ヘキサギア ウィアード・テイルズ レビュー

 今回のレビューは、1/24スケール ヘキサギア より、

“ヘキサギア ウィアード・テイルズ” です。


 しばらくご無沙汰だった第3世代ヘキサギアの新作、

“ウィアード・テイルズ” が

発売されました。

 今回は同時発売の、

“ガバナー ライトアーマータイプ:ローズ Ver.1.5” も

一緒にレビューしていこうと思います。


 しばらく第2世代型のリリースが続いていましたが、ウインドフォール以来、1年と7ヶ月ぶりの第3世代型です。

 完全新規(共通ジョイントランナー等は除く)となると、実にハイドストーム以来、3年と1ヶ月振りということになりますね。

 第3世代型だけでなく・・というかむしろ第2世代型でより顕著ですが、新作キットでもたいていはいくらか流用パーツが含まれるのがヘキサギアの特徴、というのも変な話なんですが、しかしそういった仕様が、各機体の系譜なども感じられてよい、とする向きもあるかと思います。

 それも流用の仕方が巧いからこそではありますが。

 しかし、そんななかで今回のウィアード・テイルズ、初期のシリーズキットほぼすべてに含まれていた共通ジョイントランナーはもちろん、PCヘキサグラムすら入っていません。

 もちろん、可動部用のジョイントパーツなどに同形状のパーツはありますが、それらもすべて新規ランナーに含まれています。

 唯一、3つあるポリキャップのみ汎用かもしれませんが、それも含めて一切余剰なしというのは、ひょっとしたらシリーズ初?

 そしてガバナー ライトアーマータイプ:ローズ Ver.1.5。

 ポーンA1、センチネルに続く初期ガバナーのアップデート版です。

 メガミデバイスもですが、ヘキサギアもいろいろと更新される時期になってきたんだなぁ・・

 時が経つのは速い。


 それでは、レビューしていきます。

 キットはともに素組みに一部塗装での仕上げです。


ウィーアード・テイルズ

 発表された時期は、確かメガミデバイスの朱羅 九尾が発売され、説明書通り作らない選手権などで盛り上がっていた頃だった記憶があります。

 当時、コトブキヤではキツネが流行ってたんでしょうね。

 と、それはともかく、ヘキサギアというとやはり動物モチーフの第3世代型から始まったわけですが、そのデザインはゾイドのように明確に特定の動物をメカ化したものではなく、あくまでモチーフという感じでした。

 わかり易いのがブロックバスターやモーター・パニッシャー。

 モチーフは昆虫ですが、6本脚ではなく4本脚でしたし。

 また、初期の機体はバークルモードへの変形もメインギミックになっていましたから、一部の機体にはタイヤが組み込まれていたりと、獣を模した機械、兵器という印象が強かった気がします。

 アグニレイジが登場したあたりから、生物感が増してきた感じはありますね。

 それから2年余りが経って登場したウィアード・テイルズは、しかしまた違った雰囲気を纏ってきました。


ゾアテックスモード

 モチーフはキツネですね。

 顔が完全にキツネですし、尻尾は三つに分かれていますが、いわゆる妖狐をイメージしたデザインですね。

 一方で、四肢の先端が細長いクロー状になっており、まるで昆虫の脚のようで、そこはヘキサギアらしい捻りのあるデザインになっています。

 あと、思ってたより大きい。

 基本姿勢が常につま先立ちしているようなものなので、体高が高いんですね。

 グラビティコントローラーによる自重軽減効果で、この巨体でも軽やかな挙動が可能だそうです。

 前脚の装甲や四肢の付け根に勾玉っぽいディティールがあるのも面白い。

 後ろから。

 ボディ自体は左右に薄く、華奢であることが後ろから見るとわかるかと思います。

 三つ叉に分かれた尻尾の根元がキュート。


 頭部のアップ。

 口が開閉します。

 口腔内には砲口のようなディティールがありますが、アグニレイジ備えていたも特殊能力、インアペリアルロアー・・ゾアテックスタイプのヘキサギアの動作を抑制する咆哮をそこから放つのだと思われます。

 また、耳はボールジョイント接続、頬のブレード(アンテナ?)は軸接続でそれぞれ可動します。


操縦殻(コクピットシェル)

