
身長はおおよそ同じくらい。
ギルプリもファンタジー要素強めなので絡ませると面白いかな。
並べてもとくに違和感はないと思います。
以下、画像
まずノーマルモードで。
可動性はメガミには劣りますが、最新フォーマットのFAGよりも若干向上している気がします。
先にも言及した股関節、脚付け根の内蔵関節によって脚部の可動性は十分。お腹のひらひらが若干動くこともあって綺麗な立て膝も可能です。
上半身もわりと大きく反ることができ、首も比較的後方に動かせるので、腹這い姿勢もまぁまぁいけます。
なにかというとバックショット撮りがちですが・・
うん。思ったほどセクシーさはない。
インナーも後ろから見るとブルマというよりむしろショーパンっぽい感じなんだよな。
ちなみにこれ、支えなしで片脚で立ってます。
ぺたんこ座りでまったり。
腰装飾の接続は先のメガミZランナーのジョイントに変えています。
この表情いいですね。
ほかの3種の表情だけでも十分魅力的ではあるんですが、この緩んだ顔の有無でキャラの深みがまったく違ってくる。
堕天使ならぬ駄天使感(笑)。
ウィライズモードで。
本体の可動はノーマルモードからとくに変わりありません。
脚部はほぼまるまる交換するわけですが、こちらの膝関節は通常の二重関節なので、そのまま約180度曲げることが可能です。
太腿周りに装飾がお腹のひらひらなどと干渉しがちなので、その点は少し注意したほうがいいかもしれません。
やはり大翼のフレキシブルな可動で表現の幅がぐんと広がるので楽しいです。
このように本体を守るように前に回したり。
大きく広げると表面積が一気に増してすごい存在感になります。
大空へと手を伸ばすイメージ。
その視線の先には未来のディアマスターがいるのだろうか?
特殊ハンドパーツですが・・意外と祈ってる感じの表情がないんですよねぇ。
この表情と合わせるとまた駄天使感が・・(笑)
パッケージアートのイメージで。
たまたまハトのミニチュアフィギュアがあったので。ちょっとでかかったけど。
これも上手いことバランスとって水平にしたスタンド支柱の上に座れてます。
エンゲージありがとうございます♡
なんだろう? なにか取り返しの付かないことになってしまったかもしれない・・(笑)
肩アーマーと膝アーマーはともに3㎜軸接続なので入れ換えることもできます。
さらにわかりにくいですが翼を背中から腰に移設しました。それだけでもけっこうイメージ変わります。
武器もスカルマサカーを持たせてみたり。
それでは、皆さんお待ちかね(?)の挿げ替えタイム。
先の通り、首パーツを交換することでFAGや創彩少女、メガミなどの頭部を乗っけることができます。
そんなわけで誰でもお手軽に天使にクラスチェンジ可能。
天使 ドゥルガー
こちらは・・ちょっとムッチリし過ぎましたかね。
いや、ひょっとしたらリツカも抜けばこのくらいなのかもしれない。
天使 エクソシスト
これはまたヤバイのが誕生してしまった。
本来聖職者のはずなのである意味上級職へのクラスチェンジという気もするのですが・・なんだろう? カオス寄りになった感が(汗)。
また、翼のみ移植することで誰でもそのままの姿で天使に・・
いや、誰でもじゃないですね。背中に3㎜穴があるガール限定かな。
あと適当な3㎜軸が必要です。ランナーの枠をカットすればいいですね。
ただ、ほかのガールたちの場合はそのまま穴のある位置に翼基部を取り付けると微妙に位置が低いですね。
さらに、ルミティアヘッドをほかのガールボディに挿げ替えたりも。
FAG、創彩にはそのまま取り付け可能。メガミの場合はFAG用首パーツに交換すれば取り付けられます。
というわけで、リツカボディにヘッドオン。
可愛い。
羽根飾りなし頭部にできるからそのまま創彩少女の新キャラになれます。
世を忍ぶ仮の姿・・みたいな。プロポーション的にもかなり忍んでますな。
ガール以外にもヘキサギアや、
ここまでリアルで生物的な翼パーツというの珍しいですからね。
翼パーツは可動ジョイント含めて1枚のランナーに収まっていますし、これだけで単体発売しようと思えばできますよね。
てか欲しい。いろんな色で欲しい。
以上、“アルカナディア ルミティア” でした。
コトブキヤガールキットの集大成というか、これまでに培ってきた技術を惜しみなく注ぎ込んで作ったという感じです。
方向性としてはFAGの延長という印象ですが、ムッチリと健康的なプロポーションが破綻しないギリギリのラインで高い可動性を実現。
造形レベルの高さは言わずもがな。そこまでやるか? という髪パーツの分割も驚きましたが、やはり翼パーツですね。
しっかりと厚みもあって、まさしく本物の鳥の翼を思わせる、こんな翼パーツなかなかないですよ。本当、単体発売してほしいです。
本体の色分け精度も高いですし、パチ組みでも全然問題ないですね。
まぁ、最近のキットはだいたいそうですけど。
右の股関節やウィライズモードの膝関節など、いくつか気掛かりな点もありますが、致命的な欠点とはいえず、概ねストレスなく遊ぶことができると思います。
付属スタンドの自由度が上がったことも大きいですね。
そんな感じでルミティア、新シリーズのトップバッターとして、今後のシリーズ展開に大きく期待を抱かせる役割をしっかり果たしてくれたのではないでしょうか。
すでに第2弾の悪魔っ娘、第3弾の和風キツネ巫女、そして第4弾はまだシルエットでしたが、まさかのセントール娘までのラインナップが公開されているアルカナディア。
とりあえず、コトブキヤはキツネ好きだな。
あと、当時社内で馬が流行ってたんですかね?
天使、悪魔という王道から獣人キャラでの変化球がエグい・・
まぁ、モチーフ云々もそうですが、FAGでもメガミでも創彩でもできないことをしなければ、わざわざ新シリーズを立ち上げた意味がないというところで、ひょっとするとコトブキヤのガールキットシリーズ随一のイロモノシリーズになっていくかもしれませんね、アルカナディアは。
それくらい予想がつかない。
実に楽しみです。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。
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