 前面および上面を甲羅状の装甲で覆った、半密閉型のコクピット。

 装甲はもちろん開閉し、ガバナーの乗降が可能です。

 装甲は背面のシートとしっかりジョイントで固定されます。

 正面のコンソールには3面のモニタが備わっています。

 ガバナーはそのモニタを見て操縦するんでしょうね。

 モニタはメタリックブルーで塗装しました。ちょっとムラが酷いですが・・今回、ウィアード・テイルズの塗装箇所はここだけ。

 コントロールグリップは基部で左右にスライド、さらにグリップ自体も回転します。

 フットペダルも可動し、様々な体格のガバナーに対応。

 ガバナー固定用のジョイントはありません。


強化型グラップルブレード

 モーター・パニッシャーが脚部先端に装備するものの強化型。

 使用時に荷電する機能が追加され、攻撃力が高くなっているそうです。

 最初にこの脚を見たときに、あ、ひょっとしたらモーター・パニッシャーからパーツの流用があるのかな? と思ったんですよね。

 なお、2本爪ですが一体成型。

 また、ブレードを含む四肢の先端ユニットは前後左右、4つすべて共通になっています。

 いわゆる手首などに相当する可動部はなく、腕で言うと前腕から先、足で言うとつま先が真っ直ぐ伸びた状態で固定となっています。


小型ヘキサグラムストレージ

 通常は背部(ガバナー用シートの後方)に装着されている、携帯可能なヘキサグラムストレージ。

 2つの筒を上下に繋いだような形状で、それぞれの筒の先にはヘキサ孔が開いています。

 取り外し、後部の持ち手でガバナーに持たせることが可能。

 画像ではFAG レティシア〈リュウビ〉などに付属のクリアグリーンのヘキサグラムを装填してみました。

 これを装着していないと、ウィアード・テイルズは動かないんですかね?

 それとも、予備バッテリーみたいなものと考えればいいのかな?


スペードロアー

 画像ではFAG レティシア〈リュウビ〉などに付属のクリアグリーンのヘキサグラムを装填してみました。

 これを装着していないと、ウィアード・テイルズは動かないんですかね?

 それとも、予備バッテリーみたいなものと考えればいいのかな?


 ウィアード・テイルズの性能のほとんどを賄っていると言っても過言ではない、ウィアード・テイルズを第3世代型の中でもなかとくに異質な機体たらしめている特殊装備。

 要は本体から分離しての単独飛行が可能な攻撃端末ですが、単純なドローンではなく、それぞれにKARMAが搭載されており、極めて高度な連携行動が可能な自律型ヘキサギアということです。

 KARMAとは、ヘキサギアの魂のようなものですね。

 つまり、ウィアード・テイルズは、主に攻撃を担う同型の3機と、その運搬役でもある1機、併せて4機の第3世代型の集合体ということです。

 搭乗者のガバナーを含め、最大5つの独立した意思による連係行動も可能というんだから、それもう反則だろ(笑)。

 そんなスペードロアーの、分離独立攻撃形態。

 マウント状態では後方にたたまれていたレーザーライフルが前方に展開します。

 やっぱり、なんか虫っぽんだなぁ。

 グラビティコントローラーとスラスターの併用で優れた空間機動が可能で、遠距離ではレーザーライフルによる射撃、近距離ではライフルに備わったブレード部に荷電するヴォーパルソードによる斬撃で攻撃します。

 ライフルはアーム含めてフレキシブルに可動しますが、本体部分とわりと干渉するので、動かす際は少し注意が必要。

 裏面はこんな感じ。

 多数のヘキサ孔、3㎜穴があるのでカスタマイズも容易です。

 また攻撃だけでなく、レーザーライフルを横向きに開き、3機で陣形を組むことによって強力な防御フィールド、プラズマヴェールを展開することも可能。

 ほぼほぼフィンファンネルですね。


エアロバイクモード

 システムコンバートにより変形する飛行形態。

 バイクという名称ですが、形状的には謎の飛行物体。

 しかし、ここ最近第2世代のカッチリ変形を見てきたこともあり、なんというか、う~む・・

 基本的に四肢や尻尾をたたむくらいですからね。

 尻尾の1箇所以外、固定用のジョイントもありませんし、各部の位置決めがなかなか・・

 まぁ、初期キットと違って体幹部分がしっかりしているので、そうそう形状が破綻することはないんですが、今さらの話、機動性、運動性に秀でているはずの第3世代型が変形する意味はあるのか? という気もします。

 まぁ変形ギミックがなかったらなかったで物足りないんですけどね。

 底面にはめ込んだヘキサグラムでスタンドディスプレイが可能です。

 ゾアテックスモードでももちろん使用可。


ガバナー ライトアーマータイプ:ローズ Ver.1.5

 初の女性型ガバナーのアップデート版。

 すでに男性型のポーンA1、センチネルもVer.1.5にアップデートされていますが、そちらが見ためはほとんど変化のないまま、可動性の向上がメインの改修になっていたのに対し、今回はどちらかというと見ための改修がメインのようで、可動性はさほど変わっていません。

 具体的には頭部と胸部が新規造形になっており、腕部と下半身は旧版のままです。

 ハンドパーツは握り手が新規になり、男性型ガバナーに付属した武装の保持にも対応するようになっています。


 旧版では1つのみだった頭部は4つ付属。

 新規デザインのコンバットヘルムも付属。

 バイザー部分はメタリックパープル成型で綺麗です。

 後ろ髪もポニーテールとまとめ髪が付属、それぞれ組み合わせが可能です。

 ただ、それぞれの頭部は髪も含めて一切塗装されていません。後ろ髪および前髪も肌色成型。

 なので、今回髪はイエローで、目や口などは墨入れするだけに留めました。

 あとはバイザーおよび耳当ての一部をメタリックブルーで塗っただけ。


 付属武装は旧版同様、

ライトウエイトブレード

(旧版では軽量型ブレードといってました)1振りと

ガンナイフ

が2丁付属。

 それぞれのブレード部分はシルバーで塗装しました。いい感じにエッジが錆びてる感じになった(笑)。

 新規握り手の形状に合わせ、ともにグリップが丸みを帯びた新規造形になっていますが、あまり意味を感じません。

 モノ自体のサイズ、形状はともに旧版からほぼ変わりませんが、ライトウエイトブレードはわずかに刀身が薄くなっています。

 旧版の武器も付属(ガンナイフは1丁のみ)しますが、普通に持てますしね。

 また、ハンドパーツ一体型もやはりそのまま付属します。

 ライトウエイトブレード用のマウントパーツも新規で付属。

 先に言ったように刃の厚みが違うので、旧版のパーツではマウントできません。

 ガンナイフは膝外側の軸に取り付け可能。


比較画像

 本来ならば、一番最初に発売された第3世代ヘキサギア(というか)そもそもシリーズ第1弾キット)のレイブレード・インパルスと並べるべきところだったのでしょうが、我が家のレイブレードは経年劣化で足腰がガタガタになったこともあり、とある改造作例のための生け贄に捧げてしまったので、代わりにロードインパルスと。キット的には、ロードはレイブレードの事実上のアップデート版ですが、設定ではロードのほうが旧式ですからね。

 まずゾアッテクスモードで。

 ともあれ、モチーフがネコ科かイヌ科という違いもありますし、開発系譜的にもほぼ繋がりはない感じなので、とりあえず四足獣型である、というくいしか共通点はないですね。

 プロポーションというか、基本姿勢もまったく違います。戦闘スタイルの違いにもよるのかな。

 一応、所属は同じLAです。


 ビークルモードでも。

 どちらも分類としてはバイクになるんですかね。浮遊型のウィアードに対し、ずっと旧式のロードは普通にタイヤで地を走るタイプ。

 そもそも、使われている技術がまったく違う感じがします。

 ただ、どっちもなんか虫っぽい・・

 モーター・パニッシャー(LA仕様)と。ゾアッテクスモードのみですが。

 脚部先端のグラップルブレードはこのモーター・パニッシャーのものの強化型なので、少なくともその部分では繋がりのある両機。

 それにしても、クワガタモチーフのメカの脚部デザインをキツネモチーフのメカに流用するセンスが素晴らしい。


 モーター・パニッシャー(LA仕様)については、以下のレビューをご参考に。

 続いてローズ、旧版と。

 旧版、腰周りとかけっこう塗装してるww

 それはともかく、本体で新規造形されたのは頭部と胸部のみなので、全体のシルエットはほぼ変わらず。

 しかし、頭部造形、とくに髪の造形は非常にシャープになっており、旧版にはなかった髪の筋のディティールもしっかり再現されています。

 そもそも小顔でしたが、さらに小さくなりましたね。

 胸部パーツもPVC製で一体成型だったものがPS製の組み立て式のものになり、造形、ディティールがくっきりとしました。

 可動性能はほぼ変わりないですね。

 メインカラーの赤の色合いが変わっていますが、これはバルクアームグランツレッドアラートで試験導入された特殊コーティングが採用されたためらしく、その結果、軽量型アーマーのままま防御力の向上に成功した、という設定になっています。

 コンバットヘルムの追加も含め、キット的な意味だけなく、しっかり設定上もアップデートされているところが男性型のVer.1.5との違いかな。

 パッケージアートも新規に書き下ろされてますしね。


 旧版については、以下のレビューで一緒に紹介しています。


 そんな男性型、ポーンA1Ver.1.5と。

 ヒールの分も省くと、おおよそ頭一つぶん、女性型のほうが背が低いですかね。


 ポーンA1およびセンチネルのVer.1.5については、以下のレビューで一緒に紹介しています。


以下、画像

 本体の可動は、頭部がボールジョイントで捻りなどが可能。

 首と腰が5㎜軸接続で上下、左右に動きます。

 四肢の接続も5㎜軸で保持力は問題なし。

 コクピットシェルの基部が干渉するため、首回りの可動のみ若干窮屈な印象があるのと、手首、足首に相当する部分が固定であることを除くと、可動性も十分だと思います。

 尻尾・・スペードロアーのマウント基部も回転、角度変更が可能なのでいろいろな表情を見せてくれます。

 レーザーライフル展開でナインテイルズ、とか。

 やっぱりもうちょっと顔が上を向けるとよかなぁ・・


 スペードロアー分離、展開!

 個々の判断で敵機を殲滅せよ。


 前方より巨大なエネルギー反応! 戻れ、スペードロアー!

 プラズマヴェ-ル展開。テイルズ本体を守れ!

 まったく別の用途で発掘していたもののなかに、ちょうどいいエフェクトパーツがあったという幸運。


 基部パーツごと分離させてみると、鳥形のヘキサギアみたいな感じにもなりますね。

 これはこれでありだな。


 エアロバイクモードでも。

 スペードロアーをマウントした状態でも、当然レーザーライフルでの攻撃は可能ですよね。


 お手。

 よしよし、よくできました。ご褒美にヘキサグラムをあげようね。

 しかしこの構図、あらためてテイルズがでかい・・


 それでは、恒例の組み換えタイム。

 まずは、何番煎じになるかわかりませんが、ウィアード・テイルズ単体組み換え。

 初手の組み換えをやるまでは、できるだけほかの人の作例を見ないようにはしているのですが、どうしても目に入ってしまうものはありますし、そういったものが脳裏にこびり付いていて、無意識に似てしまう場合もあると思いますので、ご了承ください(予防線を張っておく)。

 なお、ランナー使用不可としております。


ウィアード・ゴッデス

 とりあえず立たせただけですね(笑)。

 そのままだとバランスが悪かったので、コクピットシェルと尻尾の位置を入れ替えました。

 普通に格好いいんじゃない?


ウィアード・ペリカン

 スペードロアーを頭部に見立てた鳥形ですね。

 なかなか間が抜けた感じの顔で好きです。

 もちろん、飛行形態への変形も可能ですよ。

 まぁ、まともな翼ではないので、羽ばたいて飛ぶのではなく、グラビティコントローラーの機能で飛ぶ感じですね。


ウィアード・ストーカー

 脚は4本ですけど、サソリモチーフですね。

 腕部や脚部を繋げていったムチムチの尻尾がチャームポイント。

 腰部も、なんとなく虫の顔っぽいデザインなんですよね。

 色味もあってデスピオン感が強いです(笑)。


 しかし単体組み換え、久し振りにやりましたが難しいですね。なんとかしてパーツ全部使い切れないかと頑張ったんですが、断念しました。

 ペリカン、ストーカーともにパーツかなり余ってます。


 それでは、ほかのキットも使っての組み換えもいくつか。


クイーン・パニッシャー

 まずはやらずにはいられない、モーター・パニッシャーとのミキシング。

 その名の通り、モーター・パニッシャーたちの女王をイメージして、脚をちゃんと6本に、顎を2重にしてみました。

 スペードロアーはあくまで本体の一部として使用しています。

 使用キットはウィアード・テイルズとモーター・パニッシャー(LA)仕様のみ。


ウィアード・スネイル

 部隊の後方にあって拠点機能を有する支援タイプの機体というイメージで組み換え。

 モチーフはカタツムリです。

 履帯による走破性の高さも魅力。

 安全を確保後、側面の安定脚を展開、全天候型高性能レーダーを展開し、戦況の把握、部隊の支援に努めます。

 テイルズ以外の使用キットはアビスクローラーとハイトレーガー。


ヘキサイーター

 突如現れた謎のヘキサギア的存在。

 ゾアッテクスに反応して開花、

伸縮可能な触手と4本の歩行脚を駆使して捕食行動をとる。

 都市伝説と思えあれていたが、近年その存在が正確に確認された。

 スペードロアーが、花びらや葉っぱにも見えるなぁ・・と思って作った植物モチーフの機体(?)です。

 展開状態の茎の部分は先のストーカーの尻尾と同じすね。

 スペードロアー基部の蓋パーツは3㎜軸でのはめ込みなので、外すとロード・インパルスの尻尾をそのまま取り付けることができます。

 テイルズ以外の使用キットはロード・インパルスと、ハイトレーガーのジョイントパーツを使ってます。


 しかし、なんでか獣モチーフでないものばかり作ってしまう・・


 オマケ。

 先にも言った、“第2回朱羅九尾説明書通り作らない選手権” のときに九尾の武装パーツとコンバートボディのミキシングで作った “封神宝具 千年狐狸精モード” と並べて見ました。

 あらためて、右のコも悪くないんじゃない?(自画自賛ww)


 そしてうちの九尾ちゃんと。

 うちの九尾ちゃんは精神年齢5歳なので、すぐ新しいものに目がいきます。

 後ろでちょっと寂しそうな宝具。

 ともあれ、やはり親和性高いですな。

 スケールの違いなんてまるで気にならないぜ!


 以上、“ヘキサギア ウィアード・テイルズ” でした。


 しばらく第2世代型のリリースが続いていたヘキサギアですが、2021年は第3世代型がメインで展開していくようです。

 その先陣を切るようなかたちで登場した今回のウィアード・テイルズ。完全新規型で、これまでの第3世代型と較べても洗練されたデザイン、特殊装備スペードロアーの設定含め、かなり気合いの入ったキットで、ヘキサギア新章開幕(?)のトップを飾るに相応しいものになっていると思います。

 初期キットと比較して非常に作りやすくもなっており、ボリュームのわりには案外サクッと組めてしまいました。

 また、スペードロアーを始め、その基部パーツの三つ叉軸パーツや四肢パーツ、強化型グラップルブレードなど、組み換え素材としても面白いパーツが豊富で、組み換えで再現可能なモチーフの幅もぐんと広がったように思います。

 今回は、ほぼ同じ第3世代型とのミキシングしかしませんでしたが、第2世代型と組み合わせればよりスタイリッシュな人型ヘキサギアなどを作ることもできるでしょう。

 一方のローズのVer.1.5ですが、旧版ですでに十分な可動性を獲得していたこともあり、基本的にビジュアル面の向上がなされただけですが、4種付属する頭部によってカスタマイズの幅が広がりました。

 完全未塗装の頭部は初心者には厳しいものがありますが、新規デザインのコンバットヘルムの存在が救済(?)にもなっているので一安心。

 ウィアード・テイルズとローズVer.1.5で第3世代型ヘキサギアの入門には最適かと思います。

 前回のブレイズボアでも同じようなこと言ってた気がしますが・・(笑)あちらは第2世代型への入門ということで。


 とにかく今後もどんどん新作が投入されるヘキサギア。

 もはやコトブキヤにおけるメカ系キット首位の座をフレームアームズから完全に奪っている状況ですね。

 僕自身、フレームア-ムズ買わなくなってけっこう経つな・・

 もちろん、これは! と思うものが出たらまた買うとは思いますが。

 ヘキサギアもね、やはり大型キットが主流になってきたので、第3世代型でもモータ・パニッシャーくらいの小型の新作も欲しいですね。

 第3世代版スケアクロウ的な立ち位置で、数が欲しくなるような機体も頼みます。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。

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